日本は10億円で一時的な静寂を買ったのか? ~戦時売春婦問題~

年末ギリギリに発表された戦時売春婦問題は、外務省のHPにある公式な共同記者発表を読む限り全く理解しがたい不思議なものだ。
報道では財団を設立し、これに日本政府の予算で資金を一括で拠出することになっていて一部メディアによればその額は10億円ということだ。
両国の気持ち悪いくらいに一致している発表内容は、『最終的かつ不可逆的に解決されることを確認』『今後、国連等国際社会において、本問題について互いに非難・批判することは控える』だが、これを含めて文書化しない口約束であることから、これらが本当だと思う日本人は少ないだろう。過去と同様に政権が代わればおそらく反故にされる。
この10億円、国会審議決議の不要なものだとすると官房機密費(正確には内閣官房報償費)からでも出すのだろうか。決議するなら岸田外相の答弁は非常に重要になる。

この外務省のHPでの記述で気になるのは、この戦時売春婦問題について『当時の軍の関与の下に』という文言が入っていることで、この『関与』が具体的に何を指しているのか不明だが、表面的には軍の組織的な関与を認めたことになり、従来の『関与の事実は発見できなかった』等の政府主張と食い違い、まるで河野談話の時点まで大きく後退しているようにも見える。
これでは、既に多くの日本人が知ってしまった朝日新聞の捏造記事に始まるこの問題や多数の朝鮮人の売春婦を集めた朝鮮人pander(女衒)の存在といった事実を有耶無耶にしてしまうことになる。英霊たちに何と釈明するのか・・・。
さらに、聯合ニュースによれば、日韓議員連盟会長を務める額賀元財務相が近く出向き、戦時売春婦らに会う予定だそうだが、一部メディアではその際に安倍首相のお詫びの手紙を持参するとかしないとか。詫びたらアウトだ。
手紙には1965年の協定で行った経済支援には個人補償分も含み、北朝鮮の分までも含まれ、それらを南朝鮮政府がネコババしたことをきちんと書くべきだ。

所詮要求は『金目』でいくらなら少し黙るのか金額の上積み闘争にしか見えなかった今回の外相会談だったが、結局、1995年に日本政府主導で設立して元売春婦支援を実施した財団法人『アジア女性基金』(2007年解散)と同じことを繰り返しているに過ぎない。
合意後、早速南朝鮮メディアや悪名高き挺身隊問題対策協議会(挺対協)は反発し、学生や市民が日本大使館前で抗議活動をし、『10億円を受け取るな』と騒いでいるらしい。
しかも、台湾が『こっちにも!』とばかり手を挙げ、1月6日には日本の謝罪と賠償を要求する協議が日・台間で始まるという。また、北朝鮮も手を挙げそうな声明を発表した。
もしかするとインドネシア、オランダあたりも同様な動きをする可能性もある。
理解しがたい合意で文書化もせず過去と同じ轍を踏み、日本・南朝鮮の両国民双方ともに腑に落ちない『区切り』(決して解決ではない)を急ぎ、挙句の果て他のタカリを呼び込むとは・・・。結論を急いだ理由は一体何だろうか。

日本にとっては、主権の大問題である竹島問題や全く進展の見られない水産物禁輸問題でのWTO提訴事案、窃盗仏像返還問題など懸案があり、これら以上に戦時売春婦問題が喫緊の課題であったとは思えない。唯一、直近では産経新聞記者の裁判の問題があったが民主主義、法治国家では当たり前の判決が出たが、その返礼の意味で10億円というのは大げさすぎる。今回の急転直下の不自然な合意は日本側の事情によるものではないだろう。
考えられるのはアメリカの意向で、合意後直ちにアメリカのケリー国務長官とライス大統領補佐官は28日に相次いで歓迎する声明を出し合意を高く評価した。これも合意内容を詳細に分析したとは思えない間髪入れないあまりにも速いタイミングで両国合意の前に既に把握していたように見える。(おそらくそれが事実だろう)
では、何故アメリカが急な合意を(おそらく強く)促したか・・・。

