欧州+イスラム=???

毎日毎日難民(ほとんど経済移民だと思うが)のニュースを見ていると、だんだん欧州全体の難民を見る目が変わってくるのが感じられる。
ハンガリーはセルビアとの国境を完全に有刺鉄線で封鎖し、それでもやってくる難民に放水、催涙ガスを浴びせ暴徒化した難民は投石や放火で対抗。ルーマニアとの国境もフェンス設置を計画しているようだ。陸続きの国境というのは本当に恐ろしいものだ。写真はスロバキア、オーストリア、ハンガリー3国の国境とドイツ、オランダ、ベルギーの国境の交差場所。日本の場合は・・・。

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ハンガリーに入れない難民はクロアチア、スロベニア経由でオーストリアに入ろうとしている。そのためオーストリアはハンガリーに続いてスロベニアとの国境も警備を固めたようだ。さすがにイタリアからアルプスを越えてオーストリア、スイスに向かうのは不可能だろう。イタリアからはフランスに向かうようだがそれでも最終目的地は『約束の地ドイツ』ということのようだ。
ハンガリーの内務大臣は難民を『経済移民、暴徒』と言ってのけるものの、訪米中のセルビアのブチッチ首相は『ハンガリーに悲劇的な対応をさせるな、EUはもっと介入するべき』と自国への世界的な非難を回避しようとしている。
既に今年になってから欧州には43万人の難民・移民が入り込み年末までには100万の大台になるという予想らしいが、シリアだけをとっても難民予備軍が400万人と言われているため予想はアテにならない。
パスポートも何も持たず、幼い子供を連れて徒歩でドイツに向かう。ドイツに行けば教育をタダで受けられ、仕事にありつけるという『口コミ』だけで何十万人もが『約束の地ドイツ』を目指す光景は如何ともしがたい。スマホもごく一部しか使えず、情報が無いため群衆心理と口コミで集団行動をしていて、マスコミのインタビューには『ただドイツに行かせて欲しい、通らせて欲しいだけ』と国境で叫ぶ姿は痛々しい。少しばかりの施しではどうしようもないのが現実だ。ドイツに行ってもとりあえずはナチスが使った強制収容所跡地のキャンプ行きだし、定住してもおそらくベルリンのクロイツベルク地区(Kreuzberg:旧西ベルリンのはずれ)のような“新ゲットー”に行くことになるだけだろうに。
それでも銃や砲弾が飛び交わないだけマシなのかもしれないが、彼らが考えているように無料の教育やまともな生活ができる雇用が待っているかというとそうではないはずだ。
既にフランスあたりでは、難民が密航の際の借金を返すために売春、ドラッグ販売、子供の誘拐といった”ビジネス”に落ちていく実態もあるらしく、欧州は各国の対立もさることながら社会を内部から崩壊させる危険分子を抱え込んでそれが増大しているという大変な危機を迎えている。テロの工作員もいるだろうし、感染症等の心配も現実だ。
少し前にフランスのサルコジが(自身も移民の出自であるにも関わらず)『移民はRacaille(ラカイユ:社会の屑)だ』と言って物議を呼んだが、そんな声が高まってくるだろう。
あれこれひっくるめた外国人排斥ムードが高まることについては(移民ではないが外国人である)筆者や社員さんも気になっている。いよいよドイツ語本気で頑張って国籍取るかなぁ・・・。(^^;)

難民が縁もゆかりもない国にやってきて『国境を通過させろ』『水と食糧をくれ』まではいいとして『この国は我々に冷たい』『もっと人間らしく扱え』と主張するのは日本人にはなかなか理解しにくい。
日本では物乞いは悪、施しもある意味奇特なことだが、キリスト教もイスラム教も『施し』というのは受けるほうも与えるほうも『当たり前』であり宗教的な『義務』のようなものであるところがなかなかわかりにくい。
日本では『情けは人のためならず』と巡り巡って自分に・・・だとか、『袖すり合う』的な共助の精神はあるものの、行き過ぎた他者への施しは善しとされない。(まずは頭の上の蠅を追えと批判されることもある)
しかし、キリスト教もイスラム教も宗教的な義務として貧しい者に『施し』を与えることが教義として存在し、特にイスラム教ではザカートとサダカのサダカとして定義がある。
・持つ者は、持たない者に施す義務がある
・持たない者は、持つ者から施しを受ける権利がある。
この義務と権利を日本人につきつけるとおそらくたいていの場合は『何様のつもりだ』とキレるだろう。しかし、イスラミックにはごくごく当たり前のことだ。
キリスト教でも『施し』は天国に行くための善行の意味はあるものの権利についてはバイブルに規定が無いのではないだろうか。
欧州ではキリスト教以外にもnoblesse oblige(ノブレス・オブリージュ:貴族の責任あるいは義務の強制)というのがあるが、これは19世紀に始まった富裕者や権力者の社会的責任を言うだけで、一般の人には無関係だ。

