『県民意識調査』と『県議会への意見』

今年度もまた不思議な『県議会への意見』募集結果<概要版>なるものが県議会のHPにupされている。
以前もこの『県議会への意見』という募集の仕方はおかしいと指摘したが全く何も変わっていない。
今回の意見募集は4つのテーマについて募集をしていた。募集期間は7月26日~9月19日である。
【募集テーマ1】介護問題について
【募集テーマ2】減反廃止について
【募集テーマ3】人口減少対策、少子化対策について
【募集テーマ4】ソウル便運休について

『県議会への意見募集』ということで言えば、これらの4つのテーマに関する行政側の施策あるいは条例案等について議会はどう対処すべきかどういった説明を求めるべきか条例案等の吟味をどうすべきかといった意見を募集しているのかと思いきや実はテーマそのものへの意見募集で、正確には相変わらず『県の施策に対する意見を議会にもどうぞ』といった具合だ。
やるならば、****についてが募集テーマではなく、****について議会ではどう対処すべきかが募集テーマではないのか?
設問の仕方が悪い議会あるいは議会事務局も異常に頭が悪いか恣意的にやっているとしか考えられない。
意見応募する回答者もタイトルが『県議会への意見募集』なのだから自分の答えが的外れであることに気がつかないものだろうか。議会と行政の立ち位置の違いを理解していないのか、設問や募集主体がどこであるかを考えないのではどんなに素晴らしいことを書いても筆記テストなら100点のうち5点くらいしかもらえないだろう。(^^)

それにしても、意見募集した結果、東京、千葉を始め県外から応募してくる秋田思いの人々が少なくないことに改めて感服、敬意を表するし、まさに同感同感と頷くものが多い。
せっかく良い意見なのだから秋田県が実施する県民意識調査にでも反映されれば良いのだが、こちらは行政のお手盛りアンケートのため批判的な意見は割愛されるのがオチだろう。

内容で、【募集テーマ4】ソウル便運休についての回答は少々興味深い。
掲載されている22件の意見のうち、存続を支持するのはわずかに1件(2番の意見)。記入内容で自らを『私は、八橋に韓国人夫妻の殉教碑を建立するために、6年間活動してきた』と書いていることから、その殉教碑の11月初旬に建立した秋田キリシタン史研究会の代表熊谷恭孝会長(65)本人だろうことはすぐにわかる。
この意見以外は全て廃止やむなし、廃止すべきという論調である。
21対1という圧倒的な意見に対して県議会はどうするのか・・・。

以前書いたようにソウル線廃止は秋田空港や大館能代空港の存続問題に直結しているのかもしれないが、それならばそれで議会はあうんの呼吸でわかったようなフリを県民に見せずにきちんとマスコミもいる状態で県側の合理的な説明を要求すべきではないのか?
知事が選挙で選ばれるのと同様に議会議員も選挙で選ばれる地方自治の二元代表制の原点に立ち返り常に行政を批判的な目で見る視点が欲しいものだ。
行政と議会の無益な対立は確かに不要だが、県民にとって有益な対立は絶対に必要なのだ。
県議会もこんなアリバイ作りみたいなことをやっていては、選挙で痛い目に遭うだろう。
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