県民の声が届きそうな県議はわずかに6人

知事や県の説明不足とそれをそのまま何の評価もせず単純に垂れ流すしか能の無い地元の御用メディアからの情報だけでは県政の評価はできない。
普通の県民が無理に時間をとってもせいぜい議会のHPでの会議録、中継録画等での成り行きを見る程度しか材料が無い。年寄り達と違って時間が無い現役世代の県民は直接議員に会いに行くことや議会傍聴などは現実的に不可能。ましてや、知事や議会にメールなどを送っても、都合の良い質問にしか答えないばかりか、質問そのものがシカトされるのが現実。

殿様知事の暴走なのかどうなのかさえ不明な施策も多く、無投票当選とはいえ一応は信任を受けた格好と解釈せざるを得ない知事は任期一杯居座るかもしれない。
そんな知事、秋田県庁を議会はきちんとチェックする機能を果たしているのか?
そんな素朴な疑問と共に知事がダメなら議会も二元代表制の一方なのだからこちらを応援するか・・・と。
幸い、来春は統一地方選で県議会選挙だ。
御輿の対抗馬の無い(あるいは少ない)知事選挙よりは議会の45人を選ぶほうが選択肢が多い(実際には選挙区という旧態依然の制度が邪魔なわけだが)。
単に身の回りの支持者・団体の利益に直結することだけを望まれる候補者もいるだろうし、きちんと『民主主義の学校』である地方政治の政治家として立候補する候補者もいるだろう。

そこで、無名の一県民として議員に同じ質問をぶつけてみようと。
選挙のときもそうだが当選後も議員同士が特定のテーマで一律に比較されたり議論する場は無い。議会でも会派・党派間や議員同士の議論はまず無い。
条例議決の時の1票のために議員になったという議員はいないはずだ。(好みや良し悪しは有権者の判断だが)それぞれ思想信条があり、主張があるだろう。
これらをもっと詳らかにしてもらわないことには有権者側も選挙に行く気がしなくなるのは当たり前だ。名前だけで投票するのもまあ民主主義の一面だ。
細かいテーマ以外にも議員それぞれの問題意識、主たるテーマがあるはずで、その上で情熱や人間性によって選ばれるべきもので、逆に有権者もそれらを知る努力が必要である。

公開形式で質問アンケートを行ったポイントは、
・メール等の電子的手段でどれほど疎通の可能性があるか。
・返事をPDFでと指定することでメール以外のICTに関するリテラシーをチェック
・大きな国策であるテーマ(コメ、エネルギー・原発問題等)は意識的に外した項目
そのため、質問形式を単純化し、意識的に答えにくいものも含めた。
質問項目は筆者を含めて、保守やリベラルを自称する知人らと5人で作成。一般にアンケートというのは得られる結論を意識して作成するものだが、今回は可能な限りそれを排除し、結論をまとめる(数値化等)ことはしないこととした。質問の仕方が不適切であれば今からでもご指摘いただきたい。

また、送った議員は県議会のHPや自身のHP、SNS等でメールアドレスが公開されている方26人のみに限定した。
10年前ならいざ知らず公職選挙法も改正された今はHPやSNSを利用していないというのは既にその時点で県民の幅広い層との疎通をすべき議員が、一部の特に若年層を中心とした層との疎通を拒否している姿勢と判断せざるを得ない。問題外である。
(反論できる議員がいたら受けて立ちましょう(^^))

結局、送った議員数は44人中26人、そのうち柴田正敏(自民党)原幸子(自民党)両議員は、県のHPにあるメールアドレスは存在しないか使用していないため即エラーで返ってきた。(事務局が更新をサボっているのか、使っていないのかは不明)
返事や回答があったのは、到着順に、
(敬称略)
○最上英嗣(自民党) 回答有り
○こだま祥子(新みらい) 回答有り
●沼谷純(民主党) 回答しない旨のメール返信
●工藤嘉範(自民党) 回答しない旨意見欄に記載
○小原正晃(民主党) 回答有り
●近藤健一郎(自民党) 回答しない旨のメール返信

