2年前、何故、国家非常事態宣言を出さなかったのか

欧州では福島も東日本大震災も既に話題としては過去の歴史という空気(遠い極東よりも中東や北アフリカの危機が身近だから)が感じられるが、事務所近くの近所のスーパーの店主に聞くと蓋を開ければ実はまだまだ日本からの輸入食品などの規制は残っているらしい。
早いものでもう丸2年が経つ。筆者も震災被災地に社員と都合4回出かけ炊き出しを手伝ったり、個人的には1年間だけ日本との往復の航空券のビジネスとエコノミーの差額を貯め寄付して自分では結構痛い金額だなとは思ったが未だに復興の形が見えず全然役に立った感じがしていない。
一体日本政府は2年間何をやっていたのか?

今思い起こせばというか、活発化したといわれる地震列島で今後同様の災害が起きる可能性が大であることを考えても、日本政府が国家非常事態宣言の準備を何故しないのか非常に疑問である。
いろいろと読んでみると日本では国家非常事態宣言を出し首相一時的に全ての権限を集中するという法的な根拠、手続きが定められていないようだ。(筆者の誤認であればご指摘願いたい)
国家の中枢に全権を集中させる危険というのは確かに対外的なもの(戦争やテロ)を意識した場合はあるだろうが、自然災害、原子力災害、疾病に限っては国家非常事態宣言をいち早く出し対処すべきだ。
もし、2年前の震災、福島で国家非常事態宣言を出し強力に進めていれば現在のようにタラタラと復興が進まない、原発の収束や中間貯蔵などの問題が山積という状態ではなかったのではないか。
無論、時限的な非常事態宣言でなければならず野放図な強権発動が継続されては困るのだが、そこは例えば3ヶ月以上は国会の延長決議が必要だとか2重、3重の抑止力を準備しておけばよいわけで、強権を用いず膨大な人々の『お話し合いと調整』に任せているから現在の被災東北3県の状況になってしまう。悲惨な状況で待たされているのは残された人生の時間がそう長くない年寄りが多いではないか。スピードこそ最優先のはずだ。

戦前は、旧警察法に基づいて国家非常事態宣言を出す権限が首相に与えられていたようだが、実際に発動されたのはたった1回だけ敗戦後の占領期にGHQが発令した1948年の阪神教育事件のときだけだそうだ。
阪神教育事件(呼称は様々)についてはネットでもあれこれ調べられるためそれぞれ読んでみて欲しいが、キーワードは民主党と左翼だ。

民主党のアホ菅が何故国家非常事態宣言を出さなかったのか、当時マスコミも国家非常事態宣言について何故取り上げなかったのか・・・。
変な水の飲み方をする首相は、この阪神教育事件だけはどうしても国民の目に触れさせたくなかったのだろう。

drinking

この事件の決着で朝連教育対策委員長と文部大臣との間で交わされた覚書を明らかにすれば現在高校授業料無償化で民族差別だなどと喚いている朝鮮人とそのシンパ達のいい加減さが晒されるのだが、マスコミはこれにも触れない。
3年余りまさに日本は危機的状態だったが、その日本を救ったのが大震災と福島だったのかもしれないと逆説的にでも考えないと、亡くなった人たちや未だに被災民である人たちが気の毒でやるせない思いだ。

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2年前、何故、国家非常事態宣言を出さなかったのか への3件のフィードバック

  1. blogファンその1 より:

    あれだけ党内の権力闘争に夢中だった民主党でアキ菅が国家非常事態宣言を持ち出さなかったのは、左翼のバカさをよく表しています。
    権力を欲しがるくせに自分に集中することでターゲットになる怖さにビビッてしまう。世界の歴史で左翼独裁の指導者の末路がどうかを知っているからでしょう。

  2. 通りすがり より:

    ちょうど昨日、自民党の石破茂幹事長が仙台市内で開かれた党宮城県連大会で講演して「独立国にふさわしい憲法」にするため、憲法に軍隊と国家非常事態の規定が必要だと訴えたそうです。
    戦時でなくとも震災やSARS、鳥インフル、口蹄疫などなど。
    警察の交通事故非常事態宣言のような小バカにしたものではなく災害と疾病については非常事態宣言と国民の権利の一時的な制限はやはり必要だと国民の多くが思っていると思います。災害派遣を除く軍隊の運用はもう少し議論が必要でしょうけど。
    **本部だの○○庁で調整をしている時間がいかに無駄か国民の多くがこの2年でわかったんじゃないでしょうか。

  3. argusakita より:

    blogファンその1さん、通りすがりさん、こんにちは

    最近中継などを見ていませんがきっと国会や各委員会では民主党はすっかり野党に戻って舌鋒鋭くあーじゃこーじゃ言ってるんでしょうね(^^)。
    結局、左翼の連中は好きなことを言っているだけがお似合いで、『じゃあお前がやってみろ』となるととんでもない事態になる。国を引っ張っていけないと。
    んでもって手が付けられないのはそういう左翼が自分たちはインテリだと思っていてインテリ=左翼みたいな図式を鼻に掛ける空気を持つことですね(^^)。
    インテリだろうがそうでなかろうが、若い頃大学で勉強したらちょいとマルクス主義やらなにやらに『はしか』のようにかぶれる季節は誰でも経験ありますからね。
    (私も訳本ながらポール・ニザンなんかを一生懸命読んだ時期があります)
     
    そうですか、石破幹事長がそういう発言を。
    でも石破氏が言うとミリタリーの香りが強いので、復興大臣や厚労大臣や関係者が言ったほうが良かったですね(^^)。
    なんか自民党もイマイチなんですよねぇ、未だに。
     
    今日は丸2年で日本の各地で追悼式などが行われていることでしょう。こちらではほとんどニュースにもなっていませんが、私たちは忘れてはいけませんね。

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