ジレンマの選挙制度に有権者はどう向かい合うか ~得票数に注目か~

秋田では昨日、今回の参議院選挙の立候補予定者3人の公開討論会が行われたようだ。どこかに動画でもないかと探してみたが無い。JC主催のものらしいが、ネット中継すら無く(iPhoneやiPadで中継してもそれまでだろうに)、相変わらず古臭く機動性の無い田舎の年寄り予備軍的サークルだ。
秋田に住民票があるからといって、常に秋田にいるわけではない有権者もいるのだから、立候補者3人で均等割りして資金を出し、中継の段取りでもしたらいいではないか。


討論とは言っても、あらかじめ用意させた質問への回答形式で、互いに論戦を交わすこともなかったらしいため観客もつまらなかっただろう。観客からの質問や議論なども交えたら興味深いが、あの3人では簡単にその辺の親父や若者に論破されて沈没は目に見えている。
選挙制度も非常に伝統的なものになっているが、選挙運動もあまりにも旧態依然だと感じるのは筆者だけではないだろう。

3人の候補者については直接会ったことも無くそれぞれのWebやSNSで覗くくらいしかできないため、主張や政治家(屋)としての理念などはわからないが、
■石井浩郎
選挙が近づいて、5/3からようやくHPを更新し始めたが、議員としての活動がほとんど不明だ。安保法制の際は議場で体を張っていたという話だが、こんな存在感の無い議員も珍しい。モツ鍋屋経営に熱心という話は聞いたが・・・。
もっとも、参議院秋田選出で記憶にあるのは野呂田芳成氏と佐々木満氏くらいで、後は全く印象が無く、アナウンサーだったのがいたなくらいしか記憶が無い。
自公の組織票(主に農家と創価か)で当選するのだろうが、こんな無為無策の政治屋のエサ代が税金から払われるのを考えると実に癪だ。

■松浦大悟
毎回毎回顔を出し、単純に選挙や政治が好きなんだろうなと見える。何故、故郷の広島で立候補しないのか不思議である。主張の大半は国家レベルではなく地方の首長レベルのようなもので、社会保障の充実を訴えてもその原資他具体策が見えない典型的な空論・理想主義HPを見ると、応援メッセージには同じく民進党の寺田父のものはあるが、衆議院比例区の寺田息子のものは無い。左巻きの死神のような山口二郎あたりが載っている時点でもはや食傷気味。少し、応援メッセージの人選を再考したらどうなのか。

■西野晃
幸福実現党から立候補の新人。個人のHPその他は無さそうだが、幸福実現党のHPにある政策はいたってまともだとは思えるものの、それはあくまでも字ズラの話で、とても政権担当能力があるとは感じられない。また、『宗教立国・国家ビジョン』のあたりはいささか日本では無理そうに見える。候補としては問題外だろうが、大金の供託金を積める宗教ビジネスというのは少々羨ましく感じないこともない。

ということで、石井vs松浦の自公vs民共社生の構図の選挙なのだろうが、どっちが当選しても秋田にとっても何も影響は無さそうな選挙である。
そもそも参議院などは、各県の知事が兼務でいい程度のものだと筆者などは思っているためこの選挙で使われる血税が実にもったいないと感じてしまう。

大方の県民の本音は『投票したい候補者がいない、困った』だろう。
実に不幸なことである。
選挙は、自分で立候補しない限り自分にとって100%理想的な候補者などはいないわけで、政策の部分的なものが自分の考えにより近い候補を選ぶという『ベター』を選ぶ行為である。
日本の選挙制度では、例え棄権しても白票・無効票を入れてもそれらは除外され、有効得票数の多い者が当選してしまうため、有権者は意思表示の方法が無いに等しい。
棄権はある意味『白紙委任』であり、棄権が多くなると組織票を多く持つ(普通は)与党を利する結果になるのが日本の選挙制度の度し難い現実だ。
投票時に不信任も同時に投票でき、信認マイナス不信任の数で当選者を決定するのであれば有権者の意思もある程度見えるはずなのだが、何しろ『有効得票』の中での争いなのが悩ましい。しかも、当選最低得票数の設定も無い。もし、信認マイナス不信任の数で実施したら、ひょっとすると今回の選挙などはマイナスの数字での争いになるかもしれない。

過去5回の得票数は表のようになっているが、前回の26万票はまさに『投票したい候補者がいない、困った』を表しているようにも見える。

 

通常選挙回 候補者名(当選者) 所属 得票数
23回 中泉松司 自民党 260,846
22回 石井浩郎 自民党 328,771
21回 松浦大悟 無所属 319,631
20回 鈴木陽悦 無所属 310,657
19回 金田勝年 自民党 310,280

大体30万票で目出度く当選ということだが、この得票数に少々有権者の意思を見せることは可能かもしれない。
方法は、
・棄権する。(有権者の姿勢としては良くない)
・投票所で白票または『なまはげ太郎』『あきた小町』などと書いて無効票を投じる。
そのココロは、
恥ずかしい程の得票数で国会に行ってもらう
のである。
それぞれの候補者の組織票がいかほどのものか知らないが、せいぜい15、6万票程度と推測できる。(自公の場合、秋田県では農家8万票、創価7万票が順当なところではないか?)

