今年は人民元で振り回される暑い夏か?

伊勢志摩でのG7サミットが無事閉幕し、ついでにオバマの広島訪問といったイベントもアクシデント無く終了したようで、各イベントの地元や警備にあたった警察もさぞや胸を撫で下ろしているだろう。
サミット自体はこれといった中身のある声明こそ出なかったものの議長国としての安倍首相のシナリオ通りだったことだろう。
欧州各国のメディアでは対ロ政策、シリア問題、テロ、難民問題での声明を期待したせいか物足りないという向きが多いが、アジア開催のため、支那を牽制する声明と玉虫色の世界経済対策の抽象的なイニシアチブは妥当という評価のようだ。

全て政治ショーとはいえ、その政治ショーを完璧にやり遂げた安倍首相とそのチームの外交手腕は文句無く評価されてもいいのではないだろうか。
旧民主党や他の野党ではその政治ショーすら満足に遂行できなかっただろう。
国内の消費税問題や景気といった内政はアベノミクスの失敗(金融政策以外やっていないのだから失敗も何も無いように思えるが)でやや翳りが目立つものの、瞬間的に外交A+の評価はもらってもいいのではないか。
ついでに消費税upの再延期の伏線を引いたこともなかなかである。再延期は以前から既定路線のようにも言われているため、改めて駆け込み需要が無くなることで株価は下落するか、逆に安定上昇していくかも興味深い。
親子での資金団体の相続問題がくすぶっているようだが、脱税が半ば当たり前の世襲議員にとっては何を今更であり、この問題の処理をうまく行えば、来年のイタリアサミットではメンバーも変わり、少なくとも歴代首相の中でも最高の存在感を発揮しそうである。

ChineseYuanG7の成功に歯ぎしりをしていたのが支那のようで、ワン・イー(王毅)あたりがあれこれと吠えていたようだが、支那にとっては次のビッグイベントが8月のG20であり、それまでの2か月少々は支那のメンツをかけて様々な動きがあるだろうし、それに乗じてあれこれと他国の動きがありそうで興味深い。人民元がいろいろなものに影響を与えそうだ。
既にその駆け引きは始まったようで、26日、ロンドン市場で人民元建ての支那国債30億元(約500億円)を発行したと発表があり、支那大好きのオズボーンなどはわざわざ歓迎のコメントを出している。最近、イギリスは支那を食ってやろうという野望が露骨に見え隠れする。
今年の10月にはIMFの通貨バスケット入りが予定されている人民元のため、海外のあちこちでの運用手段が広がることを積極的に目指す必要があるが、一方では人民元の変動相場制への転換はヘッジファンドが手ぐすね引いて待っているため、まだ相当に困難のようで、IMFがどのようにプロレスを行うかは非常に興味深い。

FRBの利上げは少なくともG20の前に1回はあるだろうから、黙っていてもドル高元安、支那からのキャピタルフライトは進行するだろうが、それを支えるために支那当局が為替相場を管理し外貨準備高を維持することはG20の議長国として為替操作国認定は避けたいはずでなかなか難しそうだ。
仮に6月にFRBが利上げを発表するとキャピタルフライトの進行加速によって、昨年夏や今年初めのような株価下落が再燃するかもしれない。
対GDP比で230%も債務のある日本が支那の急増する債務残高と政府の経済政策運営能力、経済政策と金融システムの不透明さを指摘するのもいささかナニであるが、日本の債務と支那のそれは債権者が違うなど構造的に異なるため、支那経済の崖っぷちは一層恐ろしいものがある。

AIIBBRICS銀行などはどこに行ってしまったのか不明、それに加えてインドネシアやタイでインフラ投資(鉄道)における支那のいい加減さが予想通り表面化し、危ういものになってきていること、さらに鉄鋼製品と通信機器・設備における反ダンピング課税で日米欧がスクラムを組む模様で、支那の過剰生産設備・手段はますます行き場を失いつつあり、ジワジワ支那は追い込まれつつある。
ハエもトラも叩くといったシー・ジンピン自身がそのハエやトラだったことがパナマ・ペーパーで露見し、支那は情報統制に必死だ。

何かのきっかけで支那経済が今以上にガタガタになれば、共産党の求心力も低下し、戦区・軍区で人民解放軍が勝手に動き出し崩壊に繋がるかもしれない。
春秋戦国時代のような群雄割拠の状態は支那の歴史では何度も繰り返してきたことで、ひょっとするとそんな時代をリアルタイムに見ることができるのではないかと考えると少々ワクワクするではないか。日本を含めて一切干渉せずに支那の内戦を見守ることができれば、支那に進出した企業は甚大な影響は受けるものの、結果的に焼け野原ながら都合14億の消費市場は残るわけで、欧米もロシアも大歓迎だろう。ついでにドサクサに紛れて半島の統一なども行われれば東アジアの安定はしっかりしたものになりそうだ。
(まあ、そういった安定した結果は望めないのが現実なのだろうが・・・)

筆者の場合はユーロだなぁ・・・。6月のイギリスのBREXITに関する国民投票がもっぱらの関心事である。

 

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カテゴリー: 社会・経済, 国際・政治, 国政・国会, 海外 タグ: , , , , , , , , , , , , , パーマリンク

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