ますます存在価値が問われる秋田大学

秋田に戻って何気に地元新聞紙サイトを眺めていたら、また秋田大学が話題を提供してくれている。

■秋田大、「国際資源学部」の新設検討 工学資源、教育文化を改組
http://www.sakigake.jp/p/akita/topics.jsp?kc=20120302a

あっはっは・・・である。
『国際』と名前を付ければ何となく間口が大きく夢のある印象でも醸し出すとでもいうのだろうか。『国際』と『資源』なんてゴリラとバナナくらい次元の違う単語をくっつけるこのセンス、苦笑では済まないくらいの唖然だ。普通に通じる資源科学学部みたいなもののほうが通りがいいではないか。
国際資源などという造語はどういうコンテキストで使われるのかを聞いてみたいものだ。
おそらく日本でしか通用しない造語の印象しかない。
バカ殿が『あんべいいな』という普通では使われない秋田弁をキャッチにしたことを指摘され、『注目され、そういう指摘、質問をされることが目的』のような詭弁を胸を張って返したらしいが、それと同じ理屈だろうか。

新聞紙の記事では、
『工学資源学部の資源系学科と教育文化学部の国際系課程を集約して新学部とする構想。工学資源学部の工学・理学系学科は「理工学部」(同)に改組し、計4学部とする』
だそうだが、大学の教育課程、研究分野のあらゆる課程で国際的な要素の無いものを探すのが難しいような時代にわざわざ『国際』というネーミングを付けるのはそれだけ、そういう指向で遅れていてどうしようもないということの裏返しだろう。

他国の資源(エネルギー、鉱物資源etc.)開発への技術協力や、その結果による資源の日本へのフィードバック(輸入)といったgive&takeは重要であろうし、海外からの留学生を迎えるといった将来に向けた人脈作りのパブリック・ディプロマシーも当然重要だが、秋田大学のやっていることは国からもほとんど認められていないではないか(ほとんど予算が付かない)。
ボツワナだったか、大臣が来て講演をしたこともあったが、ダイヤだのニッケルだのはレア・メタル、レア・アースなどに比較して今の日本で必要な資源の優先順位としては低いほうだろう。ボツワナとの付き合いはどんな国益、県益があるというのだろう。単なる学術的な興味で動くのは私立大学なら許されるが、国立大学法人としては許されない。
ボツワナ国際科学技術大学と一研究室単位でのお付き合いには無理があるから格好だけでも学部にしないと予算が付け難いとか、大学内の教職員の雇用確保といった内部事情も想像できないことはないが、大学運営費用の出所の大半が付属病院の利益以外は税金という秋田大学でさらなる無駄遣いとも思える改編は納税者としては看過できない。

東日本大震災のがれき処理や引き受けについても、処理やリサイクル技術など、本来秋田大学が日頃重点を置いていたはずの分野で目立った発言やイニシアチブを取ろうという動きも見られない。少なくとも東北大学を別格とすればリサイクルに関する技術や知見の蓄積は日本で唯一だった鉱山学部の歴史を持つ秋田大学に当然あるだろうと考えるのが地元の見方であろう。こういう現実のフィールドが目の前にあるのに何故貢献しないのか。しかも1年や2年で終わるものではない、放射線や放射性物質の問題こそ今後日本が長期間に渡って抱える大きな課題ではないか。ボツワナのダイヤやニッケルに国が予算をつけないのは当然である。

『国際』などと空虚な名称と組織を作る以前にもっと目先のそれこそ地元や東北地域に実際的な貢献をしてこそ秋田大学の理系学部の存在価値があるのであって、それ以外のことは、他の県立大学や他県の大学に任せればいいのだ。
改編・改組ではなくて、
医学部の独立→ 国立大学法人秋田医科歯科大学 と他の学部の県立大学への吸収合併でいいではないか。

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カテゴリー: 秋田を改造, 震災・福島原発, 国政・国会, 教育・学校 タグ: , , , , , パーマリンク

ますます存在価値が問われる秋田大学 への66件のフィードバック

  1. 駅弁大STARS より:

     
    全くですね。
    いぶりがっこや酒造りなんて、商業高校や藤里の中学生
    と同程度の活動しか見えてこない秋大。
    一体何をやっているのか見えない大学なんてのは地元の
    受験生にとっても気の毒。
    医学部だって独立したいでしょうに。

  2. OB より:

     
    鉱山学部が終わった段階で秋大の役割は終わっていると思いますね。
    国内唯一の鉱山博物館という立派なリソースも持ちながら活用できない。
    だいたい、あの学長だってTDKが弱体化してきて後ろ盾が無くなってきた筈。
     
    医科大学独立は大いに賛成。
     

  3. 私もOB より:

    国際資源学部は秋大から自発的にというよりも、ほとんど文科省、経産省からの要請らしいです。こっちは一応国益重視。
    それで理工学部の方を地元貢献学部(県益重視)として方向性を分けるようです。
    まあ「国際...」という名称はなんとかしてほしいですが

    放射線関係は専門家がいないので、急に対応するのは難しいでしょう。

    医学部独立は...
    まあ冗談でしょうけど、独法化で全国の医学単科大は近隣の地方国立と合併してきた経緯があるので、いまさら分離独立はあり得ないでしょうね。

  4. OB より:

     
    国益といっても、ボツワナ関連は予算も出なかったんじゃないでしょうか?
    県益・・・実態がよくわかりませんね。
     
    医学部と看護学部を残して拡充し、他の学部は隣県の旧2期校と適当に合併吸収してもらっていいですよ。
    教員養成しても少子化の秋田では採用枠も少ないでしょうし、工学系はこれといった実績も特別な設備があるわけでもないから特色出しようがないでしょう。
    医学部独立というよりも、引き算で残るのが秋田医科看護大学ということでいいのではないかな。

  5. OBです より:

    私は教育でしたけどどの媒体を見ても不必要だとか、何をやってるのかわからないとか批判されるばかりですね。少し悲しくなります。
    いつの時代も不必要とされるのは人文科学系ですからね。一応、学会で発表したり、フィールドワークやりまくった身としては勉強してない学生と一緒くたにされるのも癪ですが。まあ、秋大にしか入れなかったからいろいろ言われても仕方がない、と言われればそれまでなんですが。

  6. Argus より:

     
    OBです さんへ
     
    そんなに自虐的にならなくても。
    人文科学系が不必要なんていう人いますか?
    反対に原発はじめ社会に実際的な害悪をもたらすのは決まって自然
    科学系ですが・・・。
    私は、鉱業が大きな基幹産業だったころの鉱山学部の役割はあの
    国内唯一の鉱業博物館に象徴されるように素晴らしいものがあった
    と思いますし、教育学部も附小・中、幼稚園、養護という(ややモル
    モット的な側面はあるが)優秀な附属学校を残し継続していますから
    十分に仕事したと思っています。
    ただ、時代が変われば人為的に作った組織・仕組みは変遷・統廃合
    していくのが自然なはずですから、従来からの秋大の役割は既に節目
    を通り越しているのではないかと。
    近隣大学との統廃合は少子化の今後を考えたり納税者の視点でも
    必要なのではないでしょうか?
    現在の教職員の雇用機会保持のための大学なら不要でしょう。

  7. より:

    現役秋田大学生としていろいろと考えさせてもらいました。わかってはいましたが、この大学のレベルの低さ、必要性を文字にして書かれると結構くるものがありますね・・。なぜこの大学に入ったのか。すべて勉強をもっと頑張らなかった自分が原因だとわかっているのですけどね・・。

  8. OBその2 より:

     
    現役なら、卒業するに値する他の大学に学士入学で入りなおせば
    いいし、昔と違って今は各大学とも学生の取り合いだから歓迎さ
    れるのでは? ホントに勉強して何かを身につけたいなら。
    秋大なんて卒業してもそれこそ『大学は出たけれど』状態だろう
    し、就活の際も思いっきり不利、不便は見えているでしょう?
    頑張れぇ!