そういった文化・習慣の違いは結局『この国は我々に冷たい』vs『難民は暴徒だ』という相互の誤解といった図式に表れてくると思われる。キリスト教でもイスラム教でもない日本人にはどちらも本質的に理解できない。そのため、TVで映し出される難民を見ると正直言って狼狽えるのだ。しかし、幼い命を見捨てるわけにはいかないのでわずかな寄付をしてみたりもする。
“欧州”と付き合い始めて約30年になるが当然ながら各国それぞれの違いがあり、簡単にイメージで語ることはできないが、さらにそこにイスラム圏が混在してきた場合、ますます理解するのが難しくなる。

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欧州+イスラム=??? への28件のフィードバック

  1. きりたんぽ より:

    昨日にまたタイで爆発テロ事件が起こりました。南部の方でムスリムの居住地のようです。

    ウイグル人の事件とは関わりの可能性は小さいようですが、影響を受けたのは間違いないと思われますが、タイも滅茶苦茶になることを避けて首相など警察当局は「触らぬ神に祟りなし」のようで会見でも内容のない内容を述べています。観光客の激減の影響を避けたいようにも思えますね。

    先日に起きました、本来であれば防げた警察の失態による殺害事件で、警察庁・長官も記者会見を開いていました。埼玉県・熊谷市のペルー人が市民6人を殺害した事件です。 

    この状態で難民・移民を受け入れたら大変なことになるということを感じた人も少なくはないように思いますね。

    埼玉の特質の問題もありますが、隣の太田市など群馬ではブラジル人街から移民居住地がしっかり根付きモスクもあります。

    東南アジアの外国人でも群馬県の地名度は高いものです。

    • argusakita より:

      タイは情報統制が厳しくなり、あまりまともな情報が出なくなりました。
      タイ経済もそうですが、何か起きそうですね。

      日本の警察、最近不祥事多くないですか? 現職の集団強姦だの強盗殺人だの。
      犬相手に13発とか。ニューナンブは5発装填ですから2人撃ち切って3人目が3発目でようやくですか。
      移民・難民流入以前に『お巡りさん』がアテにならないと日本の治安なんてアッサリ崩壊でしょう。
      いよいよ日本でも個人の『防衛装備』は必要かもしれませんね。
      私の事務所では、オフィスが間違って襲撃を受けた時のためにスタンガン数台と催涙スプレーを常備して非常事態の際の社員さんの手順を決めていますし、女性の社員さんにはリップスティック型の催涙スプレーを配布しています。さすがに銃は許可証がいるので面倒でボウガンをという社員さんもいますが、ちょっとそこまではどうかなと思っています。
       
      群馬の大泉町でしょう?(東武の駅は確か小泉ですが(^^))
      リトル・ブラジル、カーニバルで相当に揉めてたらしいですねぇ。
      住民の10%超えたらやはり危険水域なのでしょうが、大泉町は20~30%くらいが外国人なんですよね、確か。
      外国人が支那人、朝鮮人だとゾッとしますね。

      • argusakita より:

        犬に13発についてネットで改めて話題になっているらしい。
        後で事件の詳細を知ったが、暗がりだったそうで、それなら動くもの相手ではやむを得ないな。
        オートマチックの拳銃は筆者も試し撃ちさせてもらったことがあるが、止まっている的だってそう簡単には撃てない。
        日本の普通のお巡りさんがどれくらい射撃の訓練をしているかは知らないが、一般市民が滅多に発砲を見ることがないくらいだから実践経験など無いに等しいだろう。期待するほうが間違いな気がする。ただ、テロその他でいざというときに期待できないのはちょっと拙いのも事実。

