秋田3区の候補が入れ替わる時が秋田の終焉と創生開始

衆議院選挙が終わり、元首相が滑り込みで比例復活当選などという笑えない事態が起き、改めて現在の選挙制度や区割りが抱える問題点が曝け出された格好だ。1票の格差などというのは些末な話で実はもっと本質的な問題があるように多くの有権者が感じているのではないか。
秋田県では3区とも小選挙区で自民党が勝利し、在職中は特にメディアにも出ず一体何をしているのだろうと思われる3人がまた国会に戻っていくわけで、3人の活動はおそらく県市町村の行政と中央省庁のブリッジなのだろうとは思うが、国政に送る神輿は果たしてそれだけで良いのかと疑問も持つ。

秋田3区では村岡敏英氏が比例復活で国会に戻る。
この村岡氏、実にフェニックスのような御仁である。
父、村岡兼造氏(敏英氏は二男)の地盤、看板を引き継いだはずだが、自民党からは冷たくあしらわれてきたようで、

2005年 衆議院選に秋田3区から無所属で出馬。自民党の公認を得た御法川氏に敗れ落選
2009年 衆議院選に秋田3区から無所属(平沼G)で出馬。3位で落選
2010年 参議院選に比例区からたちあがれ日本で出馬、落選
2012年 衆議院選に秋田3区から日本維新の会で出馬、御法川氏に敗れたものの比例東北ブロックで復活当選
2014年 衆議院選に秋田3区から維新の党で出馬、御法川氏に敗れたものの比例東北ブロックで復活当選

筆者のような普通の感覚(^^)では、比例区で当選したことがあるにしても秋田3区では4連敗なわけで少なくとも地元では他の候補者に勝る多数の支持を得られないのが現実であるのだから、政治家として進退を考えても良さそうなものだが、政権与党になれるかどうかも不明な状態でまーた出てくる。
政治が好きなのかどうか知らないが、政見放送で自ら言っていたように郷土愛があるのなら政治以外でもアプローチ、貢献の道があるはずで、さっさと別の道を模索しても良いようなものだが、まさに『この道しか無い』(by Shinzo Abe PM)を地で行っている。
国政選挙というのは本人がいくらやりたくともやりたくなくとも意志に関わらず周囲が決めることのようだが、この村岡氏を見ていると『村岡』という選挙のシステムが出来ていて、そのシステムのシンボルが『村岡』という名前・人間なのだろう。
1970年代、80年代に秋田出身で活躍(?)した共産党の中川利三郎という政治家がいるが、6回の選挙で落当落当落落という結果だった。共産党自体が資金力にモノを言わせた選挙フェチ集団(それにしても資金力が凄い)であることと一緒にはできないかもしれないが、それに次ぐとも勝るとも・・・。
まだ54歳であるから、ひょっとするともう5回くらいは選挙に出るだろうが、それは『村岡』というシステムがそうさせるのだろう。ただ、秋田3区の高齢化や人口減少は加速しているだろうから、同様なチャレンジが可能かどうかは不明だ。

選挙区が違うため、直接演説などは聞く機会が無かったが、秋田3区ではDIOジャパン問題を取り上げた候補はいただろうか。3区にはあの交付金詐欺紛いに巻き込まれたいたいけな(無能とも言えるが)自治体があるではないか。未だに中央からの搾取の対象である地域をどうするのかをしっかり候補者から聞き出すべきだったろう。

以前、
秋田の選挙は政党対立ではなく『地域間対立』
でも書いたが、3区は歴史的に見ても沿岸部対内陸部の地域間対立・競争があり、イデオロギーなどとは無縁で選挙が不定期な運動会的イベントであって『民意』というものとはほど遠い。
『村岡』VS『御法川』という選挙のシステムのぶつかり合いなのだが、オール土建屋体質の秋田で高齢化や人口減少を考えればいつまでもこのシステムが続くことはないだろう。
ひょっとすると、この2つのシステムのぶつかり合いやどちらかの当選が無くなった時が秋田のある部分の終焉を示すのかもしれない。

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秋田3区の候補が入れ替わる時が秋田の終焉と創生開始 への6件のフィードバック

  1. 茹で蛙 より:

    お久しぶりです。元選挙マニアの茹で蛙です。

    インフルエンザで投票に行けませんでした(泣)。
    確かに秋田1区は比較的浮動層の多い都会型。2区は石田・野呂田の地盤を継いだ金田氏独占無競争地区で3区だけが古き良き(?)秋田の選挙を象徴している感じです。
    3区で村岡氏、御法川氏がいなくなれば秋田も変っているはずですね。

    選挙中、候補者を見て外見からはこんな職業の人に見えました。(敬称略)
    1区
    富樫 JAの帽子と長靴、つなぎが似合いそう
    寺田 宅配便の兄ちゃん
    山内 串揚げ屋の親父
    伊東 村の役場の窓口

    2区
    金田 こちらもJAの帽子と長靴
    緑川 携帯ショップの店員
    藤本 学校の用務員さん

    3区
    御法川 角界引退したチャンコ屋
    村岡 消防署員
    我妻 怪しげな新興宗教の巫女

    政治家って誰でもなれるわけじゃないのですが、誰でもできるんですよね~(笑)

    • argusakita より:

      >政治家って誰でもなれるわけじゃないのですが、誰でもできるんですよね~(笑)

      確かにそうかも。
      ただ、生業としてやって欲しくないので政治家は無報酬が理想です。(^^)
      ある程度の金持ちがやったらいいのですよ、日本のような成熟しすぎた社会では。

    • argusakita より:

      爆笑

      変な話ですが、金田氏って健康なんですかね?
      TVで見るといつも目線が定まっていなくて、表情が恐すぎますねぇ。卒中の後遺症かな?
      だとしたら、早めに後進を育てて地盤を禅譲し、養生したほうが良さそう。県北は人材不足かな?

      昔、最初の選挙に出る前に一度握手したことがありますが、妙に生暖かくて気持ち悪かった記憶だけあります。

  2. blogファンその1 より:

    確かに3区はいろんな意味で秋田を象徴する地域でその3区の選挙というのも従来型の選挙の象徴かもしれませんね。
    豪雪地帯、農村、超高齢化、少子化、負の要素ばかりにあって一体どんな歯が浮くような演説を各候補がしたのか私も聞いてみたかった。

    議員を出したことにしてその任期中の報酬他を何か有効に使う方法でもあったほうがいいです。

  3. 土田通孝 より:

    いつもながら選挙になると得体の知れない高揚感に包まれた年配の皆様がはしゃいでいる様にしか見えません。当選の生中継見ても候補者の周りでバンザイしながら大騒ぎしている方は年配の方が多いですよね。一種のお祭りですかね。

    • argusakita より:

      土田さん、こんにちは。

      選挙投票券=勝ち馬投票券 なのです。

      年寄りたちも何か大きなイベントが欲しいし、楽しいわけです。
      若者が大きなコンサートがあったらいいなと思うのと本質的には差がないかもしれませんね。

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