最新の日米両国民相互のイメージ調査結果

毎年5月頃発表される世界各国相互の好感度調査でおなじみのPew Research Centerアメリカと日本国民相互の持つイメージについてのアンケート結果を発表していて非常に興味深い。
アンケートの調査期間は今年の1月~2月ということだ。
アメリカ人、日本人の戦後70年における相互理解とその変遷がよくわかるレポートで必見である。グラフが多いので英文をあまり読む必要もない。

いくつか、抜粋すると、
まず、大雑把に互いに信頼しているかという項目では、
・互いに信頼し重要であるという認識は、米国(68%)、日本(75%)
支那を信頼し重要であるという認識は、米国(30%)、日本(7%)
・日本は地域における軍事的な積極的な役割を果たすべき、米国(47%)、日本(23%)

互いにどう見ているかは、
・勤勉である、米国人→日本人(94%)、日本人→米国人(25%)
・独創的である、米国人→日本人(75%)、日本人→米国人(67%)
・誠実である、米国人→日本人(71%)、日本人→米国人(37%)
・狭量である、米国人→日本人(36%)、日本人→米国人(29%)
・攻撃的である、米国人→日本人(31%)、日本人→米国人(50%)
・利己的である、米国人→日本人(19%)、日本人→米国人(47%)
※互いの性格(ステロタイプな印象があるが)をよく捉えているのではないか?

過去75年間で日米関係で最も重要・重大なイベント(順序は米国人側の見方の順序)
1位 大震災(時の支援か?)(31%) <—日本(20%、2位)
2位 太平洋戦争(31%) <—日本(17%、3位)
3位 戦後の日米安保(23%) <—日本(36%、1位)
4位 1980、1990年代の貿易摩擦(8%) <—日本(14%、4位)
※米国人にとって日米安保はさほど関心事ではなさそうだ。『戦後』に拘っているのは日本?

広島、長崎への原爆投下の是非
正当、米国(56%)、日本(14%)
不当、米国(34%)、日本(79%)
※決定的な違いがあるようだ。

第二次大戦に関する日本の謝罪について、
謝罪は充分である、米国(37%)、日本(48%)
謝罪は不十分である、米国(29%)、日本(28%)
謝罪は不要である、米国(24%)、日本(15%)
※日本は謝罪疲れだな・・・。

その他、日本と支那を重要と見るあるいは信頼しているという米国人の層別結果などもあり、(例えば)白人は日本と支那をほぼ同程度に、非白人は日本よりも支那を支持しているとの結果も出ている。年齢的には年寄りほど日本を、若い層ほど支那を重要と見ている。また、民主党は支那を、共和党は日本を支持し、無党派はやや支那を支持しているようだ。

米国人が日本をフェアな貿易相手国かどうかについては、
1989年、フェアではない 63%、フェアである 22%
1993年、同 72%、14%
1997年、同 64%、19%
2015年、同 24%、55%
と21世紀になって劇的な改善が見られる(^^)。

太平洋地域で、米国が重要あるいは信頼できると思う相手は、
日本(68%)、豪州(80%)、南朝鮮(49%)、支那(30%)
日本が重要あるいは信頼できると思う相手は、
米国(75%)、豪州(78%)、南朝鮮(21%)、支那(7%)

日本と言えば・・・と連想するイメージがジャンル別に出ているが、文化で『寿司』(1000人中98人)だけというのはどうなのか・・・。(^^) 他も知りたいものだ。

表面的にはアメリカ人は日本をよく“知っている”ことはよくわかるが、原爆投下に関する認識の違いに見られるように相互に深層で”理解”しているとは思えないと筆者には感じられる。まあ、他国との関係はそんなものでよいという考え方もある。
戦略的パートナーとしては、やはり南朝鮮を抜きにして太平洋地域では米国と豪州が選択されるべきだろう。

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