        動物は小さくても本気になったら『死ぬまで』(イコール負け)向かってくる。
        ちょっと怪我したら怯むのは人間だけで、動物にはそんな本能は無い。

  2. やっちゃん より:

    定住してもおそらくベルリンのクロイツベルク地区(Kreuzberg:旧西ベルリンのはずれ)のような“新ゲットー”に行くことになるだけだろうに。

    こんにちは。
    ベルリン在住のものです。ここのくだりでは、ベルリンのクロイツベルク区が実際とは違ったイメージにとられますので、訂正させていただきます。

    クロイツベルク区は、ベルリンのはずれではなく、わりと中心にあります。緑の党が強く、ベルリンでは最もリベラルな区として知られ、芸術家や若者も多く、ドイツ人にも外国人にも、人気一番の区であります。故に、最近では、地価が異常に高騰してしまい、高級地区化してしまっています。

    たしかに、クロイツベルグ区のとなり、テンペルホフ区にある空港跡地に、空港設備の建物があるので、そこに難民が2千人、一時収容されるという話はききました。そこは、ゲットーみたいになるのかな。見たわけじゃないので、知りませんが。

    暗いイメージがあるのは、むしろ、旧東ベルリンのはずれのほうです。そういうところには、ネオナチも生息しています。その一つマハツァーン地区では、案の定、難民収容される建物の近くで、ネオナチが集会をしたという話をききました。たいへんっぽいですね。

    しかし、難民が入るということは、高齢化しているドイツの助けになるのではないかなという見方もありますが、どうでしょう。日本も、ドイツも、年寄りばっかじゃないですか。人々は結婚しないし、子供つくりませんよね。純粋な国の文化を守ろうなどとばかり、言ってはいられなくなるのじゃないでしょうかね。しゃあないですよね。

    • argusakita より:

      ご指摘ありがとうございます。
      私はベルリンを思い起こすとき、つい自分がドイツにいたころの『壁』があった西ベルリンで考えてしまうので、『壁』に近かったクロイツベルクは旧西ベルリンでは東ベルリン寄りの”はずれ”という感覚なのです。あの『壁』は記憶の中では未だに生きていて、20代の頃初めて見た時の印象が強烈だったのです。
      そうですね、今は中心部になってしまいますね。間違った書き方でした。反省。
      人気一番というのは本当ですか? グルーネヴァルトあたりはもう人気が無いのでしょうか?

      日本に難民を入れることについては、それなりに準備ができているならいいと思いますが、今の日本ではどうでしょう。私は積極的に反対でもないのですが、社会の仕組みや『心の準備』は皆無に近い。

      自分もそうですが、日本人は心の中では無意識に日本の文化や生活習慣、商習慣などが最高!と思っているところがあって、そういうのが通じない連中相手にうまくやっていけるかどうかに非常に疑問を感じます。宗教観一つとっても。

      同じようにプライドの高かったフランスは『移民もいつかは必ずフランスの文化に馴染むはず』と思っていたフシがありますが、現実は逆でパリなどでは英語表記の看板や標識も増えて、へぇーと思うことが多くなりました。徐々に変わってきていますが、ああいう変化が日本で果たして可能かなと非常に疑問です。
      守るどころか非可逆的に壊れていくだけのように思います。

      様々な海外に住んでいる日本人に聞いてみたいですね。

      • やっちゃん より:

        心の準備、皆無に近いですね。わかります。
        正直言えば、ここドイツにいても、難民の数を聞けば、いったい、これから社会がどう変わるのか、犯罪が増えないか、ネオナチが勢力増さないか、外国人の自分や家族の運命は?と、不安になります。

        本日、貴ブログをいろいろ読ませていただき、大きな共感、大きな疑問、ありました。また、訪れたいと思います。

  3. やっちゃん より:

    壁の時代にお住まいになってたんですね。私はその時代のベルリンを見てません。
    クロイツベルクは、寛容で自由なイメージがあるので、そういう人たちを引き寄せます。外国人にとって、住みやすいところです。(地価高騰に抗議する人もでてきましたが)。グルーネヴァルト方面は、もちろん、誰でもあこがれるところですが、高級お屋敷地区ですので、普通のもんは住めないのではないかと思ってます。そういうところでは、人との付き合い方も違ってきますしね。ベルリンは、地区によって、がらりと、雰囲気が違いますよね。

