『和服で五輪旗引継ぎ』を観たい人は小池百合子

モスクワから飛んできて成田に着くまで都知事選の動画をあれこれ眺めていたが、やはりメディアとの付き合いで、紙とペンが主体だった鳥越とカメラとマイクが主体だった小池の差は歴然としているのを強く感じた。
koike-takemura演説の際のボディアクション、手の振り上げ方などで鳥越や増田のぎごち無さに比較して小池はさすがに百戦錬磨である。
明日は雨模様という天気らしく、悪天候だと組織票がモノを言うため、その場合は小池の圧勝は無いかもしれないが、例え僅差でも小池の当選はもはや揺るぎないという印象だ。


koikeyuriko2一般的に地方自治体の知事と言うのは実務能力が重要だとは思うが、東京都という巨大な自治体は『地方』とは言い難く、要求されるものはむしろ御輿としての適性や必要条件だろう。
小池の様々な公約やら政策はどこか総花的で、核になるものをあまり感じないが、それは他の増田、鳥越(問題外)も同様で、御輿としての『華』や16万人以上の都の役人を束ねて動かすリーダーとしての表向きの迫力・カリスマ性では小池の評価が上という印象だ。
何しろ、リオ五輪の閉会式で行われる五輪旗引継ぎで、和服で登場する日本女性が旗を受け取り、少々遠慮がちに振る絵を見てみたいではないか。鳥越や増田では『華』が全く無い。

都知事選の結果は自民党や都議会、ひいては東京五輪開催の権益に関わる広範な組織に大きな影響を与えるだろうから、都知事選は第一幕であって、第二幕はなかなかの見ものだろうと筆者は予想している。
都の行政サービス自体は、それこそ”優秀な”16万人のクラークが粛々と動けば現状とはさほど変化はないだろうが、政治という面では都政だけではなく国政にも大きな影響を与えそうだ。
筆者に関していえば、昨日の日銀の発表に伴う日本経済の手詰まり感のほうが気になるくらいで、日本の政治がさほど自分の生活スタイルやビジネスに直接的にすぐに大きな影響を与えるとは思っていないため、小池当選の前提で野次馬根性+冒険主義的な妄想で書いてみる。

まず、自民党本体だ。
都連のメンツ(=五輪利権では党本体と同じ穴の貉)を立てて、傀儡にし難い小池に刺客として増田を立てたものの、地味過ぎ+岩手知事時代の評価が低い(とキャンペーンされたことも大きい)ことから、万が一負けた場合の政権のダメージを考慮して安倍首相や閣僚、公明党幹部などをあまり露出させていない。丸川珠代など、どうでもいいのしか応援に付いていない。
小池当選の際は、当然小池都知事と握手をしないといけない立場に追い込まれるため、その担保をしておく格好だろう。
菅官房長官だけは生で応援演説をしているが、自民党の現在の最大の支持母体の創価公明党を押さえている菅は例え負けても批判に晒されることは無い(文句を言える人間がいない)。

とはいうものの、自民党も大組織で党の意に反した者には信賞必罰で臨まなければ他の地方組織に対して示しがつかなくなる。これは組織の絶対的な論理で、当選後に間違いなく小池(ついでに若狭も)を除名するだろうが、除名しながらも、取りあえず無所属となる小池とはうまくやっていこうと多少時間を置いてから安倍首相が握手を求めるはずだ。それをしないとまた都政が乱れて東京五輪に間に合わなくなる。
一方で、小池の立候補を防げず、勝てない候補しか出せなかった都連(内田他幹部)と石原伸晃は更迭(辞任という形か)、近日中の内閣改造でも石原は閣外で党の要職からも遠くなるだろう。また、都連の主要な悪代官達の処分は静かに行われるだろう。

もし、除名に小池がすぐ反応するならば、小池新党(党首は小池でなくとも)立ち上げだろう。除名と同時に都議会が小池降ろしに動けば、小池はわざと何か知事専決処分で議会の反感を買うように仕向け、不信任案を提出させ決議、待ってましたとばかり議会解散。(冒頭解散はこの手法を意味していたと思う)
そして、そのタイミングでやはり小池新党を立ち上げ、議員を多数擁立し、少なくとも自民党を多数派から追い落とすだろう。黙っていても都議会選挙は来年のため、それまでグダグダする可能性もある。しかし、都議会の悪代官内田のネガティブキャンペーンは今回相当に功を奏しているため、まだまだ都民は小池側を支持するはずだ。
時間がかかり過ぎると小池批判の声が上がってくるため、その間、待機児童問題なり通勤電車問題なり、朝鮮学校問題なり、何か一つでも形にすることが肝要だろう。

小池新党の布石は名古屋の河村市長の応援である。
知事給与削減などは行財政改革では金額的には屁のツッパリにもならないが、有権者には心情的にわかりやすい。身を切る改革という聞こえの良い公約や国と地方のあり方、統治機構の改革(憲法改正も絡む)を掲げれば、昔からそれを言っている元知事達も集まる可能性がある。橋本大二郎、浅野史郎、北川正恭、田中康夫、松沢成文、松井一郎といった統治機構の変革の必要性を経験的に知っている政治家が集まると橋本徹が参加しようとしまいと、なかなか本格的な政党が期待できる。
そこに小泉進次郎が加わったり、民進党の一部、野田、馬淵、長島などが加われば、自民党とは別の日の丸を掲げる保守政党ができる可能性がある。

