日本が外交に注力すべき本当のライバルはドイツ

26日の安倍首相の靖国参拝以来、支那と南朝鮮の政府とメディアの反日プロパガンダが物凄い。
正確に言えば日本全体にというよりは安倍首相個人に対するプロパガンダという印象だが、新藤総務相が初詣に行ったことでさらに炎上の燃料補給をした格好だ。
どんな国でも、そのリーダーが槍玉に揚げられ批判や非難にさらされるのはごく普通のことで、少なくともイタリアのベルルスコーニの放言や女性問題、フランスのサルコジの金の問題といった低レベルな話題ではないため、ぜひ安倍首相にはこの『普通の状態』を切り抜ける精神力を保ち、小さな正念場を乗り切ってもらいたいものだ。

アメリカやEUも失望・遺憾を表明したらしいが、これは『支那・南朝鮮と不要な軋轢を生む結果をわかっていながら参拝したこと』への失望・遺憾であって支那・南朝鮮のような内政干渉ではなさそうだ。
アメリカはオバマの弱腰、政権の弱体化が顕著でこのままでは今年の中間選挙で大敗しそうな雲行きらしい。北朝鮮の核問題、エジプトの政変、北アフリカでのイスラム過激派との紛争、シリアの化学兵器問題、イランの核開発問題で全くイニシアチブを発揮できず、『世界の警察』の面子を棄ててしまったようだ。イラク、アフガン撤退は決めたものの結局イスラム過激派は世界中で増加しつつあるという現実。
加えて内政のオバマケアの問題、財政の付け焼刃対症療法は中間選挙まで何度も議会の承認を必要とするはずでレームダック状態。

問題はEUだ。
日本に戻ってきてニュースその他でドイツの情報が少ないという印象が強い。
就任1年で安倍首相が行ってきた外交で違和感があるのは、各国首脳との対話や交流で抜けている国がある。ドイツだ。
無論、サミットやG20等でメルケルとの会話はあったようだが、相互に訪問も無く、2+2も行っていない大国ではドイツが例外的と言ってもよいくらいだ。
筆者は、安倍首相は意識的にドイツを外していると思っている。理由は、現在のドイツは、筆者が数年住んでいた1980年代、デュッセルドルフに日本商社や銀行が集中していた頃とはずいぶん違うからだ。
・1980年代までのように(民間にも)親日な空気は無く、寧ろメディアなどは反日に近い。
EUの事実上の盟主である。
支那と蜜月関係(経済面で)である。ドイツも遠交近攻である。(人権問題などには目を瞑っている)

ドイツは輸出で日本と被るものが多く、自動車、工作機械ではライバルである。そして過剰な円高ユーロ安で恩恵を最も受けていたのもドイツである。
昨春からの円安ユーロ高への転換がおもしろいわけが無いのと同時に、ユーロの通貨発行権を持たないため、日本の金融緩和が恨めしい。メルケルは盛んにこれを非難し続けている。
加えて、ドイツは支那への投資、進出が顕著で、支那とEUの貿易でも大半の旨みはドイツが享受している。支那にとってもEU特にドイツとの貿易は大きい。
ところが、支那のバブルがはじけそうな今、日本からの投資が(日支関係の冷却化により)減少し、危険水域になっていることがドイツは最大の心配のタネだ。
ドイツ政府、経済界は特にアベノミクスや外交面で日本が疎ましい状態なのだ。

そういう背景もあり、ドイツでアジアの情報・ニュースは大半が北京、上海からだ。
いつだったかZDFのニュースで北京からの特派員報告といいながら、明らかにNHKニュースの映像を利用して支那の代弁をするような内容には驚いた。
蜜月関係は政府間だけではなく、メディアも支那寄りになっていることが明らかだ。
先日の靖国参拝で支那のワン・イー(王毅)外交部長が真っ先に『日本非難のメッセージを出してくれ』とばかりに電話したのもドイツの外相(有名なゲイだが)のようだ。
ただ、ドイツも支那や南朝鮮のように馬鹿な国ではない。EUに進言しEUとしての声明にさせたと思われる。何故なら、支那寄りのイギリス以外の欧州各国は日本の内政干渉や宗教的問題にはほとんど興味が無いのが実態だからだ。