  4. きりたんぽ より:

    世界中に流れたトルコの海の砂浜でうちあげられた難民の男児の遺体の写真などはやらせの演出だったのですね。

    別の場所から子供を運ぶやらせの写真も出回っているようです。

    この父親は泣きながらメディアの映像に出ていましたが、移民や難民を密入させる違法ビジネスの業者の人物のようです。 

    ドイツでは政治難民を受け入れる憲法があることを知りませんでした。日本とは全く別の仕組みであり比較できるものでもなく感情の問題でもありませんね。

    詳しくは先日の「チャンネル桜」でのゲスト・ドイツ在住の川口マーン恵美と中山恭子の対談コーナーで述べています。

    こちらです。

    • argusakita より:

      そのやらせ疑惑も難民に対する批判を高めるための情報という話も出ていて、真実は不明です。

      ドイツのその基本法(憲法に相当し、”政治的に迫害される者は庇護権を享有する”)は皆知っているのですが、受け入れるのは政治難民であって経済難民は対象ではありません。
      では政治難民と経済難民をどう区別するかは結局は行政の裁量の部分があって、メルケルが非難されているのはその部分で済し崩し、野放図じゃないか、誤解を与えたのはメルケルのせいだと言われているわけです。難民側もドイツに受け入れられるのは”政治難民だけ”ということを知らないのが悲劇です。
      パスポートを持っていない難民が多く、スペインのTVなどではシリア難民は2割程度で、大半がスーダンやリビア、マリやナイジェリアといったアフリカだという実態もレポートでやっていました。
      ハンガリー側の難民にも相当数セルビアやルーマニア等の”移民”(偽装難民)が多いようです。

      そろそろ、”極東の豊かな国”(=日本)も経済力に見合う受け入れをすべきという声がポツポツ出ています。
      日本は政治家もマスコミも国民も皆、オーストリッチ・シンドロームでしょうか。

      • きりたんぽ より:

        実際は過去含めて経済難民も混じっているのが現状ではないでしょうか、今現在も難民に混じりながら移民ビジネスをやっている組織があるわけですから。

        海際で流されてきたという子供の遺体の父親は、この移民違法ビジネスをやっていて客であるイラク人女性の女性がイギリスのメディアに真実を語ったようです。これでこの父親の実態が明らかになったわけです。

        移民・難民を受け入れさせたい側から見たらこの事実は不都合になるわけですからあやふやにさせるでしょうね。なぜ子供の遺体だけが?内戦含めて難民の人たちが犠牲になったのは昔からでなぜ今頃にこのような写真が綺麗に出てくるのでしょうか?

        こちらをどうご覧ください(男児の遺体は別の場所で発見されていた)

        http://news.livedoor.com/article/detail/10605123/

        十分に熟知し明らかになっているのは日本の反日左翼は外部要因も含めて移民を入れたがっていますから、このプロパガンダの役目を担っているマスコミがこぞって一斉に同じものを流すのは必ず裏があることを気づくべきでしょう。 感情的にさせる印象操作は過去の朝鮮プロパガンダと同じです。

        難民を生み出した場合に自然にドイツに流れるのはわかっていたはずで(意図的に難民をドイツに向かわせる情報も流したことも含めて)、難民・移民を入れた場合に社会保障が困窮するのは当たり前で軍事利益も得るだけでなく、

        EUの親玉のドイツを崩したい目的もあったのでしょう、意図的に難民を生み出させたアホ国家(主に国連常任理事国)が責任を取らない構図。

        主に国連の常任理事国が意図的に生み出したものですから国連が機能しないのは当たり前ですね。

        支那・朝鮮に次ぐ反日国家のドイツが今現在もメディアでも反日を続けています。

        ドイツの教育システムを見ると歪んだ人間が育つのがわかる気がしますね。
        反日国家ドイツが日本に対して放つことは害があって一利もないことにぜひ気づいてもらいたいです。

        そして残念ながら移民・難民は可愛そうなペットではありません、

        同じ人間ですから日本に居住してもらい日本人にとっての都合の悪い部分を補ってもらおうと、福祉介護の職についてもらいたいという、経済を活性化してもらいたいという道具にしか考えていない人間が多いのではないでしょうか。

