秋田の街に活気が無いのは音楽が少ないから?

以前も少し書いたが、筆者が仕事の拠点としてウィーンを選んだ理由の大きなものの一つは音楽だ。仕事で失敗しても音楽やバレエ、オペラが安く(日本よりは)見れるだろうという(今考えればとんでもない)目論見があったからだ。

ウィーンと聞けば大抵の人はモーツァルトやシュトラウス、ベートーベンに代表されるようなクラシックを想像するだろうが、知っている人は知っているがウィーンはジャズやそこから派生した(80年代風に言えば)フュージョンやクロスオーバーあるいはスムーズジャズのメッカで欧州でもルクセンブルクやストックホルムに勝るとも劣らないと思っている。何しろ学生時代から好きだったウェザー・リポートのキーボードのジョー・ザヴィヌルが生まれ、亡くなった場所がウィーンで、2008年まではウィーンミッテ駅前目前のヒルトンホテルにザヴィヌル出資のBirdlandというジャズクラブがあったくらいだ。(大して仕事が軌道にも乗っていないのによく通った(^^))
やはり音楽が街で流れていたり、気軽に聞けるような環境が生活に必要なのは筆者に限ったことではないとは思うのだが・・・。

昔話はいいとして、最近ウィーンでは時々ダンスのフラッシュモブを見かける。ウェストコーストスウィング(WCS)を遊園地や公園や街の中でやっているが、決して若者だけではないところがなかなか微笑ましい。本来は結構動きの激しいスウィング系のダンスのようだがジャズ、R&B、ディスコ、ブルースと音楽は幅広いため中高年にも人気があるようだ。
突然街の中で出会うとなかなかおもしろくて足を止めて観客になってしまうので観光客なども集まってくる(ただし、見とれてスリに注意)

街の中でダンスのフラッシュモブなどは日本ではあまり考えられないし、おそらくすぐに警察が走ってきて止めさせられるだろう。(集会の届けが出ていないとかで)
秋田のヤートセというヨサコイ・ソーランを真似た不思議な無国籍のお祭り(日本人が始めたのかどうかも知らないが)もまだ続いているらしいが、屋内ステージでやる団体競技のように出演順があったりの路上学芸会風な秩序(?)あるもので踊る人は楽しいだろうが観客はどうだろう。

ドイツはやはり文化大国だなと思うが、ここ数年音楽演奏のフラッシュモブもだんだん手の込んだものが多くなってなかなか楽しい。景気が良く、スポンサーが付いてやっているものもあるが、演奏者も聞く者を楽しませようという意識があり、聞くほうも肩肘張らずに聞く耳や姿勢があるからできるのだろうが、こんなサプライズが街の中に時々あったら歩く人もどこか期待を持って『あの辺に行こう』となるのだろう。
秋田市を歩いて見ても駅のコンコースにギターの若いパフォーマーがたまにいるくらいで、街の中であちこちにパフォーマーがいるという状態ではない。
東京だと、こんなのも時々見かけるが、何故秋田にはほとんどいないのか・・・。音楽好きがいないというわけでもあるまいに。

渋谷では去年、こんなのがあったらしい。

大阪でも、

ドイツのニュルンベルクの有名なフラッシュモブ(まあ、子供も演出の一部だ)

ケルンのスターウォーズ

ハンブルクのショッピングモール

パリ北駅でも負けていない

不景気とはいえギリシャの空港

ウィーンのハードロックカフェ(なかなか良いが猥雑さが不足の印象)

エジンバラの空港

秋田市のなかいちのあのスペースもそろそろ寒くなって閑散とする頃だろうが、夏場の食中毒の心配のあるような屋台中心のイベントも時々にして、せめて夏場は音楽を街の中に広めたらどうなのだろう。騒音、道路法、道交法、集会・・・、つまらない規制ばかりが街の活性化の障害だと気付かないものだろうか。文化や芸術とは絵画や彫刻やステージ芸術ばかりではない。

 

 

これもありかなぁ・・・。
歩いている人がいきなり100人くらいで始めたらニュースだな。
 

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秋田の街に活気が無いのは音楽が少ないから? への5件のフィードバック

  1. 歴史好き より:

    Argusさんは何というか幅が広いというかいろいろ見ているというか、まさに「百の目」です。

    私も音楽(歌よりはインストですが)が好きなので、秋田市内にいろいろ音楽が流れていたらいいのになといつも思っています。静かなのがいいという人もいるとは思いますが。
    昭和40、50年代は広小路などでは煩いくらい音楽が流れていました。

    秋田は中学校や高校の吹奏楽などもレベルが高いので、単にコンクールばかり目指さず街の中に出てきて楽しませて欲しいなと思うのです。山王中などは指導者が素晴らしいのでしょう、ポップスなどもなかなかのものです。
    椅子を並べてオーケストラのスタイルにしなくとも私服で普通のパフォーマーが演奏してくれたら嬉しいですね。
    高校生が中土橋あたりで夕方トランペットなんか吹いていたらちょっとカッコイイでしょう。
    上手い下手じゃないですし(あまり酷いのは騒音ですが)、少しでも聴衆がいたりしたらパフォーマーはモチベーションが上がりますよね。
    普通は金管楽器などはコンサートで遠くから見るくらいですし、実際に目の前で生で演奏するのを見たら小さい子供も興味を持つでしょうし。

    街の中は騒音公害だとか、視覚障害のための信号の音がかき消されるといった問題もあるかとも思いますが、今なら場所によっては指向性のある音響システムなどで何とかならないかなと漠然と考えたりもします。

