敗戦国、従属国、同盟国、リバランス

昨日の夕方(こちらの時間で)の安倍首相の米議会上下両院合同会議での演説をリアルタイムで見れなかったが録画してもらったものを見ての第一印象は、『こんなにヨイショしなくとも・・・』というものだった。

Japanese Prime Minister Abe holds text while addressing a joint meeting of the U.S. Congress on Capitol Hill in Washington米議会での演説は英語と決まっているらしいので、あの途切れ途切れの英語では大事なメッセージが伝わったのかどうか不明なものの、いわゆる『侵略』だの『植民地支配』といった南朝鮮や支那や腐れ左翼が期待する日本語の単語が入っていなくてよかった。スタンディング・オベーションの多さも大したものだなと感心したが、日本での演説では見せないようなボディアクションも含めて念入りに練習した成果だろう。
上下両院合同会議での演説の最も回数の多いのはイスラエルのはずだが、敗戦国日本の首相があそこで初めて演説できたということは意義深く明確な時代の転換点のはずだ。

ローレンス・スノーデン氏と硫黄島の栗林大将の孫である新藤元総務大臣の握手は少々感動的だった。戦争の実体験が無い筆者にも本気で国と国が死闘を演じた日本とアメリカだからこそ70年経ってああいう握手ができることが伝わってきた。戦ったことも無い支那や朝鮮とは握手などできるものかという気分である。
さりげなく、植民地支配、アジア諸国民に苦しみを与えた事実の反省については主語が必ずしも『日本』だけではなく『白人、あんたらもだぜ』と言っているようで小気味良かったが、日本や支那・朝鮮のメディアは主語が『日本』という解釈だろう。
反省をremorseと表現したのは巧妙な気がする。
平和に暮らしていた無垢のアメリカを真珠湾でいきなり日本が攻撃して戦争が始まったなどと考える歴史家はいないはずで、一方的な反省を前面に出すことは大いに違和感がある。

それにしても、聴衆が(米国民の代表である)アメリカ議会+αであるにせよ全体的にヨイショし過ぎではないかと思ったのは筆者だけだろうか。
確かに太平洋戦争ではアメリカの若者も多勢死んだが(特攻隊で死んだ筆者の伯父も含めて)日本の若者も多勢死んだ。鎮魂の意をもう一歩踏み込んで『だから我々は靖國を大切に思う』くらいのことまで言って欲しかった。
さらに、アメリカは民間人の犠牲者がほとんどいないにも関わらず日本は沖縄を始め東京他多くの都市で無差別爆撃によって多数の民間人が殺され、とどめに広島・長崎で大量虐殺が行われた。
戦争に勝てば何の罪にも問われない。戦争をするなら絶対に負けてはいけないという教訓だし、負ける戦争はしてはいけないというのが過去から学ぶべきことである。
朝鮮戦争、ベトナム戦争という特需で日本の復興、成長が促進されたことは間違いないが、それが『アメリカのおかげ』というのはどうだろう。しかし、その後の『台湾、支那、朝鮮の成長を日本が支援した』という事実を明確に言ったのは良かった。
大震災の際のトモダチ作戦への感謝はその通りだが、68億円支払いとその後の5年間1,880億円の思いやり予算が日本の負担だったことも日本人は同時に知っておくべきだろう。全てにおいて露骨な国益最優先の国がアメリカである。

異例とも思えるオバマの歓待(俳句披露やディナーで料理の鉄人森本正治起用など)は、AIIB参加でアメリカを裏切ったイギリスに対するあてつけと見る向きもあり、米英同盟よりも日米同盟を優先させるかのような昨今の言動はアジア太平洋地域での戦略的パートナーとしての日本、さらにオーストラリア、インドとともに対支那のアジア版NATOへの布石と見るのもまんざら間違いではないだろう。リバランスは時代の大きな転換点に違いない。
アメリカがキューバと国交を回復したことは、欧州を向いていた顔を中米そして太平洋に向けたことの表れでありTPPがまずは第一段階だろう。確かに日本はそれを利用して戦略的パートナーになるべきだとは思うが、本気でアメリカという国に気を許してはいけないと筆者は思う。

敗戦国、従属国からプラグマティックな戦略的パートナーになるためにも9条改正と核武装(レンタルだとしても)が絶対に必要となるだろう。さもなければ日本はアメリカの経済植民地になる。
国内に腐れ左翼と腐れメディアさえいなければ、もっと日本はスマートに戦略的な動きが可能だろうに・・・。
筆者は自身をリバタリアンだと思うが、真の保守を自認する人たちは今回の演説を少々忸怩たる思いで聞いたのではないだろうか。