        移民・難民を受け入れたらどうなるのかをしっかり歴史を確認し学ぶべきですね。

        メディアは現実的に移民・難民を受け入れた後はこのような社会状況になるということを一切隠し、意図的に肯定することしかしません。 

        反日左翼から見たら今回の熊谷市のペルー人の残虐殺人事件で間違いなく、移民・難民を居住させてさらに日本の国益を落とさせたい謀略は後退しているでしょうね。 

        現在の日本は社会保障は成り立たず、震災・自然災害で生活が成り立たない人たちを後回しにし移民・難民を受け入れようと政治家が声を上げた時点で間違いなく落選するでしょう。

      • きりたんぽ より:

        付けたし忘れましたが、ダブリン協定を成り立たせることが先決でしょうね。

        • argusakita より:

          うーん、ですからそのダブリンⅡに基づくFrontex(欧州対外国境管理協力機関)のEurosur(European border surveillance system:EU域内への不法移民や犯罪防止や保護など欧州国境監視システム)が2年程前からほとんど機能していないからこうなるのです。
          ギリシャ危機、ウクライナ危機からそうなってしまったようですが。
           
          今日明日、内相、首脳会議が予定されていますが、オーストリアでは相当にアレルギーが出始めている気がします。(近所のスーパーの馴染みのおばちゃんが険しい顔をしていました)

      • きりたんぽ より:

        ダブリン協定が成り立っていないのを計り、最終的にドイツに向かうことはわかっていたわけですよね。むしろ促すという行為もしていました。 役に立たない一体何の意味のある協定なのでしょうか。

        • argusakita より:

          ダブリン(1990年)、ダブリンⅡ(2003年3月)は協定ではなく規則、規定のようなものです。
          (ここにあります。現在はダブリンⅡが有効)

          で、機能しないのはドイツが過去数年を見てもダブリンⅡを根拠にロマのような不法移民を電車に詰め込んで国外退去させたりしているのを周辺国は当然見ていて、同じようにチェコも8月の初めにこのダブリンⅡを根拠に470人のシリア難民をハンガリーに強制的に送り返そうとしたり(ハンガリーは50人受け入れ、他は拒否)といった事件(?)もあり、不法移民の強制退去の根拠になっているのですが、ダブリンⅡで言及されているのはあくまでも亡命し庇護申請した者と不法移民の扱いであって、現在問題になっている”難民”(政治難民、経済難民のいずれも)は定義が無いのです。
          難民から庇護申請を出されると今度はダブリンⅡが受け入れの根拠にもなってしまうと。
          この混乱がグチャグチャにしているのだと思います。

          おそらく、今日明日の内相会議、首脳会議でダブリンⅢのようなものが作成される方向でしょうが、規則、規定を作ろうにも現実の数の多さと進行スピード(難民の移動)で欧州全体の合意ができるとはとても思えません。
          現在、難民を引き受けているのはドイツ、オーストリア、スウェーデンですが、フィンランドはもう警戒態勢でスウェーデン国境に物理的な境界を設け、場合によっては軍隊を派遣すると内相が言っているそうです。

          不法移民、経済難民、亡命者を含む(見かけ上)”政治難民”は自分たちは弱者であり庇護され住居や食料や仕事を与えられる『当然の権利』があると思っている連中が何十万人ですよ。
          こちらはもう夜は寒いですから、ニュースで出てくる乳飲み子や幼い子供たちだけでも緊急に何とかしないと『フェンスを越えた人数』ではなく『死者数』が毎日のニュースになります。

          先日のように多少の毛布や携帯充電器では話になりませんし、オーストリア政府の施策を眺めながら(我々も外国人なので出しゃばれない)、オフィスでも社員さん達と何をアクションしようかと議論しています。

      • きりたんぽ より:

        元は1990年に加盟した国が著名をして、1997年時の時にダブリン協定が発効し、現在では改正されていたのですね。

        こちらです

        http://www.ndl.go.jp/jp/diet/publication/document/2008/20080124.pdf#search='1990%E5%B9%B4+%E3%83%80%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%8D%94%E5%AE%9A

