エリアなかいち冬眠状態に

エリアなかいちの食品売り場を運営する『秋田まるごと市場』(秋田市卸町、大島紳司社長)が撤退の意向だそうだ。(支那南寧市の秋田ショップ撤退でもこの代表者名が出てくる。一回休みだなこの社長は(^^))

ホレ見たことかという声が沢山聞こえてきそうだが、筆者は2012年2月のテナント発表2012年4月に建物全体が見え始めたころに既にアカンなと思っていたため驚きではなく、むしろ1年半もよく頑張ったなという気がする。
次にどんなテナントが入るのか未定らしいが、商品サイクルが短く客単価の小さい食品販売のテナントで集客できない(売上げが上がらない)のではおそらく何をやってもダメだろうという予測は専門家でなくともわかりやすい。年寄り専門の理学療法、鍼灸、アスレティックジムのほうがいいかもしれないし、いっそのこと若い人をターゲットにUSコロラド州(解禁初日100万ドル売り上げたとか)やワシントン州のように秋田市を大麻特区にでもして・・・。(^^)

美術館を含めて総事業費約147億円のうち、8割超が国、県、市による公費であり事業の進め方が実に不透明だった点を忘れてはいけない。
多くの地権者の集まりが再開発準備組合(25組合員)だったわけで、組合の会合はほとんど非公開、土地取得費(ぶっちゃけこの地権者たちがいくらで売ったのか、儲けたのか)については全く公開されていない。しかもこの再開発準備組合は2012年10月に解散している。
公費が投入されるにも関わらずそれぞれの売買価格等は私的な情報で非公開というたわけたことを地元マスコミもほとんど突っ込まず事態は進行した。
この再開発事業について秋田市では2011年に『日赤・婦人会館跡地再開発事業を凍結、中止し、再検討を求める市民有志の会』(山内幸一代表)が住民監査請求をしたが、市監査委員事務局
に受理前却下、棄却、一部却下で応じている。テキストはここPDF版はここ。
秋田市の土地価格は、イトーヨーカ堂のあった土地(中通2-8-1)の推移を見れば一目瞭然。その状況下で日赤・婦人会館跡地は一体いくらで売却されたのか、公費がいくら支払われたのかはずーっと不明である。

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まじめに秋田市中心部の再開発、にぎわいの創出、活性化などを考えていた多くの住民の気持ちや努力などとは全く無関係この再開発事業のディールは組合が解散した2012年10月に終了しているのである。
代替地を交換取得したり売却益を得た組合員達は実に羨ましい話だが(^^)、もし土地の売却価格などが公開されればテナント撤退の騒ぎどころではなくなるだろう。

エリアなかいちはしばらく冬眠状態になるのだろうが、この事業の推移は、原野のように安い土地であっても、いかに国・県・市を巻き込みゼネコン、コンサル、設計事務所を活用し、再開発という美名の下に土地ディールを行って儲けるかという手法について非常に優れた教科書事例になることは間違いない。副題は『アホな役人たちは、こうして動かせ!』だろうか。

そのうち情報公開請求でもして本でも書くかな(^^)。

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エリアなかいち冬眠状態に への8件のフィードバック

  1. 情弱 より:

    一番高いはずのヨーカ堂のあの場所の価格ってこんなに劇的に8割以上も下がっていたんですね。そりゃあ、市内各地は原野同然だ。
    美術館も冴えないし、重症ですよ秋田市は。
    住民の我々のせいかなぁ、本当に。

  2. 大島紳司で検索したら、トップに、
    http://atpa.genkiblog.net/image/toprun1.pdf
    が見つかりました。「貿易はダメもとでやってみるのが大事。覚悟が必要」・・・・・・・・もしかして、『秋田まるごと市場』もダメもとでやってみた事業だったのでしょうか?