  9. Argus より:

     
    秋田大、王立ブータン大と協定 来月、現地訪問し締結
    http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20120628c
     
    こんどはブータンかぁ・・・。
    一体、何をどうしたいのかさっぱりわからん迷走大学。
    資源だ、観光だ、いぶりがっこだ、自殺対策だ、ロボット手術設備だ、
    地酒だ、そんでもってブータンだ。総合大学でもあるまいし。
    メディアもメディアで『何が目的か』『秋田県にどんなメリットがあ
    るのか』などちょっと突っ込んでみたらいいのに。まあ地元の新聞紙
    は年寄りの伝言板みたいなものだから仕方がないが。
    民間の研究所勤務だって、自分の研究費を会社に要求するにはそれ相
    当の研究の価値や目標なりをきちんとプレゼンする必要があるし、で
    きなかったら予算削られるのが普通。
    秋大の場合は、なんだか社会や地元に対して説明不足過ぎではないか?
    秋大なんて附属病院以外は無くなっても、衰退著しい秋田市にとって
    さほどのインパクトなど無い。心配御無用。
    現役君はぜひ、他の価値ある大学(日本ではせいぜい7,80大学くらいか)
    に編入してそこで学んで日本を再生して欲しい。もったいないよ、若
    いエネルギーと可能性を秋大に埋没させるのは。

  10. より:

    Argusさん、OBその2さんお返事ありがとうございました。 
    しかし、私は今実際に就職活動でとても苦戦している身でして、お二方のありがたいお言葉も時すでに遅し・・になってしまいました。秋田大学の後輩たちには後悔しないように生きていただきたいです・・

  11. もっと自分が学んだ事に自信を持って頂きたい。 そして社会に出て、まだまだ”ひよこ”の分を認識する事でしょう。しかし、 大学時代に何かに注力できた人間は、更に伸びます。 私は35年以上前に秋田大学の鉱山学部を卒業し、その後海底油田開発に10年間従事し、中東で今のドイツの鉱山会社と巡り合い、現在に至っています。 一歩海外に出てしまえば、自分が何ができるかが?常に試されます。 どうか、自分をもっと磨いてください。 そんな事を語っている小生も60歳を目前にしてまだまだ発展途中ですが、資源の重要さ等を訴えながら著書も出しました。 当時の恵まれた鉱山学部の事も少し書いてあります。 鉱山学部が無くなった頃、政府の方針も資源確保から円高のメリットで資源の輸入に ベクトルを変えた感がゆがめませんが、やはり資源は自国で確保しないとだめです。 資源また食料は危機を常に持って安定的に確保できる状況を造らなければなりません。国家のリスク管理に関わる重要なことです。 そうした意味で、名前はどうあれ”国際資源学部”大いに期待しています。

                      小須田 道彦@germany

    • argusakita より:

      小須田さん、こんにちは。

      ドイツのどちらにお住まいでしょう?

      >やはり資源は自国で確保しないとだめです。 資源また食料は危機を常に持って安定的に確保できる状況を造らなければなりません。国家のリスク管理に関わる重要なことです。

      全く賛成です。
      でも、こと秋田大学に関して言えばもう役割は終えて、そういう国家的なリスク管理に寄与する部分が少なくとも外からは全く見えないと思います。
      何しろ予算が無く医学部以外は研究機関としても教育機関としても不十分で、教官も学生も不幸な状態です。
      地域に何らかの貢献といって、(ニュースサイトの記事によれば)男鹿にも分校を開設するのだそうです(既に北秋田市、横手市に開設済み)。

      ◆秋田大の「男鹿なまはげ分校」開校 地域貢献活動の拠点
      =========
      秋田大学が男鹿市内で行う地域貢献活動の拠点となる「男鹿なまはげ分校」が30日、開校した。市役所正面入り口に分校の看板が掲げられ、男鹿市民文化会館では記念式典が行われた。

       分校は市全域をキャンパスとし、小中学校や公共施設、野外などで活動する。児童生徒の学力向上のための教室や市民向けの公開講座を開くほか、地震・津波の防災に関する研究成果を市民に還元する。ハタハタずしなど伝統的な食文化の継承にも取り組む。首都圏の私大と連携し、都会から教育実習生を市内の小中学校へ受け入れる構想もある。

       秋田大の分校開設は、2009年の横手市、10年の北秋田市に続いて3カ所目。
      =========

      これ、秋田大学じゃないとできないことですか?

      少子化も加速してきて学生確保も怪しくなってきていますから、北東北の他の大学と統合してスケールメリットとそれぞれの特化に向かうべきじゃないでしょうか?
      (少なくとも納税者の立場からはそう思います)

      • 本社はドイツのオスナブルク市にあります。、ドイツ・日本・韓国等行ったり来たりしております。 
        国の基本である食料・資源・エネルギーの安定確保、危機管理をしていかなければなりません。
        現在、資源エンジニアの人材不足を現場で感じております。 そうした中で資源のフェィールドの残る秋田に世界で活躍出来る資源エンジビアを育てる学部ができる事は、今後の日本そして地元秋田にとっても有意義なことと思います。 是非、応援して頂きたと感じています。  それが、地元の為にもなるのでは?  それに、日本中、世界中から色々な人が来ることが地域の活性化にもつながると感じます。 大学の統合も一案ですね、ただ各大学が培ってきた特徴を生かた構想が大切と感じます。 秋田県は昔多くの資源がありその技術を生かしてほしいと感じます。 また、今教育県として日本中の注目を得ています。 地域の特徴を生かし日本中また世界と関わって行っていただきたいと感じます。 世界は、資源的には実は広い様で非常に狭いです。
         

        • argusakita より:

          小須田さん、こんにちは

          ウェストファリア条約の市ですか。そうするとHで始まるあの大企業ですね。
          凄いなぁ・・・。

          エネルギー、資源もそうですが、秋田ではIT関連も宝の持ち腐れがあります。
          JIHの陸揚げポイントが秋田にあるのですがほとんどバックアップ的な用途です。
          もう少し知事や役人に先を見る目があれば・・・と思って20年以上経ちます(^^)。

          また、今ドイツなどもそうでしょうが石炭火力が見直されていますよね。シェールガス登場で価格が下がったアメリカの石炭なども欧州にずいぶん入っているようですし。
          高効率化とCO2の問題がもっと研究開発されれば石炭ほど世界中にあって安定したエネルギー源(現在でも世界の4割くらいは石炭でしたっけ?)はないと思うのですが。
          秋田の人はあまり知りませんが、能代火力はSCとUSC(石炭+木質バイオマス。東北電力では唯一?)を抱えていて先進的な火力発電所ですし、近くにはCO2を消費してくれる白神山地もあります。
          東北電力、日立製作所あたりと組んで大研究プロジェクトや研究施設でも立ち上げたら地域興しどころか世界に大きな貢献ができると思うのですが・・・。ロシアのファンドでも持っていったら実現しますかね?

          機械屋さんと同じように、私も秋田には何か目に見えないブレーキがかかる仕組みがあるのだろうと思います(^^)。

          機械屋さんへ

          思い入れはあるかもしれませんが、もう歳で(^^)、便所の落書き書くので精一杯です。(^^;)

  12. 機械屋 より:

    小須田さんの著書『日本は資源大国になれる!!』(おったまげーしょんマーク2つに誘われて買いました(^^))は少し前に拝読しました。何か元気が出る本でした。ありがとうございます。
    秋田は天然ガス、地熱、さらに最近は風力や以前blog主さんが書かれていた潟上のパイロットプラントの稲わらバイオエタノール、そしてメタンハイドレートとエネルギーネタが日本でも有数で珍しいくらいなのに何故秋田県や各自治体がそういうことに不熱心なのか私はずーっと疑問でいます。
    目利きがいないのか、首長が馬鹿なのか、民間企業のせいなのか、何故取り組めないのでしょうね。
    古くは水力、油田もそうですが、秋田をエネルギーで発展させてはならないという何かの大きな陰の力でも働いているのかと穿った見方さえしてしまいます。

    それにしても、小須田さんは秋田のご出身ではないにせよ、blog主さんもそうですが、秋田に思いいれのある方に帰ってきてもらってこの痴呆状態を何とかしてもらえないでしょうかね?

    • 国の根幹である資源・農業・水産もっと皆で考えましょう。 よろしくお願いします。
                          小須田 道彦

  13. 東北民 より:

    国立大学がなくなれば秋田県のさらなる過疎化は避けられない。そうならないように秋田大学はうまく運営していかなければならない。

    ただ、海外の大学との協定等に関しては一般人には分からない利益があったり、日本の国立大学としては下位でも先進国日本の大学としての途上国への貢献もあるだろうし、我々が口出しをするべきではない。

    • argusakita より:

      こんにちは。
      大学には研究と教育の2つの柱がありますが、その研究の質を問う指標として論文があります。しかし、論文の数だけ多ければ質が高いとは言えません。
      そこで、論文に占めるTop10%補正論文数の割合(Q値)というのがあります。理論上Q値は10%ですが、最近の日本全体の”大学”のQ値は8.5%程度と低下しています。旧帝大はほとんど10%以上で駅弁大学は5~7%といったところです。(文部省の科学技術・学術政策研究所(NISTEP))

      秋田大学の場合は、1999~2003年で材料科学で3.4%、臨床医学で4.6%でその他の化学、物理学、計算機&数学、工学、環境&地球科学、基礎生命科学はいずれも3%以下で全体として4.5%、2007年~2011年で5.5%にすぎません。
      これではとても、高等研究機関とは言えません。研究はお金(国立大の場合は多額の税金です)がかかりますから、レベルの高い研究機関に集中させるべきでしょう。
      したがって、低レベルな研究機関は整理統合すべきで、研究機関として秋田大学を存続させることはただでさえ少ない税金の無駄です。
      日本の今後の成長にはアベノミクスとは無関係にイノベーションを目指す集中・選択投資が不可欠なはずで、駅弁大学を統合・廃止・再編し旧帝大(規模と蓄積があるため)や専門分野に特化した大学を中心に本来の『大学』を取り戻すべきでしょう。