26万~30万票で国会に行っていた議員が今回は何と20万票以下、10万票以下という恥ずかしい数字で当選となれば、多少は有権者の静かな意思表示と捉えられてもおかしくはない。
秋田選挙区は改選1人のため、その公表結果はストレートに不信任の有権者が多数と解釈しても良いはずだ。

ベターな候補者を選び、その当選者を『育てる』のが有権者の本来すべきことだが、1人は政治よりもモツ鍋屋に熱心でHPで活動報告もほとんどしないし、もう1人は自殺対策といった後向きなことしか国会での実績の印象がなく、空論ばかりで秋田の明るい未来を感じさせない以上、2人とも『育たない』ことは既に有権者は感じている。
残念ながら、今回の選挙は上記方法くらいしか有権者が諍う方法は無さそうだ。

PS. 供託金がもっと低ければ若い人が候補で出るだろうか・・・。

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ジレンマの選挙制度に有権者はどう向かい合うか ~得票数に注目か~ への11件のフィードバック

  1. blogファンその1 より:

    こんばんは

    都知事の問題も騒ぎですが、参院選の秋田は予想通り酷いのしか出ないようで、また有権者は頭抱えますね。我が家の初投票の娘は既に棄権を宣言しています。
    秋田はしばらくこんな状態なんでしょうね。

    • argusakita より:

      うーん、気の毒な感じです。
      やはり敢えて無効票を投じに行くしかないかなぁ。(^^)
      元アナウンサーvs元プロ野球選手(モツ鍋屋主人か)、参議院の存在価値がますます希薄になる印象です。
      そういえば、スケシロさんは出馬しないそうで、まだ元気そうなので知事選にでも戻りますかねぇ?

  2. argusakita より:

    秋田の候補者の第一声をwebで見た

    松浦 『ボトムアップ型の経済成長をやらせてほしい』
    65歳以上が県では3人に1人、秋田市でさえ4人に1人。そんな状況でどんな具体策があるのか。夢想に近い。

    石井 『自民党と公明党はしっかりと政策で勝負する』
    お前さんの政策や理念は語らないのか? 単なる自民党の国会の1票に過ぎないproxy。
    こんなのに餌代を血税から出すのか・・・。

    酷い選挙だ。

    • ブルーベリー より:

      どちらも実績には無縁で、能力はないに等しく、
      一方は、落下傘候補から選挙資金を掠め取り、
      一方は、DV離婚2回。    

      政治家以前に、人間として問題がある連中が国会議員になっちゃう地域。

  3. 本当に今回は入れたい人がいませんね。つい1回だけ幸福実現党に入れてみようかと思っちゃうくらい、入れたい人がいません。民主党で1回痛い目にあっているんですけど、こう人材が貧弱だと、つい1回位は入れてもいいかと思っちゃいますね。入れませんけど。

    • argusakita より:

      おおさか維新は政策でなかなかいいこと、というか当たり前なことを主張しているように見えますが、外交や防衛で政権中枢にいられる存在になるかと考えると、やはり地域政党色が濃くイマイチ。
      民共社生の主張が『安倍暴走を止める』ですから何というか度し難い。

      幸福実現党、絶対あり得ません(^^)。

  4. ブルーベリー より:

    http://sirabee.com/2016/06/17/134750/

    「支持政党なし」 や 「支持なし」 で投票すると有効票になりますので注意が必要です。
    面白い政党があるものですね。

    • argusakita より:

      ホントですね。驚きました。

      支持政党なし
      比例区で2人も出ています。
      http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/carta/C00001A44.htm
      http://www.asahi.com/senkyo/senkyo2016/carta/C00001A5U.htm

      政党名で『国民怒りの声』『怒り』というのもあるのですね。10人も立候補。
      あー、慶應の小林節氏のですね・・・。

      • ブルーベリー より:

        「支持政党なし」党は、直接民主制への回帰を目標にしています。

        「ITを使えば、もう議員なんて要らない」 というスタンスですから、
        普通の美容室の店長などを議員として立候補させているようです。

        「議員は一般人、政策は一体なし」 というユニークさです。

        • 茹で蛙 より:

          支持政党なし の政見放送。見ちゃいました。
          なんだか昔のスネークマンショーを見ているようで笑い転げてしまいました。

          「支持政党なしには政策は一切ございません」(・`ω・´)キリッ
          「今や国民の半数近くが支持政党なしです。その受け皿となるのが私たち支持政党なしです」

          これは、もはや革命的。

          300万円の供託金を遊びに使える人が羨ましい。

        • argusakita より:

          ありました、ありました。ニコ動にありました。
          確かに革命的な可笑しさ。現状の日本の選挙制度のダメ出しでしょう。
          http://www.nicovideo.jp/watch/sm29155292

          受け皿になって、一体何をどうするのか。
          頭の中を覗いてみたくなる人です。

          スネークマンショーとは・・・、同世代でしょうね、きっと。

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