少子化の行方

1週間ほどフランスの片田舎に出張で滞在中ノートPCがクラッシュし、なかなか不便な日々を過ごした。
ネットは何とか使えるものの、他人のPCを借りてもキーボードがQWERTY配列ではなくAZERTY配列のため、ほとんどマウスクリックだけという情けない状態だった。
筆者はQWERTY配列以外に昔ある目的でウィーン(日本語ではやたら左手が忙しくなる)も併用したことがあるし、ドイツやオーストリアで他人のPCを使うときはQWERTZ配列が多いため何とか慣れているが、フランス語のAZERTY配列はどうもダメだ。
QとAが入れ替わって、WとZが入れ替わって、MがLの右隣とわかってはいるが手が動かない(歳のせいかも)。(^^;)

fr-kb
とりあえずウィーンに戻って、新しいPCを手に入れて必要なアプリとバックアップデータを入れて・・・。ホント今はOSやアプリソフトの再installだのは一日仕事だ。
まあ、たまにcleanにしてやるのは悪くない。

それにしても、パリをちょっと散歩した際に感じたのは子連れの女性が多いことだ。
メトロなどでも子連れや妊娠中の女性は当然のように大事にされていて、たまに『私は妊娠中だから』という顔で年寄りに席を譲れと言っているかのような場面も見かける。
やはりあれくらい社会の空気が醸成されないと出生率は上がっていかないのだろう
決して楽ではなさそうだがシングルマザーでも暮らしていける社会制度もそうだし、明らかに社会全体が年寄りよりも子供、子供を生む母親を格上と見なした扱いがされていると感じる。
少子化で行き詰っている日本の場合、シングルマザーへの世間の見方は厳しいし、社会制度や法律も全く整っていない。本気で出生率回復など政治屋は考えていないのだろう。

ところで、秋田県ではこの5年間に小中学校が58校も廃校となったと聞いた。少子化がこのまま進んでいくとなかなかおもしろいことが起きそうだ。
子供が少なくなれば、学校の経営が成り立たなくなる。どうやって子供を集めるかが大きな課題となるに違いない。
極端な話、授業料や保護者負担分の値引きが始まるかもしれない。あるいは『成績が良い、スポーツで優秀ならば授業料も教科書も制服もタダにします。寮も提供します。部活の費用も負担します』などというウリで子供を集める経済原則が堂々と出てくるかもしれない。
秋田県の場合、小中高ほとんどが公立のためこういう競争が起き難いだろうが、若干の私立は生き残りのために似たような戦略をとることも予想できる。
既に予備校、進学塾では値引き合戦が始まっているし、大学では一層顕著に出てくるだろう。(秋田にある卒業してもさほどメリットのない大学は尚更のことだ)
東北では青森や岩手、山形は私立の学校が結構あるため、そういう子供集めが始まれば秋田から県外に出て行く子供(と一緒に出て行く親も)が増えるかもしれない。

子供が少なくなり、親も少なくなれば、わざわざ土地を買って家を建てようなどと思う若い人が減ってくる。つまり住宅用土地の需要がどんどん減っていくわけで、十何年連続で地価下落が続いている秋田ではさらにそれが加速していくことになる。
マンションも同様に価格の下落方向に向かうだろう。

高齢者対策などいくらやっても、その先には砂に水を撒くような介護、社会保障の金のかかることばかりで、せいぜい心配するのは墓地の値上がりくらいだ。そのうち地価公示価格に商業地・住宅地以外に墓地も公示されるようになるだろう。
ところが、学校は大学までタダ同然、住居もタダ同然。ひょっとして少子化の行き先はそんなところで、案外近未来にそうなるのではないだろうか?
(ところで、そんな秋田に働く場所はあるだろうか・・・)

『貧乏人の子沢山』というのがあるが、低所得で子沢山の何が悪い!俺たちは将来の日本を支えようとしているのだ!と開き直る連中が増え、行政もこれを応援する体制が取れるようになれば、少子化は改善するかもしれないが・・・。

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