      (わずか学士で4年の)教育機関としての側面は必要かもしれませんが、例えば教育学部は少子高齢化の最も進む秋田で教育者の養成を進める積極的な合理的な理由はありません。そもそも研修その他のフィールドが減少しているのですから。
      したがって、教育関連は専門学校、専修学校扱いで良いのではないでしょうか。教育の研究が必要ならそれは大学ではなく、教師たちのフィールドである小中高で行えばいいでしょう。
      その指摘に反論するために、秋田大学は『先生の先生を養成する』といった戯言で逃れていますが。

      医学部は付属病院の自前の稼ぎがある(とはいっても赤字)からまずは良いとして、秋田医科大学として独立するのも一つの選択肢でしょうが、その他の学部の存在価値は客観的なデータからはほとんどありません。
      農学部でもあったのなら地域貢献や必要性はまた話は別ですが、かつての花形で(地域での)役割を終えた鉱山学部の延命措置に等しい現在の理系学部など秋田では何の存在理由もありません。

      また、国立大学の存在と地域の過疎化とは全く関係ないと思います。もし大学と過疎化に相関があるなら県立大やAIUが過疎化にブレーキをかけていないとおかしいはずです。
      明らかな関係があるなら私にも教えてください。
      大学が単なる地元の若者の集まる場として必要というなら専門学校、専修学校でもいいはずです。
      国立大学という名前を標榜するならば、それなりの水準を持っていなければ『税金の無駄遣い』と謗られても当然です。
      OBさんが書かれたように私立じゃありませんから、地元あるいは全国の納税者は意見を言うべきでしょう。

  14. OB より:

    久しぶりにこの記事にコメントがつきましたね。
    OBですが、秋田大学は無くなっても構いません—というか納税者としてはもっと設備、教員の充実した大きな国立大学を優先して秋田大学他各地の駅弁大学は廃止や統合等でいいと思っています。

    >国立大学がなくなれば秋田県のさらなる過疎化は避けられない。

    国立大と過疎化にどんな相関があるのか教えてください。
    全く関係ないと思います。

    >我々が口出しをするべきではない。

    私立じゃないんですよ、国立なんですから皆が意見を言うべきでしょう。

  15. ブルーベリー より:

    秋田大学長が当て逃げで辞任  住宅のブロック塀を損壊
    http://www.sankei.com/affairs/news/160212/afr1602120030-n1.html

    2年前には、副学長が酒気帯び運転でブロック塀に衝突し、妻を身代わりにして偽造し、懲戒解雇。
    また、ブロック塀ですよ?  でも、今度は 「逃走」 を選びました。
    ・・・・飲酒がバレると懲戒解雇になって退職金が出ませんからね。

    私学を含めて、こんな恥ずかしい大学は他にはない。
    また、来年には秋田県の人口が100万人を切りますし、統廃合すべきでしょう。
    いずれ消滅する地域なので、時間の問題です。

    • argusakita より:

      雪道での事故なんて秋田でなら誰でも経験があるような気がしますが、『ごめんなさい』という子供でも言えることが出来ないのは医師、学長といったものが特別なのだという驕りなんでしょうね。
      64歳の社会人としてあり得ないし恥ずかしい。
      こういう年寄りにはなりたくないものです。

  16. ばんそうこう より:

    地元に教育学部が要らないなんて言っている人がこんなに多いのにはビックリしました。都留市とか、その点立派だなと思います。

    • OB より:

      教員養成機関としては秋田での役割は一区切りついたと思いますよ。養成しても地元には職場があまり無いわけですし。
      横浜や福岡の国立の教員養成専門学校程度でいいと思います。教師は小中高の現場で鍛えられるものでしょう。
      教育学というものは必要かもしれませんが、現在の秋田(いや、ずいぶん前からかな)ではもっと優先順位の高いものがあると思いますから、他の大学に任せていいでしょう。
      農学部や企業や新しい農業に役立つ経営学部的なものがあってもいいはずでしょう。

      • ばんそうこう より:

        いまは教員免許も更新制なわけですけれど、現場の教員は更新するのにわざわざ弘前や山形まで行かなくてならないことになりますね。弘前市民・山形市民・盛岡市民・仙台市民は地元の大学をもっと大事に思っているし、育てようという感覚がありますけど、秋田市民はそうでないんですね。とても残念です。農学部は県立大学に既にあるわけなので、むしろ理学部や人文学部がほしいというところではないでしょうか。大学が地元にあるというのは、基本的にありがたいことだと思いますが。酒田やいわき、石巻のようなところは大学がなかったから一生懸命誘致したわけでしょう。秋田の人は何でこう地元のものにケチ付けたがるんでしょうか? 教育が必要のない地域なんてありませんよ。別に県内で教職に就かなくてはならないなんて決まりがあるわけでなし。秋田大卒ではありませんが、残念な話です。

  17. 田舎の独身 より:

    横からですが、
    >大学が地元にあるというのは、基本的にありがたいことだと思いますが。

    その感覚は秋田には無いと思いますよ。ありがたいというのはどういう意味かわかりかねますが。
    昔の鉱山専門学校や師範学校(業績・出身者等)にはそれなりにリスペクトがあったし、地元でも大事にされていたと思います。それらはもうずいぶん昔に区切りがついているわけです。
    しかし、STARSの一つにランクされて、これといっためぼしい研究業績も無く、出身者の受け皿も無い秋田で地元の大学でございますといってもどうでしょうか。
    実は私もOBで残念ですが、例えば、エネルギー関連でイニシアチブを取れない、メタンハイドレートやシェールなど目の前にあるものにも正面から取り組んでいないばかりか、原発事故の際の環境汚染について声を上げる教授もいない、石炭火力や風力による環境問題を取り上げる教授もいない。
    たまにニュースで取り上げられるのが「いぶりがっこ」程度で商業高校かと。
    県からの寄付講座があるため県にモノ申せないといった財布による大学の自律性の欠如。
    予算の無い貧乏象牙の塔、故に私は秋田大学は医学部以外は無くなっても(管轄は違うでしょうが県立大と統合かな)構わないと考えます。

    • ばんそうこう より:

      おっしゃることはわからなくないですが、私はもっと長いスパンで考えているので。そもそも旧制高校が置かれなかった時点で秋田は軽視されているわけですよね。本来ならば秋田人はその時点で怒らなくてはならなかったと思います。それで誘致したのが鉱山学校というのもつくづく因果な話で、日本唯一だったわけで、その点はスペシャリティもリスペクトもあったのでしょうが、各地で廃鉱が相次ぐ産業構造の変化のなかで無用の長物のように思われるようになってしまったのは残念です。私は単純に「エネルギー学部」として別の特化の道を探るのがよいと思います。みなさんおっしゃるように秋大がダメだとしても弘大・岩大・山大・宮教大・福大あたりが素晴らしいってことは絶対にないと思うのですね。これらの大学の学生もOBも秋大生・秋大OBなみに不満はあるでしょう。それでも「不要論」が出てこないのは、何故なのか。就職とか地元産業とかというのではなく、基礎科学を学ぶ場としてリスペクトされている、そこで学んだ英文学や数学といった旧制高校以来の蓄積が尊重されているのではないかと思います。地元密着路線は私も実は賛成できないのではありますが、みなさん、あまりにも実学にとらわれているのではないのかなと思います。

      • argusakita より:

        私は田舎の独身さんの意見にほぼ賛成ですね。
        今の”貧乏象牙の塔”(by 田舎の独身さん)状態では特に理工系の研究などはまともなものが期待できないし、もし優秀な教員や学生がいたとしても(日本全体にとっての)宝の持ち腐れでしょう。
        大学はリベラルアーツも近年見直されてはいますが、やはりほとんどの学生にとっては理系も文系も実学主体の高度職業専門学校であるべきだろうと思います。実学以外はやる気があれば年寄りになってからでも自分であれこれ勉強できるものですから。

        小さな規模の秋田大学は、鉱山が盛んな頃の鉱山専門学校を母体にしたように、今は溢れる年寄り達を相手に様々な医療を主体に秋田医科大学のように変身して欲しいものです。
        長い目でといっても、秋田大学はまだ設立70年にもなっていない(秋田高校の半分も歴史が無い)新しい組織体ですから、別にそれを後生大事に”貧乏象牙の塔”状態に置いて、自治体に批判の声もあげられないのでは大学自治以前にもったいない。むしろ、積極的に時代や地域の要請に応えるべく変化して、他大学との共同や統合を進めたほうが納税者も歓迎だろうと。そういうことです。

