ディジタル・デトックス

今のような雪が降りそうなギリギリの季節はキャンプに絶好で、夏場のように人は多くなく、静かな山の中で冷たい空気とたき火の暖かさを感じながらウィスキーをチビチビやるのが最高だ。
秋田、東京、ウィーンと根無し草状態が続いていることもあり、相方と静かに時間を過ごすこともなかなかできないがたまにはと思い立ち、所用で秋田から八戸に行くついでにキャンプを。


結婚して子供がいなかった時代は伊豆や富士山や八ヶ岳周辺で相方とよくキャンプをしていて、子供ができたら皆で行こうと思っていたものの、ある程度大きくなってから、いざガキンチョ3人を連れて行くとなると荷物は多いし、虫が嫌だ、テレビが無いだの何だのの苦情でついつい連れて行くのも億劫になった。それでもナイフの使い方と火の熾し方くらいは教えたかな・・・。
今、ガキンチョ達も大きくなってそれぞれ別々に暮らし、また相方と二人でキャンプすると改めて時間の経つのは速く、人生は正規曲線(2項分布くらいが理想なのだが)のようなものだなと。

デジタルなものに囲まれて暮らす毎日で知らず知らずに溜まるストレスを解消するにはやはり自然の中に溶け込むのが一番。星や月を見ていると視力が回復するように錯覚するから不思議なものだ。
まさにディジタル・デトックス(Digital detox)は現代人には絶対に必要だと確信しているし、山の中にいるとスマホはおろか携帯も実はそんなに必要ではないことがすぐにわかる。IT機器などは筆者には仕事の道具にしか過ぎない。
ということで、今回はスマホを置いてガラケーの携帯とラジオだけという20年前ぐらいの環境で2日ほど。秋田、青森では電波が届かないエリアがまだまだあるのがちょっとした発見だったが、まあそんなものだろう。日本では仕事は大抵のことは社員さん達に任せておけるというのが実に幸せなことだ。おそらく、既にハンコを押すくらいしか筆者の存在理由がなくなったかと・・・。(^^)

高速は使わず、比内から鹿角、十和田湖、奥入瀬、十和田市、三沢、八戸と移動したがR285はだいぶ道が整備されたように思えるものの距離の割には時間がかかった。
途中、十和田湖の休屋に何年ぶりかに立ち寄って愕然。
ホテルなどの宿屋は20軒くらいはあったように記憶していたが、そのほとんどが廃墟になっていて、営業しているのは薄暗い土産物屋&レストランが数軒という悲惨な状態。
『乙女の像』までは木製の立派な遊歩道が出来て湖岸は小奇麗になってはいたが、全体的には無駄に広い駐車場が虚しいほど閑散としていて残念。
ハイシーズンには観光バスなども来てもっと賑やかなのだろうが、多くのホテルの入口がベニヤ板で閉ざされ、ガラス窓が割れ、雑草で覆われているようではせっかく観光客が来ても興ざめだろう。世の中には『廃墟マニア』という人々もいるが、普通に『十和田八幡平国立公園』をツアーに組み込んだ観光客なら二度と来ようとは思わないかもしれない。
日本でも有数の湖の十和田湖は近づいてはいけない湖で、秋田側の発荷峠からの眺望を楽しむだけにするか、十和田市側から奥入瀬に入って散策して帰ったほうが良さそうだ。
思えば小学校6年の修学旅行は十和田湖1泊だったのだが、あの賑わいは遥か遠い昭和の昔話のようである。

休屋の入口直前で県境(小坂町境界)になっていて休屋は青森県であり、十和田観光の問題は青森県の観光マターなのだろうが、それにしてもちょっと酷すぎる。
昔に比べて奥入瀬は渓流に沿って駐車スポット、休憩所なども整備されたようだが、肝心の十和田湖・休屋があれでは大館方面からの樹海ラインと鹿角・大湯側からの2つのアプローチで秋田側が道路整備などしても無駄に見えるだけだ。
湖面の県境が決まったのが数年前と歴史的な秋田・青森の相互非協力状態は有名だが、おそらく両県とも観光スポットが(貧乏県の割に)多すぎて、県境付近は互いに様子見が続いているのだろう。奥入瀬から休屋までどこか民間のデベロッパーやリゾート会社に委託するといった手法が取れないものかとも思うが、国立公園のため縦割り+αで難しいのだろう。勿体ない話である。
欧州なら絶対に人気の高い観光スポットになりそうな自然環境だし、きちんと整備したらミシュランガイドの星1つか2つは間違いないと思える。(宿泊施設次第か)

towada-map青森中央学院大生と十和田湖畔地区の住民が恊働で作成した、解説付きマップなどもある。ヒメマス養殖で有名な和井内貞行と旧姓が同じの殿様知事は親戚かどうか知らないが、地元の田沢湖は角館と抱き合わせでもう十分知名度も上がり集客力もあるだろうから善しとし、これといって実績の無い2期目も残り1年少々、小坂町・大館市・鹿角市の振興にも大いに関係がありそうなのだから、和井内繋がりで十和田湖に多角的に取り組んではどうなのだろう。

それにしても休屋入口のENEOS、ガソリン高すぎるだろ! 足元見やがって(^^)。

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カテゴリー: ディジタル・ネットワーク, 県政・市政・議会 タグ: , , , , , , , , , パーマリンク