温泉療法もいいが明るいリゾートが望ましい

仙北市が温泉ツーリズムなどを柱に特区指定されたが、温泉療法といったどこか堅苦しく年寄り臭いネーミングはぜひ何か独自のものを考案してもらいたいものだ。しかし、個人的には仙北市よりも湯沢市のほうが特区に適していると思ったのだが・・・。
知人にオーストリアの温泉療法について少し聞く機会があった。
オーストリアでは温泉を使った療法・療養には健康保険が使えるが、以前はこの療養は3週間までOKだったらしいが保険財政の悪化により現在は2週間までとなったらしい。
現在は保険を拒否する施設もあり自己負担で賄う人が多いらしい。
チェコやポーランドでも全額保険というケースもあるそうだが外国人には適用されないことや指定された保険適用施設が限られていて順番待ちという状況のようだ。

温泉療法とは言っても皮膚病や喘息や外傷治療からメンタルに関する治療などの効用があるとされ、はたまた玉川温泉が有名になった末期ガン患者のターミナルケア的なものまであり古今東西歴史のあるもののようだ。筆者の叔父(既に鬼籍)なども小さい頃は喘息で苦労したらしく、相当長期に渡って秋の宮温泉に湯治に行っていたらしい。
とは言うものの、温泉療法で劇的な効果があったとか病気が治癒あるいは寛解したなどという話はあまり聞かないところをみると、ある種『イワシの頭』のようなものもあるのだろう。
まあ、平凡に健康な者にとっては、湯治あるいは湯治場のようなものはどこか暗く、マイナスイメージが多いことも事実だ。田沢湖周辺などの温泉はだいぶ頑張っている印象だ。

日本では温泉がある病院以外は温泉そのものに健康保険適用はされていないようだが(されたら保険の基金などたまったものではないだろう)、税制上の医療費控除はある。
手順はこうだ。
1. 医師(温泉療法医認定施設と提携している医師)に温泉療養指示書をもらう
(入浴の方法や時間・回数が記載されている)
2. 認定施設に行き、温泉療養指示書を温泉利用指導者(トレーナー)に渡し療養開始
(1カ月以内に7日以上の利用が必要。指導料等がかかることもある)
3. 終了後、領収証温泉療養報告書を施設から受け取る
4. 温泉療養報告書を医師に持っていき温泉療養証明書を作成してもらう
5. 領収証に基づいて確定申告を行う
※なんとも面倒な話だが、上記、誤りがあればご指摘を。

この温泉療法医というのは、一般社団法人日本温泉気候物理医学会というところが認定していて、ここに一覧(秋田県では25人)がある。また、上記の認定施設というのが実は全国に20箇所しかない。秋田県では唯一秋田市河辺にある秋田県健康増進交流センターユフォーレだけである。厚労省の温泉利用型健康増進施設の一覧はここにある。山梨から西には温泉利用プログラム型健康増進施設というものもあり、どちらも一般財団法人日本健康開発財団という天下り財団が仕切っているようだ。
この社団法人も財団法人もどこか胡散臭い名前(失礼)なのと認定施設が大臣認定であるというあたりに日本的な『ああ、これもか!』という印象を持ってしまうが、このあたりも岩盤”欲”規制と言われる融通の利かないものと根っこは同じそうに見える。(^^)

温泉ツーリズムとやらで健康保険の財政が圧迫されるのは勘弁してもらいたいが、そのためにも渋ーい湯治場だけではなく外国人や若者や子供にもウケるようなアクア・パーク的なものを考案・設置して欲しいものだ。

独断と偏見で選ぶ欧州のスパ、リゾート

オーストリア、バード・ハル(英語HP)
オーストリア、ガスタイナー・ハイルシュトレン『ラドン治療センター』(英語HP)
(ここは日本語版のPDFもある)
ハンガリー、ヘーヴィーズの『温泉湖』(英語HP)
ドイツ、バーデン・バーデン『カラカラ浴場』(英語HP)
フィンランド、『ナーンタリ・スパ・ホテル』(英語HP)
(まあここは温泉地というよりもホテルが素晴らしい)

