日本の国家財産の『金』はどこにあるか?

昨日、知人の仕事場を訪問したときに大事そうに(当然だが)飾ってある金塊が目に入り、持たせてもらったがやはり金は重い。記念に写真撮らせてくれと言ったら、Nein!(No)と素っ気なくてガッカリ。

筆者は理科系の教育を受けたせいか貴金属や宝石が単なる金属や鉱物にしか見えないし、ウィーンという博物館・美術館が身近なところでは金色のものが溢れているため慣れてしまってさらに興味が無い。女性のアクセサリーでもどちらかと言えばGoldよりはSilverのほうが好きという程度だ。
金塊などは庶民には無関係だし、金塊を大量に扱うなどは映画の世界。所詮自分たちは巨大な資本主義の小さなおこぼれの部分で暮らしているという意識があるためかどうでもいいのだが、金の売買は現物・先物など重要な経済活動、指標で現実の金の価値というのは工業用で、電子回路やコネクタの接点など微量ながら広範囲に使われているため、日本特に東京などは世界一の都市鉱山と言われているくらいだ。(回収したらの話だが)
この金・Goldについてはなかなか興味深いミステリアスな話は尽きない。陰謀モノが好きな人には常識なのかもしれないが・・・。

昨年だったか、裁判所の命令によってドイツ(の中央銀行:ブンデス・バンク)がアメリカに預けているGoldを自国で管理したいので返却してくれと要請したが、アメリカのFED(連邦準備銀行)はこれを拒否。では確認に行くと担当者が現地(後述)に2回も行ったところ、5,6本の延べ棒を見せられて終了。
ドイツは、アメリカ以外にもイギリスとフランスにGoldを預けている。イギリスは一部返還に応じたがフランスとアメリカは拒否。(ウチのほうが安全だからという理由)
ドイツは昨年8月の段階で3,395.5トンのGoldを国家として保有していて約2/3を国外に保管していることになっている。冷戦時代に旧ソ連が攻めてきたときに奪われないようにということでイギリス、フランス、アメリカに預けたのだ。アメリカには1,500トン余りを預けていて、場所はニューヨーク連邦準備銀行の地下とケンタッキー州フォートノックスの陸軍基地内のFEDの金庫ということになっている。裁判所命令でドイツ政府は在庫確認をすべきと言われ、2020年までにフランスから374トン(預けている全量)、アメリカから300トン回収することになっているのだが・・・。

U.S._Bullion_Depository

日本は国家財産としてGoldを昨年8月の段階で765.2トン保有していることになっているのだが、ほぼ全部ドイツと同じくニューヨーク連邦準備銀行の地下とフォートノックスに保管されているそうだ。
・・・で、このあるべきはずの金塊が実は無いのではないか(アメリカが売り飛ばしてしまったのではないか)という話がある。ドイツの場合も同じ疑惑。
興味がある方は、ググッてみて欲しいが、ワシントンポストCNBCなどは噂を消すのに躍起になっている。
ついでに、IMFの前専務理事ストロス・カーン氏はこのフォートノックスの保管されているべきGoldが無いことに気づいたためスキャンダルで失脚したとか、支那がフォートノックスから受け取った金塊がメッキしたタングステンだったとかミステリアスな話が多い。

フォートノックスの金庫のGoldの在庫確認は1953年アイゼンハワー大統領時代に行われて以来1度も行われていない。しかもそのときのGoldの検査もわずか5%の品質検査をしたに過ぎないらしい。
過去数年でもアメリカの政治家が在庫確認を要求したがFEDは断固拒否している。
日本の765.2トン(今日の時価4,549円/グラムで)3,480,894,800,000円(3兆4千8百億円)は本当にあるのかそれとも単にアメリカに貸しているだけの金額なのか・・・。

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