国や県民に評価されず市町村とも不協和音の秋田県政

秋田県政あるいは佐竹の殿様県政は一体どこに顔を向けているのか最近は全く理解できないというのは筆者だけではないだろう。
11月に内閣府から発表された地方創生交付金(先行型)の金額が秋田県は全国最低である。微妙に少ないのではなく断トツに少ないのだ。国からの交付金をタカるのは必ずしも良いことではないが、財政の恐ろしいまでの硬直化(秋田県予算の87%程度は義務的な支出)が進んだ今、殿様県政では国にタカるしか道が無いにも関わらず、例えば東北6県に限ってみても、

※金額は(千円)、()内は交付対象事業件数
青森 414,155(32)
岩手 413,893(13)
山形 850,828(33)
宮城 516,713(29)
福島 479,121(20)
秋田 144,171(11)

金額では全国最低。交付対象事業件数が11件の自治体は秋田以外に埼玉(377,673)、新潟(367,573)、佐賀(228,849)で、秋田よりも件数が少ない山梨(9件)、和歌山(8件)、徳島(7件)、沖縄(7件)よりも交付金額が少ない。提案件数が少ないからだとか仙北市の特区指定でちょっと贔屓されているからなどといくらでも言い訳が聞こえてきそうだが、断トツに少ない理由にはならないし、この交付金は地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地方創生先行型)に係る先駆的事業分(タイプⅠ)で、目の前に『人口減少』『少子化』があるにも関わらず、ロクな提案が出来なかったことを物語っている。

さらに、このタイプⅠで広域連携事業分(複数の基礎自治体が連携)では、秋田県関連では唯一由利本荘市の『みちのく真田ゆかりの地事業』(宮城の白石市、蔵王町とジョイント)で670万あまりの雀の涙だ。(大河ドラマ便乗でポスター・パンフくらいで終わりか? それならNHKからもらえば良いくらいだ)
県単位のジョイントでは、山口+九州7県のジョイントが2件や『日本創生のための将来世代応援知事同盟共同事業』として宮城、長野、福島等12県ジョイントのものがあり、複数の道府県を超えた市のジョイントもいくつかある
通常事業分では県(2件)以外には、湯沢市(2件)以外に秋田市、鹿角市、大仙市、仙北市、八峰町、羽後町が各1件である。どれも新規性が感じられず度し難いものばかりで、国の担当者から見たら無駄遣いの温床のように見えたことだろう。

結局表面的には、
・県はおろか市町村からロクな提案が無かった。(新規性のあるものは皆無)
・他県、他市町村とのジョイントも提案できなかった。(あるいは断られた)
さらに穿った見方をすると、道府県や市町村での県を超えた首長の付き合いができていないのだろう。全国知事会でも文教・環境委員会の委員長と国土交通、次世代育成支援対策、円高是正・デフレ対策、総合戦略・政権評価のメンバーを務めている殿様は、例えば子供の学力を題材にした『次の戦略』を提案できる立場にいるのではないか? 何もやっていないし、2期目も後半だというのに他県知事との付き合いも出来ていないようだ。
秋田市などは殿様繋がりなどで、茨城の常陸太田市、大子町とも昔から交流があるはずで、一体毎年何をやっているのかと。首長や木っ端役人が集まって酒を飲むだけか?
行灯市長は全国市長会でも役職(県と同じ数の相談役)にも委員会にも取り合えず名前はあるものの何の活動もしていなさそうだ。同様に中核市の市長会でもタダのメンバーに過ぎない(これも順番に回ってくるものだろう)
要するに殿様知事も行灯市長も全国的にはほとんど存在感の無い田舎の首長なのだろう。

佐竹県政成績表 ~H27秋田県県民意識調査~
でも書いたように、県民意識としては現在の県政は全く評価されていない(9割以上が評価していない)ことが数字に表れてしまった。
(秋田市でも似たような市民意識調査をやればさらに酷い数字が出てくることは容易に想像できる)
国にも県民にも支持されていないどころかダメ出しをされている殿様知事だが、さらにこれに加えて、県内市町村とも不協和音らしい。

