支那流ビジネスあれこれ

日本やアジア各国で人気のAKB48の姉妹グループ(だった)の上海のSNH48がAKB48から契約違反を通知され、“独立”、”自主運営”に転換するそうだ。
事の発端は、SNH48が勝手に北京のBEJ48と広州のGNZ48を立ち上げ、さらにSNH48から選抜メンバーによって、COLOR GIRLS、7SENSES、ELECTROEYES GIRLS、STYLE7という4つのユニットを立ち上げたことが、AKB48との契約違反に該当するとされ、その交渉が不調に終わったようだ。
AKBの歌の翻訳版、衣装、劇場、道具やノウハウを全てAKB48から提供されたこのAKB48というビジネス(モデル)をパクった格好で、それを大陸でさらに広げようという支那人らしい考え方と強引なやり方のように見えるが、内情を詳しくは知らないため、もしかしたらAKB48側の法外なロイヤリティのようなものが根っこにあるのかもしれない。


snh48-originalAKBなどには全く関心が無いが、支那のビジネス手法とその現実はこのようなショービジネスだけではないだろう。
赤字続きの香港での失敗の仕切り直しとも言える上海のディズニーランドは16日に正式開業らしいが、そのうちAKB48のようなトラブルが出そうな予感がする。

少し前に飛行機の中で見た映画で、『トランスフォーマー/ロストエイジ』、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』、『ゼロ・グラビティ』などで舞台が支那だったり、登場人物が支那人だったりでハリウッドに対して莫大な支那資本が入り込んで影響力を駆使し、ハリウッド側も阿っているのだろうと推察する。
まさにそこにも『支那Legion』が跋扈という感である。

かつて、日本もバブルの頃ニューヨークの不動産などを買い漁った時代があるが、ショービジネスやソフトウェアで『俺が俺が』的に前面に出たことはあまり無かったような印象だ。
バブル以前でも、イギリスの当時のサッチャー首相の肝いりで進出したNEC系の半導体工場や日産の工場が建設された頃(当時、筆者はイギリス在住)は日本からの投資や買収もそれなりにあったが、日本人が前面に出てということはあまり無かった。同時期に『ベスト・キッド』という空手の映画が上映されていて、日本風だったが三船敏郎が役を断ったためどこか支那っぽい映画だった。これをよく話題に出されて閉口した記憶がある。尚、この映画は2010年にリメイクされて支那武術のストーリーになっている。
当時は、フォークランド紛争を巡って南米各国と親しい日本がイギリスの武力行使に明確な支持を表明しなかったため日英関係はあまり良好とは言えなかったことも影響していて、日本人や日本企業が前面に出ることは躊躇があったように思う。
しかしながら、いずれにせよ、全部が全部ではないが、投資や買収を他国で行ってもビジネスの前面に出るのが支那、出ないのが日本という違いは明確で、そんなことからも『顔の無い日本人』と言われる所以だろう。

支那のビジネスの一面は欧州でもあれこれ見聞きしているが、尻ぬぐいで声をかけられることも何度か経験した。端的に言えば、トラブルでもミスでもクレームでも、とにかく金で解決しようとする。その解決法がbestだと考えているフシがあるのが特徴だ。また、日本のビジネスにはないもの、『スピード感』があるのも事実で、『時は金なり』を単純に合理的に突き詰めると、支那的な手法が完全に否定できるものではないのも確かだろう。

広義のサービス業の場合、顧客の満足は費用も重要だが、顧客の課題の解決がやはり核心であって、それが困難あるいは時間がかかる場合の複合的なsolutionとして金の問題が要件になることはあっても、金だけでsolutionを図ることはあり得ないと考えるのが一般的な日本の商習慣であり、そのネゴの過程で生まれる信頼関係こそ次の仕事に繋がるのであるが、支那的発想では、顧客は単に金を払うものであり、失敗しても次は別の顧客から金をもらうことを考えるという切り替えが合理的と考えているフシがある。
犯罪を犯した場合、小さな島国日本では逃げ通すことは不可能という前提で考えるが、支那ではさっさと大陸の奥深くに逃げられると考えているかの違いがあるのではないだろうか。
時間のスパンをどう捉えるかが日本と支那のビジネススタイルの違いのようにも思える。
日本は中長期的な『付き合い』を大事にする比較的長い時間のスパンで捉え、支那はスピード狙いの短期的だが結果重視の合理性で捉える。数千年の悠久の歴史を持つはずの支那的なものは実は日本のほうにあてはまるようである。(現在の共産党支那は建国67年の若い国であるため仕方がないか)