        ばんそうこうさん、秋田鉱山専門学校は誘致したんじゃないですよ。藤田(同和鉱業)・岩崎(三菱)・古河の三家からの寄附で作ったいわば私立学校で、認可を受ける建前から官立になっただけで、最初から鉱山大学を目指していたため、当時の学校には『秋田鉱山専門学校』の看板は昭和初期まで無かったそうです。
        と、鉱業博物館初代館長をされた加賀谷文次郎氏(故人)から随分以前に聞きました。
        秋田大学がずーっと私立だったらおもしろかったですね。

        • ばんそうこう より:

          「実学主体の高度職業専門学校であるべきだろう」というのがあまり賛成できないので、たぶん平行線だろうと思います。というか、秋大はもともと医師・教師・エンジニア養成の職業専門学校の寄せ集めであり、すでに当初からそれが目指されていたわけです。それゆえ他県ではありえないくらいに秋大卒の首長・議員がいない。実業界にもいない。文化・学術の分野にもいないわけですよね。それが実は秋田県が何をやってもうまくいってない理由なのじゃないかと思うのですね。納税者といっても、秋大の予算なんて旧帝にくらべればスズメの涙じゃないかと思いますけど。OBの皆さん方が不要だというのならば私もそんなに頑張る筋合いもないんですが。

  18. 小須田 道彦 より:

    皆様、再度同様投稿ですみません。 : 日本人、島国根性がベースにあります。組織の一員。 ただ、組織は個の集合です。個のクオリティーが大事です。その点では、当時(半世紀前) 地球・資源に興味があり秋大に入学した鉱山生は最高でした。 そんな奴らが集まる場所がまた出来て、自分の為、日本の為、頑張れます。資源・食料の自主確保は国の根幹です。 ですので、現役諸君もっと自分が学んだ事、学ぶ事に自信を持って頂きたい。 ただ、社会に出れば、まだまだ”ひよこ”の分を認識する事でしょう。しかし、 大学時代に何かに注力できた 人間は、更に伸びます。 私は40年近く前に秋田大学の鉱山学部を卒業し、その後海底油田開発に10年間従事し、中東で今のドイツの鉱山会社と巡り合い、 現在に至っています。 一歩海外に出てしまえば、自分で何ができるかが?常に試されます。 どうか、自分をもっと磨いてください。 そんな事を語っている 小生も60歳にしてまだまだ発展途中ですが、資源の重要さ等を訴えながら著書も出しました。 当時の恵まれた鉱山学部の事も少し書いてあります。  鉱山学部が無くなった頃、政府の方針も資源確保から円高のメリットで資源の輸入に ベクトルを変えた感がゆがめませんが、やはり資源は自国で確保しないと だめです。 資源また食料は危機を常に持って安定的に確保できる状況を造らなければなりません。国家のリスク管理に関わる重要なことです。 そうした意味 で、名前はどうあれ”国際資源学部”大いに期待しています。

    • argusakita より:

      資源や食糧確保即ち広義の国家存立に関わる安全保障は全くその通りだと思います。
      しかし、国家的戦略の一部としての施策・方針とロクに予算もつかない地方の国立大学の個々の存続の問題やオラが街の大学やOBのノスタルジーといった視点は全く別だと思います。
       
      前者から見たら人口減少も進んでいる今は文科予算が貧弱な日本ではいわゆる駅弁大学の統廃合で研究開発の密度や人的資質を上げるべきだろうと思います。
      後者なら寄付によって賄う私立に移行したら良い、あるいは国立大を出た人は年金を半分放棄してくださいといった施策でも出さない限り日本にある多すぎる『大学のようなもの』を存続させるのは難しいと思います。
      結局、駅弁大学統廃合に反対しているのは雇用機会を失うそれらの教職員であって、学生や入学予定の高校生の意見ではないだろうと推測します。

    • ごえ より:

      今春、国際資源学部に入学する者です。私は高校1年生の時、一年間留学していました。留学先が、資源国であることもあり、日本が如何に外国の資源に頼りきっていたことを実感しました。そのこともあり、将来は資源開発や、調査のプロになりたいと思っています。

      ここで質問なのですが、秋田大学のOBとして、また、実際に資源系の仕事に就いていらっしゃる方からして、国際資源学部にどのような事を具体的に、期待していらっしゃいますか?

      • OB より:

        ごえ さん、

        まずは、合格、ご入学おめでとうございます。
        OBだからといって偉そうなことは言えませんが、国際資源学部というものに期待するよりも、貴方が資源国への留学経験があるなら、”貴方”にパブリックディプロマシーを期待します。
        有意義な学生生活を送ってください。

        しかし、ここのblogは何だか掲示板状態になってきてとても興味深く、毎日欠かさず拝見しています。blog主様、皆様、今後ともよろしくお願いします。

      • ばんそうこう より:

        合格おめでとうございます。外国に資源を頼る日本としては、世界的な舞台で活躍する技術者を必要としています。県南からは石油メジャーに頼らない日の丸油田「アラビア石油」の創業者山下太郎が出ています。横手市大森町の祖父母のもとで10歳まで暮らし、その後は東京の実父母のもとで慶応普通部、札幌農学校へと進み、戦前は満洲、戦後は中東で資源獲得のために奔走しました。資源に関する知識だけではなく、国際情勢や外国語などの勉強も必要だと思います。秋田のためというより、日本のためにぜひ頑張っていただきたいです。今後の御活躍を期待しています。

        • ばんそうこう より:

          補足。自分はOBでも資源関係の仕事でもない一秋田県民ですが、小須田様の「資源・食料の自主確保は国の根幹」という御意見を拝聴して深く感じ入るものがありました。そして、山下太郎のことなども調べ(この方は技術者ではなく実業家でした。言葉足らずですみません)、やはり、同じように考え、行動した先人もいたのだなという思いを新たにしました。

          ☆山下太郎(ウィキペディア)
          https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E5%A4%AA%E9%83%8E_(%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%93%E3%82%A2%E7%9F%B3%E6%B2%B9)

          ☆男のいきざま、山下太郎(ねずさんのひとりごと)
          http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-812.html

          「ねずさんのひとりごと」の方は読み物として大変感動しました。以前、「地域への貢献」ということを狭く考えて不適切なことを申し上げてしまい、申し訳ありませんでした。お詫びして撤回いたします。技術的なことは何もわからないのですが、小須田様や故山下氏と同じように考えられて国際資源学部に志望された若者がいることは大変うれしいことです。

  19. 渡辺 寧 より:

     小須田様 エールありがとうございます.頑張ります.

  20. ばんそうこう より:

    地方大学の統廃合で研究開発の密度や人的資質が本当に上がるんでしょうか。既に存在する実験設備・施設を廃棄して大都市に集めることがそんなによいことなんでしょうか。私立はすでにそうなっていてマスプロ教育をやっているわけですよね。そんなに勉強ばかりしているのかな、彼らは。高い学費払うためにバイト三昧の生活を送っているのだったら、人的資質の向上どころの話ではないと思いますよ。STARSだからどうこうみたいな話は本当にくだらないと思います。どうして18歳時点での受験学力だけで優越感もったり劣等感もったりしなきゃならないのか。

    統廃合したって教職員は雇用機会を失わないでしょう、単に転勤になるだけです。自分にとって不要だと思うから、自分は卒業したのでもう不要だから、そういう考えはあるのかもしれませんが、定員割れになっていないところをみると、「必要だ」「入れるなら入りたい」と思っている受験生の方が多いということでしょう。

    自分は「積極的に時代や地域の要請に応えるべく変化して」というふうにもあまり思わないんですね。そういうことを地方民が期待し、また、大学側も低予算のなかでそれに応えようとするから「いぶりがっこ」みたいな話になってくる。大学は、地域に密着みたいなことは考えてくれなくてもよいと思います。むしろ学生自身が時代や地域の要請を考えて、何を一生懸命勉強するかを決めるべきです。

    • argusakita より:

      大学に関してどのような経験や背景があるのかわかりませんが、恐らくばんそうこうさんは研究機関と教育機関を混同して言われていると思います。
      学生の質や現状など私は触れていませんし、施設・設備を都会に集中などと言ってもいませんよ。むしろ各地に特色を持ちながら分散すべきだとさえ思っています。
      しかし駅弁のように沢山は必要無いし、国立なら税金を使う以上は研究水準や効率を求められて当然でしょう。それが納税者の多数派の意見だと思います。そもそも高等研究教育機関に関心があるのはせいぜい人口の2、3割でしょうね。
      今急にSTARSといった低レベルのレッテルが貼られたわけではなく、大昔の実績は別としても、ここ何十年の実績に対して客観的な評価がされてきたのなら、さっさと統廃合によりそのリソースは他に回してもおかしくないと思いますよ。
      選択と集中は結果は保証されませんが、少なくともレベルを下げることや効率低下にはならないはずです。
      また、研究者や教育者にも競争意識が無ければ切磋琢磨はありません。

      • ばんそうこう より:

