変なICT社会になりつつある日本(これもヤンキー化か?)

3日ほど前に香港経由で帰国して風邪をひき珍しく寝込んでいた。
ぼーっとTVなどを見ていたが、台風情報が朝から晩まで。有体に言えば秋田で沖縄や九州、四国の風雨の情報を見せられてもどうしようもない。強い風雨の中での実況リポートはご苦労さんなことだがリポーターが絶叫してもそれが何の意味を持つのか。滅茶苦茶の暴風雨の際にスタジオのアナウンサーが『避難してください』と言ってもそれを見た現地の人間は暴風雨の中どうやって逃げるのか?
本州に上陸するのが初めてならまだしも、昔から台風銀座という言葉もあるくらいで2週連続とはいえ被害の出そうなところはほとんど予めわかっていることだし、そもそも住んでいる人間達が一番よくわかっていてそれなりの対策をしているはずだ。
川の傍や崖の下に住んでいるなどというのはそれなりのリスク覚悟のはずで、それこそ自己責任ではないのか?(噴火に比べて確率的に桁違いのはずだ)
無意識とはいえ、いざ被害にあった場合に消防・警察、自衛隊の支援をアテにする態度はどうも納得がいかない。(ある種、未必の故意ではないのか?)さらにそのような公務員達の生命に関わる二次災害を誘発するような権利は誰にもないはずだ。

実際、西日本生まれの相方などは『TVでみる限り、少し大型だけどどうってことないよね。子供の頃はもっと凄かった』である。
TVで24時間気象情報を流したとしても、大規模に浸水・冠水する場所は防ぎようがないわけで人命第一で台風が通り過ぎるのを待つしかない。
各局のニュースは何かどこかでビジュアル的に悲惨と思われる被害が起きていないか、それを探しているかのようでどうも気に入らない。何でもかんでも全国一律で情報共有しなくともいいのだ。
特に3.11以降防災は人命第一で気象庁も各自治体も動いているとは思うが、何か騒ぎすぎではないか?(要するに責任取りたくない症候群だ)
その気象庁でさえ最近は週間予報が昨日と今日では全く違うなどザラで、スーパーコンピュータを駆使して膨大な気象データの解析でもこれだ。何かビッグデータ処理の自己満足にしか見えない。役に立つのは雷の発生予測や竜巻の注意報、あとは台風の進路情報だけだ。(進路情報だけなら何十年も前から大差ない)
せっかく地デジなのだから、24時間気象・災害情報専門チャネルでもやったらいいのだ。必要な人はそれを見るので十分だし、スマホにpushされる災害情報でも結構事足りる。
くだらないバラエティよりは気象情報のほうがいいが、貴重な電波で全国に伝えるべきニュースはもっと他にあるだろうと・・・。

香港に久々に立ち寄ったが、例の学生の座り込みの影響か空港でも街の中もどこかピリピリした空気があり、筆者の好きな猥雑で独特の不思議さを持つ香港は何だか変わってしまったように感じた。

実はウィーンから香港の取引先宛にデータを送信しようとしていたのだが、ここしばらくネットの通信状態がどうも良くない。
大きなファイルが途中で止まる、分割しても止まったり時間がかかったりで信頼性が低い。電話で聞いた香港の知人の話に拠れば、先月から香港のネット環境はケータイも含めて完全に支那共産党配下で監視されているという。特にSNSは障害が多く、学生等のデモ参加者同士が連絡を取ったり一斉同報がしにくいようにあれこれと『何か』をやっていると確信しているそうだ。筆者たちも(単なる障害かもしれないが)ファイル一つのチェックサムがいじられた可能性も見られた。
通信がうまくいかないのとセキュリティ的に気持ち悪いので、ダンボールから昔のMNPモデム(通信速度56kbps、33.6kbps)を出してきてアナログ(実際はデジタルだが)通信で香港と繋ぎ数時間かけてようやく送れたが、今後これでは困るのでトランスポートVPNトンネルを作るために小さな箱を香港に置いてきた。二重のトンネルを作る筆者達の使うVPNはちょっとやそっとでは破れない(はず)だ。