26人のうち不達2人、回答3人、回答せず3人で残りの18人は何の返信も無かった。
(送ったメールがspam判定されたのか、失礼なことを書いたのか、返信無しというのはビジネスマンの筆者としては人間性を疑ってしまう。筆者なら憤慨なら憤慨で大抵返信だけはする)
どこの馬の骨ともわからない奴からの匿名のアンケートには答えないと返信してきた沼谷、工藤、近藤3議員のポリシーにはどうにも違和感がある。
おそらくこの3人の議員は立会演説会等で質問した有権者に対して氏名や所属を一々確認するのだろう。あるいはマスコミ等で見解を述べた場合はそれを受け取る側(視聴者)が匿名であっても一歩通行の言いっぱなしなので構わないという論理だろうか。
そもそも選挙という仕組みにおいて、被選挙人(候補者)は名前があっても選挙人は全て匿名で投票ではないのか?
それとも、返答する相手によって自身の政治理念、信条等が変る可能性があるという意味だろうか。
政治家は言質を取られることを非常に嫌がる。将来、このアンケート回答で『あのアンケートでこう回答しているではないか』と問い詰めることは無意味で不毛だ。何故なら、政治家とはいえ学習や状況の変化によって認識や考え方が変化して当然だからだ。
その意味で今回の公開質問アンケートはあくまでも現時点での議員個人としての回答であり、党派・会派の意見ではないし、議場外での行動であるため先日のこだま祥子議員が議会運営委員会に呼ばれたといったおかしなことが起きてはならない。
(あの呼び出しはおかしい。地方自治法第2編第6章第5節第109条の2の4項から見ても議会運営委員会で取り上げる問題ではなく、あの件で議会開催が遅れたとしたらそれはこだま議員の責任ではなく、議会運営委員会の責任だ)

いきなり答える義務の無いアンケート送って返信など来るものかとも思ったが、やってみないことには・・・。
44人のうちメアドも無い(公開しない)18人は完全に問題外、それ以外の26人のうちの上記6人、有権者の貴方はどう評価するだろうか。
質問項目のそれぞれに関するコメントは筆者は書くつもりはないしそれぞれの議員の自由である。公開なのだから、ここのコメント欄に質問を書いたら『もしかしたら』各議員から直接回答があるかもしれないし、無いかもしれない。

返信のあった上記6議員は少なくとも名も無い有権者の声を聞く耳はありそうだ。
さらに、政治家として現時点での旗色をきちんと掲げた上記の最上、こだま、小原3議員には最大限の敬意を表したいと思う。
知らせる努力、知る努力だよね。

尚、この公開質問アンケートや結果の無断転載、利用はお断りします。

 


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県民の声が届きそうな県議はわずかに6人 への8件のフィードバック

  1. ブルーベリー より:

    これは、素晴らしい取り組みですね! すごい行動力です。

    しかし・・・44人もいて、メールで質問できる議員は、なんと3議員だけですか!

    秋田県には、たった7%しかいないと・・・秋田は異常ですね。
    メールやフェイスブックで議員に質問・意見するのは、ごく普通の時代なのに。

    若くてネットリテラシーがあっても、見識が欠けていて回答しない人おり、
    年代やネットリテラシーで候補を絞るのは、問題人物の台頭を招く危険があると思います。
    見識が一番重要ではないかと。

    • argusakita より:

      こんばんは。

      アンケートを送ったのが先月末で、9月定例会の開催前でもあり準備等で忙しい議員さんもいたでしょうから、今回2週間の期間に回答や返信をいただいた議員さん以外にもきちんと見識を持たれている方はいるでしょうし、秋田が異常という結論はなかなか難しいでしょう。

