せめてミシュラン★1,2個の観光地が2,3箇所は欲しい秋田県

スイスとフランスの知人が数人で日本に観光に来ると連絡があり、秋田にも行ってみたいということで何かガイドブックでも紹介してくれと依頼があった。
母語がフランス語のその知人達に秋田を紹介するフランス語のガイドブックを筆者は知らないためちょっと困った。
秋田県観光総合ガイド あきたファンドッとコムは、英語、朝鮮語、支那語(繁体、簡体)、ごく一部ロシア語しか無いし、日本語ページ以外は全く使い物にならない印刷物のパンフレットのようなものばかりだ(せめて印刷できるようにレイアウトしたらまだマシか)。
一度外国人の旅行者になったつもりで英語版のページを見てみてもらいたいが、クリックでいきなり動画が始まったり、宿の予約検索などもJAPANICAN.COMに飛び全く使い物にならないガイドページだ。そもそも、足(交通手段)や料金を探そうとしても情報が全く無く旅行者は途方に暮れる。
美術館や博物館のページでは(なんと日本語のページも)、エリアなかいちの新県立美術館の掲載が無い。(既に無いことになっているのか?)
Googleの地図でも使った簡単な位置情報やタリフ、休館日くらいは載せてもいいだろうに思うのだが。
管轄は県の総務部広報広聴課ということらしいが予算が無いからこれ以上作れないのかやる気が全く無くサボっているのかは見た人はすぐに理解できるだろう。
平成24年3月~25年3月の東北観光博も機械翻訳で散々で筆者も2度取り上げたが期間が終わり消えてしまった。ここと同じで相変わらず役所の無策、無能ぶり、学習というものをしない体質には呆れるばかりである。
本気で『観光』を産業に育成しようなどとは思っていない明らかな証拠だろう。言い訳を聞いてみたいものだ。

michelin-G-Jところで、外国人で旅行好きな連中がとりあえずパラパラっと見る冊子としてミシュランの観光ガイドがある。特に詳しいタリフや交通手段などが書かれたガイドブックでもないが、ペーパーバック風読み物でこれが案外読んでいて楽しい。結構辛口でヨイショすることはない。
同じようなガイドブックが国別・地域別に現在は360種類、10ヶ国語で発行されているそうで、そのミシュランの日本観光ガイドが『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』Le Guide Vert Japon(仏語)(英語版もある)で2009年から発行されていて2012年の改訂第3版が最新のはずだ。英語版は一つ前の版だ。
ミシュランといえばタイヤメーカーのあのミシュラン、レストランやホテルの星による格付けで有名なアレである。
このガイドブックに掲載されている日本の観光地や名所、施設は1,000箇所弱。
星の意味は★★★(わざわざ旅行する価値がある)、★★(寄り道する価値がある)、★(興味深い)で、当然ながら東京都や京都府が170余り、3位の奈良県が70、4位の神奈川県が60と続く。
ミシュランとしては現地訪問、独立性、選択、定期的更新、一貫した基準で格付けし、基準は9つだそうだ。
・旅行者の持つ第一印象
・知名度、人気
・記念建造物、美術館、アクティビティの数
・公的評価
・芸術品、史跡の美術的価値
・美観
・本物の魅力
・旅行のしやすさ、利便性
・受け入れ姿勢の質

最初は4人の調査員が2ヶ月間朝から午前零時まで歩き回って格付けをしたそうである。
レストランの格付けは味覚・嗜好といった個人的なものに依存するためどうかなぁと思うレストランもある。例えば、安倍首相とオバマ大統領の会食で名を上げた3つ星の銀座すきやばし次郎は1度知人に連れて行ってもらったが、確かに美味いもののちょっと80過ぎの爺さんが握った寿司かと思うと『うーむ』だった(^^)。銀座久兵衛のほうが絶対良い!!(^^)
しかし、ミシュランの観光地ガイドは案外アテになる。少なくとも海外では。

で、この『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に秋田県からどこが載っているか、残念ながら、★1つで、
■十和田八幡平国立公園(ただし奥入瀬渓流の項目から、ほぼ青森側と見てよい)
■白神山地(白神山地世界遺産センター)
の2箇所だけで合計★1.5個というところか。
非常に残念である。旅行者の持つ第一印象という基準は調査員が訪問した時期に相当に依存するのではないかと考えられ、冬期間の旅行のしやすさ、利便性では圧倒的に秋田は不利だ。
しかし冬期間を考慮しても少なくとも男鹿、田沢湖、角館武家屋敷等は星1つくらいはもらってもおかしくない印象なのだが・・・。理由をミシュランに聞いてもレストランガイドと一緒で絶対に回答しないはずだが。
掲載地一覧をぜひ見てほしい。(こちらは改訂で追加された場所の一覧)
東北では福島県は残念ながら現在は皆無で仙台と松島周辺が圧倒的に多く、後は岩手の中尊寺、青森の弘前城などが挙げられているが、ミシュランガイドの特徴、指向が何となくわかるのは山形の酒田、鶴岡が挙げられていることだろうか。山寺は掲載なしである。

秋田の観光地の方々や行政にはぜひこのガイドブック、あるいは一覧だけでも見て何が秋田の観光地に欠けているかを感じてほしいものだ。

それにしても、困った。秋田に来たスイス人をどこに連れて行くかな。
昔なら田沢湖近くに『田沢湖スイス村』があって、相当にウケる自虐的ジョークだったのだが・・・。地元の方には黒歴史というやつだろうか。

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カテゴリー: 県政・市政・議会, 社会・経済, 秋田を改造, 海外 タグ: , , , , , , , , , パーマリンク