        旧帝大は研究者を育てるということがまずコンセプトとしてあって、そうでない大学は技術者とか教養ある社会人を育てるということが求められています。施設にせよ予算にせよ格差があって、これはもうハッキリしています。Q値の高い大学と低い大学が二極化するのは無理からぬところだと思いますが。だからといって琉球大学要らないということにはならないと思いますけれど。そしてまた、首都圏だと旧帝大以外の国立諸大学は相互に近いですからね。秋田県の地図と関東平野の地図を重ねればわかるように、秋田ー湯沢間と東京-前橋間の距離はそんなに変わらないわけでしょう。前者は秋大しか国立大ないわけですが、後者は群大・高経大・埼玉大・電通大・東工大・一橋大・外大・芸大・お茶大など10を下らぬ国立大学があって、旧2期校でも研究者志望の学生にとっては他大学を覗ける、教員側も非常勤として複数大学を掛け持ちできるなどの環境があるわけです。そういう状況でQ値の低さみたいなものばかりを基準に首都圏から遠い地方の大学を整理統合したら、地方間の教育格差はいっそう拡大するばかりです。現状ですら、大学進学率の低い県は北海道・岩手県など面積の広い県、それに東北・九州・沖縄など東京から遠い県です。所得の低さももちろんありますが。むしろ自分は秋田大学は総合大学になってほしいくらいですね(そんなに素晴らしい研究成果をあげなくていいから)。経営学や商学の基礎を勉強したいってだけで県外に出なくてはいけない、仕送りしなくてはならないっていうのは秋田県の高校生をもつ親にしてみたら大変な負担です。生まれた地域によって高等教育受けられないみたいな話になってしまいます。それに今は国立大といっても、むかしみたいに学費が安くもないのですね。「納税者」ということでいったら、むしろ関東・関西の国立大こそ大幅に整理統合して私立大学にまかせ、秋田をはじめとする縁辺部・後進地域の国立大学を拡充するのが理にかなっています。それをやったらイヤでも秋大はレベルアップするでしょう。STARSはホクホク、地方の親は財布に優しくてホクホク、都会の私学関係者は経営が安定してホクホク、三方よしだと思いますけど。

  21. OB より:

    私はArgusさんの言っていることが理解できます。
    ばんそうこうさんの書かれた人口集積や公共交通機関の利便性の高い関東・首都圏と秋田のような地方をアナロジーするのは無意味ですしピント外れではないでしょうか。
    ばんそうこうさんは首都圏の大学出身ですか?

    私自身、秋大出て社会人になってから仕事でいくつかの(旧帝ではない)大学の研究設備などを拝見する機会がありましたが、カリキュラムなどを含めて大部分において秋大の劣っている現実がよくわかりました。
    STARSのようなのが要らないと言っているのではなく、無いよりはあるに超したことはことはないけれど(納税者から見て)細かな無駄遣いをするより国立大全体の予算の使い方で選択と集中をすべきだという意見は賛成です。(たぶんArgusさんもそう言っていると思います)

    少数の大学で勉強好きでやる気のある優秀な人が育てばいいのであって、皆が皆大学に行かなくても楽しく食っていける社会がノーマルでしょうから、秋田は大学よりも高校教育の充実を目指したほうが地元にあっていると思います。
    学歴偏重だけで、大学ならどこでも同じと潜在意識で思っている人は間違っていると思いますし、やる気があればリベラルアーツ的な教養を得るのは大学卒業以降でも十分に機会はあります。
    地元に秋田大学が必要なら何故県立大やAIUを自治体が別に作ったのでしょう。自治体から寄付講座などをもっと増やして秋大に肩入れしても良かったように思います。邪推ですが、親方日の丸という驕りがあって秋大自体が地元をある意味無視していたせいだろうと思います。
    独法化されてから今度は焦って地元を向いたら出てきたのはいぶりがっこだったということでしょう?

    鉱山学校や師範学校が必要で立派な実績を挙げ、必要性があった時代はとっくに終わっています。役割の終わったものを看板挿げ替えて延命させるのは植物状態の人間を無意味に生かすのと変わりありませんね。

    STARSって受験産業界が入試の偏差値で付けたものでしょうけれど、それだって単に学生の人気投票のようなものではなく設備・人員体制、研究実績といったものを間接的に評価された結果なんじゃないでしょうか。

  22. ばんそうこう より:

    「必要性があった時代はとっくに終わっている」とか「役割が終わった」という不遜で横柄な意見が一体どこから出てくるのか、不思議でなりませんね。納税者と言ったって、国は学生ひとりから(東大も秋大も同じ)入学金28万円、1年間の学費50万円以上をとっているんだから、旧帝大でない地方国大なんて、ほとんど受益者負担に近づいているでしょう。文系学科なんて、お釣りがくるレベルです。20人いれば1000万ですからね。それを考えれば、われわれが地方国立大学に支払っている額なんてスズメの涙程度の話です。状況としては、そういう状態なのに定員割れ起こしていないということは、必要だと思う人がいるってことでしょう。納税者ということでいえば、私学助成の廃止をむしろお願いしたいくらいですね私は。私学からはノーベル賞は未だひとりも出ていないわけですからね。

    それから、知ってておっしゃっているのかもしれないけれど、県立大というのは国からの予算がついたから建てられたのであって、創設準備委員会のトップは国からの出向です。それほど独自なものではありません(AIUは別ですけど)。県立大と青公大、岩手県立、宮城大、これらはほぼ同じ時期の創設でしょう。何で秋大に資源と理工あるのに、またも工学系を本荘につくったのかとは思いますが。

    「親方日の丸」といいますが、働き盛りの人の収入は低いし、老人も自営主体だからカネもってないという秋田みたいなところは仕方ないですよ(とはいえ「親方日の丸度」は、予算だけ考えれば、東大・東北大などの方がずっと高いですよ。それはまあ、そういう位置づけですから仕方ないですけどね)。それに、秋田大は単科大学の寄せ集めですから、地域経済や古文書・郷土史・民俗学等の講座も薄いのですね。地域に貢献したくてもそもそもできないでしょう。「親方日の丸の驕り」などというのは、いかにも実情を知っていそうで何も知らない連中の言いそうなことだと思いますけど。

    • OB より:

      自分は秋大卒ですし、中身も知っているのである程度客観的な見方をしていると思いますが、ばんそうこうさんもOBですか?
      貴方の背景がわからないせいか論点がわかりませんし、議論になりません。
      どちらの大学出身ですか? 固有名詞を出さなくても、どの地域の国公私で文系か理系かくらいの背景は教えてください。

      役割は終わったと感じるのは不遜でも何でもないと思います。
      昔の先人たちの業績は有形無形に関わらずリスペクトしていますが、私がいた頃を含めて現在の秋大はとても褒められたものじゃありません。定員割れしないといっても募集人数自体が減ってきているのでは?(数字まで把握していませんが)

      • ばんそうこう より:

        自分はまあ、仙台市内の国立大学出身で文系学部の卒業です。東京在住3年、北関東在住3年ですが、生まれ故郷の秋田が大好きなので地元に戻ってきました。県南在住で50代前半です。みなさんはリベラルアーツ否定派の方々が多いようですが、自分の高校時代は歴史や文学が好きだったので地元の大学に文学部がなかったのは不満でしたね。たとえばドイツ文学を勉強したいという人にとってみれば、ドイツ語を教えてくれる人とそこそこ原著が読める図書館があればよいのであって、何故そのために東京とか仙台とか弘前なんかに出なくてはならないのかと思っていました。受験偏差値が低いなんていうのはかえってありがたいですけどね。あるいはまた、親戚が米沢で旅館を経営していますけど、地元の歴史に詳しくて古文書を読める旅館の主人のような存在、こういう存在は他県だと決して多数いるわけではありませんが旧制高校の流れを汲む大学の地元ならば多少はいます。これらはまた地域文化を掘り起こしたり、地方政治のあり方を論じたり動かしたりする担い手となる層です。しかし、秋田に限って言えば、おそらく皆無に近いんじゃないかと思うのです。お医者と先生とエンジニアの就職専門校ですから。地元でリベラルアーツを勉強して、もっと勉強したいと思ったら都市部の大学院でも二部へでも入ってさらに勉強すればよい。もし秋田大学がなくなったら、「お前の家はカネがないんだから大学諦めろ」と言わなくてはならない保護者・高校教員ばかりになっちゃいますよ。それが良いとは思わないので。

        • OB より:

          秋大の現在の課題などが挙げられているのに、昔も今もそして今後も秋大には無いし作られる可能性が低い人文系のものを持ってきて秋大の存在価値みたいなものを語られても議論しようがありませんね。
          噛み合わない訳がわかりました。

          ブルーベリーさんの書かれた最低評価の話って寄付金を使って赤字を減らしたように見せかけたという件ですよね。
          私がいた頃(独法化前)もそうでしたが、大学職員の特に事務方って腐っていますよぉ~(笑)。
          今も公務員並みに給与はいいでしょうから腹立たしい限りです(笑)。

