優先順位も不明な総花的マニフェスト ~県民の大半は落第点をつけるだろう~

知事のマニフェストを読んでみた。中身の無さに最後まで読むのが苦痛な文書だ。(筆者の落書きと大差ない(^^))
あの殿様のことだ、『ハデさは無いが実務的なマニフェスト』だとか何とか言って悦に入っていることだろう。
いやはや選挙用のマニフェストはこのように盛り沢山で総花的に利害関係者が読んでも当たり障りが無く読みようによっては勝手な期待感を持たせるように書くものかと非常に勉強になった(^^)。34ページもあるこのマニフェスト、ぜひ一度読んでみて欲しい。
おそらく読んだ人は皆一様に『んで、何やるの?』『4年後に人口増えるのか?』というシンプルな感想を持つことだろう。
年寄りの頭で考えたことをちょっと若い人が箇条書きで作文を担当するとこういうものになるだろうなと。
タイトルが『未来への道標』だそうで、既にここから県民との乖離が見えるではないか。今の秋田は道標が必要な混乱した状態ではない。停滞、後退し、強いて言えば復活、復興が必要なわけで目指す方向は県民全部がわかりきっている。
日本への貢献、秋田の自立をめざしてと書くならば、マニフェストに財政指標をいつまでにこの数値まで持っていくといった具体性が無ければ有権者との契約とは言えない。ずるいマニフェストである。

・大項目の優先順位が不明(自分でも何が重要かわかっていない証左)
・実施予定項目の具体性に乏しく(反対にやけに具体的なものもあるが)、いつまでに何をどれだけやったかが判定できないように記述。4年間でやりますでは単年度会計と整合性の取れないものもありそれらもごちゃ混ぜ。
・数値目標で記憶に残るのは雇用創出の5,000人だけ。
・人材教育推進は結構だが若者は学力をつけて県外に行き帰って来ない。その対策については無策としか思えない。

英語力日本一の前に、知事自身が秋田弁でも標準語でも英語でも会話可能なトライリンガル日本一を目指して欲しいものだが、英語力については10年後だそうで何とも無責任というか単なる夢想を書き連ねているものも目立つ。こういうのは政治や行政の場面では『不誠実』と評されても仕方がない。
自らの過去4年の実績については、何かの出荷額が増加したといった事実が書かれているが、別に知事など誰でも震災の影響で代替出荷や貿易額増加はあったわけで、知事自身の実績と引っ張るのは厚顔と言わざるを得ない。

それにしても明確な財源の目処もないはずにも関わらず、よくもまあこれだけ総花的に何でもかんでも県が関与していくべきという発想を持てるものだと半ば呆れてしまうではないか。何故もっと不要不急は切り捨てることや民間をバックアップし、県は裏方に徹するという発想が無いのか不思議で仕方がない。

**します、**を目指します。

程度で良いなら筆者でも十分書けるし、後で評価される場合もちょっと指示したり検討させたりして手をつけただけでも『やった』『目指した』と嘘にならないようなものばかりである。
過去4年やってきて県庁内部での実際の数値を知っているはずなのだから、実績数値を元にその何割増し、何割減のようなものを書けないのであれば新人候補と何ら変わりがない。
しかも行財政改革についてもほとんど具体的なもの(数値)が無く相変わらず身内や議会にも甘々の作文ばかりが目立つ。

さすがに特亜との交流だけでは風当たりが強いと思ったのか、今回はタイやインドネシアというキーワードが出てくる。自分で物見遊山に行きたい場所を書いているだけではないかと勘ぐってしまう。

日本人のコメ離れ(食べなくなった)やカドミウム汚染で輸出先が限られる秋田米の現実を直視せず相変わらずコメ主体の農業県だと呪文のように唱えるばかりかさらに助成や補助を振り向けたり、大震災で多くの人々が経験した『紙と木でできた家の脆さ』を無視するように『秋田杉の家』などと林業県をアピールする時代錯誤な感覚。
さらに今後海外から安い牛肉が入ってくる時期にブランド牛だのとはしゃぎ、一次産業品のブランド化などと無謀な取り組みを平気で言う感覚は度し難い。(そんなものは民間に任せるべき)
本人は実はそう思っていないかもしれないが、関連業界、業種の人気(選挙の票)を意識しすぎるリップサービスだとしても結果は劇的なものになる可能性は低いのだからそのうち命取りになるだろう。

マニフェスト全体の中で少子化対策について書かれた部分はごくわずかで相変わらず中身も具体的な目標数値も無い。自らお手上げだと言っているに等しい。
県内有権者は91万人、人口が105万であるから未成年者は14万人と見てよい。つまりその母親達も最大14万人弱。
これに若干の母親予備軍を2万人程度と見ても、選挙に与える影響は15,6万票。圧倒的な数の年寄りに比較すると小さい小さい。
これでは母親たちの子育て、出産などについての意見などに耳を傾けるわけが無いのは道理である。

秋田県民はこんな無策な知事に2期目をホントに任せるのか・・・。

総花主義= please-everyone policy
sweeping generosity とも言うがそれではあまりにバカ殿になっちまう。

 

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優先順位も不明な総花的マニフェスト ~県民の大半は落第点をつけるだろう~ への2件のフィードバック

  1. 選挙マニア より:

    でしょーっ!!
    でも考えてみれば、この民度の低い秋田(議会や政党や住民も)に相応しい知事なのかも。
    そう考えると腹も立たなくなってきました(笑)。
    ただ、明らかに震災の影響で国の指示で実施したものやその成果を自分の実績のごとく書くあたりは人間性を少々疑いますよ。

    • argusakita より:

      おっと(^^)

      そう考えれば確かに・・・。
      しかし無投票はいけませんね。住民の政治への参加への希少な機会が無くなることですから。
      覚めた目で見ても決して政治や行政について諦めてはいけません、キリッ! (^^)
      特に地方自治は我々の暮らし、生活そのものですから。

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