    まずは朝夕、千秋公園あたりから「おおいなる秋田」でも生の演奏で流して欲しいものです。
    信号のあの無機質な電子音は文化とは対局にあります。

    • argusakita より:

      こんばんは

      >まさに「百の目」です。
      (苦笑)、仕事のせいもあるのですが、まあ浅~く、広~くです。(^^)

      >昭和40、50年代は広小路などでは煩いくらい音楽が流れていました。
      覚えています。年末が近くなると、何故かポール・モーリアの『オリーブの首飾り』だったような記憶があります。セントラル・デパートのあたりだったかな。負けない音量で信号も鳴っていたようにも思いますがちょっと記憶が混じっているかも。

      >高校生が中土橋あたりで夕方トランペットなんか吹いていたらちょっとカッコイイでしょう。
      ニニ・ロッソですか?(^^) アート・ファーマーかな? 秋田からウィントン・マルサリスみたいなのが出たら応援しちゃいます。

      >上手い下手じゃないですし
      そうなんですよ。聴くほうのレベルが上がっていけば演奏するほうのレベルも上がるし。
      特にクラシックなどはお金払って聴くものという意識が日本人には多いような気がします。ウィーンなんてそれこそピンからキリまでで、観光客向けのテキトーなオーケストラなんて沢山ありますが、そんなのでも観光客はお金払うし・・・(^^)。

      >普通は金管楽器などはコンサートで遠くから見るくらいですし、実際に目の前で生で演奏するのを見たら小さい子供も興味を持つでしょうし。
      そうなんです。私も若いころサックスにハマッてナベサダ・モデルってのを買ったくらいで、おかげで愚息や娘達もジャズやクラシックに抵抗無いです。残念ながら一人もミュージシャンにはなってくれませんでしたが。
       
      >信号のあの無機質な電子音は文化とは対極にあります。
      同感です。パチスロと同じで耳に良くないです。Bluetooth使った障害者個別の小さな機器で代用したらいいのにといつも思っています。(健常者が助けるのも当たり前なのですが)
       
      何月何日どこそこでイベントやります的なやり方はマイナスなんですよ。秋田市くらいの広さがあるなら、あちこちでサプライズでやるから街の中がおもしろくなるんだということに主催者が気づかなきゃ。行政にそれは無理だろうと・・・。

  2. 脇から失礼します。
    動画がありすぎて前半しか見てませんが・・・・。

    前半のオーケストラのフラッシュモブを見ましたが、オーケストラの団員がいるという段階で文化のレベルが秋田とは違うなと感じます。吹奏楽部経験者で楽器を持っている人もいるとは思いますが、あくまでも吹奏楽です。バイオリン持っている秋田県人は少ないだろうな。個人には楽器は高すぎる。それに、ペット中心になったりすると、ヘタすると軍隊ラッパや野球応援レベルになりそう。それでもないよりはいいかもしれませんが。

    まずは、個人でも出来そうなジャグラー当たりから始めないといけないかも。

    秋田でフラッシュモブ出来そうなのは暇な大学生かと思いますが、期待するだけ無理かな? 

    • argusakita より:

      おはようございます。

      文化のレベルというより日本と欧州の音楽文化の質や幅が違うのでしょうね。
      ウィーンはさすがに音楽の都ですからピンキリながらオーケストラは多いでしょうね。
      でも、ほんの一握りを除いて皆さん地味な質素な生活ですよ。
      ウチのオフィスの下の階にチェロ弾きの若い女性が住んでいますが、時々食べ物わけてあげますし。上手いのですが、チャンスを狙う若者ってとこでしょう。

      バイオリン持ってる人、大雑把な感じでは秋田市では200人くらいかなぁ・・・。
      管楽器は結構いそうな気がします。秋田市もそうですが、大曲あたりに多いのでは?
      ギターは相当な数いるでしょう。
      チャルメラや豆腐売りでもどこか刺激してくれそうな気がします。

      田舎でも音楽や歌で大きく儲けられなくても何とか食ってはいける。
      そんな社会にならないとつまらない世の中で決して『大国』とは言えないと思うのです。

      大学生・・・、スマホ代で消えていく小銭稼ぎのバイトで大変そうだしなぁ。

  3. 熊さん より:

    今夜、秋田市では千秋公園二の丸から花火を打ち上げ、なかいち周辺で鑑賞するイベントがありました。和洋側のお堀でナイアガラもちょっとだけ。
    なかいち前の広場では長机を並べてチケット買った人にはワンドリンク付き。
    花火は18時から19時であっさりでしたが、二の丸から数百メートルには脳研もあるし、交通規制(歩道)も必要だっただろうし、よく開催できたなと感心。
    http://sensyuhanabi.com/

    もちろん花火は秋田の人は大曲みたいな最高クラスのものを知っていますから物足りなかったでしょうが、小雨が断続的に降る中ずいぶん人が集まっていてちょっと驚き。
    日中も何かイベントやってたらしいので数万人の人出はあったのではないでしょうか。
    花火の最中にちょっとジャズも流れて、なかなかでした。

    民間の主催者団体(あきた元気倶楽部)が秋銀も手伝ってクラウドファンディングで100万強集めたそうですが、協賛も多くそれなりに成功したのではないでしょうか。
    やはりこういうイベントは行政のイニシアチブではなく民間でやるべきですねー。

    「千秋花火2015」、来年もやるのかどうか知りませんが、関係者の方がここを見ていらっしゃるなら、ご苦労さまでした。

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