利便性や趣味よりは人命優先という単純な話

最近、blogをサボっているという”激励”(?)メールが来て、ここ一か月余り仕事で込み入ったことがあったのを理由に開店休業状態と返答。約6年間の平均では月に15記事ほど落書きしていたのだが、直近の10月、11月は低調なのは確かである。
しかし、世の中大きな事件があっても忙しさにかまけて、関心が無かったり、秋田の情報に関しても既に生活や仕事の場でもないため、傍観者としては、これといった取り上げる情報も無い気がしている。要はあまり関心が無くなってきたとも言えるが、殿様や行灯首長が来年も再選(しかも対抗馬が無く無投票当選が濃厚)といったニュースを見るとついつい『秋田は変わらないな』と考えてしまう。(秋田市だけが秋田ではないが、とりあえず秋田とする)


hennouposter11そんな中で、今朝、日本のサイトを眺めていると認知症の年寄りドライバーによる事故が多発し、免許返納の義務化だのが話題になっているようで明日は我が身と気になった。
このまま、国も地方もきちんと対処しなければ、自動車保険の料率はそれこそ単純に年齢で引き上げが当たり前になるだろう。自賠責も上げる必要があるかもしれない。
以前も書いたが、最近は筆者もアウトバーンを140km/hrくらいで走っていると気のせいか標識の見落とし(ガス・スタンド等)があったりするように感じられ、10年後は少なくともアウトバーンは走っていないだろうなと思うことが多くなった。また、ギアボックスやファンベルトのような擦れ音の周波数の高い音の一部が若いときほど聞こえなくなっているのは自覚があり、これもまた老化なのだから仕方がないと素直に認めるし、それで不便なようなら仕事や生活のスタイルを変えないといけないと普通に考えている。

認知症のドライバーによる事故が多くなったというのは、数字的には当たり前であろう。
免許を持っている年齢層が高齢化し、仮に認知症の全体の割合は変わらずとも高齢化で母数・絶対数が増えているのだから、事故を起こすのが認知症ドライバーだったという結果が増えた印象なのは当たり前である。
しかし、年齢で区切りを設けて免許を強制的に返納というのはどこか違和感がある。
ドライビングの上手い下手は年齢とは関係ないし、若い奴でも交差点で右折のタイミングが危なっかしいのもいたり、(秋田でよく見かけるが)元気なオバチャンが軽自動車で歩道を堂々と走っていたりするのを見かけることもある。(上手い下手より良識の問題か)

確かに法律で免許取得可能なのが18歳と線引きが行われているが、18歳になったら必ず運転できなければいけないわけではない。
それと同じで、何歳になったら免許返納義務というのは無意味だ。
ただ、年寄りだろうと若者だろうと、実際に運転技術があるかどうかを定期的にチェックするのはあっても良い。最近は学校の先生だってチェックが入って場合によっては再教育もあるではないか。

問題は、安全に運転できるかどうかに尽きるわけで、免許更新時に現在行われている認知症のペーパーテストと同時に、取得時の路上検定と同様の試験(試験官を同乗させて)を実施したらよいのではないか。
あの認知症検査のペーパーテストも『今日は何月何日?』だの『100から7ずつ引いて数字を言って』といったもので、本当に医学・脳科学的に認知症の判定ができるのか甚だ疑問ではあるが(そもそも認知症という変な日本語は医療業界のマーケティングの結果による疾病)、要は実際の街の中や高速を走らせてみれば、ブレーキの遅れや、車両感覚のような認知症以前の運転技術の適性は判定できるだろう。(昼間・夜間2回やるべき)
実技試験は面倒という反論もあるだろうが、これが一番確実だし、試験官が大量に必要になるだろうから新たな雇用にもなる。

都会と違って田舎は公共交通機関が無いため生活が阻害されるだとか、人によっては年寄りの唯一の趣味を奪うなといった議論もありそうだが、ダメはダメであって、それらの理由が事故で失われる人命に優先する道理はどこにも無い。
運転免許は強制的に取得させられるものではない。仕事や生活で必要に駆られる場合もあるだろうが、あくまで自己責任・自由である。それならば、運転をしないで済む仕事や生活スタイルにchangeするのも自己責任である。
ただ、都会に比較して田舎は条件が悪いため、免許返納による激変緩和への行政の対応は地域によっては、ある程度は必要だろう。
もしかしたら、結果的にそういう生活スタイルのchangeを迫られた年寄りが市街地に集中することになり、行政が(財政施策の無能さを隠すための)呪文のように唱える『コンパクトシティ』に近づく方策にも資することになるかもしれない。

年齢で返納を区切らず、ペーパーテストと実地の路上試験の合格者だけに免許更新をすべきだろう。
どころで、穿った見方をすると、年寄りの免許返納に反対するのは自動車メーカーもだろう。何といっても車が売れない現在、買ってくれるのは年寄り達。それらが免許返納によって減少してはますます困る事態である。彼らにとっては、人命は別としても廃車になるような事故はある意味welcomeなのである。
狭い日本の道路が劇的に変わることは無いだろうから、日本で無人運転車というのは限界があると個人的には予想している。自動車という基幹産業の一つが免許返納に反対する場合、政府がどう動くかは人命の重きがどうのという視点ばかりではないこともあり得る話という気がする。


今日の一曲
phil-collins-one-more-night1985
Phil Collins “One More Night”
筆者が大好きな素敵なハゲのボーカル。筆者にとっては、何度聞いても飽きない曲の一つ。
プログレ時代のジェネシスの頃はイマイチ。フィル・コリンズのライブを観に行ったことがある人はわかるがドラマーとしてもなかなかの腕だ。
娘のLily Collinsはどこか日本人ウケする美貌かな。


ブログランキング・にほんブログ村へ 
(blog rankingに参加。ご協力を。Click it!)

