第二弾に期待するが、秋田犬のイメージを壊さないで欲しい

(書いている途中に、先に、元匿名希望の傍観者さんにコメントで紹介されてしまったもののそのままpost)

秋田犬に関して一番見たくないものを見てしまった印象。
中高生が文化祭用に制作したというなら大人しく引っ込むが、エンドロールに大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村の名前が出る一般社団法人秋田犬ツーリズムが制作し、『犬の日』にあたる10月31日に公開した動画のようだ。
その動画の解説には、
『擬人化した秋田犬アイドルグループ「MOFU MOFU☆DOGS」が、秋田犬の発祥地である大館市をはじめとした4エリア(大館市、北秋田市、小坂町、上小阿仁村)の魅力をノリノリの音楽にのせて楽しく紹介しています。歌の部分をすべて実際の秋田犬の声をつなげて作ったというこだわり!秋田の自慢のスポット・食・文化を「MOFU MOFU☆DOGS」と地元の秋田県人が一丸となって世界中に発信していきたいそうです』
がっかりというより、瞬間的に怒りを感じた人もいそうだが、賛否両論を呼び話題性を狙った確信犯だろうが何だろうが、一般社団法人秋田犬ツーリズムが予算を出して作るなら、第二弾に期待するしか無さそうだ。勝手な筆者のイメージで恐縮だが、
お願いだから、秋田犬のイメージを壊さないでちょーだい!

odate-akitainuせっかく作った人には申し訳ないが、まず気持ち悪い。秋田犬の優し気な頭部をもはや旬は過ぎたようなアイドル風なボディに乗せ踊りでもない踊り。エジプトのアヌビスかと。
秋田犬のイメージというものが秋田県民ならずとも犬愛好家には一定のものがあるはずで、それを破壊するような動画である。秋田犬はいつもだらしなく舌を出してハーハー言っているのかとさえ思えてしまう。秋田犬の大方のイメージは、写真のポスターのようなものではないのか?

そもそも、
・秋田犬を知らない人が見ても秋田犬とはどんな犬種なのかもわからない。
・秋田県のどのあたりのテーマなのか地理的なものがわからない
・何か食べ物のようなものが出てくるが、あまり美味そうには見えない。
・温泉、マタギ、康楽館なども登場するが、この地域に関して何も知らない人が見てもさっぱりわからないだろうし、それぞれの絵の遷移が速すぎてわかりにくい。
・英語と支那語が書かれているが、その英語部分
A mimetic word that represents a state of fluffy softness and warmth, like the fur of an Akita dog.
This state is so strong that people find themselves wanting to touch the fur.
は、文字が読める時間的余裕は無く、英文もよくわからない。毛皮の毛というのはやや固い物のイメージが普通で、優しくフワフワしたものならばboaか羽毛にでも例えたほうが英語圏の人にはわかりやすい。a state of fluffy softness and warmthはピンとこない。
たぶん、この英語を見た人は秋田犬は毛皮をとるための犬という理解をするかもしれない。

しばらく前から、この秋田犬ツーリズムというコンセプト自体がおかしい、理解不能といった声もあり、元匿名希望の傍観者さんのblogにもこの件や秋田犬のオーナー制についても詳しく掲載されている。
また、あきた北新聞社のデスクの独り言(2016/6/16)にも『秋田犬と観光を絡めた取り組みは将来的に袋小路に追い込まれることも予想に難くない』と書かれているように非常に大きな無理なものに向かっている気がしてならない。

鹿児島県志布志市の話題になった『うなぎのうな子』”養って”は9月21日にupされ、女性差別といった理由で1週間足らずの26日に削除された。
今回は、同様の差別的な点の指摘は無さそうだが、あまりにもおバカな出来上がりで、どこかの広告代理店に田舎の自治体が口車に乗せられてただ単にやかましいだけの動画を作ってみました・・・というのでなければ良いが。
最近、地方創生絡みで予算を持っていると思われているらしく地方自治体は胡散臭い広告代理店やイベント業者の草刈り場の様相を呈している。


whitney-houston-the-best今日の一曲
1992
Whitney Houston “I Will Always Love You”
知っている人は知っているが1974年のドリー・パートンのカントリーの名曲のカバー。映画『ボディガード』で使用され爆発的にヒット。早逝したホイットニーは間違いなく20世紀から21世紀にかけてのディーヴァだ。