        軍事利益のため国益に見合ったのかはわかりませんが難民を生み出す発端は国連常任理事国であり、最後の尻拭きは関係のない国に拭かせるのはあまりも馬鹿げています。

        支那共とドイツ政府は強固な貿易を築いているので、ドイツ政府も反日ロビー活動も呑まざるを得ないのかもしれませんが、なんとも皮肉な部分です。 

        逆にアジアの負担をEUが引き受けるかといったらないでしょうね。とことん利用して国益にかなうことをするでしょう。

        難民をいくらか引き受けざるを得ないことになったら安倍政権はこのドイツ中心のEUに反日のプロパガンダをやめさせることを条件に出すべきだと思いますね。

        • argusakita より:

          ちょっと誤解があるかもしれませんが、ドイツは支那や南北朝鮮のようにあからさまに政府や国民一般のレベルで”反日”じゃないですよ。アジアの情報が支那経由のものが多いのでバイアスがかかって日本を見ている人が多くなったことや、経済や貿易ではドイツは競合相手なのでそうそう仲良しと言うわけにもいかないでしょうからメディアの責任が大きいでしょう。
          各国に住んでいる日本人に聞いてみたいですがメディアが日本に好意的あるいはその逆というのはそれぞれ時々感じます。オランダやフランスのメディアは大体いつも好意的な感じはしませんね。
           
          個人的には欧州で政府あるいは国民レベルで親日”風”かな・・・と思えるのはポーランドとブルガリア、ラトビアくらいじゃないでしょうか。後はほぼ大人の付き合いというか、よく『あの人”いい人”だよ』という最も無意味で感情を込めずに人を傷つけない評価をしますが、そんな感じでそれほど極東の国を意識している政府も国民もあまり無いのではないかなと思います。(マニアックな日本ファンはどこの国にもいるでしょうけれど)
          その意味で、日本に帰るたびにTVで外国人に『日本凄い、大好き』ばかりを言わせる番組を見ると『うーむ』と感じたりします。
           
          きりたんぽさんもぜひ休暇を作ってドイツ巡りをしてみてください。冬時間になったら航空チケットも秋田~沖縄往復より安いものもありますから。

          >逆にアジアの負担をEUが引き受けるかといったらないでしょうね。

          いや、ベトナム戦争や印パ戦争時代からずーっとアジアの移民、難民を欧州は受け入れていますから、欧州各国は今回の難民をアジアも受け入れろと思っていて当然だと思います。アジア唯一のG7先進国日本への期待は大きいはずです。
          来年のG7は日本ですから、強く押されたら弱いのはホスト国日本のほうです。(嬉しくないタイミングかもしれませんが) 条件提示というのは無理かな。(^^)

    • argusakita より:

      ドイツ批評に関して川口マーン恵美さんやクライン孝子さんの名前はよく見かけますが、確かにそうだなと共感するものもあると同時に、うーんそうかな? ビジネスの場面では違うが、主婦目線かな? と思う部分もあり、私自身(の落書き)もそうですが、個人の独断や先入観入りの感想として見ていたほうがいいと思いますよ。
      日本でドイツの公共放送2局をどちらもしょっちゅう流していたら少しは今のドイツが日本に伝わると思いますが、NHKはZDFのダイジェストだけでしたっけ・・・。

      チャンネル桜は時々見ますが、当初に比べて(なーんとなくですが)単に右系の人が食い散らかしているプログラムが多くなりすぎたような気がしませんか?
      無論、左中心の既存メディアに比べて真っ当なものも多くもっとメジャーになって欲しいと思いますが、イマイチだなと感じる理由は何でしょうね? 水島氏のキャラかな?

      • きりたんぽ より:

        他国含めても(支那・朝鮮除いても)、ドイツが一番濃いのは事実ではないでしょうか。

        ドイツのメディア含めて、さらに教科書に日本の従軍慰安婦・南京大虐殺に関して載せている事実があるわけですから。これは個人の独断でもなく先入観ではありませんよ。
        支那のロビー活動の結果でしょうね。

