県議会の存在価値

最近は新聞紙サイトで秋田に関するおもしろい話題を見つけられないのだが、河北新報でちょっと吹き出す記事を見つけた。

<あなたの街で県議会>どっちが主役?

kahoku20151127あまりに可笑しいのでlink切れを考えて魚拓を載せておく。
12月県議会も始まろうとする時期に”お忙しい”議員さん達がわざわざ本荘に集まり『あなたの街で県議会』を開催したら議員30名(43名中)に対して”観客”27名という結果だったそうだ。
11月19日(木)18:00からの開催だったようだが、河北新報も酷いもので『意見交換は活発だったが・・・』と書いているもののどんな意見交換が行われたのか内容については全く触れていない。(完全に馬鹿にされている(^^)埋め草記事扱い)
11月30日には大曲で同様のイベントが実施されたようだが、河北どころか地元の新聞紙魁(のサイト)にも記事が無い(見つけられない?)。

不人気なのは政治に無関心というよりも、県議会というもの自体の存在が大多数の県民にとって価値を感じさせないかをいみじくも物語っているのだが、昨今は国政・国際外交レベルでの大きな事件や問題が多く、地方自治体の議会など単に地方行政の追認機関としか言えず、決定権もイニシアチブも無い名誉職同然の集まりに関心を持てというほうが無理筋とも言える。
昔なら、県議会議員と衆参議員との連絡も密で地方の意見が国政に届くチャンスもあったように感じるが、そもそも秋田選出の国政の議員の存在が希薄で活動内容の発信も皆無に近く、あったとしても比例区選出のゾンビ候補のためか秋田に関して何をしているのかが不明。強いて言えば政治家としての理念や実行力を感じさせる議員がいない。中には来年の選挙も見えているにも関わらず最初から再選を投げていると見受けられるのもいて不愉快というか末期的な状態。さっさと辞めたらいいのに。しばらく欠員でも大勢に影響はない。

今春のように統一地方選挙があるならまだしも、それすら4年に1度の単なるマンネリ化した恒例行事となり、例えば首長の施政を徹底追及したり、それと反対に議会解散といった緊張感が全く考えられない状況では県民が関心を持つわけがない。(議員だって退屈だろうと推察)
それでも選挙では多額の選挙資金を使いながら、政党の内部的な思惑でとばっちりを受け落選の憂き目に遭ったり、若くて若干異質な経歴を持つ落下傘候補者が”気分転換・客寄せパンダ”的に当選したり(案の定、当選後は何の働きも目立たない)といったドラマがあったらしいが、所詮、行政の追認機関(本来はそうではないのだが)では、有権者にとっては税金でエサ代を払っているシロアリ公務員と同等のペット(かわいくも何ともないが)的なものにしか見えないというのが正直な感想だろう。その表れが『あなたの街で県議会』だろうと。

確かに議会から外に出て一般から多様な意見を生で聞くという試みは評価されるべきものだが、日本国民全般の暮らしに関わるほとんどの問題が社会保障や税の問題に帰結し、それらに対するアクションは憲法改正して国と地方のあり方を変えない限り、自治体レベルではどうにもならないことが広く知られてしまい、ましてやその自治体の議会には何の決定権も裁量も無いことがわかってしまったため、今更県民に広く意見などを求めても時既に遅しであり、『あなたの街で県議会』も“広く意見を聞いていますよ~”という単なるアリバイ作りなのである。
4年近く前に、
若者の意見など聞く耳も目も持たない県議会議員
と落書きをしたのだが、未だにメアドすら公表していない議員がいるものの選挙では当選してしまうことに驚きを感じる。
無論、メールが最優先というわけではないが、県議会の名誉職に短時間で意見を言うよりも中央省庁や官邸に直接メールを好きなだけ送ったほうが例え自己満足でもまだマシ・・・というのが多くの特に若者の率直な意見ではないか?
(実際、中央省庁などは最近メールに返事をきちんと寄越すところが多くなっている)
足腰の立たないような年寄りたちがわざわざ集まってくれるのを何度も開催するよりも始終メールでもチェックしたらどうなのだろう。そもそもそのあたりに有権者との意識の乖離が大きく見える気がする。

県民が議員達と真剣に意見交換するとしたら、取組や結果が数字でわかりやすい議員定数削減や報酬減額や政務活動費の問題くらいだろうが、こういった問題が『あなたの街で県議会』で出ているだろうか? そもそも自分たちの失業に直結する案件を真剣に積極的に推進する馬鹿はいないと見るのが普通だろうが・・・。
この『あなたの街で県議会』に関する記録は映像も会議録も何も発表されていないのではないか? なぜ県議会のHPなどで掲載・公表しないのか? 人手が無いなら議員報酬を減らしてその分で事務局のアルバイトでも雇ったほうが良い。
共産党や社民党のように”何でも反対”では困るが、例えば先般の県民意識調査の結果ではどう性善説で解釈しても2期目も半ばを過ぎている佐竹県政は全くといってよいほど評価されていない。本来であればそれらを精査し、場合によっては厳しく追及し責任や総括を求めるのが議会のはずだが、それを全くしない県議会などはっきりいえば『無いのと同じ』であり税金をエサ代に使っていることから(無駄削減の観点で)『無いほうが良い』という合理的な結論になる。

あれこれと不祥事が出てくる市町村のチェックができない各市町村の議会に手本を見せるくらいの気合の入った活動をしないと県議会という存在価値はますます希薄になる。
4年間の名誉職ではなく、しっかり地方議会(民主主義の学校)の役割を自覚し、責任を果たしてもらわないと県民はエサ代を払いたくなくなるぞ!

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県議会の存在価値 への2件のフィードバック

  1. ブルーベリー より:

    記事では 「どっちが主役?」 となっていますが、
    秋田県の主役はシロアリ(役人・JA・政治屋)でしょうね。

    話したいことがあるなら、県民の代表である議員に言えば良いのだが、
    県民にそういう意識は殆どなく、議員もメルアドすらない人もいる。

    つまり、秋田県は民度が低すぎて民主主義が成立していない。
    秋田県民の民度だと封建制度があってる。
    実際、殿様知事は無能だが支持率が高い。

    • argusakita より:

      議会の選挙では最低得票数を設けて、それ以下は落選にしてもらいたいものです。
      もともと法律以外に必要な人数という根拠が無いのですから。

      日本での欧米風民主主義の歴史は江戸時代よりもずっと短いので未だに藩政マインドが抜けないのはやむを得ないという人もいます。

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