県議会の過度な多選議員は勇退を

来春の統一地方選の秋田県議会選には現職44人(欠員1のまま)のうち37人が立候補予定だという。ただし、瀬田川(県民の声)、沼谷(民主)、佐藤賢一郎(自民)、宮腰(社民)の4氏は出馬は未定で、他の3人は2人(こだま、武田氏)が引退、1人(山内氏)が衆院選に備えるということだ。
出馬未定とは言うものの態度保留の4氏も出るだろうから41人が出馬と見て良さそうだ。

この41人を以前掲載した一覧で見てみるとHPやblog、SNSを利用しているのは半分以下の16人、この中でメアドを公開しているのは14人と少ない。
それ以外の議員は自分の選挙区あるいは支持者に向けてのみ直接対話あるいは紙でも配っているのだろうが要するにネットを使った対話のチャネルを拒否している姿勢の議員達である(とみなされる)。
議員として客観性のある実績はどの程度あるのか、この3年半の任期中の本会議における代表質問、一般質問の回数をまとめると図のようになる。
akita-pref-assembly-list2大体が2~4回登場しているが、中には1回もしくはゼロという議員が9人(全員自民党)もいる。当選回数2回の小松隆明氏を除けば、北林康司、能登祐一、鈴木洋一、大関衛、大里祐一、佐藤健一郎、大野忠右エ門、渋谷正敏各氏の8人当選回数3~7回である。

時々、各種委員会のTVニュースで偉そうにふんぞり返って座ったりして映し出される議員達はほぼこの9人の誰かであり、いつぞやの自民党総裁選で安倍氏が石破氏に勝ったときに『民意を反映していない』などとトンチンカンな発言をして全国の失笑を買い、自民党県連の役職を辞任するとブチ上げておきながら結局は辞任などしなかった極めて格好悪い連中もこの9人に含まれる。チャイナセブンのようにアキタナインとでも命名すべきか?
地元マスコミが各種委員会などを滅多に取り上げないせいもあるが、おそらくこの9人は各種委員会という半ば密室での活動がメインと見るのが妥当で、9人の中でHPやメアド公開をしている鈴木洋一、佐藤健一郎両氏でさえ委員会での活動などを積極的に発信しているようには到底思えない。

ベテランは当選回数1,2回などの若手議員に代表・一般質問の機会を譲っているとか、さらに自民党は数が多いからベテランは遠慮しているなどと言いそうだが、それは詭弁に過ぎない。同じ議員報酬ならば同程度に活動することが期待されるわけで、党派・会派での持ち時間が割り当てられているなら、国会の予算委員会のように質問項目を分けて持ち時間の範囲で可能な限り多くの人数を出すべきなのだ。何故なら選挙は選挙区割りで行っているのであり党派・会派別に行っているのではないからだ。

ベテランがいないと中央との橋渡しに支障が出るだとか、各種委員会で県庁の事務方に睨みが効かないなどあれこれ理由は考えられるが、長く居座ることで内情に通じすぎ活発な議論やチェックが期待できないばかりか最悪の場合は癒着、馴れ合いが生じるのもどこでも見られる現象だ。
現実にはこの3年半あるいはそれ以前を見ても明らかなように議員提出の条例案・意見書などは滅多に出てこない。出てきても『乾杯条例』、『助産所の存続を求める意見書』、『法務局の増員に関する意見書』程度だ。スターウォーズのジェダイ評議会でもあるまいし、県民が期待するのは密室委員会での些末な活動などではない。

この長老達の学歴をHP等で公開されているものから拾ってみた。
北林康司   早稲田大学卒業(学部不明)
能登祐一   不明
鈴木洋一   慶應義塾大学工学部中退
大関衛    明治大学政治経済学部卒業
大里祐一   不明
佐藤健一郎  駒沢大経営学部卒業
大野忠右エ門 不明
渋谷正敏   不明

東大や国立大はいないものの半数は立派な有名大学の教育を受けている(はず)ではないか。もっと身の振り方を自覚して年寄りには年寄りの世の中に役立つ術くらい探せそうなものだ。ベテランなのだから後進を育てることも役割の一つだろうから9人で集まって政治家を養成する私塾でも開いたら老後の楽しみにもなるだろう。
秋田県全体を見ても本気でそんなことでもしないといつまでたっても選挙のときにしか顔を見ないような程度の低い政治家(屋)を秋田から国政に送り出すことが続く。

県議会の風通しを良くし、県民から見た場合の透明性確保や議会そのものの改革(定数、報酬、活動費、委員会等)・活性化のためにはこの座敷童のように『住み着いた』長老達にさっさと勇退してもらって若手の議員に入れ替わってもらうことが必要だ。
昔自民党党員だった者として敢えて言えば、この働いているのかどうかもわからないような長老(老害?)議員達こそ古い自民党の象徴であり、県政のチェックがまともにできず議会が議会として機能しない要因の一つだろう。

もし本当に統一地方選に出てきたら、その厚顔をじっくり見せてもらわないといけないが、この9人(もしくは8人)にはぜひ勇退してもらうか、選挙で落選してもらわないといけない。自民党県連の自浄能力(と書くと汚物のようだから自己改革能力とするか)に期待しようではないか。
さらに、1人選挙区で無投票当選などで出てきたら、その選挙区の住民の民度そのものも問われる。

※作成した一覧、議員の情報で誤りがあればご指摘を。速やかに修正します。


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県議会の過度な多選議員は勇退を への2件のフィードバック

  1. あきたないん より:

    厳しく鋭い内容ですね。しかし、アキタナインやジェダイ評議会の例えは馬鹿ウケです。一般社会と比べて、議員は高齡ですね。上限70歳あたりでしょうか。後進に道を譲り、育成する側に回るのが美しい引き際ではないかと思います。

    • argusakita より:

      スターウォーズでもパダ・ワンが活躍するのですから、1,2回当選議員のパダ・ワンが活躍しないと映画の観客は離れていくわけです。
      頑張ってもらわないと。

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