    まるでコンビニ店長に指導するコンビニ親会社の指導のような話ですね。機会を捉えてどんどん仕入れて売ろうとすることが大事で、損を出さないように仕入れを減らすのはまかりならん、というのにどこかつながるような内容に思えました。その前に輸入雑貨の人が食品市場の運営できるのかなあ。

    でも、大館市から見ると秋田市は羨ましいです。「なかいち」関連ならばテレビはドンドン取り上げてくれます。箱物も作れます。大館市の方は、箱物はこれから市役所が作られるでしょうけど、後は作れないから、ハチ公小路のような中途半端な事業をすすめ、現在1店舗のみの営業という情けなさ。同じ情けないのでも予算をかけれる分秋田市が羨ましい。

  3. 僻みっこ より:

    こんにちは。

    メディアが取り上げてくれないのは街作りだけではないです。
    今回のオリンピックにも北秋田から2人、秋田市から1人出ますが皆地元に住んでいるわけではないからでしょうがあまり取り上げてくれませんよね。
    そういう状況を見るとスポーツの世界でも働きながら世界的なレベルでやるには秋田にいたらダメだって若者が思うに決まっていますもんね。

    現代の女マタギ鈴木芙由子選手頑張れ!

  4. ちんあなご より:

    佐竹知事が 「ナカイチの件は、当事者ではない」 と言ってるが、さすがに呆れます。
    県の税金も使われているのに、何の責任も感じていない。

    政治家のレベルは民度に比例する。
    秋田の衰退を早めた佐竹・穂積が2期目以降も安泰なのが異常です。
    取って代わる人がいない。

  5. 地元民 より:

    いや、あれは記者会見録でもわかるように現在の運営管理者としては当事者じゃないという意味だと思いますが、確かに何十億も公費を出しているわけで、事例としてあげたから揚げについて一消費者目線で語るというのは知事職を忘れているようですね。
    この人、地元評論家としてはいいかもしれないですが知事職としてはどうでしょうね。

    一方の穂積は、すっかり忘れて次の仕事。
    市庁舎の起工式だそうで、役人天国ですね。

  6. 炙りたらこ より:

    「エリアなかいち」は青森市の「アウガ」の二の舞になったのだ。
    「イオンタウン」出店を許可しなかったにも関わらず、「コンパクトシティ」の切り札であった施設がわずか2年も経たぬうちに失敗した、ということである。
      このままでは秋田市は全てを失うことになるだろう。
    秋田市は「コンパクトシティ」を諦めて「イオンタウン」の建設を許可するべきである。
    http://blogos.com/article/87921/

    「アウガ」は7年もったが、「ナカイチ」は2年もたなかった。
    秋田人は、なにかと言うと「駅前ガー」
    何をやるにも巨額の税金投入を前提で話をするから、ズレていると思う。

    • argusakita より:

      BLOGOS拝見しましたが、私とは少し見方が違うなというか、秋田県や秋田市の財政状態を踏まえた見方ではないように思います。
      行政コストという視点で見れば郊外(のどこか)に拡大するなら別の場所の郊外を切り捨てるべきです。
      そうしないと、ゴミ袋の有料化どころではなく住民にツケが回ってきます。

      駅前ガー、ではなく、新規インフラ整備が少なく既存インフラを活用するしか財布が持たないとなれば引き算で駅前周辺となるのは当たり前でしょう。
      私は駅前とは言っても西口の旧市街地ではなく東口を活用すべきだと思いますが。

      しかし、またまた秋田市は国交省の失敗事例の資料に組み込まれますね。
      アウガですかぁ・・・。(^^;)

  7. argusakita より:

    タニタ食堂、あかんかったかぁ・・・まあ、想定内でしょう。
    嗜好合わず?あきたタニタ食堂に辛口評価(河北新報)

    だよなぁ・・・。
    塩分排出には柿やメロンやバナナなどカリウム多めの果物がいいのですが、糖分も多いので糖尿病の人はダメかな。

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