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第二弾に期待するが、秋田犬のイメージを壊さないで欲しい への22件のフィードバック

  1. 若者の本音 より:

    昨夜、ArgusさんのTwitterで書かれていたので早速見ましたが、ちょっと酷いです。
    せっかく内陸線の某駅が映画「君の名は」に出てくる駅と似ていると話題になっていたところにこの頭おかしいんじゃないかと思う動画。
    何なんでしょう?

    アヌビス

  2. 秋田生まれ より:

    第二弾なんて無いでしょ。
    あの地域の名物というか観光資源を十和田湖を除いて全部出尽くしたし、話題性狙ったといっても頭湧いているものはウケない。
    秋田犬がかわいそうだ。
    呆れた。

    メイキングムービーもご丁寧にある

    • argusakita より:

      なるほど。
      でもメインは秋田犬でしょうから、秋田犬の一年を季節の移り変わりや祭りとともに紹介する大人向けのものがあってもいいかと。
      ナレーションは日本語と英語で作ったらいいですね。

      地元の人たちの熱心な一生懸命なエネルギーを馬鹿な方向に持って行く大バカ者に怒り心頭。

  3. 拙ブログを紹介していただき、ありがとうございます。

    あの動画はなんというか、

    『責任者出てこい!』といいたくなりそうな動画で、本当に責任を取らせたいくらいですね。

    せめて、なめねこ方式で作ってくれていたら、違和感も少し減っただろうに。

    ユーチューブのコメント、私がみたときは3つ付いてましたが、頭おかしいんじゃな無いのというコメントのみでした。ほんと秋田犬DMOの観光関係者は猛省してもらいたいです。

    • argusakita より:

      こんにちは。
      blogのlink先のページがよくまとまっているように思えたのでそこにしましたが、他のページのほうが良かったでしょうか?
      もし別ということであれば、argus.akita@gmail.comまでメールください。

      秋田犬ツーリズムのターゲットの一つとされる台湾(アメリカ在住)の友人に聞いたら、忙しい最中スマホから一言 OMG と返ってきました。
      やっぱり外国人にも無理があるようです。

      • なかなかいいところをリンクしていると思います。リンクの修正の必要はありませんよ。

      • どうも電通に騙されたみたいですね。

        http://www.city.odate.akita.jp/dcity/kankou/files/extra.pdf

        結局、発注側にこうしたいというものがない(行政中心ではたぶんないでしょ)だろうから、電通側からの案に丸乗りして、こんな結果なのかな? いずれにしても秋田犬ツーリズムには、発注責任があると思う。

        http://www.city.odate.akita.jp/dcity/kankou/29-7944.html
        の下の方にpdfのリンクがありますが、台湾向けの動画と位置づけられていますね。でも台湾の人から OMG と返っているのだから、失敗作ということになりますね。

        秋田犬ツーリング、税金泥棒に見えてきた。

        • argusakita より:

          電通ですか・・・。
          予算持っている自治体を食い物にするのが流行りなんでしょう。

          link先のPDFを見ると、地方の住民を完全に舐めている空気を感じますし、地域の宝とも言える秋田犬に対する、大事にしようという思いみたいなものを全く感じません。
          Softbankの犬の使い方とどこか共通する何かを感じます。
          朝鮮企業だからでしょうけれど。

  4. blogファンその弐 より:

    あ、ここのblogも批判的でホッとしました。
    あんなものに金使いやがって….税金が少しでも入っているなら電凸してやろうかな。

    NHKの昼のニュースでも紹介
    http://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/6014044601.html

    11月1日がワン×3で犬の日なら、1月11日はダメなのかと….

