特権意識・既得権死守の姿勢丸出しの秋田県議会

問題になっていた県議会議員の政務調査費(政調費)の条例改正案が否決された。
そもそも、事の発端は、

大里祐一県議(現議長、自民党、鹿角市・鹿角郡、4/10選挙2位当選):医療法人理事長として、月ごとの事務職員人件費やガソリン代、運転手の人件費、タクシー代などの領収書を自分あてに発行して政調費から支払っていた。

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渋谷正敏県議(自民党、にかほ市無投票当選):自身が会長を務める会社が所有する乗用車の2009年度のガソリン代計48万7,841円のうち、マニュアルに従い50%にあたる24万3,920円を政調費から支出。しかし領収書は、社長から発行された月別の代金が書かれた1枚のみだった。
鶴田有司県議(自民党、横手市2位当選):事務機器販売会社顧問の立場で、渋谷県議と同様、社有車のガソリン代45万7,879円のうち22万8,939円を支出しているが、領収書は会社が出した1枚だった。
こだま祥子県議(新みらい、潟上市無投票当選):自宅に事務所を置き家賃を父親宛に3年間で約90万円支払っていた。
などなど(金額がみみっちいのが笑える)が次々に明るみに出て(まあチクリの類だろう)、各議員が釈明に追われたわけだ。

他にも、
石川錬治郎県議(国民新党):個人事務所(党県支部兼用)の家賃や光熱費、電話代、新聞購読料など計約33万円分の領収書を「国民新党」「国民新党県支部」「国民新党県支部長 石川錬治郎」の名義で発行し、全額を政務調査費から支出。
があったが、4/10の県議会選で秋田市15位で落選している。

『これは調査活動だ』ということでグレーゾーン(というより一般企業からみたら黒だろう)の支出を何でもかんでも政調費で賄っていたわけで他の議員も同じようなものだろう。各県議の政務調査費収支報告書は『県内に住所を有する者』か『県内に事務所か事業所を有する法人、個人』なら誰でも、県議会図書室で簡単な手続きをするだけで閲覧できるようだ。

で、コスい当事者である議会が決めたのはマニュアルによる使途の厳格化(議員事務所の家賃など4項目)であった。笑止である。

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これに対して、民主党(小原正晃県議提出)と県民の声(瀬田川栄一県議)が、支出内容のチェックに外部の目を取り入れて使途の透明性を高めようと、第三者機関の設置を求める政調費条例改正案を提出していたのだが、結局本会議で否決された。

自民党側の最悪な意見は加藤鉱一県議の『第三者に使途の適否の判断を委ねるのは、議員自らに課せられた県民に対する説明責任から逃れようとするものだ』との強弁。
こういうのを『奇弁・詭弁』というのだ。

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明確な調査活動への支出であれば、第三者のお墨付きをもらうほうが透明性が高く、公明正大で良いに決まっているではないか。

民間だって、税務署に『これは交際費ですね』といわれれば、一応『解釈の違いです』とポーズをとるものの認めざるを得ないケースなど普通なのだから、第三者に指摘されたら、きちんと説明すれば良いだけの事だ。
自分たちの既得権である報酬(約1,220万円/年)以外の300万円/年の政調費のコソコソした金の使い道を探られたくない、これは俺たち県議の特権だ! と言わんばかりである。
政調費は官房機密費とは違う。可能な限り使途を明らかにしてこそ普通なのだ。

県の財政が厳しい中にあっても当事者である議員が大幅な議員報酬の引き下げなどは全く議題にもしないこのクソみたいな県議会と県議達。
顔と発言をよーく覚えておこう。

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特権意識・既得権死守の姿勢丸出しの秋田県議会 への2件のフィードバック

  1. 県議は人数削減! より:

     
    ホント、秋田市議会も何も仕事していない感じだし、県議会も知事と役所と馴れ合って制度上の必要悪みたいなもんだ。
    こんな県議が4年間でもらう報酬+政調費、他にもあれこれ経費で6,000万はもらうわけだ。あまりに無駄なペットみたいな存在。
    無投票で当選とか、選挙人の見識も疑いたくなるよなぁ。
    この4月に初当選した若手にも期待したが、ホームページすら無い三浦県議とか、どうかしてるよな。活動報告もせずに、選挙人を馬鹿にしているのか?
     

  2. 最上英嗣 より:

    各議員の常識、良識の問題だと思います。不正はバレます。バレても次も大丈夫な方は続けて下さい。
    私はとても出来ません。県民は選挙の際にしっかりと候補者を吟味してください。

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