香港の対立やデモの様子は日本のメディアはあまり伝えないが、現地では相当に複雑になってきた。一般市民でもデモ長期化による実害を理由に学生に反発する組織も出来たようで(当然、共産党はこっちを支援)、来月のAPECまでは大きな動きは無さそうだが、支那共産党は北アフリカでの政変でネットが大きな役割を果たしたことを重視しているのかネット上ではウィルスばら撒きや通信妨害などサイバー戦争状態である。
(香港、マカオと通信・連絡を取る方はしばらく用心が必要だ)

ISISなどのネット活用や香港の現状を見るとICTが良し悪しに関わらず大きな役割を担っていることは事実で、これに比べて日本では気象情報などという必要な時に必要な情報が少しあればよいものにメディアのリソースをダラダラと使う。
平和なのかボケているのか、ICTの利用レベルが低すぎるのか、本当は重要な情報が国民には隠蔽されているのか・・・。

帰りの機内でこの新書を読んでいた。(中身はいろいろな人との対談形式)
ヤンキー化する日本(角川oneテーマ21) 斎藤 環 著
なかなかおもしろいので息子、娘達にそれぞれ送っておいた。
今の変な日本を理解するには大変良い書籍である。

 


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変なICT社会になりつつある日本(これもヤンキー化か?) への7件のフィードバック

  1. ブルーベリー より:

    <主要先進国の貯蓄率>
    フランス 16.2%
    ドイツ  10.4%
    イギリス 6.5%
    アメリカ 4.2%
    日本   2.3%
    日本は1970年代の貯蓄率は20%を超えていました。
    しかし、2011年は2.3%とアメリカの半分になっています。

    3割が貯蓄ゼロ世帯です。
    年収1200万円の層も、10%が貯蓄なし世帯です。
    確かに、ヤンキー化してると思います。 

    破綻が近い国の財政を考えれば、円資産を持っていても無意味かもしれないけど。

    • argusakita より:

      こんばんは。
      貯蓄率はおそらく家計調査に基づくものを指しているのだろうと思いますが、今は全くアテにならない統計と言われていますよ。
      標本数が少ないことや、年間ではなく3ヶ月程度の調査だったり。さらにプライバシーの意識が強くなって調査協力が難しいそうです。
      また、貯蓄を可処分所得で割るわけですから貯蓄に含むものを少なく申告したらいくらでも少なくできます。
      ましてや40年前だと、FXだの株だのは普通の個人ではなかなか一般的ではなかったので銀行、郵便局への預金(今から見たら夢のような利率でしたし)と生命保険くらいでしょうしね。
      賢い人は皆、外貨預金などアホなことせずにFXの口座に置いて低レバでじっくりでしょう。(^^)

  2. 最近の水害に対しては、治水の取り組みのいい加減さが影響していると思う。堤防の中に土砂が貯まるだけならまだしも、木が生えている状態の川が結構ありますから。もう堤防の幅で川が流れることが期待できない状態です。ちょっとの増水で被害が出るのも当たり前です。
    その点に切り込めないマスコミも全くなってない。

    • argusakita より:

      確かに最近の異常気象というか特に局地的な集中豪雨は昔はあったのだろうかと不思議に思います。
      (あったかもしれないが、報道されず知らなかっただけなのかも)

      人的被害予想の有無のようなもので危険箇所に優先順位をつけるといったことは高学歴で頭の良いお役人さんたちには出来ないそうです。(^^)
      さらにそれをチェックすべき議会も数が多すぎて手一杯で追いつけないのでしょう。
      (これらも責任取りたくない症候群かな)

      結果、機械的にスケジュールだけでプランニングされた防災目的という美名の元に優先順位など無関係に治山、治水工事が行われ、そのための取り付き道路などが地元業者に細切れに発注される。工事が終われば堤防や砂防ダムはまだしも道路のメンテなどは誰も知らんという状態。
      相変わらずケインズ流というかその場しのぎの単年度公共事業食いつぶしの土建屋体質なんだろうと思います。

      秋田の新城川や本荘の芋川なんて地元業者のライフワークでしょう?

  3. 巡回親父 より:

    ご無沙汰しています。

    変なICT社会、まさに私もそう感じています。
    ちょうどクローズアップ現代で「防犯カメラ」による誤認逮捕の問題をやっていましたがArgusさんも以前からあれは防犯カメラではなく監視カメラだと書かれていましたよね。監視カメラが増えて検挙率でも高くなったのだったら、その分警官を減らすべきですよね。

    エボラじゃなくて何より。ご自愛を。

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