友人からの話でスペインの温泉地というのがなかなか素朴でいいらしい。やたらホテルの星いくつを前面に出さずに金持ちでなくとも楽しめるらしく、そのうち家族を呼んで(歳を考えても家族旅行などはもう何度も出来るわけではないだろうから)行こうかと物色中である。

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温泉療法もいいが明るいリゾートが望ましい への3件のフィードバック

  1. >全額保険というケースもあるそうだ

    チェコやポーランドにもあるのですね。
    運用は厳格なものになるでしょう。バカンス気分で保険適用は困るでしょうから。

    ホスピス&ホスピタル=玉川&観光、セットが大事。どっかのCMで見たような?
    結局は、ホスピスでしょう。終末期医療と心のケア。

    「不治の病が根治した」なんて、裏がとれません。
    確かに似たような話は身近でも聞きますし、複数の当事者にもお会いしました。
    ですから信じないのわけではないのです。
    でもそういう方々に共通する点があって、それは「生きる力」が高いこと。
    とても癌を告知された人には見えないのです。自己治癒力というか。

    温泉療法と「自己治癒力」、「再生医療」等を上手く連携出来れば面白いです。
    食事療法、トレーニング、メンタルケア、鍼灸マッサージ・・・広がります。

    とても大事なお願いが1つ、それは健康な人を排除しないで欲しいこと。

    食事療法、トレーニング、メンタルケア、鍼灸マッサージ、
    は、そのまま、
    グルメ、スポーツ、観光、美容、
    に置き換わりますよね。

    これも共通する点なのですが、
    元気になる患者さんの近くには、いつも元気で健康な人がいるのです。

  2. 巡回親父 より:

    最近、コメントも多く楽しみにいつも拝見しています。ほぼ日課でしょうか(笑)。

    玉川温泉がガンに効くとか効かないとかは8割がた都市伝説みたいなものでしょう。
    どこかの医師が何かの雑誌に書いていた記事があって、
    『今の日本で3人に1人がガンで死ぬのはガンが増えているのではなくガンになるまであるいはガンで死ぬまで長生きする人が増えただけ』
    という主旨でした。

    私も親や親戚をガンで亡くしていますが、幸いなことにさほど若い歳で逝った人はいません。
    小児ガンや若い人の特殊なガンなどは本当に医学の総力を挙げて行政も金を出して何とかしてあげて欲しいと思いますが、60や70過ぎのガン患者に対策や金を使うことは賛成できません。保険でカバーするのはせいぜいペインクリニック程度で、後はその本人や家族の我欲次第で完全自己負担にすべきだと思います。

    ですから、温泉療法でもそういう何らかの線引きをしてもらいたいと思います。
    評判の悪い後期高齢者で線引きもいいでしょうし。自己申告制にして何らかのインセンティブを作るとか。
    保険財政をその特区だけで完結できるなら文句は言いませんが、他の市町村にも波及するのは納得がいきません。

    • argusakita より:

      >小児ガンや若い人の特殊なガンなどは本当に医学の総力を挙げて行政も金を出して
      >何とかしてあげて欲しいと思いますが、60や70過ぎのガン患者に対策や金を使うことは
      >賛成できません。保険でカバーするのはせいぜいペインクリニック程度で、後はその本人
      >や家族の我欲次第で完全自己負担にすべきだと思います。

      全く同感です。女性特有の癌もありますから特に若い女性も優先順位上にしてもらいたいものです。
      癌になるまで長生きしたくないですねぇ(^^)
      (自分も含めて)いい歳の連中の早期発見なんて医療業界のマーケティングの一種でしょう。
      できるだけ手遅れで発見されるのが望ましいです。

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