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敗戦国、従属国、同盟国、リバランス への8件のフィードバック

  1. きりたんぽ より:

    昨夜にNHKの生中継で見れるところまで見ました。

    今朝になって新聞で全文を日本語と英語で分けて載せていまして、
    実際に見るとこの文章の区切りと身振りと手振りを同時に雰囲気を作りながらかなり練習したのだと感じました。

    最後はアメリカ議員は総立ちで拍手を送ったのですが、

    着席をしたまま拍手もしない安倍首相の演説を批判している、反安倍の議員もいましたね。

    反日の日系アメリカ人のマイクホンダ議員です。

    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150430-00000025-jij-n_ame

    マイクホンダのプロフィールです。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80

    • argusakita より:

      マイク・ホンダは自称日系で、親戚も何も日本にいないという不思議君ですから・・・。

      で、きりたんぽさんの演説についての印象はどうでしたか?

  2. きりたんぽ より:

    主戦場でもあるアメリカでの従軍慰安婦というフィクションの責任者でもあるマイク・ホンダは担っている一人でもあります。

    自称日系だったとは知りませんでした、本人も捏造人物であったのですね。

    直前に日中首脳会談があったのでそこで安倍政権側はどんなことを演説するのかを前もって説明しているはずですので、問題ないと思っています。

    大義名分として、安倍首相の演説内容を支那共や朝鮮は非難するのはやらなければいけない政策なので準備万端だったと思いますし、国内の反日議員の意見は何ももたらすことはないので無視しても良いかと思われます。

    安倍首相の演説内容は無難で穏やか過ぎるかなと思いますが、
    先を見据えた場合に安倍本人が退いた後のことを考えても、
    安倍談話といわれるものなどにも過剰な意識は必要はないかと思います。

    日米はすでに新たな時流に入っていますので、どんな非難や邪魔をされても揺るがないもの強固なものとして余裕をもっていくということなのでしょう、ただ今後は日本国内にとっては日本国民にとっても良いことの方が少なく、生活に悪影響を受ける部分が多くなることは間違いはないと思います、目に見えないチャンスや機会を個人の責任で得ていくしかないかなと個人的には思いますね。

    • argusakita より:

      安倍首相のあの演説で、今後の日本の首相は『植民地支配』『謝罪』『慰安婦』には言及しなくともよくなっただろうと思いますから、大きな仕事をしたとは思います。
      それにしても、戦争は勝たないといけませんね・・・。
      4月30日はベトナム戦争のサイゴン陥落から40周年だったのですが、あの世でカーチス・ルメイと東条英機やホーチミンが握手しているとは思えないんですよね、やっぱり。

      • きりたんぽ より:

        負けたことが現在まで未来まで影響していくわけだと思いますが・・・、戦争で勝つべきでした。
        日本国内にいた負けさせることを仕組んだ組織が強かったのでしょうか。

        戦後の国内でもサンフランシスコ講和条約の11条の解釈の問題や国際法のアムネスティ条項を認めない反日団体もいますが、やはり握手はしていないと思いますね。
        もう40年も経つ中で、 事実は隠していますがベトナム戦争を題材にした映画も過去に作られたりとありましたね。

        ただようやく今頃になって明かされていることも増えてきまして、
        昨日の朝日新聞の5月1日のトップ紙面では「抑留死 1万人 名簿公開」「北朝鮮・支那・樺太は初公開」と載せています。

        これは日本共産党が協力して行った、第二次世界大戦後のソ連の強制連行という名の拉致・強制労働で虐殺された方を含めたごく一部の方の名簿を厚生労働省がHPで公開しました。

        全てではありませんが、朝日新聞が更正しだしたのでしょうか(笑)

        ちなみに「徳田要請問題」で有名な徳田球一(日本共産党)がソ連に多くの日本人を拉致連行させて、現地で共産党員になるように仕向けて(マインドコントロールを含み)承諾しなかったりしたり反発したら殺しても良いですよ、ということを行っていました。

        参考にこちらをどうぞ↓
        http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B3%E7%94%B0%E8%A6%81%E8%AB%8B%E5%95%8F%E9%A1%8C

        さらに先日、NHKでも特集番組を組んで戦後70年に関する番組を放送していまして、東京大空襲で攻撃を受けて消失させられた皇居の宮殿なども当時の写真付きで放送していました。
        ようやくタブーだったものをわずかに一歩ずつ明かしていました。