  23. ブルーベリー より:

    4月  シリアのハッカー集団に秋田大HPを改竄される。
    7月  教員メールから学生1116人分の情報流出が発覚。
    10月 26年度決算の粉飾が発覚。
    11月 国立大学法人評価委員会が年度評価を発表、秋田大学が最低評価を受ける。

    去年だけで秋田大学の不祥事はこれだけあります。 
    客観的に見れば、偏差値以上に質が悪いダメな大学なんです。 
    地域のお荷物であり、クマクマ園と変わりません。 
    医学部だけ残して早めに統廃合されるのが、世の為、人の為。

  24. argusakita より:

    二日酔い気味でフラフラ起きたらちょっと盛り上がっていて吃驚。

    まあ、秋大の存在価値はどんなに材料見つけてきても抱える課題に対してはほとんど説得力はありませんね。
    日本で問題になっているのは本来の教育格差ではなく学歴による賃金格差とその世代間伝播(の可能性)でしょうから、地方大学がコミットできる問題ではないでしょうし。

    さて、確定申告もあるので午後帰国便に乗ります。
    日本は梅は終わって桜がそろそろかな・・・。

  25. ばんそうこう より:

    「かみ合わない」とおっしゃるのならば確かにそうだと思います。そもそも他県・他地域では「(地元国立大学の)存在価値を問う」ということ自体、話題になりませんから。「存在価値はあるに決まっている」というのが僻地の常識でしょう。「存在価値」なるものが揺らいでいるのならば、ボタンの掛け違いは明治・大正期にさかのぼるというべきです。「地域のお荷物」「クマクマ園と変わらない」というのは明らかに言い過ぎです。Argusさんのおっしゃることもわからなくはないですが、東北大学には災害対策予算がついているけれど秋田大学にはついていないのですから貢献したくてもできないというのが実際で、「予算をつけろ」というのならわかりますが「予算がつかないような大学は要らない」というのはおかしいと思うのです。それはともあれ、お気をつけてお戻りになってください。

  26. ばんそうこう より:

    もし秋田市に東北帝大が置かれていたらと夢想することがあります。九州帝大を設置しようというとき、九州では福岡市と熊本市が立候補して激しい誘致合戦となり、結果として福岡に設置が決まった経緯を御存知の方も多いと思います。熊本には帝国大学は置かれなかったのですが旧制五高が置かれていました。東北では二高も帝大も仙台、中央官庁の出先もことごとく仙台に置かれました。今でこそ旧帝大の権威・影響には非常に高いものがありますが、北海道・九州ふくめ当時は資金難で、古賀財閥からの寄付を受けています。自分は大学時代を仙台で過ごしましたが、仙台市民からはかわいがってもらったと思います。仙台市も秋田市同様かつての大藩城下町で気位が高く、郡部を見下すようなところはありますが、学生の存在が町にあたえる様々な文化的・経済的影響をよく知っており、地元大学やそこに通う大学生を疎んじたり罵ったりすることはまずないと思います。その後、東北では弘前・山形に旧制高校が置かれました。弘前高校では太宰治、鈴木清順、山形高校では亀井勝一郎、明石康などの諸氏が学んでいます。現在も総合大学として地域に根付いていることはうらやましい限りであり、秋田市に旧制高校が置かれていたら今頃は…と思えてなりません。なぜ秋田市は誘致に乗り出さなかったのか。当時にあって都市の格が両市にくらべ下だったとは思いません。両市は、国立大学の統廃合ということについて危機感を持っているように感じます。地元では死活問題だというくらいにとらえているはずで、普通に考えればそれは当たり前だと思います。

    冷静に考えれば、秋田大学4学部のうち国立としてのこる可能性が最も高いのは国際資源学部ではないかと思います。旧制高校の置かれなかった岩手・福島の両県ではどちらも県立医大というかたちで運営されていますから、同様に旧制高校の置かれなかった秋田県でもそうなる可能性があると思います(私は反対ですが)。教育学部については、旧師範の統合が話題になっていますから東北教育大学秋田校とか西奥羽教育大学秋田校のようなかたちでのこる可能性があると思います(私は反対ですが)。これについては、せめて「学力日本一」をアピールして本部機能をのこすような努力をしてほしいと思います。理工学部も本荘に県立大のシステム科学技術学部がありますから危ないです。そうしてみると、資源に関するスペシャリスト養成は国家的見地から絶対に必要ですから秋田市民が下手なことを言わない限り、のこる可能性があり、下手なことを言いだしたら、鉱山博物館もろとも周辺県に統合されてしまいます(絶対反対です)。

    むしろ、市や県は、秋田を地学・資源学・鉱山学のメッカにすべく努力すべきではないかと思います。鉱業博物館があり、旧油田があり、男鹿に石油備蓄基地があり、山下太郎の旧宅があり、男鹿半島大潟・白神八峰のジオパークがあり、院内・阿仁・花岡・尾去沢などの旧鉱山があります。象潟も地学のテーマとしてみれば興味深い地のはずです。

    俳句甲子園、まんが甲子園、書道パフォーマンス甲子園、数学甲子園のような大会がたくさんあるようですが、秋田では「地学甲子園」「エネルギー甲子園」のようなものを企画して夏休みに全国の高校生を集める取り組みをおこなってもいいと思います。その運営や審査に国際資源学部がかかわれば、それこそ地域にも貢献し、全国にも強烈にアピールできると思います。松山や高知でやっておることが秋田でできないはずがありません。

    あるいは、県立博物館の地学分野を切り離してさらに資料を拡充し、千秋公園あたりに自然史博物館のような施設をつくるというのも一つの案だと思います。これは、思いっきり子ども向けでよいと思います。上野の科学博物館ほどでなくてもよいですから巨大な恐竜の骨格標本を置き、稼働するプレートテクトニクス模型なども展示して、最新の研究成果をやさしく紹介したらよいでしょう。地学甲子園をここでひらくようにすれば、県内地学散歩の起点にもなります。札幌ノルベサや三井アウトレットパーク仙台港のように観覧車を併設して市内を一望できるようにしたら、子どもから老人まで、カップル、観光客も1年を通じて楽しめるのではないでしょうか。少なくとも、「捨て猫のメッカ」になりかねない動物愛護センターよりはずっと県民の支持を集めるように思います。

    さらには、国際教養大学と提携して地学・資源学・エネルギー学のノーベル賞のようなものを創設できれば素晴らしいと思います。賞金はそんなにたくさん準備できないでしょうから最初はアジア・アフリカ諸国限定でも仕方ないでしょう。ただし、基金創設のため、電力会社・エネルギー関連企業・県内企業などへの寄付のお願いはそれこそ官民ふくめた県民全体で進めていかないと無理です。いま、世界で「Akita」といえば秋田県より秋田犬が有名です。しかし、これが成功すれば秋田県も有名になると思います。

    消費者庁が徳島に移転する話がありますが、ここまでやれば資源・エネルギー庁の秋田移転も夢ではありません。新幹線誘致運動なんかやらなくても国の方でフル規格お願いするかもしれない。もちろん、実際は厳しいでしょうし、ハッキリ言えば途方もない夢でしょう。しかし、それを励みに一生懸命努力したことは、絶対無駄ではないだろうと思います。

    • ここ十年以上前から、地学を勉強しても就職につながらないためか、高校理科教師で地学教師の採用が殆ど無いそうです。ですから、やっぱり資源学科は今後残すのが困難なのではと個人的には考えています。高校で地学があっても教師は地学の免許無しで生物や化学の教師が担当している場合も多いとか。地学は本当に高校で軽視されているんです。地学の勉強をしない高校生は国際資源学部は選べないでしょう。

      昨日、早摘みワカメと早摘み昆布を手に入れるために、男鹿の双六漁港まで行きましたが、男鹿はやっぱりジオパークにふさわしい地形だと思います。思い切って男鹿に国際資源学部を作るのも一つの手だと思います。交通の便が悪すぎますけど。

      • ばんそうこう より:

        高校地学に関しては確かにおっしゃる通りですね。私自身、高校時代は生物・地学はどちらかを選択で、生物の方を選びました。物理・化学は必修だったのに。ただ、文系生徒にとってみると地学はとても魅力的なのですね。地理学や考古学とも関連深いし、博物学・本草学的にはとても興味あります。生物もおもしろいですけどね。それにやっぱり地方は医療系・公務員系には熱い視線が向きやすいでしょう。というか、地方にはそれしかないですからね。

        そういう状態なのですから、高校で地学をやっていないような学生も少なくないだろうし、そういう状態から一人前の技術者に育て上げる大学の先生方の御労苦も大変なものだろうと拝察します。でも、だからこそ、実現したら全国の地学専門の先生方からは熱い視線が向けられるのではないでしょうか。若いころ、県立博物館の男鹿地質巡見に参加したことがありますが、楽しかったなと思います。化石が露頭からみえるんですからね。漁港(北浦だったかな?)でサザエを買って食べたこともよい思い出です。