カテゴリー: 社会・経済, 国政・国会 タグ: , , , , , パーマリンク

利便性や趣味よりは人命優先という単純な話 への9件のフィードバック

  1. 個人的には、オートマ車のブレーキ・アクセル踏み間違い事故が高齢者事故の大部分でないかと、証拠はないが思っている。本質的解決には、自動運転車のさらなる改良を待つしか無いかな。

    話は変わりますが、国が減反廃止する時期になっていますが、秋田県は米価維持のために独自の生産目標値を設けるとテレビニュースでみました。権限を握りたい県行政の姿勢が透けて見える感じがしました。(比内地鶏の偽装問題のとき、県試験場由来の比内地鶏だけにむりやり持っていった件をなんとなく思い出します。)

    私は農家ではないので消費者の立場でコメントしますが、減反を機に好きに作らせるほうがいいと感じてます。外米(短粒米の方です)と値段的に競争できるくらいの値段になるべきではないかと。木材とか鋼材とかはとっくにそうなっています。そうなれば山間地からは農家はだんだん減ってコンパクトシティ推進の一助になるだろうし、高齢農家の引退が始まり、農地の集積化や技能のある農家の選別も起こってくると思うんですが。

    できたらこの記事も書いてほしいな。ここで農政の議論してもいけないと思いますし。

    • argusakita より:

      落書きしてみました{^^)。

      そもそも寒冷地で水害の多かった秋田で江戸時代(米≒金の時代)に新田を開発させて米作を奨励したのは佐竹氏であって、その末裔が『コメはアカン』的なコメントを出したことがありましたが、現在はどうなんでしょう?
      かの国なら、秋田がこうなったことについて先祖の不手際を非難されて当然で謝罪と賠償でしょう{^^)。

  2. ブルーベリー より:

    >殿様や行灯首長が来年も再選 (しかも対抗馬が無く無投票当選が濃厚)

    ダメな奴が交代しないから衰退の一途ですね・・・・・
    クマが跋扈しているのに愛護センター、駐車場が決まらないのに文化施設と、
    経費削減どころか、アクセル全開でハコモノ作りしている。

    一番驚くのは、危機を感じてマシな候補を擁立する動きすらない事。
    秋田県はコミュニティとして致命的な欠陥があるんだと思います。
    あまりに特殊すぎるので、秋田県を日本の高齢化社会のモデルにするのは適切でないでしょうね。

  3. 通りすがり より:

    >クマが跋扈しているのに愛護センター、駐車場が決まらないのに文化施設と、
    >経費削減どころか、アクセル全開でハコモノ作りしている。

    全くその通りだと思います。
    管理人さんが秋田に関心が無くなってきたというのも十分頷けます。

    そりゃ、殿様も穂積もやめられないでしょう(こでらぇね!)
    集めた政治資金、選挙も無いのだから、何となくばら撒いているんでしょうね。

    >秋田県はコミュニティとして致命的な欠陥があるんだと思います。
    民主的な手続きを踏んでも秋田は変わらないという諦めの空気がそうさせているのでないでしょうか。あるいは、誰がトップになっても変えようがないという頑固さ。

    • argusakita より:

      >コミュニティとして致命的な欠陥

      について私も興味があります。
      具体的には何でしょう?

    • ちょっと失礼します。
      地域経済研究会と佐竹で検索をかけたらこんなものが引っかかりました。
      http://satake-norihisa.jp/official/supporters.html
      地域経済研究会はゴルフコンペのための組織なんでしょうか?

      • argusakita より:

        よくある政治資金集めのための団体でしょう。
        ずいぶん前に一度秋田のある政治家の資金集めパーティに参加したことがありますが、飲み物だけは持ち込みなのか豊富にもかかわらず食べ物がほとんど無くて吃驚。
        焼きソバに*万円は高いでしょ{^^)
        東京なら、エビチリくらいは出るぞ・・・と。
        まあ、どこでもそんなもののようです。

  4. ブルーベリー より:

    <青森市長選> 小野寺氏が初当選
    アウガに市役所の窓口機能を入れ、市庁舎建て替えの規模を大胆に圧縮すると主張し、支持を集めた。
    http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161128_21025.html

    アウガは商業施設としては見込みがないから、役所を入れて活用し、
    新市庁舎は大幅に小さくして出費を減らすって事ですね。

    アウガ同様に破綻したナカイチに比べると現実的な改革です。 
    130億円を掛けてムダに豪華な市庁舎に建て替えた秋田市とは対照的です。

    青森は前向きな改革が打てるけど、秋田では見たことがない。
    同じように人口減の地域だけど、何かが違う・・・・

    • argusakita より:

      >同じように人口減の地域だけど、何かが違う・・・・

      改正中心市街地活性化法の活用の仕方の違いだろうと思います。
      地権者&土建屋優先の古臭い木っ端役人の集まりでしょうから、イニシアチブなんて取れないのでしょう。
      秋田市はまだ人口があるのでいいですが、近いうちに大変なことになるのは大仙市でしょうね。

コメントを残す(短めにどうぞ)

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中