        こちらをどうぞ(支那の新聞ですが自ら行った活動を見せてあげたいのでしょう)

        http://www.recordchina.co.jp/a117042.html

        反日側から見れば事実を出し続ける保守派に関することは全て都合が悪いと思います。

        保守派が物的証拠となるもの一次情報を突きつけられたら終わりですから自らの存在がなくなり反日という看板で飯が食えなくなるわけです。

        しかもその一次情報は政府が公式見解しているアメリカ・イギリスの公文書館のものも含まれるわけです、問うのであれば戦勝国連合国に問うべきではないでしょうか。

        感情しかない左翼と呼ばれる者からは何一つ出てこず矛盾だけが出てきていますよね。

        たとえば戦後に日本を割譲したアメリカは南朝鮮の建国の父でもありますね(マッカーサーの銅像もあります)、

        アメリカ・イギリス・フランスの国内で発行していた世界地図では竹島は日本の領土になっていてしっかり明記されています。
        これはどう説明するのでしょうか。
        割譲して建国させた建国の父に問うべきでしょうね。

        こういったものは変えられないものです。 
        こんなものは保守でも何でもないですよねただ事実を出しただけで、左翼に呼びかけて討論しようとしても彼らは逃げますから。

        日本国内で川口マーン恵美氏やクライン孝子氏の書籍も発行していますが、事実と異なることであればドイツ大使館通じて出版社などに訂正を求めることでしょう。どの国も自国に関することは確認していますので。

        最近発行された川口マーン恵美氏の書籍の中で一つの項目でドイツの教育受験のシステムや構図・生徒と教員の関係などを紹介していました。

        教育の現場のシステムや制度などはどの国でも法的に決まっているものですから嘘に書き換えて載せられませんよね。訴訟では済まずに外交問題もなるでしょう。

        彼女達は自らメディアで残し述べているものなど文言など責任を持って活動していますから、拓殖大学の客員教授もしているので大学側にも責任関与が求められるでしょう。
        ぜひ本人達に問い合わせたら良いと思われます。

        NHKで放送するものはNHKにとって損失になるものは出しませんので、むしろドイツのメディアや新聞などが本性が現れているのではないでしょうか。

        保守派のチャンネルといっても反日側がとにかく邪魔をし足を引っ張ろうとしているので、マイナスからのスタートでしょうね、

        実際にチャンネル桜は左翼側にも討論の出演依頼をしています、従軍慰安婦などの「植村 隆」氏などにもそうですが皆が断って出演してくれません。

        最近では在日特権を題した討論コーナーでは、主に都心で活動している「在日朝鮮人グループ団体」の代表が出演して討論したり、安保法制では反対派の憲法学者で小林 節 氏も出演して熱く討論していました。
        ぜひご覧になってください。

      • きりたんぽ より:

        補足ですが、この法律家・憲法学者・慶応大学名誉教授の「小林 節」とは先日の国会の衆議院憲法審査会で招致されている野党推薦の憲法法案反対の親玉といえる人物です。

        チャンネル桜で最近の討論コーナーでも出演し、かなり熱くなっている部分もありました。討論の中でも「南シナ海で万が一、日本の輸送タンカーが通れなくなったら遠回りすれば良い、その分燃料が増えてしまうが日本の石油代も2~3円上がることで済むのでは」と・・・・・・笑ってしまいました。憲法学者でもこの程度かということでした。

        • argusakita より:

          小林氏は改憲が王道だと以前から言っていますから、解釈改憲を認めないというスタンスは(彼の中では)論理的だと思います。
          憲法学者なんて屁のツッパリにもならないことがいみじくも今回の安保法制審議で明らかになってしまいました。
          とにかく9条が(良し悪しを別として)安定していないとメシが食えないと。
          安保が半端で日米間の懸案でないとメシが食えないアーミテージやジョセフ・ナイのような安保屋さんと似たようなポジションなのかも。
          最近文科省が文系学部の廃止等を声高に言い出したのは興味深いことです。(例え一時的でも左翼の巣窟を大掃除するのはいいことです)

      • きりたんぽ より:

        かつての、鳩山一郎内閣(1955年・第22回国会内閣委員会・昭和30年7月25日) ではこのようなことが残っています。

        当時の杉原防衛庁長官が見解として述べています「日本の自衛力というか、これは日本単独ではなかなか自衛そのものですら難しい。

        (中略)日米の集団保障の前提のもとに日本としてもある程度の自衛力を持ち(中略)

