食べ物のblogやSNSは精神障害の兆候という説

blogを始めた頃、飲食店のPRや料理研究家や評論家などのプロは別としてあまりに食べ物関連のblogあるいはSNSで自分の食べたものを写真付きでupしている人が多いことに気づき、どうも気持ち悪いなと感じていたためこんなことを書いた。
■フード・ポルノ
テレビ番組(特に日本の)の影響やステマなども考えられるし、食べ物の話題は政治的・イデオロギー的な要素が無く無難だと言うことも挙げられるが、筆者から見ると『昨日どこそこに行ってこれを食った、その写真はこれ』といったblogなどは人間の持つ食欲や性欲といった本能から見たら、『昨日どこそこでこんな女の子と付き合った、sexは上手だった、写真はこれ』と紹介するのとほとんど同じくらい恥ずかしいことに感じるのだ。

DRvalerieまあ、blogやSNSを何に使おうと勝手で好きなようにしたらいいのは勿論なのだが、カナダのトロントにあるWomen’s College HospitalのValerie H. Taylor医師(写真、精神科医)の論文にそのような行動をする人間は健康(精神)上深刻な問題を抱え本人に自覚が無い場合が多いということだ。
Food Fetish: Society’s Complicated Relationship with Food
(食べ物フェチ:食べ物と社会との複雑な関わり)
この論文、有料のため転載することが出来ないが、読んでみたい人は下記からオンラインで購入できる。カナダ糖尿病・肥満ネットワーク
http://www.canadianjournalofdiabetes.com/article/S1499-2671(13)00229-3/fulltext
要約すると、社会と何らかの関わりを持ちたい潜在的な意識によって食べ物を通じて他者の共感を得よう(例え反対意見でも)とする行動、即ちblogやSNSを使って写真をupしたりする行動は、例えば目の前で一緒に食事をしている人間を見ずに食べ物そのものに神経が集中していることになり、対人関係よりも自身の充足感(とは言っても栄養価といった視点では捉えていないことが多い)に重きを置いている現われで、精神的に少々拙い兆候であり、肥満や引いては糖尿病の要因になり得る・・・ということだ。
政治的・イデオロギー的なものを抜きにした『無害な』食べ物という媒介で他者とのコミュニケーションを得ようとしているものの、実はその相手を見ていないことに気づいていない場合が多いというのだ。

確かに食べ物blogの多くは、店の雰囲気や従業員の様子、一緒に食事した友人の写真などよりもテーブルに置かれた皿の上の料理だったり飲み物だったりする。
食べ物を紹介することで、誰かの何かの役に立つのではないかという潜在的な自分本位の期待感もあるのだろうが、やはり少々精神的に問題を抱えているのだろう。
ヴァレリー博士の論文は筆者が疑問に思っていたことにサクッと回答を出してくれたように感じている。
そう考えると、世の中結構病んでいる人が多いのだなと改めて感じるのだが、筆者の便所の落書きも同じように『キチガイか、こいつは』と冷静に眺めている人もいるだろうからどっこいどっこいだ(^^)。
いずれにせよ、初対面で『乾杯』の前にスマホを取り出して目の前の飲み物の写真を撮るような輩にはちょっと注意しよう。

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