秋田音頭、夏祭り

ロスからシスコ、サンノゼに移動する前にちょっと街の中をブラブラ。ロスに来るたびにヒスパニックよりもアジア系が多くなっている気がするが、今はアフリカ系、朝鮮系などがピリピリしている状況が続いているだけに何かトラブルが起きると近づきたくはない街だ。
小さな通りで訳のわからないラップを歌っているのがいて、英語なのかそうでないのかもよくわからない。うーん、まだアメリカでは暮らせないな・・・。(そのつもりはサラサラ無いが)

ラップといえば、筆者が育った秋田には有名な秋田音頭というラップがあるなと。
秋田音頭とはあまり関係ないが土崎の湊曳山まつりもそろそろだろうと思ったら明日(20日、21日)だった。

小学生の時に父の仕事の関係で母方の縁もある秋田市に移住したが、何しろ東京の文京区からのため『田舎だなぁ』というのが第一印象であったものの、身近だった都電のような市電が1本走っていたことに驚いたり(すぐに廃止になったが)、秋田音頭というノリの良い民謡があることが何故か新鮮だった記憶がある。
東京には東京音頭というのがあるが、あれは実は丸の内音頭というのが原型で鹿児島おはら節のイントロを流用しているものだ。子供の頃ヤクルトファンだったため馴染みがある(昔は『くたばれ読売』と間奏で合唱した)のだが、秋田に引っ越してからはTVではジャイアンツしかやらないため野球そのものから関心が離れてしまった。
現在は『平成版 大江戸東京音頭』となっているが、これとは別に『大東京音頭』というのも存在する(テレ東ではお馴染み)。

秋田音頭はどうやら秋田オリジナルのようで、このメロディは昔ドリフターズの歌でも使われたりアラジンの『完全無欠のロックンローラー』でもフレーズが使われているくらいで、大げさに言えば全国的に有名である。
秋田市のHPによれば、


秋田音頭の誕生
寛文三年(一六六三)、義隆は久保田城下に流行していた踊りを見ることになりました。殿様の前で踊りを披露するということで、城下の人たちが寺町にある鱗勝院で踊りの練習をしていたところ、ある者が、柔術の動きを取り入れた踊りを振り付けして、みんなに教えました。 後日、この踊りを見た義隆は、その質実・勇壮な動きにとても喜びました。義隆と城下の人たちの交流から生まれたこの踊り、これが現在の秋田音頭のもとになったとも伝えられています。 秋田音頭のルーツに関しては、上方の旅役者が伝えたという説、また外町(町人町)の芝居から生まれたという説など、様々な説・伝承があり、義隆に関する伝承も事実かどうかは、はっきりわかりません。


と書かれていて、正確なルーツは不明ながら、唄そのものではなく踊りのためのアドリブだった可能性がある。また、どうやら『秋田音頭はウチが元祖』のような主張は全国のどこからも指摘されていないようなので、メロディも秋田オリジナルと胸を張ってもいいものなのだろう。その割には秋田では秋田音頭を核にしたイベントも何も無い何故か、持っているもの(しかも有名なもの)を徹底して有効に活かさないのは秋田の特色といえば特色である。(県民性?)

東北各地を見ても、民謡で○○音頭と名前がついて有名なのは秋田音頭と花笠音頭くらいで、少々珍しい。津軽じょんがら節岩手のさんさ踊りの唄宮城の大漁唄い込みのような『よ~』とか『え~』のようなコブシを回す間延びした△△節とは一線を画す。花笠音頭もまあゆっくりした唄だ。
普段どちらかというと人々の口が重い秋田にあって、秋田音頭だけはテンション高くシャキシャキ唄うのはどこか異質なものを感じるではないか。
また、歌詞(様々な替え歌もあるらしいが)を見ると、各地の名物を唄うものの全部県北ばかりで、県南に関するものは伝説の小野小町くらいというのが、これまた不思議である。
今は全国的に高級品として有名になった稲庭うどんや殿様知事の地元の桜の樺細工なども歌詞には含まれない。
ひょっとして秋田音頭は秋田のアンドキュメントな七不思議のひとつなのかもしれない。(残り六つは何だろうか?(^^))

秋田音頭はあるものの、秋田市では地区や町内の盆踊りのようなものは昔(少なくとも過去半世紀くらい)からあまり盛んではない。歌い継がれるほどのものではなく、踊りのためのアドリブの唄(しかも唄ったのが県北の人間だった?)だったというのが史実だったりするのかもしれない。
秋田市では外町の祭りである竿燈がメジャーになり、今や外町だけではなく旭川の左岸(秋田駅側)の内町や旧秋田市ではないところからも参加して大きな祭りになっている。
踊りに関しては、毎年6月末のヤートセ秋田祭りという県外出身者が始めたどこか無国籍な変なものが続いているが、秋田音頭も使われるようで不思議な状況になっている。
古くからの地元の人間には理解できないものの一つだろう。

黒人のラップを見て秋田音頭からあれこれ連想したが、日本では夏祭り本番の季節。
今のところテロとは無縁で平和な日本で今年も各地で夏祭りが盛り上がることを期待。
30日の隅田川花火&31日の都知事選投票までには帰国したいが、どうやら一度ウィーンに戻ってモスクワに飛んでから帰国となりそうだ。

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