世の中の話題あれこれ

モスクワに着いたらウィーンよりは涼しくてラッキー。TVニュースや新聞ではIOCがロシア選手のリオ五輪参加への道を残したことを評価(当然という空気で)する一方、IOCの決定以前に陸上選手全員の出場禁止を打ち出していた国際陸連に対する強いトーンが感じられる。IOCも各競技団体に判断を委ねるといったズルいことをしたものだ。また、この問題を2014年12月にドイツのTV局WDRに夫婦で告発したユリア・ルサノワ(旧姓、結婚後はステパノフ、写真)という800mの選手も同様に処分なのでは何のためにチクったのか。今後内部告発する者はいなくなるだろう。
87_tnリオ五輪までの間に、国際陸連も例外を認めそうだが、それはそれでまた問題を起こしそうで、ドーピングをしていない選手にとっては悪夢のような気の毒な日々だろう。
ドーピングは、大きな大会で金メダルを取った選手に対して国家的な報奨(人生を左右するような)が与えられる国が少なくない以上無くなるはずがない・・・と筆者には思える。特にステートアマの伝統がある旧東側では、選手が知っていてもいなくてもコーチ始め関係者の人生も左右する状況ならドーピングは無くならない。

アメリカ出張中も含めて、ここしばらく、おやっと気になった記事がいくつかあったが、このドーピング問題も含めてあまり深く突っ込むほど興味も無く、自身の商売にも影響はなさそうなものをいくつか。

[国立西洋美術館世界遺産に決定]
LEGO-Savoyeル・コルビュジェの建築は、建築に詳しい人なら絶賛とその価値を語れるのだろうが、1920年代以前の石やレンガ造りの重々しい建築が日本人の記憶にあるとは思えないので、『白い箱型』『近代建築の5原則』という現在ではどこでも見られるものが何故世界遺産なのかは不思議に思った人も多かったのではないか?(写真は有名なパリ郊外のサヴォア邸のLEGO)
欧州に暮らすと、ああ、確かに珍しいと思うことは確かだが、国立西洋美術館に関していえば、内部は美術館としては非常に(作品を)観辛く、筆者は美術館としての価値は高くない気がする。あくまでも建築屋さんの価値観なのだろう。
それにしても、『また世界遺産か』と思った日本人は多かったのではないだろうか。
ユネスコのどうにも胡散臭い選定基準や選定プロセス。
どこかで金が流れれば世界遺産は『買える勲章』のようなものではないかと勘ぐってしまう。感覚的にはもはや菓子や酒で有名なモンドセレクション(金で買う)と似たようなものになってしまったのが世界遺産だろう。
そろそろ、スーパー世界遺産でも設定しないと有難みが薄れる。
日本政府もユネスコに拠出する金があったら、国内の無形文化財でもデジタルアーカイブするような事業を公共事業としてやったらいいくらいだ。
国連の次期事務総長の選挙は1回目(22日)の選挙で、上昇志向たっぷりのユネスコの事務局長イリナ・ボコヴァは5位と出遅れている。

[ポケモンGO]
アメリカ西海岸でも、欧州でも大流行。日本でも爆発的に人気のようだが、既に事故で死んだり、立入禁止地区への侵入などが各国で問題になっている。
実は筆者の会社ではポケモンGOがいつ頃までブームかという賭けをしている。筆者も含めてほとんどの社員さん達が短期間のブームで終わるとみているのだ。
理由は、ゲーム性(ゲームとしての面白さ)が低いことと、天候・気候に左右されるだろうということが大きい。
図鑑に151種類(142+地域などによって9追加)のポケモンを集めたり育てた後は対戦させたりするわけだが、子供は喜ぶだろうが、大人がおもしろいと思える要素が無い。
筆者は3か月程度を予想しているが、社員さんによっては年内という者もいるし、1か月程度という予想もある。とにかく寒くなってきたらダメだろう。
少し図鑑にキープして、アカウントごとオークションに出している兵もいるようだ(違反らしい)が、大人ならすぐ飽きそうなものだ。
事故や事件に遭っても配信会社も任天堂も一切責任を負わない規約があるため、大きな事故や何かトラブルで殺人事件でも起きればブームが消えるのはもっと早いかもしれない。

[トランプがWTO脱退を示唆]
trump2共和党正式指名を受けて、少しはまともなことを言うかと思いきや、WTO脱退の可能性やTPP破棄を本気で話し始めたようだ。
NBCテレビのMeet the Pressという報道番組で語ったのだが、アメリカ企業が拠点を国内から海外に移した場合の制裁として最大30%の関税を課す方針を表明したため、司会者がWTOのルール違反だと指摘したところ、協議の議題にするか脱退するかだといとも簡単に答えた。
TPPの破棄は従来から言っているが、WTOもとなると大ごとだ。
筆者もWTOは既に機能不全(少なくとも日本にとっては)だと見ている。南朝鮮による福島原発事故以降の水産物輸入規制措置に対して日本は2015年5月にWTOに提訴(WT/DS495/1)、9月にはパネル設置のはずだったが、全く動きがない。日本側の怠慢なのか南朝鮮側の引き延ばし工作なのかわからないが、どちらにしても国益を棄損している。
2国間でもこの有様で、もっと大きな問題は全会一致が原則のWTOではなかなか決定できない根本的な問題がある。だから、日米欧は支那の鉄鋼・太陽光パネル・通信機器のダンピングに対応できずにいる。
以前書いたように、GATT/WTOの機能不全の結果がメガFTA(TPP、TTIP、日欧EPA)のはずで、日米欧主要国が貿易の枠組みを再構築し、それに加わりたい国も参加させる方式は、ついでに支那を除外できる一石二鳥なものだが、それも否定するトランプは・・・。
『もはや貿易はGDP、経済成長にさほど寄与しない』という現実も確かにあることだが、まだその段階ではないように筆者には思える。トランプは案外、先を見ているかもしれない。

インタビューの中で、テロの起きたフランスやドイツからの入国の際の審査の厳格化も提起していて、まだまだ言いたい放題のようだ。
共和党候補が従来の民主党のようなことを言い、民主党候補が従来の共和党の主張のようなことを言うアメリカ大統領選。最後はクリントンだと筆者は予想しているが、最後までわからないという見方にも一理ある。


keith-jarrett-the-koln-concert今日の一曲
1975年1月24日ケルンのオペラ劇場で収録。
2枚組ながら4曲しかないアルバム
Keith Jarrett – THE KÖLN CONCERT

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