能代市、一転参加へ 「県と行き違いあった」(毎日新聞)

県自体がロクな提案もできないくせに県内市町村に対しては『目新しさがないと難色』だそうで、井の中の蛙&内弁慶のような体質が垣間見えるではないか。
交付金や実質的に公債発行などで首根っこを掴んでいる市町村を上目線で見る秋田県の体質と言うのはまさに『藩政マインド』そのものだろう。(しかも”幕府”や”他藩”や”領民”から全く評価されていないという現実)

2期目7年、役に立たない殿様も行灯も執着せずにいいかげん勇退したらどうなのだ。任期中であっても”領民”は”仕方ねな、何もやらねぇし”で十分納得するはずだ。このままではこの2人の残りの任期の間に秋田県も秋田市も一歩ずつ死に絶える坂道をブレーキも無しに下るだけだ。

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国や県民に評価されず市町村とも不協和音の秋田県政 への11件のフィードバック

  1. 年金諦め組 より:

    秋田が冷遇されたのは、7月に全国知事会で殿様が、
    「国は『最後は自治体のやる気の問題だ』と言う。しかし、国の本気度が分からない」と、政府の対応に疑問を示したことで、中央は「なんだ、こいつは?」と言ったとか言わないとか。
    時事通信にその記事見つけました。
    http://www.jiji.com/jc/zc?k=201507/2015072800896

    殿様と持ち上げられてどこか「俺様」なんでしょうね。
    あの知事をそのままにしておくと秋田県にとって得なことは何もないことがわかりましたね。

    久々のコメントでした。

  2. ブルーベリー より:

    相変わらず、秋田県のワーストぶりは凄まじいですね!
    秋田県は、ふるさと納税や、農業の6次産業化も非常に低調です。

    国が施策を打つたびに、秋田県民は活用できず、差が広がるのです。
    全てにおいて活動が鈍く、ロクな産業が育ちませんでした。

    政治家も役人も無能で、県民にも人材が乏しい。
    毎日酒を呑むことしか考えていません。

    政治家のレベルは、民度に比例するのです。
    だから、無能な佐竹や穂積が交代しても、あまり期待できません。
    今までも、ずっとワースト県でしたから。

  3. コームイン より:

    遅まきながら明けましておめでとうございます。
    本年も楽しくblogを拝見させていただきます。

    国、県民、市町村に評価されていないのに加えて正直言って職員からも支持されていないように思いますよ。
    殿様は今年の抱負を一文字で『信』と表しましたが、自分が一番欲しいものを書いたんだろうなともっぱらの噂です(笑)。

    土建屋さんや他の有力地元企業経営者からは既に次の知事が誰かという声が上がりお話合いが続いているようです。
    来年の春までまた1年以上秋田は無為無策の殿様に振り回されます。キャッチフレーズ最多の知事として名を残すでしょうけれど(笑)。

  4. argusakita より:

    知事査定。
    犬・猫のほうを向いていないで県民に顔を向けて行政を進めてくれよと。

    動物”アイゴー”センターに8億円。
    佐竹の分家の末裔が徳川綱吉にでもなったつもりか・・・。
    動画はここ

    • 事情通2 より:

      想像ですが、殿(あるいは周囲)の腹の中は、
      ・動物愛護センターは建前上公設民営にして開設(受け皿は左寄りのNPO)
      ・捨て犬猫の引き取り(飼い主都合の場合は一部有料)
      ・寄付金とペット飼い主達から会費的(将来引き取ってもらう保険?)なものを集める
      ・ボランティアに年配者や障害者を
      ・行政に補助金等で継続的に ”タカる” <—- ここが肝心(行政から見たら常に赤字タレ流し)
      ・そのために地元中心に少数ながら雇用を生み出す