      • argusakita より:

        地学、懐かしいですね。
        私の時はちょっと特殊で、物理・化学・生物・地学それぞれⅠ・Ⅱが必修で1、2年で詰め込まれました(1年の時教科書8冊買わされました)が、地学は先生が非常にユニークで(どうせ受験で選ぶ奴は皆無だろうからと)地層の学習のときは遠足みたいに近くの丘の崖に連れていってくれたり・・・。
        考えてみれば、地学は自然地理、地質、鉱物、地球物理(当時はプレートテクトニクスという単語も聞きませんでしたが)、海洋、気象と広範でしたから、それぞれの学問が進んで高校の時間数では完全に無理になったんじゃないでしょうか。

        物理や化学は実験もしないし、生物の解剖もしないし、今の高校の理科科目は、『フォトサイエンス化学図録』のような写真ばっかりの副教材中心で詰め込まれるようです。
        かわいそうというか、理科系離れが進んで当然ですね。
         
        資源関連のリソースや省庁誘致などをしても、日本に資源が無い(少ない)のは変わらない現実で、経済もそれに振り回されるのが日本の宿命。アウタルキーにはなれません。
        OBさんが書かれたように人材によるパブリックディプロマシーに私も期待します。その『お題』が資源やエネルギーであってもいいし、金融やら医療であってもいいとは思います。

  27. ごえ より:

    記事や投稿を拝見していると、秋田県民からの秋田大学への期待度はあまり高くないのでしょうか?大学の不要論まで出ていることに驚きを感じます。

    私は、近畿地方に住んでいる者ですが、地元の大学にはそれなりの思い入れがあります。周りの友人も程度の差こそはあれど、大学がない方が良いと考える人はかなり少数だと思います。

    私は、秋田大学を受験する際、元々、旧帝大を推されていた事もあり、担任の教師などからは、かなり反対されました。しかし、国際資源学部についての魅力について説明すると、理解し背中を押してくれました。

    秋大には、明らかに他大学には無い強みを持っています。それは、私の秋大受験を反対してきた教師に対して、私が彼らを説得出来たことからも明らかです。
    彼らは、秋大に関しての情報を、塾から学校に配布される偏差値だけに頼り切っていましたし、それ以外の情報は、ネットから得られる、
    かなり限定された情報にとどまっていたのです。

    秋大の不要論までもが出てしまうのは、大学の、魅力を発信する能力の無さだけに起因するのだと思いましたが、皆さんはどう思いますか?

    私は、このような記事が出て、これから秋大受験を考えている受験生が、受験を躊躇するような事態になる事が嫌だと思い、投稿しました。

    • argusakita より:

      決して上目線からモノを言っていると誤解しないで欲しいのですが、私は国内の大学と別の大学の大学院を経験し、幸運にも社会人になってから英・独・仏の大学の研究機関で少しずつですが勉強させてもらいました。そのため、大学とはこうでなくちゃと思う意識は強いかもしれません。

      理科系に限定しての話として理解してもらいたいのですが、研究機関はやはり施設・設備・予算・スタッフの貧弱なところはいずれおもしろくなくなると思います。(そういうのが必須ではない理論屋さんは別ですが)

      教育機関として何かの強みがあって、それを貴方が期待しているなら、それに向かってまっすぐ進めばいいと思います。研究機関として壁を感じたら、そこからいよいよ貴方の価値が発揮され可能性が開けるはずです。
      頑張ってください。

      • ごえ より:

        ご指摘の通り、私は研究面でなく、教育機関として、秋大に惹かれたのだと思います。今、argusakitaさんの、返信を読んで、なるほど、と納得しました。正直、秋大の研究設備に惹かれたというよりは、むしろ、その教育のカリキュラムに魅力を感じたのだと思います。

        おっしゃる通り、理科系の研究には、資金面での支援がとても大事だということは、理解しました。父親が化学系の研究職に就いている事もあり、志望校を選ぶ際、国や地元企業からの補助金も参考にしろと、アドバイスされました。

        もちろん、資源関係の仕事に就く上で、採掘手法の研究などはすごく大事だとは思います。また、それには、莫大な研究費が必要です。
        ただ、秋大国際資源学部が目指すものは、資源開発全体に関するプロであり、一つの分野に関しての深い理解は、学部4年間で、そこまで求められていないように感じます。
        そのような研究は、旧帝大など、資金が豊富な大学のフィールドなのではないかと、感じます。

        argusakitaさんのご意見はとても参考になりました。改めて、自分の考えをまとめる事ができました。ありがとうございました。

  28. ばんそうこう より:

    ごえさんとargusさんのやり取りは、お互い確固たる信念をお持ちで、お二人の見識の高さもあってたいへん有意義なものとなっていると思います。「資源開発全体に関するプロ」を目指されているということはたいへん素晴らしいことで、これは無資源国日本にとってはきわめて重要なことだと思います。その点、秋田大学はごえさんおしゃるように、あまりにもPR不足の感が否めません。3.11のとき秋田県でも3日間停電し、その間ガソリンスタンドもほとんど営業停止になりましたが、「これが1か月続いたら」とか「厳冬期であったら」とか思いました。資源・エネルギーはまさに社会生活の生命線だということを痛感しました。秋田県ということでいうと、新潟から北海道にかけての日本海側は「よい風」(寒くて雪をもたらす風でもありますが)が吹き付けるために、風力発電には好適な条件がそろっているようです。その他、水力、火力、地熱など多様なエネルギー源があり、プロでなくても一社会人としても、これらのコスト・発電量、可能性というものをトータルに知りたい、勉強したいと思います。かつては木材を多産した地でもあり、木質バイオマスにも興味があります。オーストリアのギュッシング市の事例などは、秋田県と状況がたいへんよく似ているので、参考にしたいところです。

    ☆オーストリア・ギュッシング 人口4000人の寒村に起きた奇跡
    http://www.projectdesign.jp/201503/localenergybiz/001962.php

    それから、秋田県は農業県とはいっても、冬は豪雪地帯なのでハウス栽培ができず太平洋岸にくらべ不利な状況にあります。首都圏から遠いので、生鮮野菜や生乳などに関しては北関東・甲信地方などの後塵を配しています。かといって、北海道にくらべれば経営規模が小さいので食品工業などにつながらず、いきおい「米(プラス多少の果物)」ということになってしまいます。その果物も山形・青森の後塵を配しています。そう考えると、酒といぶりがっこという発酵食品に落ち着いてしまうのもむべなるかなです。

    ただ、エネルギーが豊富であるならば、オランダでやっている植物工場のようなこと、これは個人的には大きな可能性をもっていると思います。これならば通年できるわけですし、市場の動向を踏まえて戦略的に取り組めるからです。実際に試行している県内企業もあります。木質バイオマスエネルギーと植物工場がリンクすれば、そこそこ自活してやっていける県になれるかもしれません。

    歴史的にみれば、江戸時代の諸藩のつくった藩校は、元禄ころまでの高度成長時代につくられたものは少なく、むしろそれが終わって財政難になった享保以降が圧倒的に多いのです。財政的に厳しいときほど学問を振興させたことが明治以降の日本の発展につながっていると思います。県・大学関係者には頑張っていただきたいと思いますし、自分もまあ、できる範囲で頑張りたいと思っています。

    • ごえ より:

      記事を拝読しましたが、日本における秋田県の立ち位置と近いものを感じました。
      現在の秋田県は少子高齢化が日本でもかなり進んだ地域です。オーストリアのギュッシングとまでは行かないまでも、これからの秋田の過疎の進行具合によれば似たような状況に陥る可能性もあります。

      しかし、私は、そのような状況に秋田が置かれている事は、むしろ、チャンスではないかと思います。これから、日本が超高齢化社会に突入していく中で、秋田の動向が、これからの未来の日本のモデルを作るのではないかと思います。

      秋田が、過疎だから、大学はいらない。そのような結論を安易に出してしまうことは、秋田県の問題だけに留まるのではなく、日本の未来で起こり得る、もしくは、起こりつつある似たような問題に、深刻な影響を与えるのではないかと感じます。

      だからこそ、ばんそうこうさんが、ご指摘なさるように、財政的に厳しい今だからこそ、秋田大学の必要性を、日本の未来構想の試金石として、強く感じます。

      • argusakita より:

        >秋田が、過疎だから、大学はいらない。

        少なくとも私はそういう意見ではありません。
        大学というものは一定の水準(ヒト・モノ・カネ)が必要で、研究実績や他のパブリシティにおいても何らかの閾値があるだろうと思いますが、評価機構その他の評価も含めてそこに達していないので、他大学との統廃合がベターだろうという見方です。
        その結果、ある地域に大学が無いという状態になっても地理的に広大ではない日本では大した問題ではないと思います。

        • ごえ より:

