いよいよ日本もTV放送業界の大変革か?

さすがにモスクワはもう寒く、日中でも10度を超えることはそうそうなくなり朝方は氷点下も珍しくない季節。ロシアは昨年から夏時間が無くなり通年現在の冬時間となり、日曜から冬時間になった欧州に比べてシンプルでありがたい。とはいうもののロシアは国内で11の時間帯があることは変わらずモスクワ(MSK)は日本(JST)との時差6時間、日本と同じ時間帯はアムール州、サハ共和国西部のヤクーツク時間(YAKT)といった具合だ。

日本のニュースを見ていたら、昨日からTVer(民放公式テレビポータル)が始まったようだ。しばらく前から各局でドラマその他を1週間無料でサービスというのがあったが、試験期間も終わり、システムのキャパもこれくらいならなんとかいけると踏んだのだろう。(実は、これからなのだが・・・)
現状、海外からは直接見られないが、筆者は少々特殊なネット環境を持っているので見られる。実際にあるドラマを少し見たところ番組中のCMが(おそらく地上波放送よりも)短く、なかなか快適かもしれない。画質もYouTube程度のもので気にならない人には全く問題なく、スマホでも十分だ。(こういうユーザが増えているのに4Kだの8Kだのの高画質のモニターを目指す家電メーカーは一体マーケットのどこを見ているのかと・・・)

今のところ配信番組は各局が独自に決めるようだが、一度こういった方向に舵を切ったら後戻りはできない。番組の人気・不人気は即座にネットユーザで共有され、キー局もリクエストに応えざるを得なくなるのは自明で、キー局が我儘にに配信番組を恣意的に選べば、そのスポンサーがターゲットになり、スポンサーの意向を無視できないキー局は結局はネットユーザの声を反映せざるを得なくなる。(なんと民主的なことか(^^)、まあメディアは所詮ポピュリズムで良い)
まだ時間はかかりそうだが、いよいよTVもネットに移行しつつあるのは確かなようだ。
地上波がアナログからデジタルになった際に各局ともチャンネルも増やさず(こんなのは日本くらいである)、一体どうするのかと思っていたが相変わらず民放BSの朝鮮ドラマ&通販だらけの現状を見るとコンテンツ不足が予想よりも酷く、エンタメと報道とスポーツは分離するだとか各国で普通に見られるアプローチはまだ日本ではほとんど見られない。

民放全局が似たような幕の内弁当で成り立つわけがなく、いずれキー局は統合あるいは分離していくだろうと予想しているが、キー局がネット配信を本格化すると民放のローカル局はまったく存在理由・価値が無くなる。地域のニュースや話題を独自にネット配信できるローカル局だけが生き残る図式だ。しかし、取材力・機動力にも限界があるのだろう、最近は秋田でも各局とも臆面もなく『視聴者からの投稿映像』などと笑えない状況になっている。プロがアマチュアに擦り寄ってどうするというのだ?
そもそも各県ごとに民放のチャンネルが限定されている状態が全く技術的な理由ではなく権益保持のためのものであるため、有体に言えばずいぶん以前から制度疲労しているのだ。

日本に戻った時にはBS、CSなどで海外のニュースを見ることになるが、考えてみればTPPがあれほど話題になっているにも関わらず、海外のニュースは相変わらず欧米と特亜に限られ、少しだけ中東アルジャジーラといった具合で、環太平洋のニュースはほとんどない。スペインのニュースを流すくらいなら親日(とされる)ポーランドやトルコのニュースを流したらどうなのだ?
日本政府の大本営発表だけではTPPの交渉が非公開であることもあり『敵』の動きがわからないではないか。それぞれの国の例えば農産物や加工食品、工業製品、サービスなど日本ではあまり一般的でないものも沢山ある。
カナダやメキシコやペルー、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、マレーシアあたりの日々のニュースなどから『敵』を知ることも大切なことだ。
各国語の壁はあるだろうが、そろそろ日本でも同時通訳や字幕など一切使わないニュース番組が流れていてもおかしくない。各国の訛りのある英語を聞いて『英語なんてこんなものか』と思う若い人が増えたらそれだけでも十分効果がある。
コンテンツ不足の民放も、そういった環太平洋各国のニュースソースや番組に目を向けるべきだ。
いつまでも欧米ばかりに顔を向けて見ている日本は、どこかまだペリーの黒船以来の『先進国に追いつけ追い越せ』的な発展途上国マインドが根強く残っているのではないか?

そして、もしTV放送業界の大変革が起きるなら、以前書いたようにぜひともNHKの解体・再編を国民的議論にしてほしいものだ。

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