ガラケーに続いて”ガラスマ”の道を歩む日本の携帯

こちらでは、先月20日頃から各社の携帯(NOKIA以外はほぼ全部スマホ)夏モデルが登場し話題になっているが、日本でもようやく3社が発表したようだ。相変わらずSIMロックフリーのものは出さないようで、遅れている日本(というか実は日本ではあまり効果が無い理由があるからだが)。こちらでは、1モデル前のものはすぐにSIMロックフリーで販売されて非常に便利だ。

T-mobile-simlockfree

サムスンのギャラクシーS4はどうやら日本では最上位機種(4CPUコア×2)のものは出ないようで、H/Wファンにはがっかりだろうが高負荷時と低負荷時にCPU(それぞれ4コア)を切り替えて低消費電力を狙ったものらしいが、LinuxやIn-Kernel Switcherに興味のある人々以外はこちらでの評価はさほどではない。(ちなみにCPUもOSもIn-Kernel Switcherもサムスンが開発したものではない)
結局消費電力の特徴を前面に出し、より負荷の高いアプリに耐えるとはいってもスマホユーザのほとんどの希望は『バッテリの持ちをよくしてくれぇ』なのである。
ドコモはギャラクシーS4だけに特別に販売補助金を増やしずいぶんと入れ込んでいるが、南朝鮮嫌いの人にとっては『空気読めない』と揶揄されていることだろう(^^)。

日本の携帯3社のうちauについては、一社だけCDMA2000(他はW-CDMA)のため、LTEの次世代まで見えている今、継続性にやや疑問がある。かといってドモコとSoftbankでも周波数帯の違い(と共通部分)がありどっちもどっちだ。
ドコモがAppleのiPhoneを導入するかどうかが4半期ごとに話題になるが今回も見送ったようで、5Sからという噂もあるが携帯機器メーカーの旧電電公社グループの圧力もあるだろうし、売り出せば半数以上はiPhoneになる可能性さえ指摘されている以上なかなか決断は出来ないのかもしれない。
日本らしいなと思うのは、ソフトバンクが出したシニア世代向けのシンプルスマホ204SH(SHARP)

sharpsimple204SH
スマホに縁が無さそうな年寄り向けに出したものだが、AndroidOSに相当手を入れて作っているようで普通のスマホユーザからみたら融通の利かない変な商品である。
Androidは4.0を導入しているが、Google Playには対応せず、Webページを経由したダウンロードもできない。ソフトバンクは、204SHでGoogleが提供するアプリは利用できないとしていてほとんどガラケーをスマホ風なH/Wにしただけのものである。
言ってみればガラパゴス・スマートフォン(ガラスマ)である。
50代くらいまでは現状の普通のスマホで十分だし、60代以上は使う人は使うが携帯そのものを持たない人が多い。
秋田県の場合は2005年のアンケート調査で、下記のような状態だ。

2005mobile-stat01

2005mobile-stat02
(資料が2005年と古いのは秋田県はその後
なーんにもやっていないからだ!) 

あきたICT基本戦略・・・もうそんなもの無いのか?

持たないし使わない年寄りばかりなのだ。総務省の統計でも、
■いつのまにか情弱エリアと化した秋田県
で書いたように悲惨な状況だ。8年経ってますます高齢化し、データはさらに悪化しているはずで度し難く、キャリアが考えるシニア・マーケットなどは幻想なのだ。

売れるわけが無いし、買うわけが無い・・・と筆者は思うが・・・。
それにしても、ガラスマなどと端末側に取り組むよりも。LTE、TD-LTEとAXGPといった通信インフラそのものへの取り組みをしないと、本当にガラパゴス化してしまう。

細かいことはいいんだよ、通信とアプリが速くてバッテリが長持ちすれば!
というのがユーザの声の大部分だろう。
総務省始め地方自治体がコミットすべきとは沢山あるんだが・・・。

オーストリアの代表的なキャリアのA1のTVCM。
ユーザが求めていることをわかっていますよねぇ・・・。
『待つのは終わり』
 
 

 
 
 
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ガラケーに続いて”ガラスマ”の道を歩む日本の携帯 への2件のフィードバック

  1. なまはげ0 より:

    秋田市の北部に住んでiPhone5を使っているのですがソフトバンクのLTEサービスエリアということになっているものの、ほとんどLTEの表示なんかされなくて3Gばっかりです。
    バッテリはすぐ無くなるし、本体が熱くなるしいいことちっとも無い。

    観光DCなんかが予定されていても市内中心部でもロクにLTEで繋がらない状態では観光客の口コミもあてにならない。
    本当にインフラが遅れている気がします。
    ソフトバンクに文句言っても全然埒が明かないんですよねぇ。
    やっぱりArgusさんが書いているように県や市が何らかの助成をすべきだと思います。

  2. 出張中 より:

    秋田市にしばらく出張で来ていますが、ホントにケータイ環境が遅れているというか需要が無いんだろうなと感じます。
    秋田市中心部では結構Wi-Fiの電波拾いますが、使わせてもらうとこれが遅くて下手すると3Gよりも遅かったり。建物に入るとすぐに圏外表示だし。
    繋がればいいってもんじゃないのにねw

    需要が無いからインフラ整備が進まない、インフラ整備が進まないから情報提供も利用も進まない。鶏と玉子ですかね。

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