ドイツは歴史的に欧州各国の王室(スペイン、スウェーデンとモナコを除く)に婿を出して権威の世界を握っている上、経済でもEUで一人勝ち状態のため欧州各国から好かれているとは言えない国である。ましてやナチの亡霊は未だに生き続けている。
そんなドイツの本音は日本の復活などは全く歓迎したくないのである。
細かい話だが、ドイツの首都ベルリンのブランデンブルク国際空港(シェーネフェルト国際空港を大幅に拡張して開港予定)は名前の問題も含めて予定から2年以上経っても未だに開港していない。一方、日本は東京に隣接する羽田の拡張なども順調で相当に羨ましい話らしい。
支那からのニュースは当然反日で情報も支那によって誇張されたりバイアスがかかっているため、現在のドイツ人は日本に対して『同様に大戦の戦犯国として日本が躍進することはあってはならない』とでも思っているかもしれない。南京事件などは完全に支那の嘘がそのまま信じられているとさえ感じる。
エネルギー政策でも福島以来、メルケルが脱原発を決めたものの風力やソーラーもあまり上手くいかず、どうやら脱原発実現は難しくなってきたようだ。
そんな中、安倍首相がフィンランド、バルト三国、V4各国(ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリー)、さらにトルコに原発営業に出かけてきたのをおもしろいわけがないのだ。
商業炉の廃炉も実績も無く、廃棄物処理の目処も無い日本が隣国で原発営業していたらシーメンスでなくとも不愉快なのが当然だ。おそらく日本によるドイツ包囲網と感じたドイツ人は多いはずだ。

ウィーンに半分住み、ドイツ文化が身近な筆者が言うのも可笑しいが、日本人が盲目的に抱いているドイツのイメージというか『ドイツ被れ』はそろそろ卒業すべきだろうと思う。
年末の第九は全国各地で行われているが、あんなものドイツでも聞いたことが無いし、そもそも歓喜の歌は本来は大勢で合唱するような代物ではないのだそうだ。
支那の隋・唐・宋の時代の文化に魅せられ、現代支那をどこか期待感を持ってその延長で考えるようなもので、ドイツの現在をもっと日本人は知る必要があり、メディアも支那寄りのドイツの現状を伝えるべきだ。
日本政府の支那包囲網はドイツを取り込む(近づく)ことで完成するはずだ。
ドイツは特亜のような馬鹿な国ではなく優れた民族である。正しい情報を与え、官民あげての交流を進めればきちんと大人の付き合いができる国だと筆者は思う。

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日本が外交に注力すべき本当のライバルはドイツ への2件のフィードバック

  1. 嫌独 より:

    そうです。
    ドイツは昔から反日色が強いし、東洋の物真似猿と馬鹿にしていたのはヒトラーも同じ。
    枢軸国だったから親日だと勘違いしているのは日本だけ。対ソ連の利害が一致したから同盟結んだだけ。そもそも支那と戦ったときの相手は蒋介石だが、その陸軍の顧問はドイツから派遣されていた。
    南京虐殺だのは支那のん十万人という嘘をマルッと信じているのがドイツ人。
    メルケルはパククネみたいに馬鹿じゃないから表立って言わないが常に日本の金融緩和を非難している。相当に日本嫌いのようで、サルコジとは気があっていたようだ。
    日本が苦しんでいる間ユーロ安で一番ウハウハだったのがドイツ。
    安倍首相がドイツに国賓招待されることはまず無いが、メルケルを国賓待遇で招待する必要もない。

    21世紀の構図は独・支 vs 日・米・英・仏でロシアがどっちに付くかで空気が変わる。
    ドイツメディアでやや中立と思えるのはシュピーゲルくらい。
    メディアを放っておく在独日本大使館の無能ぶりには呆れる。

  2. ビール小僧 より:

    ご無沙汰しています。ミュンヘン在住のビール小僧です。
    ほとんど拝見しているだけですが、本年もよろしくお願いします。
     
    普段から何となく思っていたことをここの記事で見つけ、我が意を得たりの感です。
    日本でよくある日独交流協会的なもの(秋田にもありますか?)はそれこそビールや文学・哲学、音楽といったドイツ文化のつまみ食いを持ち上げているだけで、リアルタイムのドイツなど関係ない風ですよね。
    ちょうど、孔子や孫子や水墨画や漢詩といった歴史的な過去の中国(地域)に憧れを抱いて現在の中国と友好をというようなもの。
     
    もう少し現在のドイツを知ってもらいたいですし、同じように現在の日本の様子をもっと日本側から(できれば公式に)発信してもらわないと、日本人の我々は放射能汚染物質扱いです(極端に言えばの話ですが)。
    日本の人達より放射能を気にしているのがドイツ人。日本人は政府が情報を隠蔽しているから真実を知らない気の毒な国民というのがドイツ人の一般的な見方かも知れません。

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