      しかし、ICTのリテラシーでメアドなどの有権者とのチャネルを持たない、公開しないという態度は見識そのものです。年齢等は無関係です。
      ワープロやメール程度のスキルは大したことではなく社会人としてはごく当たり前という時代です。自分でキーボードを叩けなけりゃ、秘書でもスタッフでも使えばいいのです。もちろん自分で使えればベターなわけですが。

      本質は遍くコミュニケーション(この言葉に本来双方向という意味はありませんが日本語では双方向のニュアンスを含みます)する姿勢があるかどうかではないでしょうか。
      それが技術的な理由で出来ないならさっさと議員という立場ではなく議員をサポートするご意見番的な仕事にでも変ったほうが良いと。

      私も老眼が進んでソースコードを見るのがシンドくなってからはPGの傍でああじゃこうじゃアドバイスや文句を言う役割で仕事をしたりしています。
      何の仕事でも年齢や老化に合わせたやり方があるでしょう。

      メアドを公開しないのは一時代昔なら事務所を開いて電話やFAXを持たないのと同じです。
      これは有権者が議員を絞っているのではなく、議員が有権者を限定しているに等しいわけです。

      >問題人物の台頭を招く危険があると思います。

      地方議会でそういう状態があったとしてもむしろ活性化の意味で私は歓迎です。
      1人や2人エキセントリックな議員がいても普通ですし、議場では1票は1票です。

      • ブルーベリー より:

        http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/refer/pdf/072401.pdf

        米国のEメール使用率は(99.6%) 日本は(77.8%)
        秋田県は54%以下(実際にはメールを放置している議員が多いと思う)

        秋田県はインターネット普及率が最下位です。
        ソーシャルメディアでの交流どころか、メールで質問や意見も出来ないのは深刻です。

        政治家のレベルと民度は比例するので、
        ネット普及率と民度、両方とも低いのだと思います。

  2. blogファンその1 より:

    なかなか鋭い質問項目が多く、確かに一度選挙前に全員に聞いてみたいことがありますね。外国人参政権可否の問題やパチンコなど、blog主さん他の方の慧眼には敬服します。

    こういう細かい質問で答えを聞けば、いつも何となく投票している私も自分でちょっとわかる範囲で考えてみようかと思ったりします。

    多くの議員が回答していないのは非常に残念ですが、参考になりました。
    ありがとうございます。

  3. あじさい より:

    私でも、わかりやすい質問事項でありながら、締め切りまでの返答がないのは、県民への誠意を感じられず、残念です。匿名には答えないという姿勢は、政治家として傲慢な態度と感じてしまいます。回答くださった方々の政治姿勢が良く分かる質問ばかりで、大変参考になりました。できれば、全員の回答を知りたかったです。次期選挙中に同じ質問が公開されるといいですね。回答しなかった議員の皆様も、情報処理能力について、あわてて学習していることを願います。
    Argus akitaさんの行動力に感動しました。ありがとうございました。

    • argusakita より:

      あじさいさん、ご無沙汰しています。

      >次期選挙中に同じ質問が公開されるといいですね。

      ぜひそうなるといいですが、決して答えない議員さんもいそうな気がします。
      基本的なチェックシート代わりに使ってやってください。

  4. 茹で蛙 より:

    おはようさんです。

    いやぁ、主さんの今回のアンケートはとてもおもしろく為になりました。
    誰とは言いませんが、右派・左派と決め付けられない回答が出ていて、やはり議員は党などで選ばず一人ひとりの考え方や人物等で見極めるものだと改めて思います。

    それにしても一覧で見る当選回数を見てもこの人何か実績あるのかなという名前もあり、多選禁止を制度化しなくても有権者が意識的に多選議員を選挙で落とさないといけないと思いますね。
    来春は県議会を10歳くらい若返らせたいですね。

    • argusakita より:

      来春は県議会を10歳くらい若返らせたいですね。

      全くです。
      落選運動をぜひやらなくっちゃ。

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