日本的な食の安全・安心は変わっていく・・・かな?

日本を留守にしていた間のニュースを拾い読みしていたら、何となくタイトルのようなことを考えてしまった。
◆レバ刺しの提供禁止
◆4月から食品中のセシウム新基準値に~各地で独自測定や基準設定も
◆トリカブトを間違って食べ死亡(ニリンソウと間違った)
◆アオブダイを獲って食べて死亡(自分で調理)

後者の2件はおそらく知識も経験もある人が自分で獲って食べて残念ながら亡くなったのだからそれこそ自己責任でやむを得ないという気もするが、前者の2件は何か日本人の持つ食品に対する『安全神話』の崩壊を何とか食い止めようとする奇妙な動向のような気がする。

昨年ユッケで亡くなった子供が出たとき、それを提供した店側がマスコミによって袋叩きにされたが、あれを何かおかしいと感じた人も多いはずだ。
同じユッケを食べた客全員が死んだのなら店側の品質管理に大きな問題があると結論付けても無理は無いとは思うが、そもそも抵抗力の小さい子供に生肉を食わせる親の見識を問題にするほうが正常な反応のような気がしたものだ。
子供を持ったことがある人にとっては、乳幼児に生の蜂蜜を食べさせてはいけないとか生肉や生魚を食べさせないなどということは言ってみれば常識である。生肉を食べるなどという食文化は日本では本来メジャーではなく朝鮮のものだろう。
レバ刺しについていえば、動物の肝臓というのは体内に取り込まれた毒を分解するといった機能を持つのだから毒物が蓄積しやすい場所で本質的に最も危険な部位であることは普通に考えたら納得できることのはず。レバーが体に良いなどというのは食料の少ない時代の遺産で都市伝説のようなものだ。
にも関わらず、その安全性を店側に求めたり、国や自治体に極度に求めるのは何かを履き違えているとしか思えない。
国や自治体が基準を決めたり、それを少しでも逸脱したものは安全ではないといった考え方は『異常』に思える。無論、数年前の(うやむやになった)毒餃子事件のような輸入品が増えていっては困るので、致命的な化学物質の検査基準のガイドラインや検査体制は国としても必要とは思うが、賞味期限の問題のようにデジタルなスレッショルドを設けるのはそれこそ本当は不可能な『安全神話』を作ろう、守ろうとしているようで無意味としか思えないし、それにかかるコストがひいては税金だったりすると『馬鹿じゃねぇか』と滑稽に思うのだ。

日本人の食に対する安全の価値観は他の国から見たら異常なものもある。
例えば、卵かけご飯、これをあまり心配なく食べられるのは日本くらいだと思ったほうが良い。香港あたりでも食べられるが、海外では生で食べられる卵はどこでも手に入るものではなく、日本のように洗って消毒されてから売られているわけではないのでサルモネラ菌が付着しているということでアメリカなどでは生で食べさせることは違法だったと記憶している。そもそも生で食べる習慣が無い。海外ではマーケットでバラで売られているものは殻の表面に糞や羽がついていたりして、こういうのは絶対に加熱が必要。スーパーでは洗ったものも売っているが少し値段が高かったりする。筆者はたまにウィーンでも平気で卵かけご飯を食べたりするが、子供が小さかった頃は食べさせなかったし、自分も寝不足が続いたり体調が悪いときは食べない。ついでに言えば、外国人に生卵を勧めるのはやめたほうが良い。非常に迷惑がられるはずだ。シナ人も朝鮮人も食べる習慣はないはず。例外はビビンバの卵の黄身や東欧やフランスのタルタルステーキの黄身くらいか?

eggand rice

そういう生卵に賞味期限などを無理やり付ける日本の仕組みはどこかおかしいし、無駄なコストを生んでいるとしか思えない。

数年前のこんにゃくゼリーの件も大いに笑わせてくれた大事件・社会問題だったが、レバ刺し提供をクソ真面目な顔をした『識者』の国の委員会で検討し禁止、罰則規定などを設ける今の日本は何かが狂ってきたのだろうか。子供の頃は八百屋で売っていた汚い卵でも平気で卵かけご飯で食べた記憶があるから、それだけ日本人全体がひ弱になったということなのか。ノロウィルスなどもひょっとしてそんなことの延長にあるのかも。
そういう余計なことをするから全体の寿命が伸び、高齢化してしまうのだ(^^)。

食べ物は基本的に爺さん婆さんから伝わってきた食の常識みたいなものと自分の舌で安全かどうか判断すべきで、危ないよといわれているもの、判断できないものは食べないのが賢明なわけで、それを逸脱するのは自己責任で命がけのギャンブルをしたら良いだけ。行政が基準などを作るものは工業製品の食品に限っていいと思うくらいだ。
セシウムに限らず、TPPで洗っていない卵が輸入販売されるかどうかはわからないが、いつまでも行政の決める基準だのに頼っていると大変なことになることは間違いない。

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日本的な食の安全・安心は変わっていく・・・かな? への3件のフィードバック

  1. 秋田米 より:

     
    秋田の仙北平野産の米はセシウムよりも未だに重金属(カドミウム他)汚染が続いていますよね。
    毎年1,000トン以上も県が買い上げていることは県民の多くは知らされていない。
    何故マスコミなどが取り上げないのか不思議。
    食の安全などというのは臭いものに蓋をした、それこそ神話のようなもの。

  2. カドミウム より:

       
    秋田県の水稲作付面積8万9千haのうち1万7千haは過去にカドミウムが検出されたりその周辺地域です。どこどこかという資料は公表されていませんが議会の議事録で、鹿角、北秋田、山本、平鹿となっています。
    この1万7千haからの出荷についてJAが監視するとなっていますが、JAを通さない分については監視できないわけです。
    問題が出てこないうちは、カドミウム汚染米が静かに出荷され、濃度の低い米と混ぜて販売されるというのが秋田の米の実態でしょう。
    国内はこれで誤魔化せても輸出となるとこうはいかないでしょうね。
     
    平成20年12月10日の秋田県議会農林商工委員会の議事録などが参考になります。
    http://gikai.pref.akita.lg.jp/read_detail.phtml?division=%88%CF%88%F5%89%EF&name=%95%BD%90%AC%82Q%82O%94N%82P%82Q%8C%8E%92%E8%97%E1%89%EF%81%40%94_%97%D1%8F%A4%8DH%88%CF%88%F5%89%EF&sdate=2008-12-10&day=2#top

  3. Argus より:

    一般消費者のためではなくJA他の生産者側への遠慮が優先でカドミウムの件はほとんど話題にされない。
    しかし、多くの県民はそういう実態を知っているからこそ県の放射性物質の測定結果やがれき処理に関する施策が支持されないばかりか不信感ばかりが増幅する。
    長年の不信感は今に始まったものではないのです。

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