稲田防衛相は少々荷が重そうだ

30日の衆院予算委員会で稲田防衛相が民進党の辻元の些末な追及に対してエモーショナルな反応をした。新聞等では『涙ぐむ』といった書き方をされたが、Webサイト掲載の写真を見る限りは涙は出ていないのではないか?
しかし、言葉を詰まらせ今にも・・・という表情は、理由はどうあれ国会で政治家が見せてはいけない。ましてや最高指揮官ではないものの自衛官に命令を出す立場の防衛大臣がこんな表情では自衛隊の士気に関わる。
かつて海江田のように号泣したアホもいたが、政治家は歓喜・感動の涙は許されても後悔・落胆・失望で泣くのは許されない。(辞職してからならいいだろうが)
理由はどうあれ、この一点で防衛大臣の任は解くべきだろう。

inada20160930辻元という大阪のオバチャンに指摘されたのは、8月15日の政府主催の全国戦没者追悼式を欠席したことを『言行不一致』と指摘されたからだが、悔しさを表情に表したのはその欠席が自分の意思ではなかったためだろう。
おそらく、稲田自身は防衛相になってもブレることなく戦没者追悼式出席と靖國参拝を行うつもりだっただろう。それくらいの意思は今までの政治活動や弁護士としてのしぶとさから推察できる。
しかし、今回は、他者からの圧力でジブチ訪問をぶつける日程を組まされ、戦没者追悼式出席と靖國参拝を阻止された。
間違いなく特亜を慮ったアメリカの圧力だろうが、それを伝えたのはアメリカの代理人というか、親支那の岸田外相だろう。

衆議院TVの録画を見るとよくわかる。(6:03:10あたりから)
辻元の指摘に対する答弁で、雑誌『正論』の対談での核武装に関する答弁(撤回しなかったのは立派)の際は後方でゆったりしている岸田が、この『言行不一致』の指摘に対する答弁の際は急にソワソワと落ち着きがなく、腕を組んだり、顔を撫でたり、天を仰いだり前屈したり動いている。傍の石原や麻生も当然知っているため寝たふりをしたりで実に可笑しい。
岸田は麻生のようにふてぶてしく出来ないようで、ある意味正直な人なのだろう。
これは、岸田にしてみれば、稲田の性格から言って、(直接的には)岸田が圧力をかけたことを予算委員会の場でキレて暴露してしまうのではないかという危惧があったのではないか?
結局、稲田は唇を噛んで抑えたため事なきを得たが、その分自身の表情は『涙ぐんだ』ことになったのだろう。

岸田外相は宏池会(現在は岸田派)という派閥のボスだが古賀誠にかわいがられたことで外から見ると何となく領袖になった印象のある政治家である。ポスト安倍の一人と言われているが、岸田が首相になったりしたら、またまた決められない政治の時代に逆戻りになる。
保守本流を標榜し、親支那路線の宏池会はハト派の集団であり、タカ派全盛の現在の安倍内閣では常にブレーキ役として機能している異色の存在のように見える。
宏池会は、池田隼人から始まって前尾派→大平派→鈴木派→宮沢派→加藤派と続き、加藤の乱で加藤派(後の谷垣派)と堀内派(後の古賀派)に分裂し、その後再統合したがまた分裂し、谷垣派(有隣会)を除いたハト集団になっている。
いずれ、岸田派は林芳正か小野寺五典か宮澤洋一が継ぐのだろうが、どれも大人し気な政治家だ(本性は不明だが)。

防衛相は、最近は外相とセットで各国と2+2で動くこともあり、先輩格の外相の言うことを無視はできないが、現在の稲田と岸田では格・実績が違い過ぎ、どんなに安倍首相が稲田に肩入れしているといっても稲田には動きづらいはずである。
防衛相と外相は同格の人事を行わないといけないが、ここに稲田を持ってきた安倍人事の今回の組閣は今のところ失敗の連続である。

稲田には政治資金流用問題も燻っているようで、富山市議会等、地方議会の体たらくだけでなく民進党の山尾のガソリン問題が再燃すると稲田もクローズアップされるだろう。
ジブチだけではなく南スーダンでいよいよ自衛隊の新任務が始まろうとする今、稲田では何かと不安が大きすぎるし、それこそ自衛隊の士気にかかわる。

大臣ではなく党役職かヒラで議員活動する分には、政治理念など微塵も感じられない丸川よりも優れているし(逆にしたたかさでは丸川のほうが上か?)、靖國に対する定見も立派だとは思うが、『涙ぐんだ』と評されるような防衛相ではダメだ。何らかの理由を付けて交代させるべきだろう。

yasukuni20161001ところで、久しぶりに靖國神社のHPを見ておやっと思った。
靖國神社の由緒というページだが、以前は『英霊』という言葉が使われていたように記憶しているが、現在は『神霊』となっている。筆者の記憶違いだろうか・・・。
何らかの忖度によるものだとしたら、非常に残念なことである。
レイテ沖の特攻で散ったとされる伯父を『英霊』として育った筆者としては『神霊』ではどこかピンとこない。


fuse-one今日の一曲
1980
Fuse One “Double Steal”(Album: Fuse One)
編曲はスパイロ・ジャイラのジェレミー・ウォールのためどこかスパイロ・ジャイラに似た印象。メンバーが固定していなかったため、当時の人気ミュージシャンが参加。ジョン・マクラフリン、ラリー・コリエル、ジョージ・ベンソン、エリック・ゲイルのギターやパウリーニョ・ダ・コスタのパーカッションやジョー・ファレルのサックスが素晴らしかった。


ブログランキング・にほんブログ村へ 
(blog rankingに参加。ご協力を。Click it!)

カテゴリー: 国政・国会 タグ: , , , , , , , パーマリンク

稲田防衛相は少々荷が重そうだ への4件のフィードバック

  1. 梅子 より:

    岸田が総理とかまっぴらごめんです。
    シナ人にまたビザの緩和とか、ぜひ池袋のシナ人街や芝園団地に住んでいただきたいものです。
    稲田大臣にはもっと強くなって頂きたいですね。

    • argusakita より:

      どうでもいいことだろうとは思いますが、あのファッションセンスを何とかしてもらいたい。(^^)
      よく記事の写真で見る腰のあたりのリボンが・・・

  2. Q より:

    靖國神社の由緒というページだが、以前は『英霊』という言葉が使われていたように記憶しているが、現在は『神霊』となっている。筆者の記憶違いだろうか・・・。

    インターネットアーカイブによると、記録が残っている中で最古の2008年2月29日の時点では『神霊』のようでした。
    https://web.archive.org/web/20080229003704/http://www.yasukuni.or.jp/history/index.html

    Wikipediaの「靖国神社」を見ても『神霊』という単語も古くから使われているようですね。使い分けはわかりませんでしたが(^_^;)

    • argusakita より:

      そうですか、記憶違いでしたか。ご指摘、ありがとうございました。
      大体毎年1回は靖国に参拝しているのですが、神霊という単語はあまり見た記憶が無くて。
      特攻で散ったとされる伯父の名前の一文字が『英』なのも記憶に影響しているのかもしれません。

コメントを残す(短めにどうぞ)

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中