まずは国会(立法府)改革でも徹底議論したらどうなのだ?

今回珍しく時差ボケが強く、メラトニンの世話になっているがボーッとしている。そのため久しぶりにNHKの国会中継(参議院本会議代表質問)を寝ころびながら見ていた。
夕方、甘利辞任、後継石原・・・。人材不足と安倍政権仲良し順繰り人事では目論見のように長いことはもたないかもしれない。


それにしても国会は相変わらずだなというのが全体の印象だが、こういう非効率、無駄を毎回毎回曝け出しているから政治に関心のある人間が育たず、特に若者が政治から離れる理由の一つになるだろうと思われる。
確か一昨年の春頃に自民、公明、民主、日本維新の会あたりが国会改革案として、
・首相や閣僚の国会出席義務の軽減
・党首討論を月1回開催
・議員立法の審議促進
などで合意したはずなのだが、具体的にどうなったのかさっぱりわからない。

座席の空席がやたら目立つ参議院だが、座席数は460(衆議院は480)あるものの参議院の定数は過去最大で252(1974~1995年)、現在は242であるため約半数近くが空席で無駄である。
衆議院は480しか座席が無いが昭和61年には定数512という時代があり、このときの特別国会から定数が480になった平成12年までは座席増設で凌いだらしい。現在は475だが、座席そのものは600席近くまで増設できると聞いたことがある。
筆者は1度だけ国会を見学に行ったことがあるが、あの前時代的な建物、外見はなかなか立派で国の立法府としての威厳は感じるが、中はさぞかし使いにくいだろうなと感じたものだ。
あの本会議場、維持・修繕等に一体いくらかかるのか知らないが、衆議院と参議院が同時に本会議を行うことは滅多にないはずで、あっても時間を調整してどちらかの本会議場だけ使ったらどうなのか。(玉座がある参議院か)
片側は博物館的維持費で十分だろう。

本会議の代表質問という儀式。
質問者の『読み聞かせ』に首相や国務大臣がこれまた『読み聞かせ』で対応するあの馬鹿らしさ。質問とは名ばかりで半分以上は意見陳述だ。ヤジも品の無いものばかり。
確かに日本語は非常に単語数が多く、微妙な言い回しで齟齬が生じないように細心の注意を払おうと思えば役人が書いた文章の『読み聞かせ』になるのだろうが、全く無意味である。多くの国民は政治家の生の声・言葉が聞きたいはずだ。
今日は夏の改選候補(だろう)の寺田典城が出ていたが、顔見世のようなもので選挙運動の一環なのだろう。(若者がどうのとか言っていたが、氏が県知事だった秋田で何をどうしたか、その結果が現在の秋田に繋がっていることを考えれば実にふざけた『質問』であった。自治体と国政に連続性は無いのか?)あんな儀式で、議員や行政府の大臣等の時間を空費するのはそれこそエサ代の無駄ではないのか?

そもそも首相や大臣級の各種委員会等での時間拘束は実に無駄で、行政府のトップはもっと国内外を飛び回ったり、各種団体や業界関係者や有識者と懇談するなりして勉強するべきだ。
ドイツのメルケルなどは国会に出て発言したり質疑応答するのはおそらく年に10日あるかないかぐらいだし、イギリスのキャメロンなどはいわゆるQT(クエスチョンタイム)を含めて議会に顔を出すのは多くても年間に30日あるだろうか。
日本の国会での首相や大臣級の拘束時間はおそらく世界的に見て異常な長さだろうと思われる。
委員会等で事前通告を出して、調べて答えさせる儀式も実に無駄で、誰が答えても同じようなものばかりで、本当に首相や各大臣が責任を持って自分の言葉で答える必要のあるものなど10%も無いだろう。

月1回のはずの党首討論も最近はほとんど行われていない印象だが、これをやらない日本はいつまでたっても民主主義の活性化は期待できない。
政治家は言葉が大事で、それを演じられない政治家はそもそも資質が疑われて当然だ。国民も相互の『読み聞かせ』を聞きたいのではなく、白熱した議論を見たいのだ。
やはり、党首討論を隔週でやるくらいの緊張感が無いと政党政治、代表制民主主義とは言えないだろう。
(例の解散直前の党首討論。野田の後ろでチラチラ見ている岡田、前原の表情が実に微妙)

国会ではなく、選挙前の党首討論の場合は、こんな感じで不毛の場合が多いため、やはり国会で党首討論をやるべきだ。

議員立法についてはメディアの責任が大きい。
野党からはたまに(実現性は微妙ながら、ごくたまに)良い法案が出ている時がある。野党にも少数ながら各分野の政策通がいて、中身がしっかりしているものもあるがメディアが詳しく報じないため、対案として国民が考えるチャンスが少ない。
特に安倍政権になってから御用メディアの色彩が強いのも筆者だけの個人的な印象だろうか。

行政改革が枕詞のように叫ばれるが、実は目に見えて無駄が多いのは立法府であり、国会改革が是非必要だ。

ブログランキング・にほんブログ村へ 
(blog rankingに参加。ご協力を。Click it!)

広告
カテゴリー: 国政・国会 タグ: , , , , , , , , , , , , パーマリンク