秋田県や秋田市は一体何をやっているのかさっぱり・・・

片や無投票再選、片やほとんど実質的な対立候補も無い選挙が終わって共に2期目の知事と秋田市長。選挙が終わってのんびりお茶でも飲んだり寝ているのかと思うくらいメディアを通じて伝わってくるものがない。
唯一知事がインドネシアに遊山に行ったという話しがあるが、横手の誘致企業である森井製作所のインドネシア工場進出のハク付けに立ち会ったようなもので、企業誘致をはじめ雇用創出が1丁目1番地などというスローガンとは真逆で、せっかく誘致して来てもらった企業の海外進出を助けてどうするのだと。地元の雇用でも増えるのか?
さらにそれを手助けするという地元銀行、呆れてモノが言えないとはこういうことを言うのではないだろうか。方向が逆だろうに。
朝鮮ドラマの不人気にも関わらず相も変わらず朝鮮人観光客を口を開けて待ち、ソウル便は利用客が減少しているにも関わらず定期便廃止のハの字も出ていないようだ。

雇用創出を一体何で行うのかさっぱり具体的な話がみえてこないが、秋田県は企業誘致の魅力的な材料が無いにも関わらず相変わらずの無策を続けている。
土地はタダ同然だが、気の利いた人材が少ない割には賃金が海外よりも高いし、エネルギー資源王国とはいっても価格面で有利だなどということもない。
さらに輪をかけているのがICTのインフラの悲惨な遅れだ。企業が秋田に進出してくるための有利な材料が全く無い。秋田市などはその上固定資産税が高いときている。

知事も市長もおそらくICTには全く無関心、造詣が深くないのは明らかで、例えば自分でLTEのスマホでも持って秋田市内、県内を歩いてみたらいいのだ。
別にTwiterやFacebookを知事や市長にやってくれとは言うつもりはない(^^)。
秋田市内に限っても、LTE通信ができるのはごく限られていて、一時的にLTEの表示が出てもすぐに3Gだけになってしまうのがほとんどのエリアだ。ビルの中や地下では3Gも届かない場所ばかりだ。Wi-Fiスポットは多少はあるようだが、そのバックボーンが遅いため、単なる『無線』でそこらじゅうの野良電波と変わりない。
秋田県の人口構成が年寄りに偏っていて、その層が携帯もスマホも持たず、ほとんどがNHK地上波と地元紙、朝日新聞が情報源という状況ではどうしようもないのだが、もうしばらく選挙は無いのだから、そういう層ではない層に目を向けるべきだ。
以前、情弱秋田と書いたところ言い過ぎというメールをいただいたのでそういう層をなんと呼べばよいか考えた。『情報化社会要援護者』でどうだろう。
選挙のときはその『情報化社会要援護者』の多くの票を意識するのだろうが、そろそろそこからフォーカスを移すべきだろう。

知人から聞いたのだが秋田北高では数学の授業にソフトバンクから貸与されたiPadを試験的に授業に使っているそうだ。ただし、1クラス分の数は無いらしく、2,3人で1台という程度で、6月で終わるらしい。パケ代を稼ぎたいソフトバンクとしては、校内のWi-Fiは使わせず3Gでわざわざ繋いで使っていると言う。
こういう教育分野を考えても、もう少しインフラがまともなら学校それぞれでICT活用の方法はあるだろうし、進学校の先生たちも頑張りそうだ。授業や進路指導、部活などにも活用され、場合によっては必要なソフトウェア開発などの需要も出てくるだろう。

今回の長い出張は1月に秋田を出てから続いているのだが、当時は秋田市の除雪でガーガーやっていたころ。秋田市では今後に備えていろいろな(しかし掛け声だけの)対策がのんびり検討されていることだろうが、やはりその中の一つに除雪状況の情報提供を迅速に行うことも検討されているだろうか?
除雪の状況がリアルタイムにわかれば市民も外出を控えるとか、迂回路を使うとか対策ができるのだ。
災害情報提供は除雪に限らず大きな課題だと思うのだが・・・。

さらに、この秋に予定されている観光DC。
そもそも交流人口を増やそうというのも大きな目標のはずで、そのためには観光客の口コミが無視できない。
観光客の7,8割はスマホやデジカメで動画を写せるし、その動画を自分のblogや動画サイトに掲載してくれる。10万人来たら7,8万台のカメラで秋田の観光地を紹介してくれるのだ。
つまらないキャッチコピーやポスターよりもずっと効果が大きいではないか。しかも頼まなくてもタダでやってくれるわけだ。
また、観光客によってはスマホで『中継』をしてくれる者もいるだろう。
そうなったとき、観光地の無線インフラが貧弱だと効果がないばかりか、
秋田は無線、携帯が使えないエリアだ!
とクレームを喧伝されることになる。

ICTは民間だけに任せていると、
便利な場所は より便利に。
普通の場所は やや不便に。
不便な場所は より一層不便に。
となっているのが現状で、民間の価格低下、収益性優先でこの傾向は一層明らかになってきている。

徹底的に遅れてしまった秋田のICT。いつまでも『情報化社会要援護者』ばかりを見ていては産業、教育、観光、あらゆるものでマイナス効果だけがジワジワ効いて来るのである。

無策な知事、市長さんはそろそろ本気で組織横断的にICTに取り組んではどうなのか?

