海外で生きていける人間をどうやって作るか

大晦日にシンガポールから帰って成田のホテルに娘達を呼び年越し。元旦は長男を茨城県の笠間まで呼び久しぶりに家族全員揃って日本三大稲荷の一つの笠間稲荷に初詣。
北関東の乾燥した痛いほどの寒さ(秋田より寒い)ながら晴天の初詣も何年ぶりか。

kasama1  kasama2

流石に元旦の初詣は予想通り人出が多くなくさほど並ぶ時間も長くなく参拝できた。
いろいろな願いを胸に参拝する人々がいるわけだが、下衆の野次馬根性で賽銭箱(特設プール?)を覗いてみたがあまり札は無く100円玉、10円玉が多かった印象。
神社の周囲は各種の露店が出ているが、ああいう人出や賑わいを見ると極々単純なことを再認識させられる。どんなイベントやら見世物があっても老若男女が大勢出てきて活気付くためには、『足元が滑らず普通に安心して歩ける場所』が必要なのだ。
秋田に必要なのはそういう単純なものなのかもしれない。大きな屋根で覆われた空間か、雪や氷を融かして滑って転ばない歩ける場所、空間がまず最初に必要なのだ。21世紀になってもそれが実現できていない秋田はやはりどこかがおかしい。

笠間稲荷に続いて、子供達の良縁を願って出雲大社の常陸分社にも足を延ばそうと思ったがさすがに車の渋滞が酷く、欲張りは諦めて北関東道を西に向かい群馬の某所の温泉に。DoCoMoはいいもののSoftbankが繋がりにくくblogもスマホで眺める程度だった。子供達はスマホが繋がらずイライラしていたが、まあたまにはスマホを置いて酒でも付き合えと。
rbawこっちはもう赤いチャンチャンコに片手突っ込みそうな歳だから5人集まって飲むのももう数えるくらいしかないぞと脅かし(^^)、3人の大学生相手に『お前ら若いうちは金が無くて当然なんだからこういう安い酒で酔っ払え』とシンガポールで買ってきた筆者お気に入りのジン、ウォッカ、テキーラの本場の飲み方を教えたり、海外ではメジャーながら日本ではあまり知られていない(人気がない)ノンアルコール飲料のルートビア数種を飲ませたり。
くだらない年寄りの説教など自分の経験でも屁のツッパリにもならなかった記憶があるが、飲み物食い物の予備知識は役に立つため子供との話題にはいい。
時代はどんどん変るのだからいい歳になったら年寄りが若いモンに教えることなどそうそう無いのだ。

それでも酔いが回ってきて、親父(筆者)の大学時代の話題になったついでに2つだけ子供達に課題を出した。1つは以前書いたように子供達は高校時代に小遣い欲しさか3人とも英検準1級を取ったためTOEFLかTOEICのそれぞれのハードルを上げた。
もう一つは、『大学生の間にマクドナルドでのバイトを半年以上やること』を課題とした。
何故マクドナルドかと言えば、筆者も学生時代御茶ノ水駅前のマックでバイトをした。今はクルーの呼び方も調理法もだいぶ変ったはずだが、とにかくマックでバイトしてみろと。
マックは世界中に3万店以上あるファストフードの代名詞のようなものだが、ここの仕事をしてみることでいろんなことが見えてくる。
食材がどこから来るのか、原価構成や売上構成、金融の動向による関税の影響(実際、これが原因でマックはアイスランドから撤退した)など興味を持つようになる。
ビッグマック指数で言われるように国ごとの経済指標(物価や購買力など)も見えてくるし、買いに来る人々の生活水準、ドライブスルーで来る人々の乗っている車、子供の数といった地域の人口構成、人種等、宗教上の理由による食材の違いなど。
社会を垣間見るのにマックのカウンターは実に多くの窓を提供してくれる。
しかも調理法や接客が膨大なマニュアルで標準化されているため、海外でもマックのバイトができる。実は筆者もイギリスで金が無いときパートタイムでマックのバイトをしたが、これもお茶の水での経験があったからこそだ。(ただし、日本のように大部分がパート、バイトというのは海外では少ない。ほとんどがフルタイムの立派な雇用機会だ)
つまり、大げさに言えばマックのバイトは世界に通じる、あるいは海外で生きていくときの足がかりにできる可能性があるのだ。
従業員同士言葉が通じなくとも仕事が出来る。そのうち何となくコミュニケーションが取れるようになる。そうなればしめたものだ。
さらに、カウンターでの仕事は多種多様な客が来るため、その対応を学ぶこと、経験することはあらゆる客商売に通じるエッセンスがある。クレーム対応もそうだし、その国の文化の『誠実さ』とは何かがわかる。そもそも、いろいろな言語の挨拶を覚えるのに最適だ。
そして、たまには聾唖者も来る。いろいろな言語の簡単な手話を勉強するきっかけになる。ハンディキャップを持った人間に接するチャンスが少しでもあることは非常に有意義だ。盲目の人をどう案内するかなどは普段の生活ではなかなか勉強する機会は無いが、マック(に限らないが)ではバイト料をもらって勉強ができる。
バイト料はさほどではないが、学生時代にこのバイトだけは経験する価値があるのだ。
日本では正規や非正規、派遣といった話題やブラック企業などが話題になるが、これこそ日本の井の中の蛙的な話である。
身分や待遇などを考える前に自分で何が出来るのかが重要であり、売り物が時間以外に無い人間など若くて体力があって時間があっても使うほうは要らない場合が多い。
身分や待遇が死活問題になる前に、つまり学生時代に自分の可能性を広げておくことが大事だ。

そもそも英語圏ではマクドナルドなどといくら叫んでも聞いてくれない。発音は『メッダーノウズ』や『ミッダーノウズ』のほうが通じる。
愚息、愚娘達は海外で生きていけるものを身に着けてくれるだろうか・・・。まあ、親父の勝手な期待というか初夢に近いか(^^)。

秋田のほうが今夜は何となく暖かい。

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