昔は自民党員だった筆者としては自民党が分裂して二大政党となるのが日本らしい方向だと思っていたが、もし小池新党ができれば、自民党とこの新党はともに日の丸を掲げる保守とややリベラルな保守(極度に制度疲労したものを改革する保守)という位置づけで日本らしい二大政党制への道ができるように感じる。

社会のガス抜きのために穏健な左巻きはある程度必要なことは間違いなく、共産、民進、社民などは合わせて10%程度は必要だろうが、今はイデオロギーなど無関係で、とにかく日本の社会・体制を破壊し、伝統・文化も骨抜きにしようとする勢力が露骨に(しかも下品で幼稚に)声を挙げる時代になり、非常に危機感を感じているのは筆者だけではないと想像する。
朝鮮人、支那人の数や声や経済活動が無視できなくなりつつある今、それらとそれらのシンパに気を付けながら2大政党制にもっていってほしく、今回の都知事選はその歴史の始まりにならないものだろうかと期待している。

womenそれにしても、仇花のように咲いた鳥越爺さん。応援する女性たちの名前の並んだ写真を見ると、どこか1970年代前半の中ピ連(中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合)につながる空気が・・・デジャブか。
まあ、FEMENのようなパワー全開なのが出てきても困るが・・・。(実は歓迎だが(^^))
また、桜井誠や立花孝志を徹底的に無視したマスコミも実に腐りきっていることは選挙が終わっても改めて繰り返し糾弾されるべきだろう。


the-cascades-rhythm-of-the-rain今日の一曲
1963
The Cascades “Rhythm Of The Rain”(悲しき雨音)
梅雨明けはしたそうだが、『悲しき●●●』を5曲は知っているという(筆者の兄の)世代に。


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『和服で五輪旗引継ぎ』を観たい人は小池百合子 への8件のフィードバック

  1. ブルーベリー より:

    安倍首相 「鳥越よりはマシ。 都知事は小池でいく」
    http://news.livedoor.com/article/detail/11825961/

    鳥越に比べれば、まだ小池のほうがいい。
    与党内部には、小池に勝たせることで、石原伸晃都連会長を辞めさせて幕引きを図ろうとする声がある。

    要するに、自民推薦の増田にあまりにカリスマ性がなさすぎるのだ。
    なんで増田なんて引っ張りだしたのか・・・・どう見ても政治家に向いてない。

  2. 練馬大根 より:

    いつも興味深く拝見しています。
    期日前投票を終えましたが、今回の選挙で保守や自公支持者は分散するでしょうが、注目すべきは鳥越を支持する左翼や反日分子がどれくらいいるか、その実数が示されるということではないでしょうか。

    • argusakita より:

      同感です。

      まともな左翼は鳥越を支持することはないと思いますから棄権が多いでしょう。
      鳥越票はとにかく安倍政権を倒したい狂った左巻きといざとなれば破壊工作に走る可能性の高い反日分子(帰化人やその子孫)の数でしょう。
      若年層の投票はどの候補も非常に少ないのではないでしょうか。
      年寄りが多くても自民党が増田を応援すればするほど判官贔屓で小池百合子の票が多くなる結果でしょうね。

  3. ブルーベリー より:

    安倍首相、増田氏応援に来ず  代わりに来たのは西川きよし
    http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000124-sph-soci

    当初から安倍首相は 「勝てるなら、小池でもいい」 と漏らしていたが、
    小池優勢で、完全に小池に乗り換えてる。
    一度も増田の応援に来なかったのは、政治家としての強かさだろう。

  4. 茹で蛙 より:

    東京は盛り上がったみたいですね。

    一方、秋田では、
    <民進>秋田県連の新代表決まらず
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160801_41006.html

    寺田学氏が自動的に代表になるんじゃないのですかね?

    都連では岡田批判が公然とされているし、秋田では胡散霧消。
    やっぱり、結びつきの弱い選挙互助会だったわけですね。

    • ブルーベリー より:

      民進党の秋田県連大会  共産は呼ばず
      共闘のパートナーのうち社民党は来賓として出席したが、共産党には案内状を送らなかった。
      民進党県連の沼谷純選対本部長は 「連合秋田など各団体と協議した結果」 と説明。
      http://www.sankei.com/politics/news/160528/plt1605280028-n1.html

      他の地域と違って、秋田県では共闘すら失敗していた。
      沼谷、松浦、寺田ではどうにもならない。 むしろガン。

    • argusakita より:

      直接演説を聞いたわけでもないし、ニュース記事や動画などを見ただけですが、ダイゴ君は、

      『中小企業を応援するオール野党』(えっ、連合が支持母体でしょ?)
      『社会保障を充実させ将来への不安を取り除いて消費を拡大する』(財源は? 現役世代の増税するの?)
      『庶民から豊かになろう』(アンタのいう秋田での豊かさとは?)
      『地域で経済を回していけるようにする』(人口減少でパイが縮小している中で地域で経済を回していくとは?)

      といった具合に誰でもにわかには信じがたいような寝言を平気で言っていたようですから、相手がモツ鍋屋の経営者相手じゃなくても落選だったかもしれませんね。

      秋田だけが特殊というより、一旦解党しない限り、世間は民進党ってのはその延長じゃもう受け入れてもらえないんじゃないかと思いますね。

  5. argusakita より:

    小池百合子はポピュリズムをよく理解しているようだ。
    予想通りというか、大衆の『あらまほしきもの』を体現した。
    イマイチ画面ではわからなかったが、着物の柄は鶴だったかな? 朱鷺なら完ぺきだった。

    リオ五輪閉会式

    ※舛添に感想をちょっと内緒で聞いてみたいものだ。(^^)

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