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秋田県や秋田市は一体何をやっているのかさっぱり・・・ への8件のフィードバック

  1. blogファンその1 より:

    こんにちは。
    エイプリルフールにArgusさんが書いていた、
    <秋田県、60歳以上の県民にiPadを無償配布>
    ってのはやっぱりあってもいいかなと思います、私。

    スマホじゃ小さいし、iPadの画面に大きなアイコンを6個くらい配置して情報化社会要援護者向けのアプリがあってもいいかなと。
    無駄に豪華な市役所建てるよりよほど有意義。
    需要や消費を喚起するという発想が無い知事と市長、確かに無策、無能です。

  2. 鬼平 より:

    秋田県や秋田市は、5/1から九州などと同時にクールビスを行い、ミゾレが降る中で暖房を入れました。
    他の東北の県は、寒いのは予想できるので時期を調整していました。

    でも、知事や市長が悪いとはもう思いません。
    レベルの低い地域には 「それなりの政治家」 しか現れません。

    職員給与削減せず、採用抑制で対応 秋田市長、国要請に応じず
    http://www.sakigake.jp/p/akita/politics.jsp?kc=20130528c
    それにしても、除雪もできない秋田市のルーピー役人が日本一給料水準が高いとは!

  3. argusakita より:

    こんばんは・・・ですね、そちらは。

    blogファンその1さん、
    でしょ(^^)、まんざら夢物語でも無くて、本当に配布して欲しいものです。
    使おうが使うまいがいいのです。
    小学生が爺さん婆さんに教えたり、コミュニケーションにもなるはずですから。
    端末の数が多くなって苦情が殺到すればキャリアもプロバイダも基地局その他を拡充しないといけないですし、インフラ整備にもつながる。
    ネットでニュースやあれこれ見るようになったら、案外若者達と共通の課題認識もできたりして・・・。

    鬼平さん、
    聞きました、クールビズで震えてたらしいですね。(^^)
    給与削減しないんですか。ラスパイレスでも全国トップクラスでしょう?
    身内に甘いと言うかそれだけ首長が単なる飾りで役人達にそっぽ向かれたら大変だという意識があるということでしょう。

    私は、秋田はダメだと思うよりもあれこれ可能性があり、潜在力もあるにも関わらず役所と首長が馬鹿なためにこの20年くらいどんどん衰退してしまって非常に残念という思いが強いです。
    だから、首長は任期半ばでもいいから辞めてもらって新人に交代してもらったらいいのにと思っています。
    役人たちに対しては市民の監視の目を強めないといけませんよね。役所の電話対応、窓口、書類など一々細かな注文をつけていくことを心がけねば。

  4. iPhone爺 より:

    辛口のblog見つけました。なかなかユニークでおもしろく、これからじっくり以前のものから読ませてもらいます。

    ICTで遅れた日本の中でさらに最も遅れた秋田は世界的に見ると絶望的な状態なわけですね。(苦笑)
    Argusさんはその分野のお仕事なんでしょうか、そうなると秋田では確かに仕事が多いとは言えないでしょうね。
    アベノミクスの成長戦略7分野の最後にIT強化というのがありますが、マイナンバー法案も国内のS/W業界のロビー活動という見方もあり、大企業が内需頼みですからね。
    秋田でもICTの需要は行政がその気になればいくらでも作れるのですが….。

    iPhone使い始めて約1ヶ月。
    電話の機能がイマイチですね。物忘れが多い私としては通話録音できないのが痛かった。(苦笑)

    またそのうちお邪魔します。

    • argusakita より:

      iPhone爺さん、こんばんは

      そんなに辛口じゃないですよ。好きなことを書いているだけの便所の落書きです。(^^)
      マイナンバー法案成立は確かにそういう業界の要請もあるでしょうが、特許庁のシステムや年金関連のシステムの問題もあり、業界大手の中でもモメているようですよ。
      いずれにせよ、あの悪名高いETCシステムのような需要創出という側面は否めないです。

      iPhone、使いにくいですか?
      電話としては確かに機能不足でしょうね。通話録音は日本以外では法的に問題があるので標準搭載できない機能ですし、かかってきた相手の非通知が公衆電話や海外の場合もあるなど、日本的に改良して欲しい点はありますね。
      私は小さいiPadとして使っていますが、電話はやはり昔の携帯です(こちらのA1ですが)。

