オーストリアも観光シーズン

いよいよ観光シーズンが本格的になってきたが、今年は欧州各地で観光客も否が応でも難民・移民と出くわすのではないだろうか。
オーストリアでは昨日、ファイマン首相が先月の大統領選での連立与党の歴史的敗北(首位が極右の自由党:FPOe)を受けて辞任した。
8年続いた安定政権だったが、昨年からの難民問題で、当初はメルケルに右倣えで寛容な姿勢だったが、難民申請が9万人、オーストリアを通過してドイツに移動した難民が約90万人という現実に今年になってから手のひら返しで強硬姿勢に転じた。
この手の平返しが国民の支持はおろか支持基盤である自身が率いる社会民主党:SPOeからの支持も失い、結局辞任に追い込まれた。
中道左派が主流だった欧州各国は確実に反主流派(中道右派から極右)に置き換わりつつある大きな流れとなっていて、EUの存続は非常に困難になってきているのを感じる。

主にハプスブルク家の遺産による観光資源で食っているといっても過言ではないウィーンもいよいよ本格的な観光シーズンを迎え、日が長くなったこともあり例年通り大勢の観光客が街に溢れている。気のせいか例年よりも多いような気がするのは、ひょっとしたらテロ遭遇の危険を避けてパリやロンドンあたりからウィーンに流れ込んでいるのかもしれない。
ツアーや少人数のグループが歩いている場合、大声で話さず静かに歩いているのは大体が日本人で、支那人は大声でグチャグチャ話しながら歩くのですぐに見分けられる。朝鮮人はカップルが多く、大体がサングラスをかけてセルフィー・スティックを持っている(印象)。
5年くらい前まではファッションセンスで日本人と支那人の区別が出来たが、今はさほど違いが無い。
日本人や支那人に限らず観光客の特徴は、とにかくスマホで写真なのだ。観光地でセルフィー、スティックを使ってセルフィー、カフェやレストランで飲み物、食い物の写真・・・、処かまわずで、皆で揃ってやるから尚更妙である。地下鉄、教会、美術館、博物館でもお構いなしだ。
あんなにバシバシ撮って、後でどうやって整理しているのかちょっと気になるが(余計なお世話だろうが)、経験的にデジタルな画像を後でPCやタブレットでアルバムのように見ることはあまり無い気がするのだ。
気に入った写真はやはりちょっと大きめの紙にプリントしたいというのはやはり筆者はコダクロームやエクタクロームや印画紙の世代なのだろう。
楽しみ方はそれぞれでいいのだが、それにしても、まず写真ではなく、自分の目でじっくり見たらどうなのだろう。人間の目は逆光でも暗がりでもなんでも大丈夫。それを使って記憶に留めるのが大事で大切な時間だと思うのだが・・・。

ウィーン中心部の観光もいいだろうが、夏に来るならウィーン以外のオーストリアもぜひ楽しんで欲しいものだ。グラーツにあるエッゲンベルク城(秀吉時代の本物の大坂屏風絵が壁にはめ込まれている)や音楽好きはザルツブルクはもちろんだがブレゲンツ音楽祭インスブルック古楽器音楽祭なども日本では絶対に体験できないものだろう。
それぞれの地方が特色ある田舎になっていて、地方創生などと机上の空論ではなく欧州あちこちの田舎を見て歩けば少しはヒントがありそうなものだ。

A Taste of Austria from FilmSpektakel on Vimeo.

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