凄いな日本は!と世辞を言われた・・・でござる

近所の親しいウィーン生まれの気のいいリタイア夫婦が約2週間の日本旅行に行って帰ってきて報告がてらに昨夜遊びに来た。
開口一番『日本は凄いな、想像を超えていた!』。奥方も『どこに行ってもホスピタリティが最高だった』である。してやったりの気分。

日本に行ってみたいと相談されて、最初のうちは日本が初めてならどこかのパック旅行で行くのがいいよなどとアドバイスしていたが、どうも年寄りが集まってのバスツアーみたいなのが嫌いらしく、二人で旅行するときは結構行き当たりばったりで楽しんできたと聞き、では一肌脱ぐかと。

日本の何が見たいかをいくつか聞いたが、そもそも初めてで予備知識などあるわけがない。今まで行って感動した場所を聞いて何となく2人の好みを想像し組み立てた。
予算は任せるとは言われたものの、それからが大変だった。(^^;)

まずは、往路オーストリア航空で成田、復路を関空からのオープンジョーで航空チケット(ビジネスクラス)を確保し、その日程から組み立てた。
旅慣れている夫婦とはいえ歳だし成田から2人っきりで果たして2週間動けるものかとも思ったが、東京駅までのリムジン、東京駅から汐留のコンラッドにタクシーで移動も順調だったようだ。コンラッドを拠点にほぼ1週間。
あまり日程を詰め込まず、散歩がしたくなったら浜離宮が目の前のコンラッドは年配向きだし、筆者も泊まったことがあるが、日テレ傍のロイヤルパークとともに窓から東京湾の眺めが素晴らしいので筆者としては東京の宿としては推しだ。事前の話を聞いていた限りでは高層ビルのホテルは2人には珍しいだろうと思ったが思惑通り滅茶苦茶感激したらしい。
気が向いたら銀座にも(疲れていなければブラブラと歩いて)行けるので歌舞伎座の幕見席の見方(外国人にはこれがお勧め)を教えたり、浜離宮から水上バスで浅草に行く方法や上野の国立博物館、皇居、上野動物園などなど、買い物はここといった場所を地図にマークし、ネットで得られる時刻表などを駆使した。どうやら紹介しておいたお台場や横浜にも出かけたらしい。
国立能楽堂で能と狂言をぜひ見てもらいたくてここもチケット予約して体験(?)してもらった。さすがに能は理解不能に近かったらしいが、狂言は可笑しさが何となくわかったようだ。(写真を撮ろうとして注意されたらしい)

大抵の日本食は大丈夫な2人なので、天婦羅屋、寿司屋、和牛のステーキハウスなど筆者の知っている美味いもの屋を紹介し、予約まで入れておいた。(一応店側にはナイフとフォークも頼んでおいた)
きっと美味いパンとチーズも恋しくなるだろうと思い、ここにいけばウィーンの住人でも違和感のないパンやチーズが買えるという場所を教えたり、代表的なスイーツはこれといったこっちの手持ち情報を総動員だった。ドイツ料理のレストランやソーセージの美味い店なども教えたが、どうやらほとんど日本食で通したらしい。立派!
オーストリア大使館の場所と近くの麻布十番の定番浪花家総本店と豆源は奥方に教えておいたが何とかたどり着いてたい焼きを食べたようだった。餡子が食べれるかどうかで外国人向けのスイーツは分かれるが2人は大丈夫なのを知っていたのでたい焼きを勧めた。
大使館はさすがに2人きりの旅では安心に一役買ったようで、気持ちがよくわかる。
2人がコンラッドに着くタイミングで、本郷のジャンヌトロワのオランジュショコラを一箱届くように手配しておいて普段社員も世話になっているお礼にささやかなプレゼントをしたが、これは結構気に入ってもらったようだった。

