無投票当選議員の報酬はその選挙区の住民で負担したらよい

統一地方選で全国全選挙区の33.4%で無投票が確定し、総定数の2割超が無投票で当選だということだ。
秋田県でも男鹿市(定数1)、南秋田郡(定数1)、にかほ市(定数1)、仙北市(定数1)、湯沢市・雄勝郡(定数3)の5選挙区で公示即日無投票当選が決まった。定数1ならまだしも定数3のところで無投票とは末期的だ。
県議会43人のうち7人が4年間の自分の収入が確保できた格好で安堵していることだろう。特に前年も議員だった人は今年の住民税が払えるメドがたっただろう(^^)。
しかし、無投票当選という意味を考えてみる必要は無いのか?

議会の議員選挙というのは民主主義の代議制の根幹であって、その代議制は選挙によって成り立つものであるため、
無投票当選 → 選挙が成立しない → 代議制が成立しない
ということにならないだろうか。

人口減、過疎化で県議員をやろうとする”志の高い”人(奇特な人とも言うが)が少なくなったのも事実だろうが、選挙権以外に被選挙権(25歳以上)というものも大多数の住民が持つにも関わらず、この税金でメシを食う議員(筆者に言わせれば『特別生活保護受給者』)の成り手がいないという事態は相当に深刻な『自治の自殺行為』に思えて仕方が無い。無論、『特別生活保護受給者』など恥ずかしくてなれないという人も多いだろう。
自分は企業の経営者でもあり、特別生活保護受給者ではないというなら、議員報酬は全額何かに寄付しても良いだろうし若年層の奨学金にでも当てたらよい。公職であるから政務活動費は実費請求したらよい。

無論、どこかの議員のように『**の工事のカネの半分は地元に落ちる。そのおこぼれをこの地元に引っ張ってくる』(そんな権力は議員個々には無い)といった主張に頷き、その議員の実績が本当にあったのかどうかも検証されないまま再度議員の地位を任せてしまうという思考停止状態の場合もあるだろう。
それでも無投票当選がその選挙区の『民意』という主張も一理無いわけではない。
しかし、少なくとも県議会というのは全県的な視座に立つものであって各選挙区のエゴの発揮の場ではないはずだ。市町村議会とはそこが違うはずだ。

選挙による代議制を取らず(面妖な)『民意』で出てきた無投票当選議員と投票を伴う選挙によって選ばれた議員を同列に扱うことには大いに疑問を感じるではないか。
いっそのこと、その無投票当選議員は議会に参加できても議決権を持てないだとか議員報酬や政務活動費はその選挙区の選挙人で持つなら納得がいく。

あるいは、告示日締め切りと同時に無投票となることが決まった時点で、その選挙は選挙管理委員会が預かりとして留保・停止し、他に候補者が出るのを一定期間待つといった方法があっても良いのではないか。候補者が出なければ、その選挙区は4年間欠員扱いにしたら良い。
もっと言えば、無投票当選が出た選挙区は次回の選挙では隣接する(無投票当選が無い)選挙区と強制的に合併させて選挙区とするといった方法が望ましい。
代議制はあくまで選挙の投票によって競わせて行うべきだ。

まあ、どれも現行の法律では無理なわけだが、無投票当選を規定している公職選挙法第100条は改定して少なくとも信任/不信任の投票を実施するようにすべきではないか

選挙区で実際に選挙運動によって『競争』をしている候補者には敬意を払おうではないか。

ついでに、くだらない思いつき。
<若年層の投票率を上げる>
20代、30代の投票率が低いことを無理矢理改善するには、
『60歳以上(60という数字に特に意味は無い)の選挙人が投票所に20代、30代の選挙人を1人以上同行させた場合に1枚クジを配布。選挙後に抽選で世界一周旅行の景品が当たる』(景品は入れ歯でも良い)
若年層の奪い合いになりそうだが、ちょびっとは投票率が上がって活性化するだろう。
選挙の低投票率を望ましいとする政党ではなく、投票率を上げたいとされる野党がスポンサーになったらよい。

<選挙そのものに関心を持たせる>
候補者というのは明確な争点の場合はそれについてYes/Noを明確にする場合もあるが、無い場合にはそれぞれの主張が『メロンが必要』『パチンコは必要』といった具合に比較しようがないものとなり、どっちがいいのか有権者が選択に困る場合がある。

例えば、全員に公開質問状を送り回答してもらい、有権者が明確な比較ができるようにしたらよい。(まあ、共通一次試験だな(^^))
回答によって政治家としての資質、能力などの判断材料の一つにはなるだろう。

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無投票当選議員の報酬はその選挙区の住民で負担したらよい への2件のフィードバック

  1. argusakita より:

    久々の秋田で桜もやっとという感じで間に合ったぁ!
    選挙カーの連呼が煩いかと思いきや、秋田市内中心部は全く静か。
    駅前あたりが最後の訴えの場かな。
    まあ、どっちみち盛り上がる争点も見当たらない選挙なので仕方がないか。

  2. きりたんぽ より:

    サイトだけでなくツイッターやフェイスブックなどでも、いろんな情報が出ていますね。

    最終日の今日などは秋田市から出馬する男性議員の選挙演説する場所がスーパーマーケットの駐車場を借りて行ったようですが、
    この選挙カーなのか関係者の車が駐車場の出入り口を塞いでしまったようで、
    買い物帰りのお客さんの車が出入りができなくなり苦情も出ているようですね。 
    まともな立候補者はいるのでしょうか・・・・・・・・・

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