        もし侵略を企てようとするものがありとせば、そういう侵略をむしろ未然に防止し得るだけの力を持ち得る」当時の内閣法制局長官は林 修三です。

        この時に集団自衛権を認めているこの見解は現在ではなかったことにしているのでしょうか。

        なぜ野党は批判しないのでしょうか。

        こちらです。どうぞ

  5. argusakita より:

    欧州委員会は23日欧州(EU)共通のAsylum System(庇護申請、亡命に関する枠組)を遵守することを決定。反対する加盟国に対して合計40件の違反通告と是正を要求決定。

    ハンガリー: メルケルを『道徳(押し付け)帝国主義と非難』
    フィンランド: 投票を棄権
    ポーランド: 反対に投票
    スロバキア: 欧州司法裁判所(ECJ)に提訴決定
    チェコ: ”将来明らかになることは唯一『何が間違っていたか』である”
    ルーマニア: 難民割り当て(クォータ)だけが唯一の解決法ではない

    ・ギリシャとイタリアで庇護申請者の最初のスクリーニングを実施
    ・優先順位はシリア人、エリトリア人、イラク人の順序
    ・割り当て再配置の難民を拒否する国はGDPの0.002%の制裁金
    ・割り当て数は経済規模、人口、庇護申請の数の平均で決定
    ・個々の庇護申請を2か月以内に処理する

    欧州は深刻な対立状態に突入かも。

    • きりたんぽ より:

      やはり受け入れた後の道筋を考えるとここで止めないといけないという働きがかかりますね。
      受け入れた場合に各国の政権が崩れるのではないでしょうか。
      紛争のきっかけにならなければいいのですが。

      難民の受け入れ問題で国内でもあらゆる負担に直結し経済的にも疲弊は免れませんね。

      さらにEUを追い討ちにかけるフォルクスワーゲンの不正問題が起きました。
      現地ではどのようなことになっているでしょうか?

      EUに対しての仕掛けているのではと勘ぐります。あまりにもタイミングが合いすぎます。

      フォルクスワーゲンの内部にも入り込んでいたのではないでしょうか。
      ドイツ市場でも株価に影響が出ているのではないでしょうか。

      • argusakita より:

        問題のVWの工場はアメリカの工場なんですね。
        DAXは先物も逆に微妙にプラスですがもみ合っています。
        VWのCEOvs前会長の確執があるらしく、影響はこれからじゃないでしょうか。

      • きりたんぽ より:

        フランクフルト市場でも急落していますね。

        さらに制裁金が2兆円を超えるほかに告訴も十分にあり得ますね。

  6. きりたんぽ より:

    意図的な謀略でなければ、アメリカは排ガスの規制が厳しいものですから十分に分かっていながら不正にソフトを組み込むとは驚きます。逆に利用されたり、いずれ明かされるだろうとは予測がつくものだと思いますが不可解過ぎます。

    欧州の他社の自動車株にも影響し値下がっていますので、パリ市場・ミラノ市場・ロンドン市場にも波及していますね。

    部品メーカーまで広がる恐れも十分にあります警戒しないといけませんね。

    • argusakita より:

      株価は広範囲に影響がありそうですね。ドイツも難民どころではなくなるかも。
      私はディーゼル車は昔からどうも好きになれなくてもっぱらガソリン車しか乗っていませんが、欧州では多いですからねぇ。

  7. きりたんぽ より:

    新たな更新したニュースですが、タイで起きたテロ事件で関与している容疑者が、2010年に起きたタイのバンコクで起きた爆発事件の犯人と同一人物でもあるとのことをタイの国家警察長官が発表しました。

    近日ではこのグループは人身売買組織であるということと、タイの国内政治に関与しているもので、軍事政権側ではウイグル人の強制送還の報復の見方は改めて否定したとのことです。

    毎回、代わる代わる内容ですが、一体何が真相なのでしょうか?
    こういったことはタイ政府の癖らしいです。

    このウイグル人は新疆ウイグル自治区だけに居住しているわけでなく東南アジアに散らばっていますので、テロを起こした場合に、この散らばっているウイグル人に対しての締め付けがいっそう厳しくなるはずで全くの利得がないですよね。

    首謀者はトルコに逃亡したようで、組織でもこの首謀者の詳細は知りえないと思われます。

    こちらの記事です。
    http://news.ameba.jp/20150928-1003/

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