全くの想像だが、
・南朝鮮内部でのパク・クネ政権崩壊(経済崩壊がきっかけになる可能性も)
・北朝鮮による対南の動向(軍事行動)
・支那の内部崩壊による朝鮮半島へのドミノ
・南シナ海での米・支の局所的衝突(ベトナムやフィリピンによる代理衝突も含めて)
これらのいずれかが起きれば半島情勢は一気に流動化する可能性が高い。また、経済崩壊の下り坂にある支那、南朝鮮はAIIBの最初のジャンク債の引き受け手が南朝鮮であることを考えるとその結びつきが本格化する。
ここにどうしても早急に楔を打ち込んでおく必要をアメリカが感じているのならば、万が一の軍事行動(南シナ海)の場合に2面作戦となる半島での米軍の戦力不足をカバーするためには南朝鮮軍と場合によっては日本の自衛隊の協力が必要不可欠だ。
そのために国民感情や市民団体の動向は無視しても少なくとも政府間の足並みを表向きは揃えさせておくことが必要という判断が働いた可能性もある。
近々、日本にとっては『年末に10億円でとりあえずの区切りをつけておいて良かった』という事態になりそうな予感がする・・・。やはり、コトが起きるのは支那か・・・。

1,000年恨むと明言したパク・クネが急転直下で手のひらを返したのは水面下で大きな動きが予想されたからだろうが、今回の合意はあくまで『一区切り』であって『解決』には見えない。むしろ、1,000年不可逆的(従来と変わらずという意味で)に不毛な謝罪と賠償を求めるという南朝鮮側の宣言のようにも見える。

日本にとって10億円は安いか高いかは判断の分かれるところだが、この10億円は朝日新聞と福島みずほ他捏造関係者で出したらどうなのだ? あるいは百歩譲って在日棄民の生活保護費を削ってそこから出すべきだろう。南朝鮮の内政問題に日本がわざわざ施しをするのだから。

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日本は10億円で一時的な静寂を買ったのか? ~戦時売春婦問題~ への5件のフィードバック

  1. blogファンその1 より:

    明けましておめでとうございます。
    本年もここのblogを楽しみにしています。
    年末から風邪をひき、おもしろいTVもほとんど無くネットを徘徊しています。

    全くおっしゃる通り年末に胸糞悪いニュースでしたね。
    発表の中身を見てもわかるように政府関係者はこれに触れないとしてもソウルや海外でギャーギャー騒ぐのは建前上民間の団体ですし、メディアも相変わらずでしょうから、今までと何も変わらないでしょうね。

    可能な限り真相の究明と朝日の元記者や福島みずほらの公の場での喚問などを期待していたのは特に韓国嫌いの連中ばかりじゃなく普通の多くの日本人だったと思います。
    それをあんな気持ち悪い<合意>(何が合意なのか?)ではがっかりです。
    安倍政権は右寄りじゃなくとも普通の国民の支持の多くを失ったと感じます。

    • argusakita より:

      明けましておめでとうございます。
      年末、暖かいのがいきなり寒くなりましたからね。ご自愛ください。

      >安倍政権は右寄りじゃなくとも普通の国民の支持の多くを失ったと感じます。
      全く同感ですね。
      明日から始まる国会は、さらにこれを覆い隠すべくパンティ大臣の件から始まるのでしょうから平和すぎます(^^)。

  2. ブルーベリー より:

    「時間」 を買ったんでしょうね。  でも、それで良いと思います。
    朝鮮族はどうせ約束を破るので、折衝に時間を掛けても得るものはないでしょう。

    日本には差し迫った問題が多いので、朝鮮や民主党などは放って置くべきです。
    今年が日本にとっての岐路になると思います。

  3. 全く予想どおりの動きが出てきました。
    韓国政府は、民間の作った像だからと撤去には意欲的に動いてはいません。たしか10億円の条件のひとつに慰安婦像撤去があったので、このままでは10億円は韓国に行かないことでしょう。それで今度は日本は約束を破ったと言い始めるはずです。ほんとに文書化しなかったのが悔やまれます。
    日本側で文書化したものを公表することは出来ないものでしょうか。約束違反と言われても後々の事を考えると日韓政府の交渉の結果を勝手にでも出したほうが後世に傷を残さないのではと考えるのは私だけでしょうか。

    • argusakita より:

      約1か月ぶりにウィーンに戻りました。

      なるほど、やはり予想通りですか。
      私も昔、朝鮮企業に痛い目に遭っていますが、朝鮮人と約束は絶対ダメです。
      連中にはそもそも契約履行、約束の遵守といった感覚が無さそうです。
      文書化ではありませんが、日本の外務省のHPには共同記者会見の内容が日・英・ハングルで載っています。あれで精一杯だとしたら外務省のやる気が疑われて当然かも。

      『不可逆的』という単語はドイツあたりの新聞では『取り消し不可能な』という意味の単語にされていて結構強いものですが、国際社会が額面通り取ってくれても当事者の南朝鮮がそれでは元の木阿弥ですね。

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