ビジネスの手法の違いだけではなく最近は支那企業や製品を敬遠する空気をみかけるようになった。欧州では、数年前からソーラーパネル、鉄鋼、通信機器のダンピングが問題になり各国マスコミも高頻度にその問題を指摘している。
さらに、通信機器ではアメリカの恣意的とも取れる支那企業の通信機器のセキュリティ問題の指摘から安全保障上の観点で支那製の機器を使うべきではないという情報が拡散され、例えば機器の見積もり段階でファーウェイ(華為技術)やZTE(中興通訊)を拒絶する顧客も多くなってきた。筆者は3年前にこの件について落書きしているが、Softbankを始め各キャリアがファーウェイやZTEの機器を使用していて、ユーザ側にも全く危機感が無い状況である。

AIIBを使った支那の他国でのインフラ投資・開発・工事といった事業はAIIB参加の各国の様々な思惑で期待されたが、支那的な手法がどんどん通用し難い事例が増えてきた。
支那的な手法とは、比較的強権・独裁政権のような国において、トップ営業によって事案をまとめ(賄賂の活躍)、現地人を使わず支那人民の労働力を送り込み、支那国営企業の製品を使わせるといったものだが、強権・独裁政権では労働問題、自然・環境問題等を無視して進められるケースが多く、それが支那的な手法とマッチしていたようで、ある意味『効率的』でスピード感があった。
しかし、昨年終わり頃からその風向きが変化し始め、世界のあちこちでプロジェクトが頓挫し始めている。(図は日経新聞から)

railroad-prj-asia■ニカラグア運河建設
プロジェクトを請け負った香港HKND(背後には支那政府)が昨年の株暴落によって大打撃を受けて資金面での不透明さが発覚。自然環境保護団体の反対運動と地震学者達による大地震の可能性の指摘により土地収容問題が各地で起こり、総延長278kmに及ぶパナマ運河の代替を狙った歴史的巨大プロジェクトの延期が決定された。当初2015年末着工予定だったが、現在はとりあえず2017年内着工とアナウンスされている。

■ミャンマー鉄道計画
雲南省昆明とミャンマーのチャウピューを結ぶ鉄道建設計画が発表されたのは2010年で、1995年にマレーシアのマハディール首相(当時)が提唱した支那、ミャンマー、ベトナム、ラオス、タイ、カンボジア、マレーシア、シンガポールを結ぶ鉄道網建設構想の一環だった。(シー・ジンピンの一帯一路構想はこの焼き直し+α)
計画が頓挫したのはミャンマー政府内部や住民による反対とされるが、やはり労働力を地元ではなく支那から持ってこようとしたことが政府サイドの大きな反対理由とされる。
支那は、これを日本による妨害として報道しているようだ。
ちなみに、現在東南アジアで日本と支那が受注を競っているのは、マレーシア・シンガポール間の高速鉄道で、岸田外相の抱えている大きな課題だ。

これら以外にも2014年のメキシコでの高速鉄道計画中止(支那はメキシコに賠償金を請求)や例のインドネシアの新幹線計画のゴタゴタでこれも頓挫している。さらにアメリカのロサンゼルスとラスベガスを結ぶ高速鉄道の建設は支那の鉄路公司と米エクスプレスウエスト社が合弁企業を作り進んでいたが、6月9日にこの合弁が解消された。
タイでの鉄道計画はまだ頓挫とまではいっていないようだが、時間の問題とも言われている。

当該国の強権を利用し、スピード重視であらゆるものを金で解決しようとする支那のビジネススタイルが徐々に敬遠されてきたようだ。
さらに、労働問題や自然環境保護、アセスメントへの対応といったノウハウも無く金で解決してきた支那スタイルが限界に来たのは、当該国の国民の意識の向上や左巻き連中を利用した他国からの工作もあるだろうが、支那の経済力が弱くなってきたことも影響しているとみられる。

来月、某国のある大型案件で支那企業と競争の場面が控えている。さて、どう立ち向かうかな・・・。
最近残念なことは、いろいろな案件で『All Japan Made』(H/W、S/W)での提案が出来ないことである。

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カテゴリー: 社会・経済, 迷惑な隣国, 海外 タグ: , , , , , , , , , パーマリンク

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