自衛権、警察権、治安出動の周知が必要では?

そろそろ終戦の日が近くなり相変わらず年中行事のようにNHKは自虐的な特集番組を流し、各地で空襲の記憶を掘り起こすようなニュースが取り上げられるのだろうが既に実体験した人間もほとんどいない現在の状況で『戦争は悲惨だ。戦争はいけない』といったステロタイプな文言が置かれて終わりといった思考停止型が多いことだろう。
そこから本当に学ぶことが可能かどうか。リアルタイムに世界で起きている紛争に対する理解あるいは支那の脅威が夢物語でない今、本当に武力衝突になったときに『戦争は悲惨だ。戦争はいけない』で止まっている頭を切り替えることは可能だろうか?
9条を唱える想像力が自分たちの生命や財産、権利を守ってくれるだろうか。

筆者も当然ながら戦争の実体験は無いし悲惨さは様々な映像で理解はできるものの、例えば秋田の土崎空襲について感想を求められたら(体験の無い者に求めるほうがどうかしているのだが)、
『戦争は悲惨だ。決して自ら武力行使を開始してはいけないが、いざ戦争となったら絶対に負けてはいけない
あるいは
負ける戦争はやってはいけない
こう言いそうな気がする。何故なら、第二次大戦あるいは太平洋戦争は単に(アメリカに対する)軍事的敗北であり、日本という国家、その歴史、文化、国民性全てが負けたわけではない。

ところで、現在紛争(戦争)が起きている例えば、
・ウクライナ問題
・パレスチナ問題
・フランス軍によるマリ等への空爆(相手は主としてボコハラムや北アフリカのアルカーイダ)
は、国対国ではなく国対武装勢力(テロリストあるいは某国の支援組織)という図式で、武装勢力側の支援がどの国から行われているのが明白であっても戦闘自体は国対国の正規軍同士の戦いではない。
こんな実際的で教科書的事例を使って専門家が解説するテレビ番組くらいあってもいいのではないか? 池上彰氏あたりがソフトにやれば『軍靴の音が・・・』というアホぉも少なくて済むだろう。

自衛権というのは基本的には相手勢力を殲滅することが目標となるが、警察権(司法、行政)は相手の生命や人権も配慮するわけで全く異なる。自衛隊を後者の目的で使うのが治安出動だが、行動の根拠となる法律が違うこと、即ち前者は戦時国際法、後者は警察官職務執行法や刑事訴訟法に基づくもので決定的に違う。

ドラマのシナリオでもあるまいし、集団的自衛権行使の15事例などを規定しその神学論争的な議論を聞かされるよりも、ここまでは警察権、ここからは自衛権あるいは治安出動になるといった周知徹底が戦争未体験の大多数の国民に必要なのではないだろうか。
この程度の武装勢力の場合は敵の生命・人権に配慮して警察権を行使するが、ここからは徹底的に相手を殲滅するという線引きについては多くの国民のコンセンサスが必要なのではないだろうか。『戦争はダメだ』の思考停止からもう一歩進んで理解しておく必要がある。
戦国時代に互いに名乗り出て戦ったなどという図式や国対国の宣戦布告などはもう無いと考えてよいのが現実。もっともイスラエルはハマスに宣戦布告をしているし、北朝鮮も(無慈悲にも誰にも本気にされないが)その単語だけは使う。

ウクライナでも親ロシア派、ドネツク人民共和国などと勝手に独立を宣言している集団は(テレビで見る限り)新品の軍服を着ている。どう見てもロシアが資金・装備の援助をしているだろうが正規のロシア軍ではないとされる。
ロケット弾をバンバン打つパレスチナのハマスもパレスチナ自治政府を代表する集団ではないがイスラエルという国家と戦っている。これらは自衛権なのか、あるいはそうではないのかの専門家の解説を聞いてみたいものだ。

もし尖閣あるいは沖縄に漁船に分乗した軍服を着ていない集団が多数押しかけ、手には銃火器を持っていたら警察権ではなく治安出動から自衛権行使だろうが、その数がどんどん増えてきたり、装備も本格的なものになって破壊工作も半端ではなくなってきたらどうするのだ?
相手が明らかに支那の支援を受けていたとしても支那政府が『知らん。一部の分離勢力による行動』と発表したら停戦や休戦の交渉相手も不明の状態になる。(ハマスがまさにそんな状況)
仕方がないから武装勢力全部の殲滅に向かえば、今度は支那政府が『人民の保護』を理由に正規の人民解放軍を向けてくるかもしれない。(まあ、表面的には正当な理由ではある)

旧日本軍がパルチザンで苦労したシベリア出兵便衣兵(一般市民と同じ私服・民族服などを着用し、民間人に偽装した兵士)で苦労した支那事変、日本は過去に散々学習しているはずではないか。
日本でも国民それぞれが紛争・戦争になったらどうするかをそろそろ当たり前に考えておくことが必要ではないだろうか。
『いや、戦争はいけない』と一国平和主義の理想論者、9条信者は少なくとも憲法の前文と9条を支那語(北京語? 広東語?)でまくし立てる練習は必要だろう。殺される前に全部言い切ることが絶対条件だろうが、前文の1行目を言い切る前に頭を打ちぬかれるのが現実だろう。

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自衛権、警察権、治安出動の周知が必要では? への1件のフィードバック

  1. きりたんぽ より:

    日本の自衛隊の法体系は警察ですからね。
    さらにコードはアメリカが持っていますから独自では動けません。
    おおまかに、警察とは「認められたことだけをしなさい」というもので
    軍隊とは「やってはいけないことを決める」というもので
    クーデターを防ぐためにも活かされています。

    ちなみに通州事件をご存知でしょうか?
    ご覧になってみてください。
           ↓

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