    「秋田犬ツーリズムの中田直文会長は「日本を訪れる人が増えている台湾などからの観光客を主なターゲットにしている。この動画をきっかけに県北部を訪れる外国人観光客が増えることを期待している」と話しています。」

    アタマおかしいでしょう?
    だいたい、大館や北秋田に行っても秋田犬なんて見かけることはないのに….。

    • ブルーベリー より:

      当然、税金が入っています。
      自費で動画を作るなんて殊勝な行為は、秋田人はしません。  
      9ぺージを見てください。 
      http://www.mlit.go.jp/common/001120359.pdf

      毎年6500万円も補助金が出ています・・・・秋田県は、シロアリばかり。
      テキトーにアホな動画を作らせて、酒飲んでいれば良いんだからラクだよなー
      結局、秋田犬や地域活性化なんてどうでも良いんです。 ただカネが欲しいんです。

      • なるほどね。あの動画約2000万円ですから、補助金の額で収まってる。

        でもね、そんな死に金を使うなら、秋田犬のエサ代にしたほうが生きた金になっていそうな気がする。

        北鹿新聞の記事にかかれてましたが、
        ---引用開始---
        大館市役所で会見した中田会長は「映像を見て一瞬絶句したが、台湾からの誘客を意識したインパクトのある内容。実際に来てもらい、本物の秋田犬を触って良さを知ってもらえたらいい」と話した。
        ---引用終了---
        秋田犬DMOの一番の責任者はあんたでしょうが。中田会長。何を他人事のように。

  5. ブルーベリー より:

    神奈川県海外向け PR動画
    http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f500062/p825444.html

    このクオリティーの動画、100万円前後でお受けします
    http://spotlight-movie.com/blog/900/

    出来の良いPR動画は、いくらでもネット上に転がっていて、誰でも見れます。
    犬が狂ったように吠える動画に2000万円って・・・・  秋田スゲー

    • おそらくエキストラのバス送迎、弁当代、記念品代込で約2000万円だと思われます。
      http://www.city.odate.akita.jp/dcity/kankou/files/extra.pdf
      後楽館できりたんぽを振るエキストラとして約250名予定してましたから、花膳の鶏めし880円にお茶を出したとすると、1000円×250=25万円。限定クリアファイル・記念バッチの値段がわかりませんが、バッチはおそらく安くても500円はすると思うので、500円×250=12万5000円。クリアファイルを着けても合計40万くらいかな。やっぱり電通と作曲した音楽家に払われる金額が大きいんだろうと思う。
      合成にもカネがかかっているだろうし、わざわざ犬の鳴き声で音楽を作るのにもカネがかかったろうし、おそらく金額的には妥当なんでしょうね。でも費用対効果はおそらく期待できないかもしれない。

  6. 黒鉱 より:

    県北の話なのでコメントさせてもらいます。

    電通が手掛けたPR動画のコメント欄なんてアテにならない。
    本気なら、関連の朝鮮企業の工作企業のガーラあたりを使ってコメント欄をガンガン埋めるはずだし、掲載開始して、さっき見たら5日間で視聴回数4,613回ということは、あんまり話題にもなっていないってことだね。

    秋田犬ツーリズムってのがそもそも不思議なもので、県北地区にはもっと観光資源があると思うんですがね。

    電通ですが、一般的に予算2,000万なら、そのうち15%が制作会社の粗利、15%が電通本体への上納金。

  7. blogファンその弐 より:

  8. あじさい より:

