不利、苦手とされるものに挑む日本人には元気付けられる

ライプチヒで開かれていたバッハコンクールのバイオリン部門で日本の岡本誠司(20)さんが1位になった(日本人で初)。
日本では1位になったことや日本人初ということが報じられていて、このコンクールの凄さが伝わっていないように思う。
2位はオーストリアの28歳の美人演奏者Marie Radauer-Plank、3位はオランダの23歳のイケメン男性Niek Baarで2人とも既に実績も知名度も大きい有名な演奏者だ。何しろ、それぞれのWebを見てもらいたい。
こういうプロを抑えて1位を取ったのが日本の大学2年生なのだから、こちらでは日本恐るべし! なのだ。

仕事でロシア、サンクトペテルブルクに来ている。少し曇りがちなせいか気温は20度くらいか。ウクライナで何があろうが、観光地としてのサンクトペテルブルクは相変わらずの賑わい。昨夜は急に誘われてマリインスキーでSpartacusを観てきた。
7月一杯白夜の星音楽祭でバレエ、コンサートなどが集中的に開催されている。23日の短いバレエ(Serenade Apollo Symphony in C)も見たいが観光シーズンなだけあってちょいと高いので迷っている(7,500円~12,000程度)。まあ、日本で観たら2倍から3倍はするだろうが・・・。

バレエといえば、最近は日本人のコンクール入賞が多くバレエ好きな知人から『また日本人の若者だね』と賞賛の声を聞くのは何となく誇らしい。
最近だけでも、

■2014年2月 スイス、ローザンヌ国際バレエ 優勝 二山治雄(17)、2位 前田紗江(15)、6位 加藤三希央(18)
■2014年5月 ロシア、ブノワ賞受賞 木田真理子(スウェーデン王立バレエ団の第1ソリスト)
■2014年6月 アメリカ、ジャクソン国際バレエコンクール シニア女性部門金賞 加瀬栞(22)、銀賞 宮崎たま子(25)

と立て続けだ。

serenade一般的に日本人は小柄で手足が短く優美さに欠けるとされるが、その分重心のコントロールがしやすく難しい技を身につけられるのだそうだ。
シアターで見ている限り、やはり素人には優美さやスピード(静と動)に目が行ってしまうが、玄人たちは当然別のところを見ているのだな。
日本人には不利とされるものに敢て挑戦し海外で評価されているこういう若者たちには賛辞の言葉しかない。
こういう若者達がゴロゴロいるのが欧州で、芸術の幅や層の厚さを感じさせるが日本の画一的な教育システムとは一線を画したこういう若者たちの活躍が頼もしい。
日本を出て勝負だという気持ち、実によくわかるなぁ・・・。日本でしか出来ないもの以外で何かを<とことん>やるならまず日本を出ることだ。

不利なもの、苦手なものに挑戦という意味では安倍首相も頑張っている。
先日のオーストラリアの下院(代議員、上院は元老院)での演説だが、原稿を見ながらとは言うものの、サービスのつもりかオージー訛りを入れてtodayをトゥデイと言ったりトゥダイと言ったり御愛嬌だ。やたら後置修飾句の that~ が多いような気がするのはおそらく日本人が書いた原稿なのだろう。
内容は、例によってアベノミクスで農業、医療、教育で自分は岩盤を砕くドリル、proactiveな平和主義と、価値観の共有、支那への牽制、オーストラリアとのEPA、武器協力などだが、2Fギャラリーに大震災時に南三陸で活動してくれた消防士や東京オリンピックの金メダリスの女性などを呼んでいてこの紹介なども混ぜながら、なかなかのスピーチだった。(安倍首相の場合、日本語よりは英語のほうが聞きやすい)

03:12 安倍首相登場
代議員議長の目の冷めるような赤い勝負服のブロンウィン・ビショップ(自由党)の歓迎挨拶、トニー・アボット首相(自由党党首)、ビル・ショーテン(労働党党首)の挨拶
22:40 安倍首相演説開始

His Excellency Prime minister of Japan, Shinzo Abe.
やはり大英帝国の一部、儀礼プロトコルはきちんとしている。
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