積極的平和主義の試金石 ~南スーダン~

11ヶ月ぶりに秋田に戻った。何だか寒いだけでなく街中が暗い、活気が無い。さっさと自宅に逃げ込み時差ボケもありボーッとTVを見ているが、日本はBS、CS含めてニュースチャンネルが相変わらず少ない。
日本のメディアでは南スーダンの南朝鮮軍に銃弾1万発供与したことについて武器輸出三原則だの人道的な措置だのとあくまで国内向けの安全サイドでの議論が報じられているが、現在の南スーダンの状況について解説するものが皆無で、相変わらず孤立した国、唯我独尊、メディアは情弱の国だなと感じる。
こんな国で安倍首相が積極的平和主義などと言っても言葉だけが独り歩きあるいは全く理解されていないのではないだろうか。安倍首相の積極的平和主義は海外ではグローバリズムの本来の意味『自国を、世界的問題に積極的に関与させる主義、政策』と捉えられていて、今回の南スーダンでの日本の言動は試金石とも思えるほど注目されている。(注目というよりは、ヘタれると『ああ日本はやっぱり口先だけね』と思われる危惧があるということだ)

他国の注目は二の次としても、南スーダンには自衛隊のPKO部隊が400人以上派遣されていて危険に晒されている。(要員交代したばかりのはず)
南スーダンは、今年の5月に安倍首相が日本大使館を設置することをサルバ・キール・マヤルディ大統領と約束したことや、10月にPKO派遣を平成26年10月31日まで延長することを閣議決定もしている。
自衛隊は最も安全といわれた首都ジュバを受け持っていて、ここから北のスーダン国境までは工兵、医療などを中心としたインド、ネパール、南朝鮮軍が展開し、西側の中央アフリカ寄りはモンゴルなどが展開している。英米仏などの大国は戦闘が大規模ではなかったためスーダンとの国境付近以外はしばらく展開していなかった。
ところが、夏以降反大統領派が私兵を組織しあちこちで略奪、襲撃を激化してきた。
先週、自衛隊の駐屯地ジュバでも銃撃戦があり何人か死に、日本も慌てて外務省連絡室を立ち上げた(12月16日)。非戦闘地域にしか行かないはずの自衛隊も既に戦闘地域にいるのと変わらない。
そんな中で22日にスーダン国境のユニティ州(ここが国家予算の99%を賄う原油産出地域)が反大統領派に掌握され、ジュバから北に300kmほどのジョングレイ州も反大統領派に押さえられ、ここに展開して道路敷設などを行っている南朝鮮軍やインド軍が危険な状況になった。孤立したら全滅だ。
1万発の銃弾供与はそんな中で起きているのだ。

既に自衛隊も実弾装てんして警戒しているはずだが、反大統領派は勢いを増して南下しているらしい。
各国はPKOと言っても自国の利益優先で、
アメリカ・・・ボル市で自国民非難に集中(22日南朝鮮軍に銃弾1,600発供与)
※オスプレイが攻撃され4名負傷
フランス・・・中央アフリカ側からPKFを派兵すべきと国連に提案
イギリス、ケニア、レバノン、ウガンダ・・・自国民避難と撤退

こんな南スーダンで直接的な国益も無い日本がPKOとはいえ自衛隊員を危険に晒して良いものか? 少なくともあの東日本大震災で献身的に頑張った戦闘専門ではない自衛隊員がそんな場所で活動していて良いものか?
南スーダンの肝であるユニティ州奪還は国連軍側(要はアメリカの意志)の使命だろうから必ず戦闘が激化し拡大する。建設器材や小銃しかない丸腰状態の自衛隊400人余りを日本政府は見殺しにするのか?
せめて防御・応戦できる火器、弾薬と増派をすべきだし、そうでなければ撤退という選択もあるはずで、国民やマスコミがもっと声を大きくすべきではないのか? クリスマス休戦や新年休戦などあり得ない地域だ。

そもそもスーダン・南スーダンの紛争は国境周辺が石油産出地域(アメリカのシェブロンが発見)で、産油地域が南スーダン側、精製設備がスーダン側になってしまったことが争いの原因で、その双方に大国やアラブ、アフリカ連合(AU)の思惑が絡んで複雑化している。
反大統領派に武器を提供しているのがロシア、支那、アルカーイダ、イラン・・・いろいろなことが言われていて実態がわからない。サルバ・キール・マヤルディ大統領がなかなかの曲者で、国連で独立を認められてから、イギリス連邦に加盟申請したり、アフリカ連合に加盟、アラブ連盟への加盟も予定されていてどっちつかずのフラフラなのだ。
民族紛争に石油が絡めば紛争の種としては十分で、まだ落ち着いていない地域に日本が果たしてPKO派遣をすべきだったのかどうかさえ疑わしい。
(派遣を決定したのは23年11月 野田ブタだ)

戦闘の激化、拡大が予想される中で自衛隊に火器を送り集団的自衛権を行使せざるをえなくなる環境に参加する(さもなければ自衛隊に犠牲者が出る)のか撤退させるのか、安倍首相の積極的平和主義がもうすぐ実際に試されることになる。

南朝鮮政府が『銃弾は国連から供与されたもの』と日本に謝意は表さないようで相変わらずだ。朝鮮人には『感謝』だの『恩義』などという概念も単語も無いのだろう。
敵国同然の南朝鮮軍は全滅しても、インド軍は助けてやってほしいものだ。ただし自衛隊員優先だ。彼らは日本を守るために存在するのだ。

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