          確かに、秋田大学の実績はなかなか、目に見えるものは、少ないのかなと思います。argusakitaさんがおっしゃる、統廃合を含めて、大学のこれからを検討がされていく必要があるのかなと思います。

          ただ、受験で初めて秋田を訪れたのですが、年配の方がすごく多いという印象を受けました。もし、秋田大学生がいなくなったら、どうなるのだろうかと、思ったことは事実です。
          秋田大学の、研究実績、地域への貢献度を慎重に精査することが大事ですね。

      • 希望にあふれる新学生に冷水コメントを出してしまい、すみませんね。

        自分で考え選択した進路ですから、有意義な学生生活をおくることを希望します。

        真理は大学で教えられることの中にもあるとは思いますが、最終的には自分から求めたものが自分の中に残ると思います。自分の中に沢山の財産を築けるようがんばってください。

  29. ばんそうこう より:

    昨日のNHK「ニュースこまち」で弘前大人文学部の学生(3・4年生)が、青森県に住む外国人向けに「『やさしい日本語』による緊急速報」をおこなうという取り組みをおこなっていて、自治体や外国人支援団体が「やさしい日本語」を使った生活情報誌を安心して作れるように、「やさしい日本語」の用字用語辞典も作成しているようすが放送されていました。女子学生が2名放映されていました。

    ☆弘前大学人文学部  社会言語学研究室
    http://human.cc.hirosaki-u.ac.jp/kokugo/

    学生主体である(というふうに少なくともみえました)こと、特別お金をかけていないこと、ふだん勉強していることを生かしていること、などが特徴だと思います。弘前大と山形大は最近発表になった新聞記事「地域貢献度」では最も高いランクに入っていました。秋田大学は中位でした(一番下位が京都教育大)。

    弘前・山形のどういう点が高評価を得たのかはよくわからないのですが、「大学としてこれをやる」というふうにお役所的に考えるのではなく、研究室単位で学生主体でいろいろやってみるというのもよいのかもしれないなと思いました。資源・エネルギー問題というと、中学校・高校でも「社会科」「地理」「現代社会」「政治経済」などで勉強すると思うのですが、社会科で扱うせいか自然科学的裏付けがあまりないし、たぶん教える方もあまりよくわからないまま教えているのではないかと思うのです。天気によって太陽光・風力がどれくらいの発電量なのかとか、汐の満ち引きがエネルギーになるんだったら雪の重みはエネルギーになるのかとか素朴に知りたい人は多いと思います。廃坑ツアー・地熱発電所ツアーのようなことを企画すれば、参加したいと思っている人は結構いると思いますよ。バス手配するだけであとは引率して知っていることを説明するだけですから、そんなにお金はかからないと思います。県民のニーズというものは、バスの車内の雑談から拾えるのではないですか? やれることはいっぱいあると思うのですね。

    とにかく、ごえさんのような方が秋田にいらしてくれたことはたいへんうれしいことです。大歓迎です。今後の4年間におおいに期待しています。

    • argusakita より:

      そういった活動こそ社会人ボランティアや商業・工業の高校生達が頑張っているようなことだろうと思いますが、何故それらを一段上の高等教育を受け・研究する役割の大学生がやらないといけないのでしょうか?(大学生は高校生よりは”上等”のはずだという前提で)
       
      大学が地域社会に貢献するというのは大学生が高校生でもできるようなことをすることではなく、大学の持つ各種の高度なリソース(研究成果等のS/Wも含めて高校では成し得ないもの)を地域社会に対してできるだけ開放・提供することのほうが優先順位が上だと私は思います。

      • ごえ より:

        argusakitaさんのおっしゃることには、一理あると思います。単純な(私にとっては、真似することの出来ない、難しい)ボランティア活動のようなものに大学が関わることは、道徳的な面は無視すると、もっと他にできることがあるのではないかと思ってしまいます。
        大学のリソースもそうですが、高校と比べ、特に、情報発信能力が圧倒的に優っているからです。地域との関わりを他に模索することが可能です。

        話は変わりますが、私たち学生は、皆さん社会人に比べて、社会経験を積んでいる量や質はかなり劣っていると思います。
        学生が起こす主体的な活動が、社会の厳しい目線から稚拙だと見られてしまう事は、仕方がないことだとは思います。そう思いつつも、悲しく思います。

        argusさんの趣旨はもちろん、実際的な価値観のもとに立った、他意はない意見だと思います。ただ、私、ゆとり世代の豆腐メンタルからすると、何をやっても批判されるのではないかと思ってしまい萎縮してしまいます。

        学生が考えたからといって何から何まで甘やかして、実利を無視する事は許されることではありません。ただ、社会が学生を育てるという面で(他にも優先してするべきものはもちろんありますが)学生の主体性を尊重する必要があると思いました。

        ただ、大学が主導して行うものについては、argusさんに全面的に賛成します。
        秋田大学の主導力のなさが、現在の状況に繋がっています。地元民からの不要論が出るほど、秋大からの積極的なアプローチが地元に対しても、国に対してもありません。

        • argusakita より:

          ごえさん、勘違いしないでくださいね。

          貴方が、
          >もっと他にできることがあるのではないかと思ってしまいます。
          という感覚はきっと正しいのです。そこが大事なんじゃないかな。

          >私たち学生は、皆さん社会人に比べて、社会経験を積んでいる量や質はかなり劣っていると思います。
          優劣ではなく多い少いであって、歳考えたら至極当然のことでしょう。
          稚拙だとかレベルの問題を言っているのではなく、方向性が違うだろうと指摘したくなる大人は多いと思います。

          もし仮に私の言っていることに一理あるとか納得できるというものがあるとしたら、それは間違いなく貴方と同じような時代を沢山の間違い・失敗を積み重ねた結果と戻ることができない反省から生まれたもので、後進には同じ失敗をしないでもっと効率的にやって欲しいと思うからであって、失敗に裏付けられた意見だと思ってくださいな。

          年取ると可能性は狭まっていきますから、必然的に確実性の根拠を求めますが、若いうちは『根拠のない自信』こそが最大の武器だから可能性が無限大なわけですよ。

          秋田ヤートセ祭りという不思議なものを始めた学生も確か県外出身だったと思います。
          秋田に確実に自分なりの足跡を残してください。

  30. OB より:

    ごえさんへ
    元々、進学率も低く大学生は少ないですし中心部にはこれといった場所が無いので車で郊外という学生が多いように思います。少なくとも私の頃は。

    >秋田大学の、研究実績、地域への貢献度を慎重に精査することが大事ですね。

    えーと、国の評価機構などの評価(自己評価が多いですが)を見てから秋大を選ばれたのではないのですか?
    4月になってシラバスとその実態がわかってくるとますます自分でしっかりしなくちゃと感じると思います。
    とにかく県立大や近県の大学などの友人を沢山作ってください。

    近所の飲み屋情報でもお教えしたかったのですが、この間帰ったら、よく行っていた店が3軒とも無くなっていました。すみません。

    • ごえ より:

      OBさんが指摘なさるとおり、私は、まだまだ、大学についての情報収集が不足だったと思いますし、理想だけを見ている感があります。様々な方の意見を聞くことが出来て、勉強になります。ありがとうございます。

  31. ばんそうこう より:

    私の提案は不評だったみたいですが、教育関係者や行政関係者に資源・エネルギーについてわかりやすく教える、どんな質問にも答えるということが、高校生にでもできる簡単なことだというふうには思いませんね。バスツアーはあくまでも一例として掲げたまでのことであり、face to faceで市民とのあいだで発・受信することは決して無意味ではないと思います。たとえば「資源学入門」のような内容を書籍やWebページで発信するということでもよいと思います。「日本唯一の資源学学士」を謳っている割には、そういう活動はあまりさかんではないように感じます。試しにamazonで「資源学入門」で検索してもヒットしたのは、外国人研究者によるものでした。3年次後半には全員が海外の資源フィールドに行って見聞を深めるということですが、それにかかわるナマな情報もあまり市民には知られていないのではないかな?と思います。私がそういう情報に疎いだけなのかもしれませんが、世界で活躍されているOBの方もいらっしゃることですから、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

    • argusakita より:

      学士(Bachelor of~)というのは平成3年以前は旧文部省で決めた29種類しかありませんでしたが、今は大学が独自に作っても良いことになっていて乱造された結果700種類以上あるそうです。
      しかし、国際的に英文表記で決まっていて通用するのはわずか20種類。
      資源学学士もその700以上の中の一つでしょうが、適当な独自の英語表記があったとしても国際的には通用しないでしょう。
      英文の履歴書にスンナリ書けないような学士に価値があるかどうかは個人の主観ですが、社会人になってからちょっと残念な気持ちになるかもしれませんね。
      私の会社でも採用時に一定の共通の英文履歴書を使って学歴・職歴を見ますが、海外の企業に就職する際に日本の怪しげな学位では少々不利かと思います。
      日本の700種類以上というのは文科省も非常に馬鹿なことをしたと思っています。

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