ユネスコ記憶遺産が必要なのは文化浄化した(する)国々?

また、ユネスコの胡散臭さが発揮されたなという印象。
支那が申請していた南京事件に関する資料がユネスコ記憶遺産(Memory of the World:MOW)に登録された。
南京事件については、筆者は言われている30万人大虐殺などは無く戦時下の便衣兵や民間人の区別がつかない状態での旧日本軍による刺殺・銃殺は実際にある程度あっただろうとは思うが、30万人と記した記念館を作るほどの大規模・組織的なものがあったかどうかは疑わしいと思っている。何故なら、旧日本軍は第一次大戦後のシベリア出兵の際に、パルチザンに悩まされ、1919年初頭からパルチザンの潜む村等の掃討を実施し、3月のイワノフカ事件他で民間人の老若男女数百人を殺害している(それらは命令書その他で明確な史実)。その実績から考えて、南京ほどの都市で組織的な殺害が全く無かったと推論するほうが無理がある。政府見解の『非戦闘員の殺害や略奪行為等があったことは否定できない。人数については諸説あり、政府としてどれが正しい数かを認定することは困難』という一貫した見解が最も賢明だと思われる。

問題は南京事件そのものではなく、ユネスコの登録のほうだ。少し登録までの手続きを見てみた。
申請は各国政府またはNGO等(個人・団体を含む)から可能なようで、今回は支那政府が昨年申請した。
これを受けて審査を担う国際諮問委員会の委員(各国の公文書館やワールド・デジタル・ライブラリーに参加する図書館の司書など)が行い、最終的にユネスコ事務局長が任命する委員14名によって構成された国際諮問委員会(ICA)を通じて登録が行われるが、登録の最終判断はユネスコ事務局長(現:イリナ・ボコヴァ、ブルガリア)が行う。
まず、この国際諮問委員会のメンバーがきちんと公表されていない(筆者は探せなかった)し、14名のICAメンバーもICAのフェロー13名のことなのかどうかも不明だ。この13名には日本から菊池光興という人物も含まれるがこの人物の肩書には独立行政法人国立公文書館フェロー以外に旧総務庁長官官房長という肩書もある。(何のためにICAに名を連ねているのか?)
最終判断をする現ユネスコ事務局長も、パレスチナが申請したPalestine Poster Project Archivesがあまりにも反ユダヤ主義的で文化摩擦を招きかねないとの配慮で登録を見送った実績があるらしく。登録の基準が曖昧なことは間違いない。

もともとユネスコという組織自体、昔から縁故主義、賄賂で問題視されてきた経緯があり、その改革を狙った前事務局長松浦晃一郎氏が尽力したようだ(著書:『ユネスコ事務局長奮闘記』)。しかし、1999年のThe Gurdianの記事にも『縁故主義の文化』BBCのコラムでも『ユネスコは縁故だらけ』と評されるほど腐敗していたようだ。エディンバラ市街の世界遺産登録(1995)でも何かあったらしい。松浦氏が退任した2009年11月から現在のイリナ・ボコヴァが事務局長を務めているが、ブルガリア共産党員だった経歴から批判を受け9人の候補者から5回の投票の後に当選したようで、一見名誉職とも思えるこの事務局長職は実は相当においしいポジションなのかもしれない。縁故、腐敗体質がまた復活しているのではないか?

それにしても、このユネスコ記憶遺産の対象となる歴史資料は、世界遺産同様に真正性、信憑性が重要であり、近現代史資料に関しては記録の客観性も評価の対象となっているそうで、2013年に審査されたシンガポール申請の録音テープ媒体『日本占領下の証言集(Japanese occupation of Singapore oral history collection)』は、戦後かなり時間が経ってからの回顧録で客観性に欠けるとの理由から不登録だったそうだ。
(ここでも旧日本軍関連か・・・)
少なくとも30万という数字の信憑性については日本政府も認定が困難と言っている以上、真正性、信憑性が審議されるべきで登録決定過程は不透明と言わざるを得ない。

ユネスコ記憶遺産は『危機に瀕した古文書や書物やなどの歴史的記録物(可動文化財)を最新のデジタル技術を駆使して保全し、研究者や一般人に広く公開することを目的とした事業』となっていて、デジタル化などのアーカイブは日本は何も他国に頼る必要などない。
それこそ国内で独自にデジタルアーカイブをしたら十分だ。

ところで、このユネスコ記憶遺産の登録一覧や熱心な国を見ると、妙に偏りがあることに気付く。(何故そんなものがという印象)
イギリスのマグナカルタやドイツのグーテンベルク聖書、デンマークのアンデルセンの原稿筆写本と手紙などはわかるが、アジアのものは日本も含めてイマイチ疑問だ。
支那などは何故『孔子』の類や『毛沢東語録』を申請しないのか? 南朝鮮などは、フランスにある『直指心体要節』を登録しているが、これがグーテンベルクより80年早い金属活字印刷というのは本当なのだろうか?(どこか手書きのような・・・)
日本も『鳥獣戯画』や『源氏物語絵巻』などならまだしも、『シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録』と『東寺百合文書』というのが登録優先順位の高いものであるという理由がわからない。

ユネスコ記憶遺産というのは、自分たちの歴史を守れなかったあるいは都合の悪いものは抹殺し文化浄化を行い歴史を創作・捏造したい国々や団体による趣味的なアーカイブと考えておけば良さそうだ。
日本が積極的に関与する必要もなく、申請を積極的に行う理由もなさそうだ。
どこか動物アイゴー団体やエコ団体のようなプロ市民的な臭いを感じるではないか。
日本政府も少しは毅然としてユネスコに強く抗議したらどうなのだ。拠出金だけ払ってばかりでは存在感が皆無だ。

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