      ということで殿はドヤ顔。
      ついでに、知事引退と同時に初代センター長か名誉センター長に就任かな。
      こんなもんでしょう。
      御所野でダメだったペット火葬&霊園も雄和の山奥なら文句も出ないだろうと。
      案外、AIUの学生連中が反対したりして(笑)

      食糧費時代もそうでしたが、つくづく自治体を食い物にするセコい役人の見本ですね。

      • argusakita より:

        やっぱりドイツのティアハイム(Tierheim:動物の家)を目指していますかねぇ・・・。
        『殺処分しません』が表向きのウリで、処分は民間のダークサイドに委託する。
        現代の穢多・非人というグルーピングを作る仕組みでしょうか。
        まあ、関わっている人間達が何となく想像できます。

        動物福祉に回す予算があったら、若年層の福祉に回せ、馬鹿野郎! と叫びたくなります。

  5. blogファンその1 より:

    (魁から)
    当初予算案の知事査定スタート 「動物愛護の秋田PR」

    秋田県の2016年度当初予算案の知事査定が27日始まり、生活環境部は秋田市雄和に整備する予定の動物愛護センター(仮称)について佐竹敬久知事に説明した。

    愛護センターは、現在の動物管理センター(秋田市浜田)が担っている動物愛護活動を拡充するため19年にも設置する。保護した犬猫を希望者に譲り渡すほか、飼育相談にも対応する。16年度当初予算案には施設の設計費約4千万円を盛り込む予定。

    生活環境部の粟津尚悦部長は「将来的に動物の殺処分をゼロにし、動物に優しい秋田をPRしたい」と説明。管理センターが一般の飼い主に譲渡した猫3匹を持ち込み、猫好きの佐竹知事が笑顔を見せる場面もあった。(2016/01/28)

    <動物に優しい=住人に厳しい>

    動物は不満や文句言いませんし、デモしたり、県のHPに投書したりしませんからね(笑)。
    生活環境部に出入りする連中は大体が・・・推して知るべし。

  6. 若者の本音 より:

    犬猫限定なのかどうか知りませんが、ペットとは無縁の県民のほうが圧倒的多数なのではないでしょうか。

    こんな施設はペットのいる人たちの募金か知事の私財でやったらいいのではないでしょうか。何故税金でやらないといけないかの説明が無い。
    前のくまくま園のときもそうだった。

    おかしいよ、この知事。脳梗塞の後遺症で正常な判断ができないのでは?
    ペットよりもやらなきゃいけないこと沢山あるだろうに。

    • argusakita より:

      >こんな施設はペットのいる人たちの募金か知事の私財でやったらいいのではないでしょうか。

      まさに正論、その通りだと思います。
      例えば数百人の雇用でも生み出せるなら公的な意味もあるでしょうが、それが無い限り公金で行う事業とは思えませんね。

    • 一市民 より:

      全くです。
      有志や殿様の私財でやる際に県有地でも売却出来たら県としても利益になるじゃないですか。
      動物愛護センターの件は、殿様の暴走でしょう。止めないといけません。
      ふるさと元気プランにも殿様の2期目の政策集にも全く無く、どんな位置づけなのかも不明。雇用5,000人といった約束したことは忘れて、約束していない動物愛護センターとは呆れてモノが言えません。

      県民の力で殿様の暴走を止めましょう!!

  7. ブルーベリー より:

    災害救助基金 秋田県は生活物資の割合が突出
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201604/20160409_41007.html

    災害救助基金における生活物資の割合は、全国平均が11.4% 
    しかし、秋田県は59.8%・・・・帰宅困難者が多くなる東京・大阪の倍近い。

    棚卸しのルールもなく、記録方法は統一しておらず、期限切れの管理もしていない。
    何がどこにいくつあるかも解らず、ただ異常なまでに大量に買い込んでいるだけ。
    秋田県のことだから、癒着・不正とかあるんだろうなー

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