        戦後はアメリカによる東京大空襲は日本の大事な文化遺産的なものや建物をなどは避けて一部を爆撃したと一部の都合の良い写真だけを載せられてきましたが、

        実はこの大空襲の爆撃はアメリカ大使館を避けて東京全域だったわけです、

        写真もしっかり残っていました。

        当時の警官が証拠としてカメラで撮って写真に残して見つからないように庭に埋めて保管したものもありました(戦後の処理で必ず焚書されることを踏まえていたのでしょう) 

        ちなみにこのカーチス・ルメイという軍人も東京大空襲に関わっていたようですね。

        ベトナム戦争での南朝鮮によるベトナム人を大虐殺から、ライダイハンと差別をされている被害者の方達に対しての問題を南朝鮮は向き合わないといけませんね。

        ベトナム政府はベトナム人の女性と南朝鮮人の男性の結婚をかなり取り締まり規制を強化して法律を作ったりもしていますから、この問題は負の連鎖として今も続いています。

        • argusakita より:

          カーチス・ルメイは東京大空襲だけではなく・・・
          ・ドイツのレーゲンスブルク爆撃の功績により准将・司令・少将と昇進
          ・東京大空襲、大阪、名古屋をはじめ地方都市の爆撃も指揮
          ・原爆の直接の命令を下したわけではないがルメイの部隊の一部
          ・朝鮮戦争で空爆で100万以上の民間人を殺害
          ・ベトナム戦争での北爆。『北ベトナムを石器時代に戻してやる』と豪語
          まさに『鬼畜ルメイ』の名に恥じない好戦的な指揮官でしょう。
           
          しかし、このルメイは航空自衛隊育成に貢献したということで1964年に勲一等旭日大綬章を授章しているのです。
          さすがに昭和天皇は直接の授与は断ったそうですが、この推薦は防衛庁長官小泉純也(旧姓鮫島、小泉純一郎の父)によって行われたということで、戦後の日本がアメリカの従属国であったことは間違いないでしょう。

  3. 嫌韓 より:

    マイク・ホンダがどうやら自称日系なのは有名な話で、祖父母が日本出身の日系3世となっていますが、両親は完全にアメリカ人。祖父母の親戚やその子孫なども全く日本にいず、「日本のほうからきました」系でしょう。
    本田という名前は日本でも多いですが在日が好む苗字でもあるので、おそらく半島系だろうと言われています。
    戦時中、日系人の収容所にもいたようなことも言っているらしいですが記録が一切無いとか自称ばかりです。

    自身のHPでは何故か英語、スペイン語、ヒンディ語、タガログ語、支那語、ベトナム語での記述はありますが、日本語の<こんにちは>すら無いのです。日系だったら「あいうえお」くらいは載せるでしょう。
    http://honda.house.gov/

    徹底した日本叩きでのし上がってきた下院議員で選挙区がアジア人が多いカリフォルニアのサンノゼ中心です。
    日系アメリカ人の苦労・苦難を逆手に取り、「日系のホンダが言うのだから日本は間違っている」と市民に思い込ませることで「日系」を利用している薄汚い奴です。
    ダニエル・イノウエ、スパーク・マツナガ、ロバート・マツイ、ノーマン・ミネタ各氏などの上下議員だった高い評価を受けた人たちとは異質な糞です。

    安倍首相の演説、英語の出来云々はわかりませんが新聞サイトで見た全文訳では遠慮がちなもののなかなかいいこと言っているような気がしました。

    • きりたんぽ より:

      第二次世界大戦後は朝鮮人議員もアメリカに根付いていたわけですね。

      朝鮮からの移民が多い中で、さらにカリフォルニア州のグレンデール市の現・市長も従軍慰安婦像の式典を欠席したりと内容を十分に理解はしているようです。

      ただ政治的な発言に自分に権限はないと本人は話していました。(大高未貴さんが直接取材した中で)

      ちなみに20年以上前のロサンゼルスの暴動でも黒人がコリアンタウンの商店街を狙って破壊したり黒人から見ても朝鮮人の差別は許せないものだったようですね。

      朝鮮移民が多くアメリカに移住し、この日系を名乗るいかさま出自の人物に投票し当選の貢献をしているのもこの朝鮮移民であることは想像がつきます。

      意図的に移住させてこの輩を議員にさせて朝鮮人達の都合の良い構造を作っているのかもしれませんね。

      グレンデール市長の取材映像もありました

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