東京滞在後、伊豆の下田まで伊豆急直通の『踊り子号』で移動してもらい、何度か利用したことのある温泉宿に迎えの車を出してもらって2泊してもらった。下田では遊覧船(あの黒い船)に乗ってカモメの餌付け(というより船べりで餌を手にしているとカモメがホバリングで近づいてくる)なども楽しんでもらい、寝姿山にロープウェイで登ってもらった後は貸切露天風呂付の部屋。大風呂も入り方を教えてもらい入ったらしい。
普段海とは縁が無い生活のため太平洋を感じる下田は相当に気に入ってもらえたようだ。
玉泉寺にも行ったようで、きっと日本で初めて牛乳が飲まれたとか牛肉を食べた場所とかいうJOKEには笑ってもらえただろう。

熱海に戻って新幹線で名古屋、近鉄で志摩。ここも馴染みの某ホテルを予約し、必ずマンボウのデザート(きな粉と黒蜜)を出して驚かすように事前に頼んでおいた。
で、今回の日本旅行のハイライトは伊勢神宮。外宮、内宮とそれぞれ歩いてもらって式年遷宮に関わるものを中心に見てもらった。
やはり内宮の杉の巨木が続く参道は外国人にも驚きを与えると見え、その時の話は結構興奮気味に話していた。ショーンブルンの広大な庭園に見慣れている2人も伊勢神宮の荘厳な空気には感動したようだ。
おかげ横丁の建物の瓦屋根の上の猿だのリスだのが珍しかったらしいが、石灯篭のいわゆるダビデの星(六芒星)には気付かなかったらしい。この話は長くなるのでこっちからは触れなかった。(^^)

その後、近鉄で京都に移動してもらい某旅館に。ここは馴染みの客の紹介以外は泊まれないところだが、外国人には慣れているので安心して任せられる宿。
清水寺の近くで和服を着せてもらって写真を撮ってもらったらしく、奥方がエラく感激していた。(ダークブロンドに明るい山吹色っぽい和服は案外合うもんですねぇ)
経験なクリスチャンなはずだが、浅草寺にはじまりあちこちのおみくじ、お守りを買ってきたのには吃驚。そうそう、日本の寺社仏閣は異教徒にも寛容なのだ。単なるFortune。押し付けがましい感じがしないのが日本の神道、仏教の渾然一体となったものなのかもしれない。
それにしてもおみくじが全部Great blessing(大吉)だったのにも驚いた。ひょっとすると大吉が出るまで何度も引いたのかもしれない。(^^)
最後は大阪のウェスティンホテルに1泊。大阪城を眺めてもらい翌日ルフトハンザで関空から飛んでもらった。

行く前はタイのバンコックやシンガポールみたいな街を想像していたらしいが、日本が全く他のアジアと違う文化と長い歴史、そしてスカイツリーのような『超』のつくものを併せ持っていることに驚いた様子だった。(それを理解してもらえば十分)
また、あちこちの観光地の英語表記の説明文や交通手段も大体わかったと・・・。(こっちがほぼ全部お膳立てして事前予約してあげたからなのだが(^^))
メモで渡した交通手段の時刻表がほぼ正確で、その正確さにもずいぶん驚いたようだ。(Japan qualityですな)

本当は、もっと静かなゆっくりした場所と思い、日光や箱根を考えたが天候があまり良く無さそうだったので東京中心に伊豆、伊勢、京都と回ってもらった。
軽い地震には驚いたようだが、本人達は大満足そうで、今度は桜の季節に行きたい、もう日本中2人で自由に回れるなどと豪語していて、知り合いにも声をかけようかなどと話をしていた。
次回は秋田にも行って欲しいとは思うものの、外国人相手のホスピタリティの良い宿がなかなか思い当たらない。今度は吉野の桜と沖縄の海でも紹介するかな・・・。

というわけで、お土産にもらった一保堂のティーバッグセットでお茶を飲んでいる。
そろそろ日本に帰りたいものだ。

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