秋田の隠れた『官』的なモノ

秋田に限らず、強い地場産業が無い地方では行政が何でもかんでも丸抱えというのは当たり前のように見かける。
しかし、これがいいことか悪いことかは地元の住民もよくよく考えてみる必要がある。単にいわゆる『小さな政府』指向が必ずしも良いことではないことは明らかだし、バブル崩壊後の日本経済を語るまでもなく長引く不況や地方の疲弊を見るに若年層の就職先が地元に無いという問題解決や失業者という”遊休資源”がある場合の解決にはその遊休資源を活用して行政が適切に事業を行うことが出来れば富が拡大する可能性があるためある程度の公的支出は認めるべきだと考える(とはいってもこういうケインズ流の政策が教科書どおりに行かないのが少子・高齢化の秋田だし、筆者はケインズ信奉者ではない)。
従って、秋田県のいわゆる第3セクターなどは必要なものもあるが全部が全部そうではなく、役目を終えたと思われるもの、民間に任せたほうが良いものなど様々である。中には、県が手放したくてももうどうすることもできない赤字累積の『死に体』もあるのだ。こういう場合、行政は民間に移管して、潰れたのは民間の運営の拙さということでケリを付けるのが常套手段だ。
株式会社、社団法人、財団法人・・・いろいろあるが、こういう県が出資・出損しているところははっきり言えば惰性とフリー・ライドが蔓延し、考え方や活動が『官』なのである。公務員でもないのに公務員のような顔をして毎日惰性で通勤している輩、いませんか身近に?
第3セクター、外郭団体、こういうところの職員はプロパーと呼ばれたりして議会の議員の口利きなどで就職した地元の名士の子女などの出来損ない、やる気ゼロが大半。
最近は第3セクターの就職試験は秋田県が取り仕切って形ばかりの共通試験までやるそうで、ご丁寧な『仲間内の雇用機会作り』だ。
こういう公務員的なアホを増やしていくと・・・・ギリシャになるのだ。(^^)

で、平たく言えば、少し身近な隠れた『官』を納税者目線でチェックする必要があるだろうということだ。
表は、今年(2011年)夏に発表された各団体(25%以上県が出資・出損)の経営概要から拾った数字で、お手盛りの評価に筆者が少し書き加えたものだ。
このお手盛りの評価がふるっていて、何と2段階評価で、
☆概ね安定した経営内容(16法人)
★一層の努力を要する経営内容(20法人)

なのだから声をあげて笑ってしまう(^^)。
アホらしくて、この☆★印は一覧に載せない。

3sector

名前を見れば、何をやっているのかわかるところもあるが、中には実態の理解できないものや明らかに関係行政機関の天下り癒着団体だろうと思われるところも多い。
職員の数を大幅に上回る理事や監査役のいる旧公益法人など、明らかに『何にもしてないだろ!』と思われて当然。
そもそも財団法人と言うのは、一定の基本金(株式会社の資本金)の運用による利子などで運営していくもので、財団法人秋田県国際交流協会のように8期連続基本金取り崩しなどというのは明らかにおかしい。大仙市などの朝鮮の飛び地的な自治体のための窓口なのか?と思うくらいだ。
秋田内陸縦貫鉄道株式会社や由利高原鉄道株式会社は民間から社長を迎え汚名返上を計画しているが、そもそも車社会になって鉄道に乗る人が少なくなったものを一体どうするのか土台無理な話で、幕引きを県ではなく民間にさせようとする姑息な企みだ。採用された社長も数年間の仕事を得て喜んでいるだろうが単にスケープゴートなのだ。
十和田ホテル株式会社は筆者も2度利用したことがあるが、ロケーションや食事もまあまあなのだが、従業員も公務員体質でサービスのきめ細かさがゼロで、5期以上連続赤字は納得できる。あそここそ民間に早く移管しなければ取り返しがつかなくなる。

一つ一つ挙げたら長くなるのでここらへんで止めるが、こういう隠れた『官』(本当は地方公務員は官ではないが)を洗い出して県費の無駄遣いをしっかり監視しなければならない。
さらに県が出資・出損している法人は他にもこんなにある。
生まれたときから死ぬまで県が面倒を見てくれそうな出資・出損法人を眺めて、秋田県民は何を思うだろう? あ、社会主義だったのね!? では済まない話だ。

財団法人秋田県総合保健事業団
秋田ステーションビル株式会社
秋田石油備蓄株式会社
秋田朝日放送株式会社
株式会社インフォメーションプラザ秋田
株式会社エフエム秋田
株式会社秋田ケーブルテレビ
公立大学法人国際教養大学
公立大学法人秋田県立大学
更生保護法人秋田県更生保護援護協会
秋田県農業信用基金協会
財団法人秋田観光コンベンション協会
財団法人秋田県ふるさと定住機構
財団法人秋田県遺族連合会
財団法人秋田県老人クラブ連合会
財団法人本道医学振興会
財団法人本荘由利産業科学技術振興財団
社団法人秋田県畜産物価格共済基金協会
地方独立行政法人秋田県立病院機構
地方独立行政法人秋田県立療育機構

ついでに、解散法人というものもあるが、何となく名前を変えて復活しそうな雰囲気ではある。(^^)
秋田新幹線車両保有株式会社
社会福祉法人秋田県小児療育事業団
財団法人秋田県災害遺児愛護会
秋田県住宅供給公社

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秋田の隠れた『官』的なモノ への3件のフィードバック

  1. まだまだあるよ より:

     
    出資していなくとも、知事所管特例民法法人は、
    社団法人 132
    財団法人  59
      計   191
    http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1134091075145/files/houjinlist.pdf
     
    秋田の人は肩書きが欲しい人が多いんでしょう。
    というか『秋田県』と名前を付けると騙しやすいという理由で民間でも
    『秋田県**株式会社』のようなものが滅茶苦茶沢山あります。
    親方秋田県的な発想自体が化石レベルの民度を象徴している。
     

  2. 元秋田人 より:

     
    将来に繋がる学術研究機関的な財団法人が一つも無いというのが秋田県のレベルを端的に物語っていますね。
     

  3. いい加減 より:

     
    暴力団壊滅県民会議、2億円も数字が違うって何なんだ?
    あっさり2億円とか発表するなよ、クソ役人と田舎の天下りどもが。
     
    暴力団よりたち悪いじゃないか。
     

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