世界の武器輸出入の実態をもっと知るべきではないか

“平和国家”日本ではニュースなどで武器・兵器いわゆる防衛装備品について報道されることはほとんど無いため、あたかも戦争など簡単には起きない、起きるはずがない、少なくとも日本には関係無いと思っている人が多いのではないか。
日本を出ると、そういったニュースがごく一般的な話題の一つであることがすぐにわかるが、日本だけ現実を見ない、あるいは(メディアが)見せない風なところは異常だと強く感じる。

201505112359320000フランスのニュースで昨日もやっていたが、フランスで建造した強襲型揚陸艦のロシアへの納入が中止されることになったらしい。クリミア問題以降の経済制裁の一環で昨年から懸案のものだが、1隻12億ユーロのミストラル級強襲型揚陸艦2隻(ウラジオストク、セバストポリ)の納入をオランドがプーチンに正式に伝えたようだ。
既に1隻目の金額のうち8億9千万ユーロをロシアは支払済みで、これの返還と賠償を請求するらしいが、既に2隻めも艤装を残す段階らしくフランスにとっては大きな痛手だろう。

昨年夏にも書いたが、フランスは空母も建造中で自国の装備拡充も熱心だが他国への武器販売・輸出も一つの産業として重要である。今回のような大型の案件をどう解決するかは見ものだが、昨年秋ごろには2隻の強襲型揚陸艦は解体か沈めるような話もあったが、昨日のニュースではなんと2隻を支那に売却する可能性が伝えられていた。
支那もフランス同様に自国の装備拡充に血道をあげているが、実は輸出もどんどん伸ばしていて、武器輸出額ではアメリカ、ロシアに次いで3番目の武器輸出大国になっている。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI、名前が冗談のように聞こえるが)の2014年版レポートによれば、

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・支那の主要装備の輸出先はパキスタン、バングラデシュ、ミャンマー
・支那の輸出の伸び(2005-2009年で既に)143%
(※逆にドイツ、フランスは輸出が減少したが2010年以降はフランスはおそらく増加)
・支那の輸入先は6割がロシア、残りはフランスとウクライナ
・南朝鮮の輸入先は、7割はアメリカ、残りはドイツとスウェーデン
・武器の輸入元は、2005-2009年と2010-2014年を比較すると欧州が減少し、アジア・オセアニアが伸びている
これらの統計を見ても武器・装備がアジア・オセアニアに集まってきている、特に支那、インド、パキスタン、バングラデシュ、ミャンマーに集まってきていることが明らかだ。

欧州やアメリカは、自らは縮小・維持に留め、せっせと武器をアジア・オセアニアに輸出し、アジア・オセアニア地域での紛争を待っているようにしか思えない。
隣にキチガイのように武器・兵器を溜め込んでいる支那がある限り、日本が一国平和主義などを唱えても安心できるわけがないし、どこの国も相手にしないだろう。
しっかり防衛装備を拡充し、ついでに武器輸出で稼ぐことはごくごく普通のことだ。砂に頭を突っ込んで現実を見ないオーストリッチ・シンドロームの左巻きにはぜひ現実を見て、反対の声をどこに向けるかを考えて欲しいものだ。

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世界の武器輸出入の実態をもっと知るべきではないか への2件のフィードバック

  1. argusakita より:

    7/7 フランスがロシアに違約金12億ユーロを支払うことで決着。2隻の行き先は未定。

  2. argusakita より:

    9月末、フランスのオランド大統領がエジプトのシシ大統領とロシア向けに建造された2隻のミストラル級ヘリ空母をエジプトに売却することで合意に達したことが明らかとなった。
    ミストラル級ヘリ空母は、2016年夏にもエジプトの港に到着予定。

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