ヘリ空母を派遣するイギリスの動きが『普通』

今週初め、イギリスは軽空母HMSイラストリアスHMSウェストミンスターを演習のため地中海(イタリアに駐留地があるため)に演習の目的で派遣した。(BBCの動画)
単に軽空母だけを単独で派遣したのではなく、海軍の旗艦HMSブルワーク(揚陸艦)他合計10隻の艦船に加えて3個旅団、海軍、海兵隊合わせて数千人の規模だ。途中スペインのロタ海軍基地(ジブラルタル近く)を訪問することになっているが、誰が見てもこれはジブラルタルを巡る最近の一連の動きでスペインに圧力をかけることに他ならない。
スペインは『イギリスの言うことは信用できない』と発表、さらにかつてフォークランド紛争でイギリスと戦ったアルゼンチンに支援を求める交渉を国連を舞台に始めたそうだ。

結局、外交はこういうことなのだと改めて考えさせられるではないか。
イギリスは核保有国であり、225発のうち運用可能な160発は全て原子力潜水艦に配備しているものの、欧州で核兵器を使うなどとは誰も思っていない。
冷戦が終わってもNATOの核共有政策のためベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、トルコに合計200発程度が置かれていることを皆知っていて、無論これらの国に発射ボタンを任せているわけではないが核戦争など起きないことが当然の前提でこれが欧州全体の『平和』である。チェルノブイリ1つで欧州全体が汚染されたことを皆が知っているからである。
そのため、万が一イギリス、スペインが武力衝突しても通常兵器による局地的なものになることも暗黙のうちの了解のように感じてしまう。
武力衝突になれば双方に損害・被害が出ることは百も承知だが、その手段もチラつかせての外交、やはりこれが国対国の外交だろう。世界のどこからもこのイギリスの行動に批判は出ず、各国のメディアは淡々と伝えているだけだ。

日本のメディアは報じていないが、支那の人民網では日本の終戦記念日の安倍首相の靖国参拝に圧力をかけようとしたのかどうか、例の張りぼて空母遼寧が日本海に移動したことを伝えている。もっとも、支那海軍の空母運用部隊は訓練をロシアに断られたため、ブラジルで空母サンパウロを使った訓練をしているのだそうだ。
支那と南朝鮮がさらに接近すれば、いずれは支那の艦隊が日本海にしょっちゅう出入りすることになるだろうし、半島の東側に軍港を持つかもしれない。
支那が尖閣に毎日のように艦船を派遣し、圧力をかけているのもイギリスと一緒で、世界の常識から見ればごく普通の行動。
これに対処する日本側の手足を縛られた行動のほうがどうかしていいると見るのが普通。
パワーバランスによる『平和』を選択するのがもっとも現実的にも関わらず、憲法で自らの手足を縛る日本は他国から見たらマゾヒスティックに見えるはずだ。

ロシア海軍とウラジオストクあたり(できれば竹島近く)で海上自衛隊と共同演習(演習ですよ)をしたり、国是と言われている非核3原則の3つ目の『持ち込ませず』は形骸化していることが明らかなため(民主党政権時代に明らかになった)、これを削除し実際にあってもなくても日本にもNATOのように米軍の核配備があるかのように他国に勝手に思わせることが大きな抑止力になるはずなのだが・・・。

竹島のICJ提訴に南朝鮮が乗ってこなければ、そういうやり方もあるではないか。

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