      またコメントください。

  5. ゆきんこ より:

    初めまして。 「宮崎正弘の国際ニュース」の読者コメント欄で、こちらのブログの記述があったので、立ち寄ってみました。 秋田北高卒・海外在住です。 

    確かに秋田は陸の孤島。 秋田駅周辺は美術館も新しいのが出来て少しは良くなっていますが、帰省するたびに不便なのはワイヤレス・スポットがないことです。 家族を連れて観光したくとも車が無いので、とっても不便です。 鶴岡や酒田でさえ観光客用にパンフレット、レンタサイクル、バス等で公共機関を通して主要な場所はどこでも出かけられます。 美しい自然、美味しい食べ物、温泉など良いところは沢山あるので、勿体ないし歯痒いといつも思っています。 まぁ、飛騨高山のように観光地化されすぎてしまうと、地元民が複雑な思いを抱いているとも聞きますが。 

    話はずれますが、昨年秋に帰省したとき感じたのですが、リムジンバスや地下鉄等公共機関で中国・韓国の記述やアナウンスが一昨年に比べてずっと増えたような気がします。 彼の地からの観光客は多いのかもしれませんが、公用語である英語だけで事足りることなのに。 秋田県では飛行場を存続する為に高校生は韓国修学旅行をすることになっていたり、秋田犬保存協会ではサイトに韓国語の立派な記述があるのも気になっています。貴重な秋田犬が韓国で食用にならなければ良いのですが.... ホテルで朝日新聞だけが無料で各部屋に配布されているのも気になりました。

    また立ち寄りますね。

    • argusakita より:

      ゆきんこさん、こんにちは。

      海外にお住まいとはどちらなのかわかりませんが、たまに秋田に来られるのではそのたびに静かに徐々に秋田がダメになっていくのは感じられるでしょうね。
      秋田の人は一般に秋田のこと(歴史等)を知らな過ぎるし、行政のリアルタイムな基本的な情報にも無関心。例えば市や県の財政状態などの数字が発表されても、地元マスコミがその解説もしないせいか、危機感や秋田が遅れている部分への反省・関心も無い。
      秋田の外を知らないというのも大きいかもしれませんね。

      今回のなかいちのポシャリ開始についても『事後の感想』くらいで、感想を吐く人が事業以前に行われた住民監査請求の署名にでも参加したのだろうかと思う連中ばかりな気がします。
      ホント、秋田はますますダメになりそうです。

      北高ご出身とか。
      私の娘もお世話になりましたが、いい高校ですよね。
      ちょうど今日はセンター試験1日目。確か試験前日には鉛筆、消しゴム、鉛筆削りの3点セットを生徒に配布して、全員で祈願ダルマに目入れ、3天満宮のお札に祈願する集まりなどもしてくれました。そういうきめ細かさ以前に、やる気のある生徒が教師に頼めば休日返上で少数でも補習的なことをやってくれたり、入試で面接、小論文が必要な生徒には担当を決めて夜遅くまで個別に指導してくれたり。
      やる気の無い生徒はある部分放って置かれますが、自主性とやる気を重視・尊重した良い教育方針の高校だと感じました。
      息子が行っていた別の高校はあまりそういうきめ細かなことはなく、公立でも違いがあることが印象的です。
      ゆきんこさん(おいくつかわかりませんが)の時代もそうでしたか? 北高の伝統でしょうか。決して淘汰されない高校の一つだと思います。

      • ゆきんこ より:

        お嬢さんが秋田北高とは偶然とはいえ、嬉しいです。 まだ、私が通っていた当時と同じ制服のようですね。 在学していた時は、その様なきめ細かい指導はなかったですね。かといって放っておくというよりは、それぞれに任せている雰囲気でしたけれど。 少子化も影響しているのではないでしょうか? 当時は女学校で、1学年12クラス、理系は1クラス40人でした。

        秋田は福井県と並んで国内でも優秀だと聞いています。 面白い仕事と活気のある場所さえあれば、県内に残る子も増えるのではないでしょうか。 実際、私や兄が東京に就職したのも選択肢があまりなかったこともあります。 もちろん、知らない土地への好奇心や憧れもありましたが....
        でも、それが高じて、こんな遠く(米国)に来てしまったので、日本に戻りたくても戻れなくなってしまいましたが〜(笑)。

        秋田の歴史に関しては私も無知だと思います。 こちらのサイトでも話題があるようなので、読んでみますね!

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