    面白い!と思って、本質を何も考えずに最後まで見ました。注目を集めればなんでもいい、というのも問題ですが、秋田犬が天然記念物だということもコメントで初めて知り(私だけではないようです。)それだけ県民への情報提供のあり方に疑問を感じました。関心を呼ぶ提供と考えれば、反面教師がいてもいいぐらい、秋田にはうわすべりなマスコミからの報道しか、情報を得る手段が、私たち高齢者にはないということかしら。天然記念物の秋田犬は、家庭では恐れ多くて飼えないですね。実は、幼いころ実家では秋田県を雄雌で飼っていて、毎年、6~7匹の子犬が産まれて、世話が私たち兄妹の仕事でした。体は大きくとも従順で、成犬の散歩も小5くらいからしていて、子犬もモフモフして、それはそれは可愛いものでした。血統書付きだったらしいので、今でいうブリーダーみたいなことをしていたのかもしれません。大人の思惑はともかく、孫たちも真剣に最後まで動画を見ました。ただ、この動画をみても、「太白丸(雄)」「富士姫(雌)」のことは思い出しませんでした。皆さんのコメントを見ていて、思い出しましたから、動画を作成した方々の意図は伝わらなかったということです。何も考えず笑ってみていた私は、やっぱりかなり脳の老化が進んでいるようですね。しっかりしなくちゃ。

    • 誤解しないでほしいんですが、保存会に入らないと秋田犬が飼えないということはありません。現在秋田犬を飼う人が減ってしまったので、小犬を手に入れる方法が、保存会会員から小犬を譲ってもらったり購入したりするしか方法がないということです。ペットショップでも運が良ければ買えるかもしれませんが。

      元々猟犬であり、闘犬でもある秋田犬ですけど、闘犬は今は殆ど行われていませんし、猟友会もどんどん減っているそうですから、当然秋田犬も減るでしょうね。

  9. ブルーベリー より:

    中国で「ニセ秋田犬」横行 血統良ければ1000~2000万円で取引
    http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20161102/frn1611021530001-n1.htm

    曲げわっぱも、秋田犬も中国に取られましたね・・・・
    でも、「忠実で利口な犬」というイメージを、吠えまくる動画で壊しているんだから、
    秋田県が中国に文句を言える立場なのか、大いに疑問ですが?

    電通はプロなので、要望を聞いて絵コンテを幾つか出して、秋田犬ツーリズム側の指示で作っています。
    そうでなければ、最終的なゴーサインは貰えず、作り直しになります。
    要するに、電通の動画は秋田犬ツーリズム側のニーズを満たしてるわけです。
    でも、アホな発注者が注文すれば、アホなモノが出来上がります。

    数年前に、秋田市が8000万円で、EVバスを発注したけど、
    バッテリーが半分しか搭載出来ないEVバスになって、全く使い物になりませんでした。

    秋田人の意向を汲むと、アホなモノが出来上がる事が多い。
    やはりそれは感覚の問題でしょう。 
    秋田人が自信を持って選択したものが、裏目に出てしまう。
    それこそが、秋田県が日本最速で衰退した理由の一つだと思います。

    • 中国の偽秋田犬は、一部ではかなり前から心配されていたことです。でも、アメリカン・アキタに続いて、チャイニーズ・アキタが誕生したというだけという感じもします。市場経済ですから、生産量が少ないと、大量にあるニセモノに駆逐されます。市場に出回るししゃもが今は殆どカラフトシシャモになったように。でもこれは仕方のないこと。私たちは確かな目を見に付けて、偽物を掴まないようにする。自信がない場合は秋田犬に近づかない、ということになりそうですね。

      電通への発注者は、最終的には大館の観光協会の中田会長(確か最高責任者になると思う。)だと思うんですが、新聞記事を見るとどうも丸投げしている感じが強い。でなければ、映像を見て一瞬絶句したなんていう言葉は出ません。でも丸投げされた方は、表に名前が出ませんから、責任も取らずにそのままなんでしょうね。
      丸投げされそうなメンバーは、佐賀県から秋田に来た森本登志男氏と10名のシンクタンクのメンバーですけど、船頭多くて船沈むの状態になったのかなという気もしないではない。

      • ブルーベリー より:

        世界中で「AKITA」といえば秋田犬といわれるほど、 秋田犬の愛犬家が世界各国にいます。
        http://www.akita-inu.jp/original3.html

        良質な秋田犬を育てて提供してるのは、県外の業者なんですね。
        秋田県内では、殆ど保護活動をしていないようですが・・・・
        秋田県で育ててブランディングすれば、良い産業になったでしょうに。

        秋田県はニセモノを量産する中国に文句を言える立場ではないでしょう。

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